【夜高行燈とは】

 承応2年(1653年)当地方の鎮守の神として伊勢神宮より御分霊を勧請した折りに、この御分霊の行列が加賀の国境倶利伽羅峠のあたりにさしかかったところ、日暮れとなったという。
 この知らせを飛脚で知った村民が、各々手に手にみちしるべの行燈(あんどん)を持ち、この行列を全村を挙げてお迎えをしたのがその起源であるという。
 田植え(農繁期)も終わって植え付けの完了を祝う報恩と慰安と虫除けの行事を恒例とする田の祭りは、広く当地方の永い民俗伝統で、夜高行燈は田祭りの行事として当砺波地方の方言「やすんごと」の日に五穀豊穣・天下泰平・豊年満作を神社に参詣祈願したのがその由来であるという。 
 三百年以上の伝統を持つこの夜高行燈は、私達の村では毎年6月10日・11日の2日間に渡り、全村民を挙げて盛大に行われます。




 私達の村では、子供達が手持ち行燈を片手に各家を巡回し、その後ろを父兄が制作した大型の行燈を引き回します。
 子供達は各家を巡回した際に下記の歌詞の夜高の歌を歌い、豊年満作を願います。
 大型の行燈の高さは約5.5mと大きく、制作にはゴールデンウィーク明けから当日までの約1ヶ月間を費やします。 私達の住む若林地区では、地区内4村がおのおの行燈を制作し、村内の巡回を行います。
 夜高行燈の有名な場所としては、小矢部市内の『津沢』やお隣の『砺波』・『福野町』がありますが、これらの行燈は更に大きな物で数も多く、最終日には行燈同士をぶつけ合う勇壮なけんかが行われなかなかの迫力です。
 是非一度ご覧になってみて下さい。


 

【大型行燈の全景】

 

【夜高行燈巡回主役の子供達】


【夜高の歌】

 この歌は私達の村の夜高行燈で昔から(お父さんが子供の頃から)歌われているものです。
 歌詞の内容は場所により違っているようですが、先に紹介した「津沢」や「福野」では夜高行燈が観光化されており、その地名を用いた歌も歌われています。

 1.東山からねーね にーしのやーまーでぇもーよ
   くもーがーいとーかーけ ささやーまくーもーが
   ちょいやさ ちょいやさ さっさどっこさーのさっさっさ

 2.ことーしゃーほーねーん ほにーほーがーさーいてよ
   いねーにーこがーねーのはーなーがさーく
   ちょいやさ ちょいやさ さっさどっこさーのさっさっさ

 3.ほたーるーこいこーい あおーたーのまーつーり
   むらーのーよたーかーのうたーをきーけーよ
   ちょいやさ ちょいやさ さっさどっこさーのさっさっさ



平成9年度の【行燈製作と巡行の様子】をご覧になりたい方は、 ここ をクリックして下さい。

写真が多くて少し重いかも知れませんが、「当日の巡行」に加え「行燈製作の様子」も紹介してありますので、一度ご覧下さい。



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