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アーリア人
(Aryan)
インド・ヨーロッパ語族の諸言語を用いる人種の総称。特に、紀元前二千年紀に北インドに侵入して定着したインド・イラン語派に属する種族をさす場合もある。
「高貴」を意味するサンスクリット語に由来する。
アイゼンハワー
(Dwight David Eisenhower)
アメリカ合衆国第34代大統領。共和党出身。
第二次世界大戦では北アフリカおよびヨーロッパ連合軍最高司令官。
アウシュビッツ
(Auschwitz)
第二次世界大戦中、強制収容所(絶滅収容所)が置かれ、600万人以上のユダヤ人、ポーランド人が虐殺された代表的な都市名。
また強制収容所の代名詞に使用される。
ポーランド南部、クラクフ地方の化学工業都市オシフィエンチム市一帯が、1939年9月の戦闘の後ドイツの一部に加えられ、ナチスによって改称されたドイツ語名。
オシフィエンチム市内にあるアウシュビッツ収容所と、2キロほど離れたブジェジンカ村にあるビルケナウ収容所を総称して言われることが多い。現在は2つを合わせて「国立オシフィエンチム博物館」として、無料にて見学が可能となっている。
アオザイ
(AoDai)
ベトナム女性の正式な民族衣装。アオ(上着)ザイ(長い)という意味。
上着とパンツで1セット。上着はぴったりと体に密着し、パンツはゆったりとしている。15〜24ヶ所の採寸をして、各個人の体型を考え微調整をする。男性用アオザイもある。
アサシン
(Assassins)
暗殺者、刺客の意。
語源は暗殺を対敵戦術とした暗殺教団アサッシン派(イスラム教シーア派の一分派に対するヨーロッパでの呼称。12〜13世紀ごろ主にペルシアとシリアで活動)に由来。
アサルト・ライフル
(Aassault rifle)
突撃銃。
急襲用ライフル。
拳銃弾と小銃弾の中間的な性質を持つ弾薬を使う自動小銃
アダムサイト 毒ガスの一つ。
呼吸器を刺激し、くしゃみや嘔吐を起こさせる。
他にジフェニルシアンアルシン(DC)、クロロベンツアルマロノニトリル(CS)などがある。
アドルフ・アイヒマン 第二次世界大戦ナチスゲシュタポのユダヤ課長、ユダヤ人虐殺の責任者として600万人のユダヤ人を強制収容所へ送った張本人とされる。
大戦後はアルゼンチンに隠れ住んでいたが、1960年5月イスラエルの情報機関モサドが行方を突き止め、イスラエルに強制連行して裁判にかけた。121回の公判の結果、1961年12月15日ユダヤ人への罪、人道上の罪、戦争犯罪で死刑判決が出された。上告も棄却され、1962年5月31日死刑が執行された。
アノラック
(Anorak)
防風・防寒用のフードつき上着。防水布や毛皮でつくり、スキー、登山、釣りなどに用いる風よけジャンパー。元来はエスキモー語で毛皮製防寒上着の事。
ウィンドヤッケ(Windjacke)と同意。
アヘン
(Opium)
阿片:「アヘン」は中国の音訳で、標準では「オプチム」と表記される。
アヘンから抽出・合成される化合物は、ひとまとめにして、「オピエート」と呼ばれる。
ケシの未熟な果殻に傷をつけた時に分泌する乳状液を乾燥して得たゴム様物質で、モルヒネコデイン・パパベリン・ノスカピンなど種々のアルカロイドを含み、鎮痛・催眠作用がある。
急性中毒では悪心・嘔吐・めまいを生じ昏睡・呼吸麻痺に陥る。慢性中毒では神経・精神症状が強く、禁断現象を起す。
アルカロイド
(Alkaloid)
植物塩基。
主に高等植物体中に存在する、窒素を含む複雑な塩基性有機化合物の総称。ニコチン・モルヒネコカインキニーネ・カフェイン・エフェドリン・クラーレなど約500種。植物体中では多く酸と結合して塩を形成する。
少量で、毒作用や感覚異常など特殊な薬理作用を持つ。
安南
(Annan)
(1)ベトナムに対する中国人、フランス人などの外国人による呼称。唐が辺境統治のために置いた安南都護府に由来する。
(2)19世紀後半に、フランスがベトナム植民地を三分し、阮朝の王権を認めた中部地方を保護領として呼称したもの。
イペリット
(Yperite)
びらん性の毒ガスの一種。分子式 (C2H4Cl)2S
第一次世界大戦においてドイツ軍がベルギーのイープル(Ypres)付近で用いたところからの呼称。純粋なものは無色夢臭だが通常は不純物の混在により褐色を呈し、からし(マスタード)、もしくはニンニク臭を放つので、別名マスタードガス
インドシナ
(Indochina)
インド(Indo)とシナ(中国(Chine))の間にあるところからの呼び名。
漢字で書くと「印度支那」。
インドシナ戦争 ホー・チ・ミン率いるベトナム民主共和国(北ベトナム)がフランスに対して起こした独立戦争。ラオス、カンボジアを巻き込んで戦闘が繰り広げられた。
北ベトナム軍は、フランスの後ろ盾によって成立したバオダイ政府(南ベトナム)と対峙し、激しい戦闘が展開した(第一次インドシナ戦争)。
1954年5月、ド・カストリ大佐指揮のディエンビエンフーが陥落してフランス軍の敗北が決定的となり、同年7月21日のジュネーブ協定によりフランス軍はベトナムから撤退、戦争は終結した。しかしフランス軍撤退後、アメリカがドミノ理論を理由に介入して南ベトナムを支援、ベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)となる 。
印度大麻 インド産のアサ。また、その果穂。他の地方に産するものにくらべて麻酔性物質を多く含むので鎮静、催眠薬に用いる。植物体から抽出された麻酔剤をマリファナ、果穂からのものをハシシと呼び、喫煙すると幻覚を生ずる。日本では麻薬として輸入および所持を禁止。
ウイルス
(Virus)
病原微生物(Bacterial virus)の一つで、細菌よりさらに小さい粒子。
素焼きの細菌濾過器を素通りしてしまうので「濾過性病原体」と訳され、光学顕微鏡では見えない。バクテリオファージ(Bacteriophage「細菌を食う」生物という意味)あるいは単にファージともいい、細菌に感染して菌体を溶かして増殖する一群のウイルスをいう。
ウィンドヤッケ
(Windjacke)
ドイツの防風・防寒用のフードつき上着。アノラックと同意。
英語ではウィンドブレーカー(Windbreaker)、イギリスではウィンドチーター(Wind cheate「風をだますもの」の意)に相当。単にヤッケJacke)ともいう。
魚醤油
(うおじょうゆ)
魚類を原料として、醤油のように作った調味料。フィッシュ・ソース。
魚介類を食塩とともにつけ込み熟成させた発酵調味料で「ぎょしょう」とも呼ばれる。
有名なものはの秋田の「しょっつる」(原料:ハタハタ、イワシ等)、奥能登の「いしる」(原料:イカの内臓、イワシ等)、香川の「いかなご醤油」(原料:イカナゴ)、タイの「ナンプラー」、フィリピンの「パティス」、中国の「魚露(ユイルウ)」、ベトナムの「ニョク・マム」など。
ウラン爆弾 ウラン235を主材料とした原子爆弾
初期の核兵器で、広島に投下された爆弾がこれに当たる。
また、周囲をウラン238で包んだ水素爆弾で、ウラン238が核分裂を起こし、水爆の数十倍の放射能を出すものもある。
エコサイド
(Eco-Cide)
Ecocide ecology(生態学)とGenocide(大量虐殺)との合成語。
一地域を爆撃によって、または、生物・化学兵器を用いて、人間とそれをとりまく環境全体を破壊しつくすこと。
エボラ出血熱
(Ebola haemorrhagic fever)
1976年スーダンとザイール(現、コンゴ民主共和国)で発生した、現地に常在する大型ウイルスの感染によって起きる、ウイルス性出血熱の一種。
頭痛・筋肉痛・下痢・嘔吐の後脱水症状をおこし、吐血・鼻出血・下血があり、極めて死亡率の高く、致死率は8割に近い。病原はザイール北部エボラ(Ebola)川流域の患者から分離。病原体ウィルスは、猿にも人間にも伝染する「エボラ・ザイール」と、猿だけに伝染する「エボラ・レストン」の2型がある。
エボラ・ウイルスはエマージング・ウイルスで、治療法がない。ウイルスで汚染されたものへの接触(傷からの感染)が主で、患者からの飛沫感染は少ないとされている。2週間ほどの潜伏期を経た後、急激に発病。頭痛、高熱、咳をともなう胸痛などが始まり、ついで嘔吐や下痢が起こる。1週間ほど経つと鼻血、吐血、下血のほか、歯ぐき、膣、皮下などからも出血するようになる。国際伝染病の一つ。
エマージング・ウイルス
(Emerging virus)
普段はどこに潜んでいるのか分からないウイルスが、ある日突然、出現して人類を襲うタイプのもの。転じて人や動物の体内を宿主として出現した新型ウイルス。また,既存のウイルスで,感染例が急増したり,これまでと異なった場所で確認される再現ウイルスの事。
このタイプのウイルスがなぜ普通の病原体と違って、ある期間流行すると、かき消すように姿をかくし、次の出現までどこに身を潜めているのか、ほとんどわかっていない。環境や生態系の変化によって、ウイルスに都合のいい状態になると、凶暴化して猛威をふるうらしい。
エリート
(Elite)
ある社会で、将来その社会の知的指導者層の一人となりうるような優秀な素質、力があると認められた者。また、その結果として社会的に高い地位を与えられて、指導的な役割を果たしている人。選良。
押忍 海軍用語で「お早うございます」が簡略化され、その結果、最初の「オ」と語尾の「ス」が残ったもの。
一般に空手を学ぶ人たちの挨拶として捉えられているが、後から「押忍」と漢字表記を当てはめて新たな意味を生じた言葉らしい。



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