平成9年度も6月10日(火)・11日(水)の両日に恒例の夜高巡行が華やかに行われました。

今年からは行燈の製作作業にお母さん達も加わり、そのおかげもあり例年になく華やかな行燈ができました。


【行燈製作の様子】

※絵付けと墨入れ

・竹で組み立てられた行燈の枠はほとんどを毎年使用しますが、その年の特長を付けるため十数種類ある行燈の内一つは改造が加えられます。

・その行燈の枠に毎年新しい紙を貼り直しますが、この紙貼り作業に行燈製作作業1ヶ月間の内の約半分を費やします。

・紙貼りが完了すると今度は絵付けです。この作業には今年からお母さん達も加わり、自慢の腕を振るってくれました。

・えんぴつ等で下書きされた絵は木炭や墨で仕上げを行います。この墨入れを行う事により、描かれた絵は後で色を入れた時にくっきりと浮かび上がります。

P.S. 手前にいるのが、うちのお母さんです。がんばっています!


※ロウ引き


・墨入れが終わると、今度はロウ引きです。

・色を塗るときににじんだり混ざったりしないように、墨の部分に筆でロウを塗ります。

・ロウはコンロで溶かして使うので、うまく塗らないとロウがにじんで絵がつぶれたりロウが垂れてせっかくの絵が台無しになってしまいます。

・ロウは熱しすぎると沸騰し泡が出るし、冷めると固まってしまい塗れないので、とっても難しい作業です。


※色付け

・最後の仕上げは色付けです。

・一度塗ってしまうとやり直しが出来ないので、色付けには慎重さと色彩感覚が必要となります。その行燈が最終的にどの位置に取り付けられ、周りの行燈がどんな色付けをしているかを考えなければなりません。

・顔料は手に付くとなかなか取れません。また、床に垂らしたりこぼした顔料が足やズボン・靴下に付き、色付け途中のお父さんお母さんの足や手には赤や青の色で行燈のようになってしまいます。

・左の写真は、色付け途中の車輪で、行燈の左右取り付けられます。






※完成品

・左の写真が組立を完了した行燈の完成品です。

・組立はクレーン車を使って行います。

・完成した行燈の高さは約5.5m、重さは量ったことはありませんがお父さん達が5〜6人で押してやっと動かすことができるくらいで、1トン以上はあると思います。

・この行燈の車輪は車のタイヤを使っているのでまだ軽いですが、大きな夜高行燈になると鉄車輪を使うので大人20人〜30人で引き回し、方向転換をする時には「よいやさ!」とかけ声を掛け合って30人〜40人で動かします。

【平成9年度の夜高巡行の様子】

   

今年も子供たちが頑張りました。
そして子供と大人が一つになって村の伝統行事の継承を喜びました。
夜高行燈は村中を練り歩き、村人たちは去年にまさる豊年満作を願い、もうすぐやってくる夏を祝いましたとさ。


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