若き日のモーツァルト

2004年5月11日「火曜日」・合唱団結団式
市民音楽祭は今年が第16回。私は第11回から連続の6回目の参加となった。
今年の会員数はどれくらいだろうか。発表がなかったので分からないが、昨年よりは少ないようにも感じられる。
合唱を通して市民文化の振興、文化の広がりを目指しているようだが、裾野の拡大はなかなか思うようには行かないようだ。 せめて100人のメンバーが集まればいいのだが…

高岡市民音楽祭合唱団2004の今年のテーマは、「若き日のモーツァルト」となっており、全部で4曲を合唱する。

アヴェ ヴェルム コルプスは最晩年の作品だが、他の3曲はモーツァルトが15歳から20歳頃までの作品とのこと。

曲数は少ないが、1曲が10分ほどの大作もあるので、暗譜するのに苦労させられそうである。

合唱指導のm先生が渋滞に巻き込まれたとかで、1時間ほど遅れて到着された。

レッスンの合間の先生の話が雑学的でもあり面白い。 今日は声帯についての話だった。

m先生さえもが、声帯の働きや使い方を勘違いしていたとか。

低い声のレベルは遺伝的に決まっているらしく、トレーニングしても音域は広がらないようだが、高い声はトレーニングによって出せるようになるとか。

声帯は長く引き伸ばして発声するが、高音では、その長い声帯の一部分だけを使って発声しているとか…

う〜ん、難しい話だ。先生さえも勘違いされるのだから、ど素人の私達がわからないのも無理はない。

息が苦しくなったときは、ヘソの下・タンデンに意識を置く。 地声を出さないなど、発声法についての事柄を毎年繰り返して話される。

レッスン初日でもあり、軽い発声練習の後で、「アヴェ ヴェルム コルプ」を約1時間歌う。

私にとっては、昨年の発表会依頼、半年ぶりの練習でもあり、全く声が出なかった。

6ヶ月間のブランクは大きく、声も出ていないし発声も全くできていない。

4曲中2曲の楽譜が遅れているらしい。 指揮者の天沼裕子氏の指定の楽譜が日本にはないらしく、ドイツまで手配しているとか。取り寄せるのに2週間ほどかかるらしい。

天沼裕子さんは今回が7回目の指揮となる。いわば、高岡市民音楽祭の常任指揮者ともいえるだろう。

自らもチェロ奏者であり、エレガントでダンス的なタクトを振るという。見えないことが本当に残念である。

さっそく、例年のように自分用のテキスト楽譜の作成にとりかかった。 面倒な作業だが、これがないと何も始まらない。私の合唱は、このテキスト楽譜の作成から始まる。

11月の発表会までに25回のレッスンが予定されている。 今年はどんな曲なのか今のところ全く分からないが、新しい曲を歌える事の期待でいっぱいである。


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