吉本隆明2020年著[遺]作リスト


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刊行形態 Book
著者 吉本隆明
刊行年月 2001
標題 吉本隆明全集 21:1984ー1987
出版社 晶文社
出版地 東京
区分 全集 
キーワード 
見出し・語録
I 
記号の森の伝説歌
   舟歌
   戯歌
   唱歌
   俚歌
   叙景歌
   比喩歌
   演歌
   あとがき
II 
柳田国男論
   体液の論理ーー序にかえてーー
   第 I 部 縦断する「白」
    1 海の流線の方位
    2 「白」の神の担い手
    3 「白」という言葉をめぐって
   第 II 部 動機・法社会・農
    1 動機の鏡
    2 動機の濃淡
    3 動機の根拠
    4 舞台の意味
    5 農
   第 III 部 旅人・巡回・遊行
    1 旅人とはなにか(1)
    2 旅人とはなにか(2)
    3 巡回と遊行(1)
    4 巡回と遊行(2)
III 
西行論
   I 僧形論
   II 武門論
   III 歌人論
    1 劇(I)
    2 劇(II)
    3 「心」と「世」
    4 「花」と「月」
   *
   西行の歌
   西行論について

良寛論
   序
   I 思想詩
   II 僧侶
   III 隠者
    1 自然のなかの自然
    2 自然のなかの生活
    3 自然のなかの倫理
    4 自然のなかの宗教
    5 書の自然性としての良寛
   註記
IV
  室内楽
  なぜタクシーに乗るのだろう
  石川九楊論
  必然の力を持った形ー長次郎作 黒楽茶碗・銘「尼寺」ー
  エイズの伝播
  『ゆきゆきて、神軍』その他
  共同体の起源についての註
  『寿歌西へ』について
  現在について
  最後の詩集[ 鮎川信夫 ]
  心と身体の物語
  葬儀をドラマ化するレポーターの勘違い
  磯田光一の批評
  『試行』の立場
  悲しい不朽[ 島尾敏雄 ]
  米沢の生活
  わたしの地名挿話
  情況への発言ーひとの死、思想の死ー[一九八七年一二月]
V
  「東京物語」アンケート
   執筆者コメント
  トークを終えて
  *
  現存する最大の長距離ランナー[ 岡井隆 ]
  北川透のイメージ
  菅谷規矩雄
  *
  『夏を越した映画』註
  『全集撰』第4巻のためのあとがき
  『よろこばしい邂逅』あとがき
  『全集撰』第6巻のためのあとがき
  『超西欧的まで』あとがき
  『全集撰』第5巻のためのあとがき
  『吉本隆明全対談集1』あとがき
  『試行』第六七号後記

解題 (間宮幹彦)

注記 ISBN978-4-7949-7121-0
月報:川本三郎「知識人嫌いの知識人」・石森洋「ご近所の吉本さん」・ハルノ宵子「幻の機械」

刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 2003 標題 情況への発言 暫定的メモ 掲載誌(紙・書)名 三島由紀夫1970:KAWADEムック文藝別冊 出版社 河出書房新社 出版地 東京 掲載頁 178-184 区分 情況論 キーワード 三島由紀夫 注記等 初出:『試行』32号 1971年2月 単行本収録:『吉本隆明全種11』晶文社 2015年12月 ほか
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 2004 標題 吉本隆明全集 22:1985ー1989 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I    ハイ・イメージ論I   映像の終わりから   ファッション論   像としての文学   映像都市論   多空間論   地図論   人工都市論   像としての音階   連結論   走行論   形態論   あとがき   *   『全集撰』第7巻のためのあとがき II    言葉からの触手    1 気づき 概念 生命    2 筆記 凝視 病態    3 言語 食物 摂取    4 書物 倒像 不在    5 思い違い 二極化 逃避    6 言葉 曲率 自由    7 超概念 視線 像    8 思考 身体 死    9 力 流れ 線分    10 抽象 媒介 解体    11 考える 読む 現在する    12 噂する 触れる 左翼する    13 映像 現実 遊び    14 意味 像 運命    15 権力 極 層    16 指導 従属 不関[イナートネス]   あとがき III    小林信彦/写真 荒木経惟『私説東京繁昌記』   イヴァン・イリイチ、玉野井芳郎訳『ジェンダーーー女と男の世界』   マルト・ロベール、東宏治訳『カフカのように孤独に』   岸田秀『幻想の未来』   C・G・ユング、野村美紀子訳『変容の象徴』   エーリッヒ・ノイマン、林道義訳『意識の起源史』(上・下)   村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』   ジョルジュ・バタイユ 、湯浅博雄訳『宗教の理論』   松本隆『微熱少年』   ジャン=ポール・サルトル、海老坂武・石崎晴己・西永良成訳    『奇妙な戦争ーー戦中日記』   エーリッヒ・ケストナー、高橋健二訳『ケストナーの終戦日記』   ケン・ウィルバー、吉福伸逸・菅靖彦訳『意識のスペクトル』   『女たちへの手紙 サルトル書簡集1』朝吹三吉・二宮フサ・海老坂武訳   中沢新一『野ウサギの走り』   糸井重里『家族解散』   ジャン=フランソワ・リオタール、小林康夫訳『ポスト・モダンの条件ーー知・社会・言語ゲーム』   村上龍『ニューヨーク・シティ・マラソン』   立花隆『脳死』   エドワード・サイード、板垣雄三・杉田英明監修、    今沢紀子訳『オリエンタリズム』   『中島みゆき全歌集』   ジョルジュ・バタイユ、湯浅博雄・中地義和訳『エロティシズムの歴史』   ジャック・ラカン、宮本忠雄・関忠盛訳『パラノイア性精神病』   ミシェル・フーコー、増田一夫訳『同性愛と生存の美学』   グレゴリー・ベイトソン、佐伯泰樹・佐藤良明・高橋和久訳『精神の生態学』   ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ、豊崎光一翻訳・編集『リゾーム…序』   村上龍『愛と幻想のファシズム』   村上春樹『ノルウェイの森』   ジル・ドゥルーズ、宇野邦一訳『フーコー』   ジル・ドゥルーズ、岡田弘・宇波彰訳『意味の論理学』   辺見じゅん『闇の祝祭』   P・E・デ=ヨセリン=デ=ヨング他、宮崎恒二・遠藤央・郷太郎訳    『オランダ構造人類学』   I・プリゴジン/I・スタンジェール、伏見康治・伏見譲・松枝秀明訳    『混沌からの秩序』   丸山健二『さすらう雨のかかし』   田村隆一『詩集 1946ー1976』『詩集1977ー1986』   高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』   古井由吉『槿』   J=N・カプフェレ、古田幸男訳『うわさーーもっとも古いメディア』   ライアル・ワトソン、内田美恵ほか訳『スーパーネイチャーII』    『ネオフィリア』『水の惑星』   赤坂憲雄『王と天皇』多木浩二『天皇の肖像』   イーフー・トゥアン、山本浩訳『空間の経験ーー身体から都市へ』   J・キャンベル、中島健訳『チャーチルの昼寝ーー人間の体内時計の探求』 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7122-7 月報:仙崎彰容「吉本隆明と言論の不在」・ハルノ宵子「Tの悲劇」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 2004 標題 地獄と人間:吉本隆明拾遺講演集 出版社 ボーダーインク 出版地 那覇市 区分 講演 キーワード 見出し・語録 I    身体のイメージについて(*)     イメージとしての文学1 文学作品は読めるのか     イメージとしての文学2 文学作品は書けるのか     日本文学の現状について(*)     現代文学に何が必要か II    労働組合について     バブルのあとに     現在について     民間教育への視座 III    日本浄土系の思想と意味(『現代と親鸞』第38号[2018年8月1日 親鸞仏教センター発行]に収録)     地獄と人間(*)     解説 吉本隆明の講演について  宿沢あぐり  注記等 ISBN:978-4-89982-381-0 筑摩書房刊行の『吉本隆明〈未収録〉講演集』全12巻刊行以後に見つかった講演をまとめたもので、 (*)講演は猫々堂『吉本隆明資料集』に収録済み。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 2008 標題 吉本隆明全集 23:1987ー1989 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I   ハイ・イメージ論II   拡張論   幾何論   自然論   分散論   パラ・イメージ論   段階論   普遍喩論   視線論   表音転移論   あとがき II   宮沢賢治   第 I 章 手紙で書かれた自伝   第 II 章 父のいない物語・妻のいる物語   第 III 章 さまざまな視線   第 IV 章 「銀河鉄道の夜」の方へ   第 V 章 喩法・段階・原型   第 VI 章 擬音論・造語論   付 擬音表・造語表   年譜・テキストおよび参考文献    あとがき   文庫版のための後書き   *   「銀河鉄道の夜」の人たち   賢治童話の風土 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7123-4 月報:川村湊「“終りをまっとうする批評家”」・金子遊「マクロネシアの渚へ」・ハルノ宵子「孤独のリング」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 2009 標題 ひきこもれーひとりの時間をもつということ (新装版) 叢書名 SB新書 出版社 SBクリエイティブ 出版地 東京 区分 インタビュー キーワード ひきこもり/不登校/いじめ 見出し・語録 解説:齋藤 孝 はじめに 第1章 若者たちよ、ひきこもれーーコミュニケーション能力を過大視するな 時間をこま切れにされたら、人は何ものにもなることができない 世の中に出ることはいいことか/一人で過ごす時間が「価値」を生み出す 「引き出し症候群」の素人はおっかない ひきこもることは問題ではない/他人とのつながり方は、それぞれでいい ひきこもることで育つ「第二の言語」 自分に通じる言語を持つということ/他人に伝えるのは二の次でいい 内臓に響くような心の具合はひきこもらないと直らない 大勢の人と交わることは必要か/「暗いこと」はコンプレックスにはならない 「孤独」をとことんつきつめてその上でやっていく 「正常」の範囲を狭めてしまうから、つらくなる/ひきこもりを直す必要はあるのか 社交下手でも恋愛においてハンデはない 夏目漱石の「行人」にみる恋愛心理/ひきこもりは恋愛において不利か/「食べさせても らえる」環境からの自立 第2章 不登校について考えるーー「偽の厳粛さ」を子供は見抜く ひきこもりも不登校も病的な状態ではない 「気質的ひきこもり」の区別/問題視しすぎるから、不登校に追い込まれる 「偽の厳粛さ」に耐えられない子供が不登校になる 教室に流れていた嘘っぱちの空気/子どもを苦しめているものの正体 教師が生徒と向き合おうとするから生徒は迷惑する 「余計なこと」はしない方がいい/今の学校が子どもに身につけるもの 不登校の人たちだけでかたまってしまうのはよくない 一般社会と自分を区切らないほうがいい/フリースクールについて思うこと 子ども自身も、自分に対して寛大になってしまっている面がある 安易に許容された子ども達/目先の利く人間にならないほうがいい 学校なんかに期待する親は大きな間違いを犯している 学校の勉強さえしていればいいのか/親は自分が学生だったころを忘れている 第3章 子どものいじめ、そして死についてーー「傷ついた親」が「傷つく子ども」をつくる いじめる子どもと、いじめられる子どもどちらも心が傷ついている 子どもの心の傷の原因はなにか/母親だけが悪いわけではない いじめている子どもを叱っても何の解決にもならない 強いから、いじめるのではない/いじめられる側の心理 子どもの自殺は親の代理死である 子どもはなぜ、死を選ぶのか/親から子への自殺願望の転移 大人になってから親の代理死としての自殺をした三島由紀夫 三島由紀夫さんは「傷ついた子ども」だった/世界的な作家といわれるよりも 自然死するには生命力がいるから老人たちは体を鍛える 強固な意志を貫いた江藤淳の死/自然死するのは簡単ではない 死ぬ時にはすでに「死」は本人のものでなくなっている どの時点をもって「人の死」とするのか/死を自分で支配することはできない 第4章 ぼくもひきこもりだったーーきらめく才能よりも、持続する力が大事 ひきこもっていることがマイナスにならない職業がいつか見つかる ひきこもりの環境と弱点/10年持続することの意味/頭のいい人と競り合わなくていい ひきこもり性だったから物を書き始めた 自分なりの手法を求めて/自分から近づいていく努力 ぼくが見つけた孤独の処方箋は「銭湯」と「神社のお祭り」 引っ込み思案な気質をもてあますとき/大勢の中にいる孤独に安堵する 世の中に対する自分なりのビジョンをもつ 社会に関わる必要なないのか/文学の本質は変わっていない/戦後、考えを修正したところ ぼくが沈黙したくない理由 敗戦後、なぜ文学者たちは沈黙したのか/考えていることは、答えないわけにはいかない 第五章 ひきこもりから社会が見えるーーぼくがいま考えていること 君が代もインターナショナルも死ぬまで二度と歌わない ワールドカップで思ったこと/ぼくには歌う歌がない 戦争で死んだ日本人を歴史から抹殺してはいけない 日本の侵略戦争について思うこと/経験したことを白紙に戻すことはできない 9・11から見えてくる戦後という時代に横たわる断層 「同時多発テロ」について思うこと/今の若者たちに言いたいこと ぼくが、あらゆる市民運動を信用しない理由 開かれているようでいて、閉じている集団/方向は自分で決めるべきではないか 老いるということを長い間誤解していた それは、ある日突然やってくる/憂鬱の軌道に入らないために あとがき 注記等 ISBN978-4-8156-0458-5 2002年12月に大和書房から刊行され2006年12月に同書房より文庫化[構成:梯 久美子]されたものの新書版。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 2011 標題 わが昭和史 出版社 ビジネス社 出版地 東京 区分 アンソロジー キーワード 見出し・語録 I 戦前  少年  過去についての自註 A  詩碑を訪れて  哀しき人々 II 戦後  戦争の夏の日  過去についての自註 B  敗戦期  水難  姉の死など  前執行部に代わって  文学者の戦争責任  「パチンコ考」  ボクの二十代  鮎川信夫との交渉史  わたしが料理を作るとき  六・一五事件と私  頽廃への誘い  敗北の構造 III 主著  『言語にとって美とはなにか』あとがき  共同幻想論のゆくえ  『心的現象論序説』あとがき IV 昭和の終わりへ  「父の像」  母の死  三島由紀夫の死  わが「転向」  連合赤軍事件をめぐって  「反核」運動の思想批判  昭和天皇の死 吉本隆明「昭和年表」 初出一覧 編集後記 注記等 ISBN978-4-8284-2224-4
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 2012 標題 自転車哀歓 掲載誌(紙・書)名 自転車に乗って:アウトドアと文藝 出版社 河出書房新社 出版地 東京 掲載頁 189-197 区分 エッセイ キーワード 自転車 注記等 底本:吉本隆明『日々を味わう贅沢:老いの中で見つけたささやかな愉しみ』青春出版社2003年2月刊を改題 した新書版[2012年9月同社刊]所収

「吉本隆明2020年著[遺]作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2021.02.07