吉本隆明1999年著作リスト


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刊行形態 Book
著者 吉本隆明
著者 梅原 猛
著者 中沢新一
刊行年月 9901
標題 日本人は思想したか
掲載誌(紙・書)名 新潮文庫
出版社 新潮社
出版地 東京
区分 鼎談
キーワード 日本人/思想/和歌/歌物語/宗教/近代/現代
見出し・語録 
1日本人の思想の土台
「日本思想」という言葉の意味/へーゲル的な国家観への抵抗/アイヌ・沖縄・本土を繋
ぐもの/近代主義の限界点/技術の本質と自然/この世とあの世から見る目/日本語とい
う遺伝子

2日本人の「思想」の形成
ギリシャ思想と日本思想のはじまり/行基の重要な役割/「天つ罪」と「国つ罪」/「十
七条憲法」の背景/「山の仏教」の精神/国家も文字もつくらない文化/稲作は城壁をつ
くる思想に似合わない/本居宣長の国学について/古代の怨霊を見失った近世合理主義/

3歌と物語による「思想」
和歌の発生について/「古事記」は歌物語/国家神話のつくり方/ファルス『竹取物語』
/非政治的文学はいつ成立したか/「源氏物語」の四季感が桂離宮の美学/「幽玄」の持
続と解体/「今昔物語」以降のアモルフな世界

4地下水脈からの日本宗教
「毛坊主の系譜/親鸞は聖徳太子の生まれ変わりか/死んで甦る「思想」の展開/法然の
デカルト的思考/多神教と一神教の起源/縄文的な宗教心と踊りや芸能/正当派仏教と日
本思想としての仏教の臨界点/怨霊鎮魂も日本人の宗教/

5「近代の超克」から「現代の超克」へ
京都学派による哲学の誕生/「近代の超克」の影響力自己愛と分裂性パラノイア/人間中
心主義の限界/柳田・折口の対立/超近代小説の可能性/危ないところで生きる
終りにひと言 吉本隆明/鼎談の楽しさ 梅原 猛/とりあえず、ここまで 中沢新一
注記等 新潮社より1995年に刊行された単行本を文庫に収録したもの。

刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9901 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第15回:〈インター ネットを撃つ!その1〉インターネットで精神や心は絶対に発達しない! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 1 掲載頁 106-107 区分 インタビュー キーワード コミュニケーション/次元連結/交通/マルチメディア/指示表出/第4次産業/無形 見出し・語録 インターネットで発達するのは感覚だけだ!精神や心も発達すると主張す る情報科学者たちは誤っている/インターネットの意義を強調する立花隆の欠落点。パソ コンを「今、覚えなきゃダメ」なんてことはない! 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 鶴見俊輔 刊行年月 9901 標題 対談 未来への手がかり 掲載誌(紙・書)名 北日本新聞 出版地 富山市 掲載頁 28 掲載年月日 1999.1.1 区分 対談 キーワード 高齢化社会/老体/家族/教育/消費社会/国家 見出し・語録 希望はトンネルの向こう/老いも悪くない/開かれる日本へ/国民に政府リコール権を/ 親は”背中”見せよ/新しい倫理必要 注記等 共同通信配信
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 鶴見俊輔 刊行年月 9901 標題 不透明な時代から:年始対談 上 掲載誌(紙・書)名 北日本新聞 出版地 富山市 掲載頁 掲載年月日 1999.1.5 区分 対談 キーワード 敗戦/太宰治/軍国少年/第一時戦後派 見出し・語録 注記等 共同通信配信
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 鶴見俊輔 刊行年月 9901 標題 ”老齢のきつさ”を言葉に―自分本来のもので勝負:年始対談 不透明な時代から 中 掲載誌(紙・書)名 北日本新聞 出版地 富山市 掲載頁 13 掲載年月日 1999.1.7 区分 対談 キーワード 高齢化時代/老齢/老年/老体/言葉 見出し・語録 逆立ちする画家/楽しみの質/目覚めたら和歌 注記等 共同通信配信
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 鶴見俊輔 刊行年月 9901 標題 精神の母型から考える未来―「引っ込まないで」進もう:年始対談 不透明な時代から 下 掲載誌(紙・書)名 北日本新聞 出版地 富山市 掲載頁 15 掲載年月日 1999.1.8 区分 対談 キーワード 転向/親鸞/法然/戦後思想 見出し・語録 分かってくれる人/遠い未来へ/客観が動く 注記等 共同通信配信
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9901 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(145)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(3)無限遠点からの視線 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 9 掲載年月日 1999.1.8 区分 インタビュー キーワード ランドサット/映像/筑波科学万博 見出し・語録 断層が明瞭に見える/バーチャルな現実 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9901 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(146)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(4)都市の拡張された空間 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.1.15 区分 インタビュー キーワード 映像/仮設空間/都市論/ 見出し・語録 富士通館での体験/内装専門家の試み 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9901 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(147)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(5)視線の境界を超えた光景 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.1.22 区分 インタビュー キーワード 視野空間/異化作用/パラリアリズム/ハイパーリアリズム/芸術運動/言 葉/映像/絵画/音 見出し・語録 高次元化する作用/都市と超都市の対立 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9901 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(148)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(6)イメージの歴史的な経緯 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.1.29 区分 インタビュー キーワード 自然概念/天然/自然史的自然/原始未開/アジア的/共同幻想論/母型論 /表現転移/高度消費社会/価値と意味 見出し・語録 カフカと音/価値と関わりなく 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9902 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第16回:〈インター ネットを撃つ!その2〉現代の情報科学、情報工学は戦争の悪しき副産物だ! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 2 掲載頁 114-115 区分 インタビュー キーワード 文芸評論/科学技術/倫理/価値増殖/感覚/軍事情報技術 見出し・語録 ”インターネット文学”を目指す村上龍への疑問。ネット上のファンたち に作品解説を書かせて意味があるのか!/インターネットが「草の根民主主義」を促すこ とはありえない!メディア論の元祖=マクルーハンは間違っている! 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9902 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(149)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(7)どこで判断は決まるか 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.2.5 区分 インタビュー キーワード 光景/イメージ/価値判断 見出し・語録 ヘーゲル的な解釈/二重に映った基準 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9902 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(150)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(8)言葉の芸術とイメージ 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.2.12 区分 インタビュー キーワード 文学作品/意味/価値 見出し・語録 テクノロジーの媒介/イメージ喚起が必須 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9902 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(151)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(9)パライメージとは何か 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.2.19 区分 インタビュー キーワード オルト(orto)/メタ(meta)/パラ(para)/宮沢賢治/映像 見出し・語録 矛盾を考えに入れて/作品を解明する条件 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 9902 標題 特殊 掲載誌(紙・書)名 奇抜の人 出版社 平凡社 出版地 東京 掲載頁 359-385 区分 インタビュー キーワード 埴谷雄高 見出し・語録 現在、埴谷雄高さんの作品をどう評価されますか。/彼の現実への対応に ついて、どう思いますか。/埴谷雄高さんにはじめて触れるのはやはり「近代文学」です か。/その当時どう評価されましたか。/生きることも危ういという戦後のショックが あったわけですが、その後「これで生きていける」という時期はありましたか、あったな らいつでしょうか。/『死霊』を章毎にはどう思いますか。例えば最初がよく最後は駄目 だとか、またはその逆だとかいった感想があると思いますが。/現実の、埴谷さんに会っ て思うことは何ですか。/ご自身と埴谷さんの共通点、相違点についてはどう思われます か。/埴谷雄高さんの年代との違いとしてご自身の年代の持つ特徴は何だと思いますか。 /ご自身のなかで今までを通して重要な観点や関心は何ですか。/埴谷雄高さんに拡大し た場所から戦争を見るという発想があったのは意外ですが、今おっしゃった「分散させて 過去を遡る」という吉本さんの考えに絡めて詳しく伺いたくなりました。というのは、お 二人の差に関してみると、埴谷さんは過去や未来を割と直線的に捉え、吉本さんは多角的 に捉えているように思えるからです。そして埴谷さんの直線的な捉え方について実は批判 があるのではないでしょうか、そこを伺いたいのですが。/埴谷さんの思想の間違いとい うのはどこですか。/埴谷さんがくりかえし書いた「存在の革命」とは何だと思います か。/さきほどの見通しと絡めて、ご自身にとって分岐点はありますか、あればいつです か。/阪神、オウム以後の変化で、ご自身の考える切り口も変化しましたか。/阪神、オ ウム以後にご自身の死生観は変化しましたか。
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9902 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(152)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(10)フロイトより深い無意識へ 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.2.26 区分 インタビュー キーワード パライメージ/無意識 見出し・語録 映像に最も近い効果/賢治的表現の可能性 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第17回:〈オウム真理 教を改めて問う その1〉優れた宗教家が人格者とは限らない! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 3 掲載頁 112-113 区分 インタビュー キーワード 『生死を超える』/ヨーガ/土俗宗教 見出し・語録 法律で思想や宗教は裁けない!裁判で奇行を演じても麻原への評価は変わ らない/オウムは麻原を「生き神様」とする原始仏教だ!「生き神様」でも人格的に劣る ことはある 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(153)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(11)詩人と無意識の問題 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.3.5 区分 インタビュー キーワード 吉増剛造/宮沢賢治/島尾敏雄 見出し・語録 意味を犠牲にして/固執している問題 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(154)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(12)戦争が終わった時の反省 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.3.12 区分 インタビュー キーワード 島尾敏雄/普遍文学/表現 見出し・語録 特異な感覚を持つ/現実全体のイメージ 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(155)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(13)柳田国男と普遍文学 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 1999.3.19 区分 インタビュー キーワード 民俗学 見出し・語録 現実と文学の関係/評価が全く変わる 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 中田 平 刊行年月 9903 標題 ミシェル・フーコーと『共同幻想論』 出版社 丸山学芸図書 出版地 東京 区分 共同幻想論 キーワード 共同幻想/ミシェル・フーコー 見出し・語録 序 第1章 消費資本主義の終焉から贈与価値論へ 日本の農業問題、消費資本主義/贈与価値/旧ソ連の近未来/近代国家、民族問題/世界 市場/消費資本主義のもとでの「公害」/天皇制/日本人の起源/「共同幻想論」翻訳ま で/シンポジウム「フーコーの世紀」/フーコーの圧倒的な印象/「性の歴史」とエイズ の予感/多面的なフーコー/世界思想の条件 第2章 吉本隆明「共同幻想論」を語る 『共同幻想論』のモチーフ/三つの幻想概念/フーコーの『言葉と物』と対談の印象/ 『共同幻想論』のフランス語訳をめぐって/フーコー・シンポジウムと翻訳出版の実状/ 『共同幻想論』と天皇制問題 第3章 『共同幻想論』のフランス語訳の完成にいたるまで そもそもの始まり/フーコーの死/田村隆一の訳詩集DEAD LANGUAGE/大岡昇平の 『野火』Les Feux/『古事記』KOJIKI, Chrononique des choses anciennes/エリ セーエフの日本文化論Les civilisation japonaise/ハイデガーの『存在と時間』の翻 訳について/国立国会図書館における日本文献の地 /あこがれのガリマール書店/大学 紀要での公表/統語法をめぐって/フーコー・シンポジウム/大江健三郎氏の返答 第4章 ミシェル・フーコーと『共同幻想論』 はじめに/『世界の散文』と「世界という散文」/メルロ=ポンティの「表現」 expressionとフーコーの「再現」representation/精神分析学と民俗学/フーコーと吉 本隆明の対談「世界認識の方法」/集合的幻覚fantasmes collectifsではなく/ 「共同幻想」illusion commune/フーコーの矛盾/禁制と黙契/憑き、あるいは共同幻 想の個人への憑依/巫覡と巫女/他界、死とは何か/生、誕生とは何か/母系社会の存立 構造/家族とは何か/母系社会から父系社会への転化/国つ罪と天つ罪/日本国家の起源 /おわりに あとがき
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 詩人・評論家・作家のための言語論 出版社 メタローグ 出版地 東京 区分 言語論 見出し・語録 I言葉以前のこと 内コミュニケーションを考える/胎児に文字を教える/目を閉じたままでみえたぼく自身 の体験/アイヌの歌にみられる体内体験/言葉の異常と精神の異常は性質が似ている/内 コミュニケーションの原型は一歳未満にできてしまう/出生で受ける大きなこころの傷/ 乳児にとって母親は全世界/内面を豊かにする育て方/よい母親とわるい母親/日本的育 て方と家庭内暴力/理想的だった明治時代の親子関係/親子間の大きな世代的ギャップ/ 母親と家庭内暴力/太宰治と三島由紀夫の一歳未満のころ/母親がつくる物語の枠組み/ 理想的なよい母親の日本的育て方/三島由紀夫の出生の記憶/児童期、学童期の段階につ いて問う/異常の兆候は中学生であらわれる/こころの宿命を越えて生きるということ II言葉の起源を考える 言葉の〈自己表出〉と〈指示表出〉/内臓にかかわる表現と感覚にかかわる表現/三木成 夫さんの理論に言語論を対応させる/指示表出と自己表出を軸にした円/言葉の表情はさ まざまに変わる/「早く起きて」と「午前五時に起きて」の違い/文学にとっての最後の 問題/病気という概念と言葉の関係/固定観念が言葉の異常を生む/言葉の表現には「リ ビドー」が伴う/宮沢賢治の文学と自己表出/フロイトと言葉以前の言葉/未開原始の言 葉を類推する/日本語の起源を考える/逆語序である琉球沖縄語/「腹黒い」という内臓 語/民族語の特色が生まれる理由/日本の詩歌とメタファー III言語論からみた作品の世界 日本語の詩歌の最初の形式/片歌が最古の形式だという賀茂真淵の指摘/片歌から和歌へ と移る道筋/東歌は上句と下句が同じ構造をもつ/日本語の詩歌にしか起こらない〈虚 喩〉/枕詞の最初のかたち/アイヌ語と枕詞/折口信夫と奈良朝以前の日本語/言語論を 応用した大塚金之助の歌の理解/単調なようで複雑な転換がある作品/文学作品の価値は 韻律・選択・転換・喩で尽くせる/幻想的な描写を生むパラ・イメージの視点/決定的に 分析し芸術価値を批評する/主題は作品の芸術価値と一義的なかかわりはない/日本と西 欧の文学理論 あとがき
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 近代の果て、現在の果て 掲載誌(紙・書)名 近代日本文化論 9 宗教と生活 出版社 岩波書店 出版地 東京 掲載頁 157-186 区分 インタビュー 見出し・語録 1「第二の敗戦」のなかで 2比較のなかの近代化と宗教 3国家をどう開くか、宗教の役割は何か 4オウム事件再論 注記等 インタビュー/山折哲雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(156)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(14)理念と宗教から等距離に 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.3.26 区分 インタビュー キーワード 普遍文学/普遍思想/普遍理念/祭祀/天皇制/ユタ 見出し・語録 柳田に対する評価/普遍的な場所から 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9904 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第18回:〈オウム真理教を改めて問う  その2〉麻原に「精神の深さ」はない! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 4 掲載頁 114-115 区分 インタビュー キーワード 原始仏教/胎児/無意識/契機/人間関係 見出し・語録 中沢新一の『虹の理論』はなぜオウムで読まれたか。麻原は毛沢東よりはるかに小さな 怪物だ/経済的豊かさが生んだ「精神の大欠乏」。麻原に親鸞の独創性、普遍性は見られない 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9904 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(157)第十一部=『ハイ・イメージ論』をめぐっ て(15)アジア的王朝以前の問題 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.4.2 区分 インタビュー キーワード 琉球王朝/大嘗祭/鎮守/アフリカ的段階 見出し・語録 村々の祭と王朝の祭/柳田の視点の奥行き 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・内田隆三
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9904 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(158)第十二部=丸山眞男について(1)吉本隆 明氏が語る 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 1-2 掲載年月日 1999.4.16 区分 インタビュー キーワード 戦後思想 見出し・語録 江戸時代の思想を学ぶ:丸山学派の中では橋川文三を評価/ファシズムの 定義:離れていったときの認識と理由/弱点が一挙にでる:現在的な生々しい問題にふれ ると 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9904 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(159)第十二部=丸山眞男について(2)実証的なリゴリズム 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.4.23 区分 インタビュー 見出し・語録 ヘーゲル的ではない/今でも影響力がある 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 9904 標題 現代学生論:精神の闇屋の特権を 掲載誌(紙・書)名 日本の名随筆 別巻98 昭和II 出版社 作品社 出版地 東京 掲載頁 73-79 区分 随筆 キーワード 学生/太宰治 見出し・語録 「学生は宙吊りにされたインテリゲンチャである。ある日、ぷつんと綱をたち切られる。 綱をたちきるものは何であってもよい。かれはどこにおちてゆくのか?ある者は、株式会 社機構の末端の事務椅子や計器の前に。ある者は精神の合法性のほかになにもゆるされな い革新的なまたは保守的ジャーナリズムのデスクに。あるものは、現状維持のほか何も欲 しない労働運動の書記の椅子に。そして少数のものは、『くり返しによって、おどかしに よって、仮面をかぶったおどしによって、一挙にあらゆる論争の上に席を占め』たがる政 治的屑のあつまる集団へ。  しかし、現状ではたとえどこにおちても、生きてゆくことは依然として困難であること にかわりはない。だから精神の闇屋にとっては、おちてゆく場所を択ぶことも、択ばない こともおなじようにみえるはずだ。どこへいってもこの世は明るい地獄だということを熟 知しているから。ただ、学生はいわば普遍的な存在だが、いったん綱をたちきられてしま うと、おちた場所の特殊性をとおしてしか普遍がみられなくなることは疑いない。やがて、 いやでもじぶんがただの生活人であることをおもい知らねばならない。だからこそ、普遍 的な視野の幻想は、はやく醒めない方がよいのであある。そして、醒めないうちに、醒め たものにはけっしてできない知識や思想や運動を蓄積したほうがいいとおもう。」 注記等 出典『擬制の終焉』1962.6 現代思潮社
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 9904 標題 匂いを讀む 出版社 光芒社 出版地 東京 区分 文学・心理学・医療・化粧 見出し・語録 匂いを讀む 「匂い」という古語/いい匂いと嫌な匂い/香を聞く/匂いの病気/匂いの本性/匂いは 以前の匂い/匂いの描写/匂いと「こころ」/転移する匂い/匂いの起源/万葉集の匂い /古今集の匂い/正徹のばあい/『おもろそうし』のばあい/芥川龍之介のばあい/宗教 の匂い/匂いの原義/漱石の証拠/西行歌のばあい/随筆の匂い/折口万葉のばあい/匂 いと人種 現代における匂いとは何か 対談 平田幸子/吉本隆明 匂いの強さと幻嗅/漱石山脈の作家たち/匂いの多面性について/匂いの感覚と言葉/匂 いの宗教性について/香水調合の知られざる世界/匂いに対する地域差と無臭性/匂いと 香りの違い/好きな匂いとは?/男性用の香水と女性用の香水/香水とワイン/日本人好 みの匂いとは?/エロスと匂い/匂いを消す あとがき
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9904 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(160)第十二部=丸山眞男について(3)学園紛争の時の印象 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.4.30 区分 インタビュー キーワード 「丸山真男論」/「一橋新聞」 見出し・語録 高島善哉以来の伝統/和辻と似た読まれ方 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9905 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第19回:〈小林よしのり『戦争論』 を批判する その1〉人間の「弱さ」を見据えないからウソになる! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 5 掲載頁 114-115 区分 インタビュー キーワード 大東亜戦争/満州国/戦後左翼/戦後民主主義/市民主義 見出し・語録 日本が「侵略」したことは否めない。小林よしのりの主張は半面しか捉えていない!/ 特攻隊は思い悩みながら飛び立った。人間の「弱さ」を否定する理念はすべてウソだ! 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 著者 山折哲雄 刊行年月 9905 標題 対談 親鸞、そして死:思想と信仰のはざまで 掲載誌(紙・書)名 アエラムック 掲載頁 168-175 掲載年月日 1999.5.10 区分 対談 キーワード 親鸞 見出し・語録 超長寿者の生/不定な生死/往生の主体/倫理の解除/人はどこまで救わ れるのか/信と不信の着地点
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9905 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉「そんなに正義は素晴らしいか?」: 「年寄りの話を、若いヤツが聞こうなんて思っちゃいけねえんだ」の第1回 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 18 掲載頁 56-59 掲載年月日 1999.5.11/18 区分 インタビュー キーワード 仕事 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9905 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(161)第十二部=丸山眞男について(4)丸山学派と行政改革案 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 6 掲載年月日 1999.5.14 区分 インタビュー キーワード 国家論/制度論/行政改革/構造改革派/丸山学派 見出し・語録 二重の偽装によって/政党の理念のなかに 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9905 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉「生きるって何だ?!」の第2回 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 19 掲載頁 78-81 %8 1999.5.25 区分 人生相談 キーワード 刑法/死 見出し・語録 糸井重里・前座前白/泥棒/善悪の基準/生きる意味 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9905 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(162)第十二部=丸山眞男について(5)丸山眞男の影響力 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 %8 1999.5.21 区分 インタビュー キーワード 市民民主主義 見出し・語録 新しい政治の方向性/官僚の世界に浸透 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9905 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(163)第十二部=丸山眞男について(6)後の世代に期待する 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 %8 1999.5.28 区分 インタビュー キーワード 価格と価値の乖離 見出し・語録 少しずつでも風穴を/恐慌にはならない 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 9905 標題 少年 出版社 徳間書店 出版地 東京 区分 少年論 キーワード 少年期 見出し・語録 第1章 生まれ育った世界 天草を恋しがったおじいさん/父から学んだこと/衰退する街/キンちゃんと呼ばれていた/悪ガキ との別れ/昼間の星/4号埋立地 第2章 遊びの世界 ベエ独楽と朝礼/悪事まがい/性の匂いと懐かしい遊び/先生の身びいき/今氏先生の私塾 第3章 少年と文学 「書く」ことのはじまり/胎内からの怖いイメージ/「幼い詩」と「大人の詩」/詩の行き詰まり /プロの詩人たち 第4章 少年の世界 少年の難しさ/「子ども」との別れ/芯の通った悪ガキ/いじめられっ子の気持ちといじめっ子の 気持ち/いじめについての宮沢賢治の回答/援助交際は悪いか 第5章 崩壊した家族のコミュニケーション 少年Aと呼ばれる少年について/少年Aの心を癒すもの/現在の消費社会が不安と脅迫感を生み出 している/消費社会と援助交際 あとがき
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 〈特別寄稿〉「少年A」を語る 掲載誌(紙・書)名 宝石 巻 27 号 6 掲載頁 112-120 キーワード 少年期/家族/高度消費社会 見出し・語録 高度な消費社会は家族崩壊の過度期/親子が無事平穏でいることが大変に なってきた/アメリカの手による消費の敗戦革命/親が覚悟を持てば子どもは自殺しない /援助交際は社会的問題ではありえない/「少年A」と呼ばれる少年について
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 交友を絶つ決定的な”その日”(特集 人間嫌い) 掲載誌(紙・書)新潮45 掲載年月日 1999.6.1 巻 18 号 6 掲載頁 101-103 キーワード 鮎川信夫/田村隆一/大衆 見出し・語録 「私と『大衆』との関係は、どんなものだろう。  本気で大衆文化を論評しようとした私の著作『マス・イメージ論』のなかで描いた『大 衆』も『大衆文化』も、多分にアイディアルな相貌をもったことは否めない。  大衆への愛情ゆえに、かくあってほしいと念じて想像した幻想の共同体かもしれぬ。  私の脳裏にある『大衆』とそこらを歩き回る『大衆』が、別物であるとはよく承知して いる。  アイディアルな世界の大衆とこの現実の世界の大衆の落差こそ、私を『人間嫌い』にさ せる淵源かもしれない。」 注記等 『新潮45』1999年6月号 特集「人間嫌い」http://webshincho.com/shincho45/199906.html
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉「人や家族の数だけ実 験は繰り返される」の第3回 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 20 掲載頁 70-73 掲載年月日 1999.6.1 区分 人生相談 キーワード 結婚/家族/家族内暴力/高度資本主義社会 見出し・語録 糸井重里・前座前白/ガマンと努力/何考えてんだ? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 不況と「リストラ」の話 掲載誌(紙・書)名 群像 巻 54 号 6 掲載頁 258-259 掲載年月日 1999.6.1 区分 随筆 キーワード 中野将玄/ブリジストンスポーツ/第二の敗戦期/金融・産業体制/個 人消費
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第20回:〈小林よしの り『戦争論』を批判する その2〉個人のほうが国家や公よりも大きい! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 6 掲載頁 116-117 区分 インタビュー キーワード 『戦争論』/市民社会/24時間 見出し・語録 「個人を超えねばならぬ時」などない!「生き神様信仰」を見抜けない小 林よしのりの盲点/西欧とは違う個人主義を模索すべき時代だ!エゴイズムも基本的には 肯定されてよい 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(164)第十三部=〈天皇制〉を考える(1)天皇 制―表の顔と裏の顔 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.6.4 区分 インタビュー キーワード 統合の象徴/生き神様/母系制 見出し・語録 保田興重郎の考え方/独特なつながり方 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 テレビばっかり観てるぜ! 掲載誌(紙・書)名 サイゾー(ラジコン技術1999年6月号臨時増刊) 巻 39 号 7 掲載頁 58-60 掲載年月日 1999.6.15 区分 インタビュー キーワード テレビ番組/性/報道性/映像/言葉 見出し・語録 戦後最大の思想家にして、知る人ぞ知るテレビ観の達人、吉本隆明氏、自 宅に5台のテレビをもち今日も日本のテレビ番組に目を光らせている。サイゾーがそんな 吉本氏に直撃!/吉本さんにとってオモシロ番組とは何か?/「朝まで生テレビ」は主題 からしてきにくわねえ/「テレビ知識人」なんて、ひでえもんだ/日本のテレビ・キャス ターは二流以下? 注記等 田近伸和=聞き手 富井昌弘=写真
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第5回「田中康夫と高 橋源一郎、そして長嶋茂雄と野村克也」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 22 掲載頁 70-73 掲載年月日 1999.6.15 区分 人生相談 キーワード 学生/学歴/教授/自己評価/プロ野球 見出し・語録 糸井重里・前座前白/現在の大学の意義/判断の基準/スポーツマン 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(165)第十三部=〈天皇制〉を考える(2)天皇 と武家の二重権力 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.6.11 区分 インタビュー キーワード 鎌倉時代/藤原氏/伊藤博文『憲法義解』/昭和天皇/天皇家 見出し・語録 肉体に対するタブー/家族的次元の近代 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第6回「再燃するオウ ム問題と日本の閉塞感」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 23 掲載頁 64-67 掲載年月日 1999.6.23 区分 人生相談 キーワード 反体制運動/中学・高校教育/2・26事件/第二の敗戦 見出し・語録 糸井重里・前座前白/犯罪集団/革命 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(166)第十三部=〈天皇制〉を考える(3)今の 天皇制の場所 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.6.18 区分 インタビュー キーワード 伊藤博文/象徴天皇制/天皇制の無化 見出し・語録 統帥権は天皇に直属/記者会見での発言 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第7回「J文学世代の 作家志望者たちへ」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 24 掲載頁 72-75 掲載年月日 1999.6.29 区分 人生相談 キーワード 「パート」の文学/正しさ/ゆとり/男女の距離/理想的な女の人 見出し・語録 糸井重里・前座前白/J文学/他人への怒り/モテたい! 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9906 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(167)第十三部=〈天皇制〉を考える(4)タ ブーはどこから来たか 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.6.25 区分 インタビュー キーワード 本間家/家訓/仏教 見出し・語録 母系制の婚姻様式/心理にまで食い込む 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第21回:〈「新しい 歴史教科書をつくる会」を批判する その1〉「教科書をつくり直せばいい」という のは大間違いだ! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 7 掲載頁 116-117 区分 インタビュー キーワード 東京裁判史観/コミンテルン史観/天皇制/地租改正 見出し・語録 教科書ごときが子供たちを毒するはずがない!「つくる会」に露呈した 優等生の限界/「無為無気力」は教科書のせいではない!「廃藩置県」に武士の自己 犠牲を見るウソ 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉「一度は都会に出るべ きだ」の第8回 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 25 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.7.6 区分 人生相談 キーワード 接触点/居場所/詩 見出し・語録 糸井重里・前座前白/都会で暮らしたい/スポーツマンは苦手?/詩人に なりたい 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(168)第十三部=〈天皇制〉を考える(5)三島 由紀夫と詩的天皇制 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.7.2 区分 インタビュー キーワード 初期天皇制/詩歌の起源 見出し・語録 タブーを抜く難しさ/天皇の聖俗的二重性 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第9回「アフリカ的 《声》を持つジャズシンガー」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 26 掲載頁 70-73 掲載年月日 1999.7.13 区分 人生相談 キーワード 糸井重里・前座前白/綾戸智絵/自己表出/宮沢賢治/柳田国男 見出し・語録 糸井重里・前座前白/アフリカ的な声とは?/源氏物語は折口信夫 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(169)第十三部=〈天皇制〉を考える(6)〈文 化〉としての天皇 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.7.9 区分 インタビュー キーワード 記紀歌謡/現代詩 見出し・語録 琉歌のすごいところ/モダンな吸引力もつ 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 藤井 東 著者 芹沢俊介 刊行年月 9907 標題 現在をどう生きるか 掲載誌(紙・書)名 ボーダーブックス2 出版社 ボーダーインク 出版地 那覇市 区分 講演 キーワード 価値浮遊 見出し・語録 1部 現在をどう生きるか 吉本隆明 価値の浮遊性/核実験めぐる価値の浮遊性/不況をめぐる価値の浮遊性/オウム真理教を めぐる価値の浮遊性/関西大震災をめぐる価値の浮遊性/ 集団に見る子どもの現在〜浮遊する身体から遊泳する身体へ〜 藤井 東 「教育家族」と子ども/〈彷徨する身体〉と〈遊泳する身体〉 いじめの時代の子どもたちへ 芹沢俊介 自尊感情を持ちにくい時代/チャパツ、ピアス穴/セックス 2部 対談 戦後50年「子ども・暮らし・家族」 芹沢俊介×藤井 東 子どもの変容/暮らしと消費資本主義/家族の戦後史 あとがき 注記等 1995年9月3日山梨県立文学館で開催された講演記録
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 新著を語る「少年」吉本隆明さん 掲載誌(紙・書)名 北日本新聞 出版地 富山市 掲載頁 11 掲載年月日 1999.7.11 区分 インタビュー キーワード 少年期 見出し・語録 時制にこだわった文体 注記等 「少年」は徳間書店刊、1400円 (共同通信配信)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(170)第十三部=〈天皇制〉を考える(7)北と 南の同一姓について 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.7.16 区分 インタビュー キーワード 日本人/柳田国男/大嘗祭 見出し・語録 列島と大陸の沿岸部/天皇制問題の終着点 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第10回「ゲイの本質 とは」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 27 掲載頁 80-83 掲載年月日 1999.8.20 区分 人生相談 キーワード 折口信夫/中井英夫/同性愛/戦争体験 見出し・語録 糸井重里・前座前白/カミングアウト/戦争のイメージ 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第11回「貧乏旅行な んか威張れるものじゃない」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 28 掲載頁 72-75 掲載年月日 1999.7.27 区分 人生相談 キーワード 知的労働/中学/大学講師/女遊び 見出し・語録 糸井重里・前座前白/頭脳的仕事はもうダメ?/旅で何が学べる? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(171)第十三部=〈天皇制〉を考える(8)日本 人はどこから来たか 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.7.23 区分 インタビュー キーワード 遺伝子考古学/縄文人/中国 見出し・語録 旧日本人と新日本人/南と北に要素が残る 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 江藤淳氏を悼む:共存したラジカルと保守 掲載誌(紙・書)名 北日本新聞 出版地 富山市 掲載頁 19 掲載年月日 1999.7.23 区分 追悼文 注記等 (談) (共同通信配信)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9907 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(172)第十三部=〈天皇制〉を考える(9)歴史 と主観性の場所 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.7.30 区分 インタビュー キーワード アフリカ的段階/主観性/歴史的時間 見出し・語録 遡るという問題意識/意味のなくなる境界 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第22回:〈「新しい歴史教科書をつくる 会」を批判する その2〉「従軍慰安婦・南京大虐殺」に露顕した『つくる会』の間違い 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 8 掲載頁 116-117 区分 インタビュー キーワード 戦争/国家/侵略 見出し・語録 元従軍慰安婦に日本政府は謝罪し、賠償すべきだ!強制連行の証拠のあるなしは問題ではな い!/「南京大虐殺」の犠牲者の数は重要な問題ではない!問われるのは『つくる会』の切実さだ! 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 高度消費社会への過度期 掲載誌(紙・書)名 宝石 巻 27 号 8 掲載頁 94-95 区分 状況論 キーワード 超資本主義/不況/防衛問題/教育問題/ジャーナリズム/活字機関/消費社会 見出し・語録 「2001年という時期を考えるに当たって重要なのは、いまは経済的な 敗戦、つまり第二の敗戦期であるということと、それでいていまの日本は消費が主体の 「超」資本主義であるということです。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第12回「人助けなん て、さみしいから、出ないのはなぜ?」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 29 掲載頁 70-73 掲載年月日 1999.8.3 区分 人生相談 キーワード 善悪/親鸞/縁日の雑踏/視聴者 見出し・語録 糸井重里・前座前白/人助けなんて、無理!?/さみしいから、見る/テ レビに出ないのは、なぜ? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第13回「外国語と方 言は、地続きである」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 30 掲載頁 68-71 掲載年月日 1999.8.10 区分 人生相談 キーワード 国歌大観/冒険家/民族語 見出し・語録 糸井重里・前座前白/人生最大の一冊/英語はペラペラですか? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(173)第十三部=〈天皇制〉を考える(10)了 解の時間性と無意識 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 7 掲載年月日 1999.8.13 区分 インタビュー キーワード 歴史的時間/無意識/飼い猫/寿命 見出し・語録 七十年以上の問題/猫や犬を飼う条件 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第14回「国際化が進 むと、過去もよく見えてくる!」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 31 掲載頁 92-95 掲載年月日 1999.8.17/24 区分 人生相談 キーワード 民族国家/風俗習慣 見出し・語録 糸井重里・前座前白/国際化の未来はどうなる? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(174)第十三部=〈天皇制〉を考える(11)消 費社会と天皇制 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.8.20 区分 インタビュー キーワード 天皇陵/高度資本主義 見出し・語録 発掘させない理由/確かな根拠を求めて 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第15回「リーダーに 必要な条件」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 32 掲載頁 70-73 掲載年月日 1999.8.31 区分 人生相談 キーワード 同僚/居心地/建物/親 見出し・語録 糸井重里・前座前白/「理想の上司」なんて、ホントにいるの?/「理想 の上司」になりたい私 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9908 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(175)第十三部=〈天皇制〉を考える(12)資 本と無意識の発掘 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.8.27 区分 インタビュー キーワード 無意識/差異/昭和天皇 見出し・語録 違いがないと不安に/象徴天皇制とは何か 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第23回:〈”学校崩壊”現象を読み解 くその1〉「学校は崩壊すべき」と主張せよ! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 9 掲載頁 116-117 区分 インタビュー キーワード 中学校教育/崩壊感覚/教育法/自由放任主義/地域崩壊/家庭崩壊 見出し・語録 小学校上級から中学校下級までは先生に大家を!大家が教えれば”道徳の授業”は不要になる /子どもが突然キレるのは社会の反映にすぎない。小学校1年生くらいまでを幼稚園に組み入れよ/『学校 崩壊』の著者・河上亮一の主張は中途半端だ! 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 江藤さんの特異な死:芥川、三島、川端・・・ 掲載誌(紙・書)名 文藝春秋 巻 77 号 9 掲載頁 282-292 区分 追悼文 キーワード 森鴎外/小林秀雄/戦後/昭和天皇/夏目漱石 見出し・語録 「江藤さんの死は、外から意味付けすることはできない。強いて意味付けすれば、世紀末だ よ、世紀末の時代の流れの中に江藤さんが没入していったんだよといえるかもしれない。だけど、江藤さん 自身、ちゃんと理屈をつけているんですね。自分の死の理由は『病苦』だと自ら限定しているんです。」
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 吉本隆明 僕らの世代と団塊世代との断絶:吉本隆明が語る「大人になるということ」 掲載誌(紙・書)プレジデント 巻 37 号 8 掲載頁 134-136 区分 インタビュー キーワード 世代/戦争体験/団塊/大人 見出し・語録 吉本隆明の人生のモチーフ「真昼の星」と「戦争体験」/人はいつ大人になるのか“段落なき世代”の憂鬱 「おじいさんはだんだん衰えていく、孫はどんどん育っていく、それがちょうど出会う地点があると思うん ですね。方向は反対なんだけども、あるところで出会う偶然というか必然というか、非常にウマが合う地点 がある。これは僕の実感ですけど、おじいさんと孫は感覚の質が似ているような気がするんですね。おじい さんの気持ちがわかるのは孫だけかもしれないと思うんです」 「今でもよく覚えていますけど、明るく晴れた昼間だったのに星が見えたんです。こんなことってあるかな ぁとも思うんだけど、たしかに周囲の空が暗く見えたんですよ。もしかすると、あの場所にいかないとダメ だったのかもしれないですね。つまりマジックの世界ということです。僕には、あれが詩作の母体というか 震源地だったと思います。自分が感じたマジカルな場所や感覚のことは、会話じゃどうしてもわかってもら えない。これはもっと緻密な表現方法じゃなきゃ相手に通じないのではないか。なぜ、ものを書くようにな ったかといえば、僕はどうも、そこから始まったんじゃないかって気がしてるんです」 「戦争が終わってみたら、俺は戦争反対だったとか、戦争が嫌で嫌でしょうがなかったって奴がいっぱい出 てきたんですよ。要は自分の体験のなかのどこを取り出すかってことなんですよね。人間の心ってのは複雑 だから、全体的には戦争賛成でもね、いくらでも戦争に対して嫌な思いはあるわけですよ。それを取り出せ ばね、戦争反対だったって言える。僕だって言える。でもどうして僕はそれをしないかって言うと、日本だ けでも数百万人の人が死んでいるんです。普通の国民が100万人単位で死んで、相手国のことを考えれば、 さらに数倍の人が死んでいる大戦争ですよ。死んだ人たちを置いてきぼりにして、俺は反対だったとか、平 和主義者だったとか、冗談じゃねえよって。戦争中、そんなことを言ってた奴は一人もいなかったよって言 いたいくらいです。僕は死んだ人たちと同じところから自分の戦後を始めようと思ったわけです。この人た ちが無駄死になんだったら、俺は無駄生きだと。無駄生きしてる人間なんだと。それでいいんだと思ってき たし、今でもそう思っています」 「大人とは何だろうね。戦後の僕は動員学生くずれで、新宿の焼け野原で毎日のように酒を飲んでた。社会 的経験では大人であったけれども、女性関係ではまともな大人ではなかった。それでも僕らの頃はいろいろ な面で大人への段落があった。もしかしたら、僕らの世代が古典的な意味での大人の最後の世代かもしれな いなぁ。今の人は何をきっかけに大人になるのかな。社会的な経験や女性との関係でも段落がないですよね。 そうした段落のなさってのは、団塊の世代から顕著なのかと思うね。彼等は大人への段落なしに大人になる。 彼らにとっての段落は子どもなのかも知れませんね。子どもとのぶつかり合い、つまり異世代とのぶつかり 合いがはじめての段落じゃないかな。そこで大人になった自分に気づくのかもしれないで拗ね。彼らは、い つの間にか女性と関係を持ち、いつの間にか社会へ出て、結婚をして、子供ができて、育って、というかん じがしますよね。団塊世代が親子関係で悩んだりするのは、大人の実感のなさからではないでしょうか。段 落のない世代の問題というのは、異世代とのぶつかり合いにどう対応するかだと思いますね」 注記等 文 深町泰司 撮影 貝塚貴子
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 吉本隆明 敗戦の日本人にとっての意味 掲載誌(紙・書)草思 巻 1 号 9 掲載頁 6-13 区分 インタビュー キーワード 学徒動員/疎開/敗戦/占領軍/五・一五事件/二・二六事件/敗戦革命/農地改革/後進国/ 農本(民族主義)革命/戦後/食料/自由 注記等 特集 敗戦とはなんだったのか 編集部インタビュー
刊行形態 Journal Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 私のなかの少年:スペシャルトーク  掲載誌(紙・書)名 児童心理 巻 53 号 13 掲載頁 1232-1239 区分 インタビュー キーワード 少年/いじめ/老人 見出し・語録 正義感をもった悪ガキ/いじめと「秘密」/五十五点の子育て/老人と少年
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 江藤淳記:遺書のなかにある強い自己限定の仕方は、偶然とみられやすい契機を打ち消そうとした強い 意志なのではないか 掲載誌(紙・書)名 文学界 巻 53 号 3 掲載頁 38-42 区分 追悼文 キーワード 「妻と私」/老苦/病苦/遺書 見出し・語録 「わたしは江藤淳の公開された遺書を読むことができて、異様なほど脳梗塞の発作の前と後の 自分を区別し、そこに『処決』の最大の理由をおいているようにみえる自己限定の仕方に、江藤淳の『病 苦』に自死の理由を集約しようとする強い意志力を感じた。死後に自殺するか自殺によって死をもたらすか を別にすれば、江藤淳は森鴎外だなと結論せざるを得なかった。夫人の死も江藤淳にとって『病苦』のひと つであり、これでもか、これでもかと追い討ちをかけてくる三重の『病苦』に刀折れ矢尽きて、なお自己限 定の意志を捨てなかった姿勢が、わたしには最後の江藤淳の立ち姿のイメージだった。」
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第16回「鋭い刃より鈍い刃のほうがよく 切れる!?」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 33 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.9.7 区分 人生相談 キーワード 経済/呼吸作用 見出し・語録 糸井重里・前座前白/鋭くない僕はダメ?/株ってなんなの? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(176)第十三部=〈天皇制〉を考える(13)残酷の裏側にあるもの 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.9.3 区分 インタビュー キーワード 無意識/猫/動物的無意識/人権主義 見出し・語録 ヒューマニズムの観点/プレ・アジア的な課題 注記等 聞き手=山本哲士・内田隆三・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第17回「ネット社会 で人は変わるか?」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 34 掲載頁 72-75 掲載年月日 99.9.14 区分 人生相談 キーワード 魂/心/内臓語/神経 見出し・語録 糸井重里・前座前白/インターネット時代/感覚と精神が同時に発達しな い理由?/メディアの発達が、人間の精神を変えることはできない! 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明、森毅、後藤田正晴[他] 刊行年月 9909 標題 老人力―人生の達人たちに聞く「力の抜き方」(老いる準備―定年後・更年期介護を見すえる―豊かに老いる) 掲載誌(紙・書)名 Aera 巻 12 号 38 掲載頁 174-183 掲載年月日 99.9.15 区分 キーワード 老人/人生/定年/更年期/介護
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(177)第十四部=〈少年期〉について(1)記憶 の始まりは新佃島から 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.9.10 区分 インタビュー キーワード 月島/船大工 見出し・語録 祖父母を連れて帰る/恐怖心を植えつける 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(178)第十四部=〈少年期〉について(2)印象に残っていること 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.9.17 区分 インタビュー キーワード 職人的系統/貸しボート屋 見出し・語録 がまん強く説得する/技術的系統に測って 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 僕なら言うぞ!:世紀末ニッポン正しい眺め方、つきあい方 出版社 青春出版社 出版地 東京 区分 インタビュー 見出し・語録 1就職難民でも、だいじょうぶ 誰にでも大きな視野を持てる時期がある 僕の初就職事情 転職してこそ気づく、よい会社の条件 吉本隆明流、かしこい失業生活 無理して就職なんて探さなくていい 不況でも暗くなることはない 高等遊民という職業がいい 僕が「物書き」になった理由 闇商売で小遣い稼ぎをした時代もある 転職に都合の悪い前歴を帳消しにする法 合わない会社、合わない上司とどうするか 学校は国定公園みたいなもんだ 2リストラ時代の大誤算 古い資本主義をいまだ引きずる人々 定年退職した人だけの会社に勝算はあるか 真のリストラ、ビッグバンは、日本じゃムリだね 僕なら言うぞ、不況はこうして脱出できる 無能な首脳部をリストラしろ いちばん駄目なのは、誰だ 3「不況」をさらに深刻にする奴ら 国がなくなっても大丈夫 みんなこうして喰いつないでいる 物書きとしての不況対策 純文学も「不況」である リストラされても自分を責めるな 4サラリーマンを蝕む危ない常識 年俸制、契約制に用心しろ 70歳定年退職のすすめ 「有識者」の話にのせられるな 年寄りにとって天国社会とは 実力主義と年功序列、どちらがよいか いい経営者、いい会社の条件 5お役所がつぶれる日、日本が沈む日 公務員が怠け者な理由 お役所は理想の職場か サラリーマンの幸せが日本を救う ビッグバンが「第三の開国」なんて冗談じゃない アメリカは、日本庶民の味方 超(消費)資本主義がくる 6不正、腐敗って、ひとくくりに言えないぜ 原始社会は、贈与性で成り立っていた 賄賂を糾弾することの浅はかさ 盆暮れの贈り物と不正融資、線引きをどこでするか 接待なんかほとんど無罪だ 日本社会から贈収賄はなくならない 問題は、不透明さのなくし方だ ふぬけた日本人が経済を滅ぼす 「市民主義者の追及」のデメリット 7子どもを産んでも働きたい貴女へ 日本の社会はどうして休暇がとりにくいんだろう 会社にとって、惜しい人材なんていないよ 産休を気持ちよくとる方法 制度を変えるときの最低条件は 吉本家の子育て、実状と意見 「子どもを産んだら仕事を辞めろ」という男の真意 8一夫一婦制がいいなんて、嘘だよ 浮気も家庭内暴力も、自然なことだよ 一夫一婦制のただひとつのメリット 性愛の極限を知る人とは 家庭崩壊後、子どもはどうなるか 人工授精でもクローン人間でも、親子の問題は変わらない 9学校は、万人にとって必要なところじゃない さぼるの専門、勉強専門、どっちだっていい 自分で決める力をつけろ 勉強するなら語学と実験 学生に教えることなんてない 10情報化社会が人間関係を冷たくする 目に見えないものを相手にする産業 人間関係は、これからもっと冷たくなる 地域の差と年代の差 農業の国、ハイテク産業の国・・・、役割分担の時代 日本人は哲学が苦手 西欧を追いかけることの勘違い 11人の心は「流行」を無視して生きてはいけない なぜ「流行に遅れたくない」と思うのか 人の心は内臓で決まる 「感覚」と「精神」の区別をつけよ 人間の植物性を忘るるべからず 12吉本隆明の戦争論 今の日本で戦争は起こるか 戦う平和主義、逃げる平和主義 戦争をやりたがる人々 「人殺しはなぜいけないのか」への答え 敗戦後、僕はどう「転向」したか みんなと一緒に逃げる、これも一つの真実だ 13病気になっても入院はしないほうがいい理由 現代人のための、正しい病院とのつきあい方 個性的な看護婦や医者こそ必要だ 入院するならこんな病院 14本当の「進歩」を教えよう 新旧対立の考え方は、もう終わりにしよう 便利なだけが「進歩」じゃないぞ 日本語の未来 あとがき
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第18回「ケンカはど んどんすればいい!?」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 35 掲載頁 212-215 掲載年月日 99.9.21 区分 人生相談 キーワード 知識/判断力/こころ/魂/受け身 見出し・語録 糸井重里・前座前白/学ぶことは永遠に増殖する?/ケンカはしないほう がいい? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第19回「何ごとも10年続けりゃ一丁前」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 36 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.9.28 区分 人生相談 キーワード 素質/才能/三島由紀夫/志賀直哉/芥川龍之介/太宰治/植木屋 見出し・語録 糸井重里・前座前白/大きな短所はないけれど、自慢できるような長所もない私/三島も、芥 川も、小林秀雄も、誰も「取り柄」なんかなかった! 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9909 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(179)第十四部=〈少年期〉について(3)船造りで驚いたこと 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.9.24 区分 インタビュー キーワード 船大工/学校/進学 見出し・語録 水漏れがひどい時は/嫌いだった授業時間 注記等 聞き手=山本哲士
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 田近伸和(聞き手) 刊行年月 9909 標題 私の「戦争論」 出版社 ぶんか社 出版地 東京 区分 戦争論 キーワード 「大東亜戦争」肯定論/太平洋戦争/戦争/戦争責任/戦争体験/第二 の敗戦期 見出し・語録 まえがき(吉本隆明) 第一章 小林よしのり『戦争論』を批判する 日本が「侵略」したことは否めない 威張る軍人を見て、ホトホト嫌になった 他国の領土内で行う戦闘行為は「侵略」である 戦争中は左翼も「戦争大肯定」だった ウソから出発した共産党をはじめとする戦後左翼 ウソではない「戦争の本当のくぐり抜け方」 「生き神様信仰」を見抜けない小林よしのりの盲点 個人のほうが国家や公よりも大きい 「生き神様信仰」によって変形した日本の個人主義 エゴイズムは基本的に肯定されてよい 「自分を棚上げ」にする戦後民主主義の欺瞞 日本の民主主義はいまだに付け焼刃である 小林よしのりには「新しい事態」を見抜く視点がない 第二章 「新しい歴史教科書をつくる会」を批判する 教科書をつくり直せば健全な子供が育つというのは大間違いだ 「東京裁判」は不公平なインチキ裁判である GHQを見て、「鬼畜米英」もヘチマもなくなった 敗戦のせいで日本人が無為無気力になったというのはウソだ 「廃藩置県」に武士たちの美しき自己犠牲を見るのは間違いだ 日本に謝罪を要求する中国も「侵略国家」にほかならない 日本政府は元従軍慰安婦たちに謝罪し、賠償すべきだ 謝罪し、賠償することは逆に「国家としての名誉」になる 強制連行の有無を問う議論の仕方は誤りだ 「南京大虐殺」における犠牲者の数は本質的な問題ではない 湾岸戦争で戦費だけ負担したのは「日本の分相応」である 司馬遼太郎の小説に「本当の歴史」は描かれていない 第三章 保守派の「思想」を批判する 西尾幹二のニーチェ読解にフーコーの凄みはない 「ドイツとナチスは別だ」というヴァイツゼッカーの論法は通用しない 「保守主義とは感覚である」という江藤淳への批判点 吉田茂が「悪い」のは”なしくずし”の元凶だからだ イデオロギー不信を表明する司馬遼太郎は日本的である 保守主義の間違いは現状を固定的に考えるところだ 江藤淳が保守主義者に転じたきっかけとは? 西部邁には”歴史はは変化するものだ”という視点がない 国民国家を普遍的なもののように見なす石原慎太郎の間違い 石原慎太郎はアジアでブロック経済が成り立つと錯覚している なぜ、石原慎太郎は都知事選で圧勝したか? ”ゴミ処理”の手腕で決まる都知事の評価 「命にかけても」という福田和也の口先だけの力み 三島由紀夫の「切腹」に見る「知行合一」の考え方を批判する 第四章 私は「戦争」をこう体験した 開戦は解放感をもたらしてくれた 米沢高等工業学校で遭遇した「嫌なこと」 戦争中、世の中は明るく、気分は高揚していた 戦争中は小林秀雄や保田輿重郎などにイカれていた 天皇の「終戦の詔勅」を聞いて泣いた 第五章 人類は「戦争」を克服できるか 「戦争自体がダメだ」という究極の戦争観 国家間の戦争は夫婦喧嘩とは違う 自衛隊を自警団的なものにすれば戦争をなくす方向に近づく 日米安保条約の存続は国民の審判を仰ぐべきだ 社共とは画然と違う”独立左翼”の「闘争の論理」 「安保反対」をお題目のように唱えるだけでは意味がない 「核兵器が戦争の抑止力になる」というのは詭弁だ 「北朝鮮の脅威」はタカ派たちの口実にすぎない 戦争を回避する道は一つだけあった なぜ、「国家は解体すべき」なのか? EU(欧州連合)に国民国家解体の兆しは出ている 歴史をさかのぼれば、違う「日本国」や「日本人」が見えてくる 過去を探求することは未来に通じる あとがき(田近伸和)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第24回:〈”学校 崩壊”現象を読み解く その2〉「エリート教育・道徳教育をやれ」と言うのは間 違いだ! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 10 掲載頁 114-115 区分 インタビュー キーワード 消費者本意/崩壊感覚/契機/動機概念 見出し・語録 浅田彰が説くエリート教育は”支配者の論理”だ!詰め込み教育で育っ た東大生には「センス」がない/今さら”道徳教育”を説いても意味がない!石原慎 太郎、戸塚ヨットスクールの間違い/超資本主義社会に現れた”複雑な差別”差別が ある限り、教育問題は解決しない! 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(180)第十四部=〈少年期〉について(4)塾で の楽しい思い出 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.10.1 区分 インタビュー キーワード 私塾/北村太郎/田村隆一 見出し・語録 「荒地」とのかかわり/牧歌的雰囲気をもつ 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第20回「子供が邪魔 だ、と思ってもいい!?」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 37 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.10.5 区分 人生相談 キーワード 我慢/育児/本能/限定/視野 見出し・語録 糸井重里・前座前白/かわいいけど、邪魔・・・/「子供のウザったさ」 は浮浪者的な「自由」への憧れ!? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第21回「吉本的オカ ルト論」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 38 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.10.12 区分 人生相談 キーワード 手相/宗教/唯物論/マルクス/エックハルト/信じること/科学的に明ら かなこと 見出し・語録 糸井重里・前座前白/オカルトと科学の問題 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(181)第十四部=〈少年期〉について(5)衰退 する都市の特徴 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.10.8 区分 インタビュー キーワード 佃島/月島/高度消費資本主義 見出し・語録 日銭を稼ぐ職人さん/出ていく人が多い町 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 『大衆の原像』を求めて 掲載誌(紙・書)名 読売新聞 出版地 東京 掲載年月日 1999.10.12-14 区分 インタビュー キーワード 大衆 見出し・語録 「足腰があんまり自由じゃなく、歩く時はつえを使う。特別製眼鏡と拡大鏡がないと 本もろくすっぽ読めねえやっていう状態で、去年あたりまでは『これで天命は尽きた か』と思ったり、『これは天の配剤』と思ったりで、これからなにが出来るだろうか と一生懸命に考えたりしました」 「江藤淳さんも亡くなり、ある意味で心細いんだよね。今年いっばいはなんとか見当 がつくけど、来年のことはわかんねえぞって感覚はある」 「つまり、全体的視野を持つには、どこにも所属しない浮浪人や作家が一番いい。僕 の場合は、戦後、『一般大衆』が、世界の主人公であるってことを示す理念をつくろ うと思って、『試行』に原理論的なものを発表しましたが、これは全体的視野を持つ 試みです。最近は、気力体力衰え、『おれ、もう参ったよ。雑誌も解散しちゃったし』 というところがありますが、じぷんなりの理念を考えてきたわけです。こんなこと言 うと、『おまえは、大衆の原像とか言いながら、結局ただのエリートで、いい気なも んだ』と言われそうだけど、そう言われたら、『そうだよ、その通りだよ』って風に なっちゃうんですよ」 注記等 聞き手:鵜飼 哲夫
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第22回「増殖する 〈カリスマ〉は面白い」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 39 掲載頁 76-79 掲載年月日 1999.10.19 区分 人生相談 キーワード 日本語/リズム/段階/香水/民度/普通 見出し・語録 糸井重里・前座前白/カリスマ○○はいい感じ!?/おしゃれになりたい 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(182)第十四部=〈少年期〉について(6)都市 の衰退と興隆 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.10.15 区分 インタビュー キーワード 佐貫敏雄/経済学/住居地/職業地 見出し・語録 データからすぐ判明/個人住宅減少で衰退 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(183)第十四部=〈少年期〉について(7)街を 開くむずかしさ 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 1999.10.22 区分 インタビュー キーワード 個人住宅/エリアン/ミリカ 見出し・語録 今でも複雑な気分に/自由な雰囲気の中で 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book section 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 贈与の新しい形 掲載誌(紙・書)名 東北学 掲載年月日 1999.10.25 巻 1 出版社 東北芸術工科大学東北文化研究センター 出版地 山形市 掲載頁 50-65 区分 インタビュー キーワード 贈与 見出し・語録 「生産手段で歴史を区切るのでなく、経済制度でそこを考える」 「贈与制にもいろいろな位相があって、僕が考えるもっとも古い贈与制は 『循環贈与』とでも呼ぶものです。」 「僕は、やがては贈与の新しい形が出来るんじゃないかと思っているんで す。差別が起こったり、経済的な格差があったりを民衆がどうしたら解消 できるのかは、マルクス主義では世界同時に革命を起こせばいいんだとい います。でもそんなことできやしないとしたら、僕は新しい贈与制しかな いんじゃないかと思うんです。」 「次は貢納制で、生産物を王に無料で提供する代わりに、王は灌漑工事や 裁判を行うというアジア的なものにもいくつかの段階が考えられます。そ して、西洋を代表とする等価交換の貨幣経済を原理とする資本制がありま す。しかしこれにも不都合があるとすれば、新しい形の贈与制を考える余 地はあると思っているんです。」 注記等 聞き手=赤坂憲雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第23回「借金だっ て、自分の財産だと思え!」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 40 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.10.26 区分 人生相談 キーワード 制度としてのお金/借金/資本主義/物神性 見出し・語録 糸井重里・前座前白/お金の使い道に困ってます!? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9910 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(183)第十四部=〈少年期〉について(8)ミリ カという存在 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.10.29 区分 インタビュー キーワード 早熟/「エリアンの手記と詩」 見出し・語録 何十年ぶりかに再会/雰囲気を自由にする 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第25回:〈オカルトを斬る!その1〉”ノ ストラダムスの大予言”は単なるバカ話だ! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 11 掲載頁 116-117 区分 インタビュー キーワード 科学の発達段階/修練 見出し・語録 「1999年、7の月」は何事もなく過ぎた 時間は実体化できないから、予言は不可能だ! /「超能力」を下手に理屈づければ神秘主義に陥る 今の段階で「こうだ」と断定してはいけない!/気功 術による治療で腰の痛みがとれた 『聖書』に書かれた奇跡もある程度ありうる! 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 吉本隆明『一言芳談』『歎異抄』を読む:特集「死と向き合う」 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」10月増刊号、第 13巻第16号通巻第176号) 巻 1 号 Autumn 掲載頁 46-57 掲載年月日 1999.11.2 区分 インタビュー キーワード 古典を読み直す/日本人の死生観/江藤淳/親鸞 注記等 インタビュー=渋谷陽一 撮影=西部友典
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第24回「水は酸素と 水素でできている」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 41 掲載頁 78-81 掲載年月日 1999.11.2 区分 人生相談 キーワード 新聞/段階/重さ 見出し・語録 糸井重里・前座前白/情報の収集と分析の秘密は・・・? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 9903 標題 「死」について語る 掲載誌(紙・書)名 スワンソング 死が語りかけるもの 叢書名 ナーシング・トゥデイ・コレクションNo.14 出版社 日本看護協会出版会 出版地 東京 掲載頁 123-134 区分 談話 キーワード 死 見出し・語録 死に様を見る/嫌な病院/死を決めるもの/死の幅/向こう側 注記等 (月刊「ナーシング・トゥデイ」1998年12月号、第13巻第14号)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第25回「名前には恐 ろしい《何か》がある」 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 42 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.11.9 区分 人生相談 キーワード 名前/過去/宗教性 見出し・語録 糸井重里・前座前白/普通の人から有名なヒトになる方法は?/有名にな りたい気持ちは《宝くじ》を買う時の気持ちと同じ 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(185)第十四部=〈少年期〉について(9)江藤 淳の堀辰雄批判 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.11.5 区分 インタビュー キーワード 下町/知識/感性 見出し・語録 上昇感性に魅かれる/家系の重たさを自覚 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第26回「ユーモアな んて要らない!」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 43 掲載頁 76-80 掲載年月日 1999.11.16 区分 人生相談 キーワード 思考/育ち 見出し・語録 糸井重里・前座前白/ユーモアを身につける秘策を伝授して/《ユーモ ア》は、生きる力、そのものに関わっている/「ユーモア」小さい頃からの修練の成果み たいなもの。ないヤツは、なくていい。 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(186)第十四部=〈少年期〉について(10)芥川の 可能性と限界 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 1999.11.12 区分 インタビュー キーワード 堀辰雄/ジイド『アンドレ・ワルテルの手記』/中野重治/芥川『玄鶴山房』 見出し・語録 親から金をせびって/本の知識だけで書く 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 いつもそばに、本が(上)天井にはった「雨ニモマケズ」(中)はじめて買った詩集 『道程』(下)太宰治のように書けたらなあ 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載年月日 1999.11.7,14,21 区分 随筆 注記等 松田甚次郎編『宮沢賢治名作選』、『宮沢賢治全集』、高村光太郎『道程』、太宰 治の作品集『富嶽百景』(昭和名作選の一冊)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第27回「挫折なんて できるわけない」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 44 掲載頁 78-81 掲載年月日 1999.11.23 区分 人生相談 キーワード 敗戦/女/江藤淳 見出し・語録 糸井重里・前座前白/僕は挫折を知らない/人生最大のワケのわからぬ挫 折感は、やがて自分に揺り戻ってきた/最近、感じた他人の挫折について 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(187)第十四部=〈少年期〉について(11)江 藤淳に感じる不満 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.11.19 区分 インタビュー キーワード 芥川龍之介/再販制度/村上春樹/村上龍/山田詠美/吉本ばなな 見出し・語録 関係はもう終った/これからの文学か? 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第28回「西村発言か ら考える真の国防」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 45 掲載頁 76-79 掲載年月日 1999.11.30 区分 人生相談 キーワード 防衛問題/核兵器/自衛戦争 見出し・語録 糸井重里・前座前白/日本の憲法は圧倒的に良い/核戦争が起こったら、 という考えがダメ!/これから、日本が取るべき、最強の積極的国防策とは? 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9911 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(188)第十四部=〈少年期〉について(12)生 半可な倫理性という枠 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.11.26 区分 インタビュー キーワード プロレタリア文学/左翼文学/文体/室生犀星 見出し・語録 左翼的な文学の欠陥/晩年の犀星のすごさ 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年 9911 標題 背景の記憶 叢書名 平凡社ライブラリー309 出版社 平凡社 出版地 東京 区分 随想 キーワード 自伝/回想/身辺雑記 見出し・語録 1.過去についての自註/背景の記憶 2.佃んべえ/佃ことばの喧嘩は職業になるうるか/別れ/小学生の看護婦さん/少年の 日の界隈/月島の思い出/元祖モラトリアム人間/本を読まなかった/「父の像」/国語 の教科書/水辺の記憶:洲崎(遊廓)の方と大川(隅田川)の方/n個の性を持った女性 へ/百人一首の遊び/「笑い」はどこへ行った。 3.なにに向かって読むのか/ある履歴/思い出の本/わが読書/桜について/米沢の生 活/戦争の夏の日/泥酔の思い出/軍国青年の五十年/戦争と世代/十四年目の八月十五 日/昭和十七年から十九年のこと/思い出の劇場:海辺の劇場 4.30人への3つの質問/なぜ書くか/ボクの二十代/鮎川信夫との交渉史/たった一 つの黄金風景/わたしが料理を作るとき/「パチンコ」考/ほんの5gの賭け/読書につ いて/書物の評価/思い出メモ/思想的不毛の子 5.縮んだ街/こだわり住んだ町/私の町:谷中・団子坂・駒込・吉祥寺/谷中―わたし の散歩道/東京に住む/隅田川有情/わが東京/うえの挿話/現在の東京/室内楽/狂人 /一枚の絵:カンジンスキイ・バラ色の諧調/ニューヨーク・ニューヨーク/わが子は何 をする人ぞ/スケベの発生源/上野公園の冬/タクシーに乗る/一眼レフのカメラ/写真 修行/表現機械としてのワープロ/衝撃の影像/老人の意識調査/老い/入れ歯の不安/ 健康への関心/病院のこと/わたしの現況/「批評」を書く難しさ/詠むことの愉しみ あとがき/初出一覧 注記等 宝島社 1994年刊の再刊
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第26回:〈オカルトを 斬る!その2〉「死後の世界」は胎児期に形成された無意識の反映だ! 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 5 号 12 掲載頁 116-117 区分 インタビュー キーワード 心理現象/神秘体験/心残り 見出し・語録 UFOは心理現象である!集合的無意識によって起きる精神感応/子供の 頃、自分も昼間に輝く星を見た!別に神秘現象と捉える必要はない/「死」は本人には到 来しない!「死に対する恐怖」の源は1歳未満の子育てにある 注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第29回「俺だって、 誰だって、殺意は持ってる!」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 46 掲載頁 80-83 掲載年月日 1999.12.7 区分 人生相談 キーワード いっぱいいっぱい/逸脱/法律 見出し・語録 糸井重里・前座前白/人を殺したいと思う僕は?/〈殺意〉はいまの社会 の象徴かもしれない/専門家が思っている〈正常の範囲〉は、現実には通用しない/言論 の自由は、異常事態に釘を刺す唯一のもの 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(189)第十四部=〈少年期〉について(13)通 俗的な正義感の世界 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 1999.12.3 区分 インタビュー キーワード 父と息子/父と娘/文体/倫理/美意識/立川文庫/正義感 見出し・語録 小学入学以後の読書/「トンカツ大将」を愛読 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第30回「性表現の問 題は、良いか悪いかの次元ではない」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 47 掲載頁 74-77 掲載年月日 1999.12.14 区分 人生相談 キーワード 母系制/性体験/法律/児童ポルノ法案/自然 見出し・語録 性に関する表現の見方って?/性表現については、よくわかりません/性 の時期が、明治以降また早くなる/性の規制は、賛成、反対のレベルでは考えようがない 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉第31回「人間には友 だちなんてひとりもいない!」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 34 号 48 掲載頁 92-95 掲載年月日 1999.12.21/28 区分 人生相談 キーワード 親友/青春期/異性関係/利害関係/孤独 見出し・語録 糸井重里・前座前白/友だちがだんだん減っていく/人生で一カ所だけ、 ほんとうの友だちができる時期がある/〈純粋ごっこ〉こそが友情なのである/友だちの 事を考える切なさは大切。でも、結局、ひとりなんだ 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(190)第十四部=〈少年期〉について(14) 『昆虫記』を感動して読む 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.12.10 区分 インタビュー キーワード 文学/宮沢賢治/宇宙感覚 見出し・語録 塾で文学に目覚める/賢治のコンプレックス 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(191)第十四部=〈少年期〉について(15)倫 理的な賢治像への不満 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 1999.12.17 区分 インタビュー キーワード 宮沢賢治/松田甚次郎/エコロジスト 見出し・語録 芸術的美意識が消える/恐い面も理解すべき 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 加藤典洋 刊行年月 9912 標題 対談 2000年をまえに〈上〉「誤り」からの出発 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 大阪 掲載頁 13 掲載年月日 1999.12.21 区分 対談 キーワード 転向論 見出し・語録 戦後の思想形成をめぐって
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 加藤典洋 刊行年月 9912 標題 対談 2000年をまえに〈中〉文学をめぐる模索 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 大阪 掲載頁 18 掲載年月日 1999.12.22 区分 対談 キーワード 横光利一/太宰治/保田與重郎/小林秀雄/高村光太郎 見出し・語録 詩作から批評、言語論へ
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 加藤典洋 刊行年月 9912 標題 対談 2000年をまえに〈下〉「不変」と「変化」の分裂 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 大阪 掲載頁 10 掲載年月日 1999.12.23 区分 対談 キーワード 敗戦期/1970年/水/交換価値/精神/感覚/倫理問題 見出し・語録 千年単位で歴史を考える
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 9912 標題 親鸞:決定版 出版社 春秋社 出版地 東京 区分 思想家論 キーワード 親鸞/法然 見出し・語録 法然と親鸞:〈決定版〉のために 1『最後の親鸞』 最後の親鸞 和讚:親鸞和讚の特異性 ある親鸞 親鸞伝説 ○ 教理上の親鸞 初版あとがき 増補版のための序 『最後の親鸞』のこと 2『最後の親鸞』以後 親鸞論註 註記[『論註と喩』あとがき] 親鸞における言葉 3親鸞論考 和讚:その源流 興福寺奏状のこと 親鸞の一念多念 絵になる親鸞・絵にならない親鸞 『一言芳談』について あとがき 初出一覧
「吉本隆明1999年著作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 1999.12.27 改訂:2015.09.03