や〜わ
Alphabet 参考文献 用語集TOP


や 〜 わ行
ヤマカガシ ヤマカガシ科の有毒ヘビ。体長約70〜120cm。
背面はオリーブ色や黒斑が多く、体側には紅色の斑点がある。上顎の奥と頸部に毒腺がある。奥歯は長く、毒牙の機能をもち、深く咬まれると、腫れることや血が止まらないこともあり、時に致命的。頸部の隆起を強く押すと刺激性の強い黄色の液を出す。水田や水辺に多く、蛙・いもりなどを捕食し、怒ると首の部分が赤く見える。
ヤハウェ
(Yahweh)
旧約聖書の最高神。万物の創造主で、宇宙の統治者。
エホバ(Jehovah)はヤハウェを誤読した呼び名(と言われる)。
イスラエル人の信仰する、天地万物の創造神。
ユダヤ
(Judaea)
広義にはパレスチナ全土、狭義にはパレスチナ中部のエルサレムを中心とする古代ユダ王国の地。ユダ(ヨーダー)の名前に由来し、パレスチナ南部のユダ王国、その民族、その地域をさす言葉になり、さらにはこの王国滅亡後も旧約のトーラー(律法)を信奉する世界各地の民族集団をさす。猶太
ユダヤ教
(Judaism)
ユダヤ民族(イスラエル民族)から発生した宗教。
信仰対象は唯一絶対の神ヤハウェで、モーセの律法を基礎として唯一の神ヤハウェを信奉し、イスラエルの民のために神の国を地上にもたらすメシアの来臨を信じ、旧約聖書を経典とする。狭義にはバビロン捕囚後の神殿の祭儀と律法中心のユダヤ人の宗教。
ユダヤ人
(Jew)
セム族(旧約聖書中の人物でノアの息子の一人セムが一族の元祖とされる)の一派、アラム族の一つでアモライト・ヒッタイト・フィリスタインと混血して成立。
ヤコブの子ユダ(Judah)の子孫の意。
狭義には、
(1)古代イスラエルの一支族。
(2)ユダ王国の住民。ユダ族。
(3)バビロン捕囚後ユダの地に住んだ民。
また、ユダヤ教徒を、キリスト教の側から別人種と見なして呼ぶ称。現在イスラエルでは「ユダヤ人を母とする者またはユダヤ教徒」と規定している。十字軍時代以降、ヨーロッパのキリスト教徒の迫害を受けた。
夜と霧
(Nacht unt Nebel)
「夜と霧命令」。
1941年12月6日のヒトラーの特別命令に基づくもので、非ドイツ国民で占領軍に対する犯罪容疑者は夜間秘密裏に捕縛して強制収容所へ送り、その安否や居所を家族・親類などに知らせないというもので、後にはこれが家族の集団責任という原則に拡大され、政治犯容疑者は家族ぐるみ一夜にして消え失せた。
同名の映画「夜と霧(NUIT ET BROUILLARD)」(1956年フランス製作)は強制収容所のドキュメンタリーフィルムとして有名。
ラープ
(LARP)
ロングレンジ・リコミサス・パトロール 
長距離偵察部隊 もしくは長距離強行偵察
(※準備中※)
ライフル
(Rifle)
銃身の内部にらせん状のみぞがきってある小銃。弾丸は回転して飛び、命中精度が高く、貫通力も強い。施条(しじょう)銃
陸上自衛隊
(Ground Self Defense Force)
衛庁に属する自衛隊の一つ。侵略に対して防衛する任務をもつ実力部隊。
陸上幕僚長のもとに陸上幕僚監部、五方面隊、直轄部隊、各種学校、補給処、病院などの機関からなる。
リケッチア
(Rickettsia)
細菌ウイルスの中間的な微生物の一群。
通常の細菌より小さく、ウイルスより大きい微生物で、リケッチア目として細菌に分類される。長さ0.3〜0.5ミクロン、幅0.3ミクロン程度。
最初に発見したアメリカの医学者H. T. Rickettsの名に因む。
リトルボーイ
(Little Boy)
第二次世界大戦中、広島に投下されたガン・バレル型原子爆弾のコードネーム(1945年8月6日投下)。全長3.0m、直径0.7m、重量4000kg、核物質はウラン235を使用。12.5キロトン、TNT火薬12500トン分の爆発力に相当。
略帽 (1)略式の帽子。正帽でない帽子。
(2)もと軍隊で、戦闘・訓練・作業などのときに用いた帽子。戦闘帽(もと、陸軍で戦時にかぶった略式の帽子。および、海軍の第三種軍装の際の帽子。また、第二次世界大戦中、日本で国民服着用とともにかぶったカーキ色の帽子の事。)
榴弾 弾丸の一種。人員、資材に対して、爆風、破壊および破片効果を与えるために使用される、比較的薄肉の外殻の中に大量の炸薬(爆破による破壊を目的とする爆薬のうち、砲弾や爆弾などに詰めて炸裂させる火薬)を充填してある弾丸。

(Phosphorus)
素族元素の一つ。燐化水素の燃焼などによる青白い光を発する現象「燐火」は墓地の人魂の元とも言われる。元素記号 P 原子番号15、原子量30.9738、、50度に至れば発火する。白燐、黒燐、紫燐の三種の同素体があり、化学的活性が強く、天然には単体としては存在しない。動植物の体内に含まれる。マッチ、燐酸肥料、殺虫剤などに用いられる。
黄燐 白燐の表面に赤燐の膜の生じた燐の同素体。燐酸カルシウム・コークス・砂の混合物を電気炉中で熱して製する。水に不溶、二硫化炭素に可溶。淡黄色で半透明の蝋状固体。化学式P4。暗い所で燐光を発し、ニンニクのような臭いを放つ。マッチの頭薬に黄燐を使った摩擦マッチがあったが、有毒で発火点が低く、自然発火の危険があるため現在は用いられない。
白燐 透明ろう状の固体。ふつう表面に薄い赤燐の皮膜ができて淡黄色を呈するので黄燐とも呼ばれる。
赤燐 白燐と紫燐の固容体で赤褐色の粉末。黄燐を空気を遮断して摂氏250度で長時間加熱するとできる。反応性に劣るが無毒。水には溶けないが塩素酸カリウムとすり合わせると容易に発火する。現行のマッチは、マッチ棒の先の赤燐を、箱の側面に塗った薬品(側薬)と摩擦しなければ発火しない。
黒燐 (※準備中※)
紫燐 (※準備中※)
ルドルフ・ヘス ナチス・ドイツの副総統。1894年ドイツ商人の子としてアレクサンドリアに生まれる。第一次世界大戦中はヒトラーと同じ連隊に若年兵として参加、戦後ミュンヘン大学で地政学を学ぶ。1920年にナチ党に入党。1923年のミュンヘン一揆に加わり、翌年禁固刑の判決を受けヒトラーと共にランツベルグ刑務所に収監。獄中でヒトラーの「わが闘争」の口述筆記の相手をつとめ、1933年には副総統となった。
戦後、多くのナチ戦犯が自己批判する中でヒトラーへの心酔を隠さなかった。
600人収容能力のある旧西ドイツ・シュパンダウ刑務所にただ一人収容され、職員の経費など年間1億2000万円がかかる最も高価な囚人だった。1987年シュパンダウ刑務所内で死亡、自殺とされる。
ルイサイト
(Lewisite)
強烈なびらん性の毒ガス。化学式 ClCH=CHASCl2。
暴露直後に疼痛と水泡、からしまたはニンニク臭がする。無色ないし微黄色の液体でアメリカの化学者ルイス(W. Lee Lewis1878〜1943)が発明した。 別名:ルイスガス。
ルーン文字
(Rune)
ゲルマン民族が、紀元2〜3世紀頃から使用していた文字で、初期のものは24文字から成る。最初の6文字を取って、FUTHARK又はFUTHORK(共に「フウスアルク」と発音)と呼ばれている。単純な直線・斜線の組合せから成り、キリスト教の布教と共に次第にすたれた。
北欧神話の主神オーディンがもたらしたものとされ「つぶやき」「密談」「神秘」「秘密」を意味し、この文字には大きな魔力が秘められているとされる。ゲルマン語派東ゲルマン語群に属するゴート語の文字はルーン文字、ギリシア文字、ラテン文字に基づいて作られた。
レーニン
(Vladimir Il’iF Ljenin)
ロシアの政治家でマルクス主義者。本名ウラジミル=イリイチ―(レーニンは筆名)1870生。本姓ウリヤノフ、別名ニコライ。ボルシェビキを率いてソ連邦を建設。学生時代から革命運動に従い、流刑、亡命を経験。1917年10月革命を成功させ、ソビエト政権の首班となり、新経済政策(ネップ)を提起して、社会主義建設を指導した。なおマルクス主義を帝国主義とプロレタリア革命の時代の理論として発展させ、国際的革命運動に大きな影響を与えた。主著「ロシアにおける資本主義の発達」「何をなすべきか」「唯物論と経験批判論」「帝国主義論」「国家と革命」。1924年死亡。遺体はモスクワ赤の広場の霊廟に永久保存を施されて納められた。
レーニン主義 レーニンによって、帝国主義、独占資本主義に対応できるように継承発展させられたマルクス主義者
レギンス
(Leggings)
(1)すねあて。脚絆。軍人などの皮製ゲートル。
(2)乳幼児の洋服でズボンに似てやや細長く、すそに通紐(とおしひも)をつけて土ふまずの部分にひっかけて留める。
劣化ウラン
(Degraded uran)
天然ウランから核燃料になる濃縮ウランを作るときに副生する副産物。
プルトニウムとウランの混合燃料(MOX)に使うことがある。
ガンマ線などの放射線を通さない性質を利用してガン治療の放射線照射装置の遮蔽材にも使用される。
アルファ線を放出し、半減期 は45億年だが放射線量は少ない。
天然ウランには核分裂を起こすウラン235が0.7%含まれ、これを核燃料用に約3%に濃縮すると、ウラン235が0.7%より少ないものができる。比重が19で重いため戦車砲や戦闘機・戦艦の機関砲の弾に利用すると貫通力が増す。
劣化ウラン(DU)弾
(Degraded uranium cartridge)
天然ウランの濃縮処理過程で派生する劣化ウランを弾頭に使用した徹甲弾で、鉄の約2.5倍、鉛の約1.7倍比重が重い劣化ウランを弾芯に用いることで貫徹力を強化した。比重が重いため、強い運動エネルギーが得られ、貫通力に優れている。また貫通時の衝撃で高熱を発して燃焼し、戦車内の兵士をも殺傷する。
120ミリ砲の場合、劣化ウラン貫通体の重さは約4700グラム、30ミリ砲だと約300グラム。衝撃による燃焼で、このうち70%〜20%が酸化ウランの微粒子となって大気中に飛散する。いったん酸化ウランの微粒子を体内に取り込むと肺などにたまり、 放射線や強い化学毒性による影響で、がんなど健康障害を引き起こすと言われている。

米軍が湾岸戦争でイラク戦車部隊に大量使用。米英の従軍兵に発生した疾患「湾岸戦争症候群」との因果関係が問題となっている。
レニングラード
(Ljeningrad)
ロシア連邦北西部、フィンランド湾にのぞむ大都市。
モスクワにつぐ工業・学術・文化の中心都市。1703年ピョートル大帝がネバ川下流のデルタに建設したペトロパブロフスク要塞に始まる。サンクトペテルブルグと称して1712年から1918年までロシア帝国の首都。1914年ペトログラード、1924年レニングラードと改称し、ソ連解体に伴い、再びサンクトペテルブルクに復す。
ローカル・メイド
(Rocal・made)
軍が作戦する現地で制作させた各種アイテムの総称。
別名「ローカリー・マニュファクチャー」、「シアター・メイド」。
戦地における装備の絶対数の早急な確保と、本国のメーカーに制作させるよりも現地のメーカに制作させた方が安上がりな場合に作られた。
湾岸戦争
(Gulf War)
1990年8月のイラクのクウェート侵攻に端を発し、1991年1月17日午前3時(アメリカ東部時間16日19時,日本時間17日9時)頃、 イラク軍と米軍中心の多国籍軍との間で約40日間行われた戦争。 イラクの敗北で停戦。
湾岸戦争症候群
(Gulf War syndrome)
湾岸戦争に従軍した兵士に集団的発生した白血病・癌・脱毛症・関節の痛み・疲労感・記憶障害、記憶力の低下などの症状の総称。
帰還兵のみでなく、出産異常や子供たちの先天性障害の多発が報告されている。
またテキサス大学調査では、患者の脳は健康な人よりも重要な脳内化学物質が普通の人より25%も少ないという調査結果もある。
原因としてイラク軍が使用した化学薬品、神経ガス防御用に米軍兵士に強制投与された試薬ピリドステグミン、防虫剤ディート、油田炎上や大量の石油流出による大規模環境汚染、劣化ウラン、軍が派遣前に行った予防接種、精神的ストレスによるもの等があげられている。
湾岸戦争の復員兵の約3万人が健康障害を訴えている。



や〜わ
Alphabet 参考文献 用語集TOP
参考文献 用語集TOP