河井継之助


越後の長岡藩、最後の家老。明治維新の北越戦争(戊辰戦争)で薩長の官軍と闘い戦死。
昭和38〜40年頃、司馬遼太郎は継之助を主人公に毎日新聞の連載小説『峠』を書いている。

「トビ色の眼をした男」

司馬遼太郎は、この小説で継之助をこう呼び、彼が長岡藩をスイスのような独立国にしようとして戦ったように描いていたと記憶している。まだ地方分権や地域主権が話題にもならなかった時代であった。

平成8年7月25日、鳩山由紀夫氏と会食の写真撮りの折、北海道選出の氏に「北海道は独立しないですか?」と訊ねたものである。この唐突な問いに、鳩山氏は「独立したら、やっていけませんよ」とビックリしながらもにこやかに返され、ドイツとルクセンブルクの関係や連邦制などについての考えを氏に披瀝したものだが、全ての自治体(市民)がこの選択肢を留保していると理解している。

司馬氏が30年ほど後に『峠』を書いたら、どのように書いただろうか。誰かこの視点で脚本を書き、是非、NHKの大河ドラマなどにして貰えないかと思うものである。


後年、大久保利通を暗殺した加賀藩士・島田一郎は官軍として北越戦争に従軍している。

河井継之助に詳しいホームページへのリンク
谷 将司氏の幕末歴史館
石光俊介氏の蒼龍窟が行く
ぼくの出身地、長岡の歴史!

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