吉本隆明2018年著[遺]作リスト


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刊行形態 Book
著者 吉本隆明
刊行年月 1801
標題 日本人の「場所」/宿沢あぐり「吉本隆明年譜」(12)
叢書名 吉本隆明資料集 172
編集 松岡祥男
出版社 猫々堂
出版地 高知
区分 
キーワード 
見出し・語録
日本人の「場所」:象徴天皇制と高度資本主義社会(『神奈川大学評論』1989年2月27日発行)
1象徴天皇制と農業問題
象徴天皇制を頭にいただいた高度資本主義社会/農耕社会と天皇制/シンボルとしての天皇/象徴
天皇制と農地改革/社会ファシズムと農本ファシズム/保守系ラジカリストと進歩的反動/象徴天
皇制はどこで終わるか
2高度資本主義社会での日本人の場所
産業構造/労働組合の組織率と中流意識
(1988年7月8日)

一九七〇年代の光と影(『マリクレール』1990年7月号)
1一九七〇年代の意味
七〇年代の団塊の世代/七〇年代の戦中派の世代
2七〇年代に始まった眼に見えぬ戦争
ニクソン・ショックと石油ショック/「反物語」を創る
3七〇年代以降の文化・都市問題
都市問題/アンカルチャーは可能か
4九〇年代の課題
住宅問題と土地問題/「はじまり」の兆候がでてきた
(紀伊國屋ホール1990年3月27日)

宗教思想家の親鸞−時間に耐えられる思想(『仏教』1990年10月号)
1「浄土の水準」をどこに想定してきたか
親鸞のばあい−−実体として信じられていない〈浄土〉/一遍のばあい−−死後の浄土に、名号そ
のものによって融合
2〈逆説〉は思想の時間を延長する−−親鸞の逆説
一遍のラジカリズムの衝撃/時間に耐えられる宗教
3現代に宗教は可能か
〈死〉を追いつめる/緊急の課題と永遠の課題を、いっしょに解く
(「仏教フォーラム」1990年4月14日講演)

わたしと仏教3:マルクス「相互作用」と親鸞の「非僧非俗」(『週刊仏教新発見』2007年12月
23日号)
ただの人間から何々的人間へ/「僧的人間」からただの人間へ

宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1989.11〜1992.4]

編集ノート
    
注記等   挿画 ハルノ宵子

刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 茂木健一郎 刊行年月 1802 標題 「すべてを引き受ける」という思想 叢書名 知恵の森文庫 出版社 光文社 出版地 東京 区分 対談 キーワード 科学/老人/人間/意識/知識/仕事/『芸術言語論』 見出し・語録 まえがき 茂木健一郎 第1章 科学はどこまで思想するか 第2章 老人は「超人間」か 第3章 人間は「限定された類」か 第4章 自己意識を社会化するとはどういうことか 第5章 古典的知識性は淘汰されたか 第6章 吉本流仕事法とは何か 第7章 「つづまりの仕事」へ向かって 吉本さんのこと 茂木健一郎 うまく思い出して、育つこと。  茂木健一郎 注記 2006年7月から10月にかけて5回行われた対談を収録した、2012年光文社刊本の文庫化。 ISBN978-4-334-78738-7
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1802 標題 吉本隆明質疑応答集 3 人間・農業 編集 宮下和夫 出版社 論創社 出版地 東京 区分 講演 キーワード 人間/農業 見出し・語録   I 「受け身」の精神病理について 異常の分散−−母の物語(原題・異常の分散について) 言葉以前の心について(原題・言葉以前の精神について)   II 自己と は何か−−キルケゴールに関連して(原題・自己とはなにか−−ゼーレン・キルケゴー ルの思想を手がかりとして) 文芸批評の立場からの人間理解のしかた フロイトおよびユングの人間把握の問題点について 「生き ること」と「死ぬこと」(原題・「生きること」について) 恋愛について 家族の問題とはどういうことか 現代社会と青年 三木成夫の方法と前古代言語論(原題・三木成夫さんについて)   III 農村の終焉−−〈高度〉資本主義の課題 日本農業論 農業からみた現在 安藤昌益の「直耕」について 解説 「劇ドラマ」としての人間 築山登美夫 吉本隆明 講演書誌 宮下和夫 お知らせ 編集部 注記等
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1803 標題 鶴見俊輔/文学の芸術性 叢書名 吉本隆明資料集 173 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 産業循環の速さと日本的情緒とのギャップが人を不安にさせる(『週刊ダイヤモンド』2008年 1月26日号) 日本は敗戦の惨めさを我慢強さや情緒で乗り切った/ 太宰治『駆込み訴え』:私のとっておき(『高知新聞』2008年5月11日) 『心的現象論』序(『EHESC BOOK』第1号2008年7月) 「日常的探検・冒険」論(『山と渓谷』2008年8月増刊号) 賢治と光太郎(宮沢賢治イーハトーブ館「高村光太郎展」パンフレット2008年8月) 一九四五年八月十五日のこと:昭和 忘れえぬあの一瞬(『小説現代』2008年9月号) 証言・永瀬清子 聞き手 白根直子(『現代手帖』2008年9月号) (2008年1月29日) 「『無形の蓄積』が重要だということだけは実感を交えて言える気がします」 聞き手 浅尾大 輔(『論座』2008年9月号) 「俺もちょっと勘違いしているところがあったな」/無価値を追求することを、人間がやめるこ とはあり得ない 不変の軸を貫く(『定本 清岡卓行全詩集』(思潮社)内容見本2008年10月) 詩人清岡卓行について(『現代詩手帖』2008年11月号) 鶴見俊輔−−何をどう言っても安心な人 聞き手 大日向公男(『道の手帖 鶴見俊輔』2008年 12月30日発行) 太宰の親密さにいかれちゃった 聞き手 吉村千彰(『東京人』2008年12月増刊号) 「学校は面白いか」そう聞かれました。/男の本質は“マザーシップ”だよ。/太宰の“親密さ” に引き込まれた。 鶉屋書店の想い出(『ことのは』第2号2008年12月1日発行) 文学の芸術性 聞き手 田中和生(『群像』2009年1月号) 芸術としての小説の変化/意味を重視するメディアの時代/個人の精神性が失われていく/メディ アの発達と精神の異常/芸術性をもつ日本語の分析 原論の自由 考え抜く:『日本語のゆくえ』(『神戸新聞』2008年2月25日) 芸術は「自己表出」/消えた作家の存在感 視力が衰えた今も、活字拡大機を使って書に向かう:この人の書斎が見たい!(『PLAYBOY』20 08年4月号) (聞き手 佐山一郎) 団塊世代なぜドフトエフスキー(『東京新聞』2008年6月7日) 自立せぬから、すがる/定年後の不安、重ねるな (聞き手 田原牧) 富山・弥陀ヶ原の称名ホテル:私だけの「世界遺産」(『週刊文春』2008年8月7日号) (吉本隆明の発言のみ抜粋) 終戦と静かな海の記憶:越中文学館 吉本隆明 戦争の夏の日(『北日本新聞』2008年8月11日) 絶望感が生んだ逆説(『北海道新聞』2008年8月14日) 名言・失言・放言「大全集」(『週刊文春』2008年10月30日号) (吉本隆明の発言のみ抜粋) 『最後の親鸞』ノート(『春秋』1971年12月号〜1973年12月号) 1親鸞思想と日本の知識人 2『歎異抄』の現代的意味 3『教行信証』について 4『教行信証』と『浄土三部教』 5親鸞固有の思想−−『書簡集』から [断続して10回掲載] 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1803 標題 吉本隆明全集 15:1974ー1978 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I  最後の親鸞    序    最後の親鸞    和讃−−親鸞和讃の特異性−−    ある親鸞    親鸞伝説    教理上の親鸞    あとがき    *    『最後の親鸞』のこと    興福寺奏状のこと    親鸞の一念他念    絵になる親鸞・絵にならない親鸞   『最後の親鸞』ノート    I 親鸞思想と日本の知識人    II 『歎異鈔』の現代的意味    III 『教行信証』について    IV 『教行信証』と『浄土三部経』    V 親鸞固有の思想−−『書簡集』から   論註と喩    親鸞論註    喩としてのマルコ伝    あとがき II    幻と鳥[『野性時代』連作詩篇0]   雲へ約束した[『野性時代』連作詩篇1]   夢の手[『野性時代』連作詩篇2]   俗母子像[『野性時代』連作詩篇3]   最後の場所[『野性時代』連作詩篇4]   悲しいめにあわないかな   太陽と死とは   すくなくとも[『野性時代』連作詩篇5]   夢の位置[『野性時代』連作詩篇6]   詩人論    The rain comes    ある註解    追跡    飢え   瞬時   海[『野性時代』連作詩篇7]   秋の暗喩   鳥をめぐる挿話   追憶のいま[『野性時代』連作詩篇8]   韻の少年   投影[『野性時代』連作詩篇9]   樹の睡り[『野性時代』連作詩篇10]   小虫譜   夏の図鑑[『野性時代』連作詩篇11]   窓の耳[『野性時代』連作詩篇12]   渚からの手紙 III    情況への発言−−きれぎれの批判−−[一九七七年二月]   ある〈夢〉の出発−−浮海啓−−   竹内好の死   情況への発言−−きれぎれの感想−−[一九七七年七月]   法の初源・言葉の初源   戦争の夏の日   情況への発言−−きれぎれの批判−−[一九七八年一月]   慈円について   近親婚はどうして禁忌か   断章−−平野謙について−−   竹内好について   宇宙の島   宇宙フィクションについて   『死の棘』の場合   その詩−−中野重治−− IV    〈法〉はいつも同時代にたいして意識されたカマトトとして現れます   *   痛切な仕事−−今川文雄訳『訓読名月記』−−   田原克拓『日本映画の論理』   三上治『幻想の革命』   遠山先生のこと   戦後詩の10篇   高村光太郎代表詩選   *   『近代日本思想体系29 小林秀雄集』解説付記   全著作集(続)のための序   『試行』第四七〜五〇号後記 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7115-9 月報:佐々木幹郎「吉本さんとの出会い」・三砂ちづる「引き継ぐ課題」・ハルノ宵子「片棒」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1804 標題 日本の現在・世界の動き/宿沢あぐり「吉本隆明年譜」(13) 叢書名 吉本隆明資料集 174 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 日本の現在・世界の動き(『日本の現在と世界の動向』[アイム’89教育フォーラムブックレット] 1991年4月10日発行) 1現在の日本の社会像 2社会像の転換点はどこか 社会像転換のシンボル/産業の転換と人口の減少 3日本国家の敗北 公共投資/土地利用・流通問題 4国家規制力と国家のイメージ ソ連・東欧の問題と国家のイメージ/飢えの中の高揚 5労働(組合)運動の課題 もっとも進んだ理念的国家、ポーランド/国鉄の民営化/社会主義の三つの理念 (東京都羽村勤労福祉会館1990年9月14日) 大拙の親鸞−「日本的霊性」をめぐって(『宗教学会報』1992年第7号) 1霊性とは意識と無意識との持続状態 〈自己表出〉と〈指示表出〉の区別しがたい持続状態/霊性のなかには無分別智も分別値も含まれる 2日本的霊性の現れとしての浄土思想と禅 大拙の十八願の禅的理解/『安心決定鈔』の十八願の理解のしかた/親鸞との理解のちがい/大拙の 「大地」の考え方と〈慈悲〉/盤珪禅師の「不生禅」と念仏/禅の特徴/「金剛経」の弁証/大拙の 功績と弱点 (大谷大学宗教学会・第11回「大拙忌」1992年7月10日) 万博マス・イメージ論(『筑波學生新聞』1986年1月10日号) 宿沢あぐり 吉本隆明年譜」[1992.5〜1994.8] 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1805 標題 親鸞の最終の言葉/身近な良寛 叢書名 吉本隆明資料集 175 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 敗戦に泣いた日のこと:わが人生最良の瞬間(『文藝春秋』2009年2月号) 内村剛介:〈ロシア学〉の最後の学徒 聞き手 大日向公男(『さよなら吉本隆明』2012年5月30日 発行[一部『東京新聞』2009年2月9日掲載]) (2009年2月) 谷川雁:「原点」と「自立」、「工作者」と「庶民」の違い 聞き手 大日向公男(『道の手帖 谷川雁』 2009年3月30日発行) (2009年1月30日) 親鸞の最終の言葉(『別冊太陽 親鸞』2009年5月) 辻井喬全詩集によせて(『辻井喬全詩集』[思潮社]内容見本2009年4月) 身近な良寛−『良寛詩集』−:枕頭の歴史書「人物との対話」(『文藝春秋』2009年6月号) これからの詩どうなる(現代詩手帖創刊五十年祭パンフレット『これからの詩どうなる』2009年6月20 日発行) 「吉本隆明さん、今、死をどう考えていますか?」 聞き手 木村俊介(『よい『お葬式』入門』2009 年8月25日刊所収) 天皇制・共産党・戦後民主主義:歴史としての「全共闘」;証言・戦後の転換点と左翼の終わり 聞き手  大日向公男(『中央公論』2009年10月号) 一九七〇年頃の転換点/戦後民主主義の仮面が剥がれた/得体の知れないエネルギー/戦前・戦中の時代 と全共闘の時代を繋げる/天皇制と共産党の神話を壊す/どんな場合でも心棒は思想/詩的喚起力/大衆 文化のあり様から/新たな脱出口を探して(2009年7月31日) 受賞のひとこと:宮沢賢治賞(『第19回宮沢賢治イーハトーブ賞』パンフレット2009年9月22日) 大衆の選択:政権交代(『現代思想』2009年10月号) (2009年8月17日)[談] 清岡智比古『東京詩』(清岡智比古『東京詩』2009年11月刊帯文) 二〇一〇年、吉本隆明が「人はなぜ?」を語る。 聞き手 糸井重里(『BRUTU』2010年2月15日号) マタイ伝を読んだ頃:はじめて読む聖書(『考える人』2010年2月春号) 終戦の日、沖へ泳ぐ/自己嫌悪から、聖書を読む/地獄の子/あなたには関係ない/「マチウ書試論」を 書く (2010年2月19日) 遊々ライフ:ゆったりと時間 濃密な相思相愛(『中日新聞』2009年4月13日号) (文・宮晶子) 朔太郎に通ずる「エロ」と「比喩」(『毎日新聞』2009年5月18日号) 太宰治の場所−−生誕一〇〇年 聞き手 大井浩一(『毎日新聞』2009年6月1日号) 親密な文体の背後に重さ 著者に会いたい『全マンガ論』:へえなるほどなあって思う(『朝日新聞』2009年7月26日号) (文 浜田奈美) 思索的渇望の世界 埴谷雄高・秋山駿・吉本隆明(『海』」1975年11月号) 第一部 故郷なき青春 台湾における少年時代/母と姉のこと/“初恋”と“理想の女性”/哲学的想念の始まり/最初の映画体 験/乱読の時代/演劇への耽溺/レーニンの『国家と革命』について 第二部 刑務所での読書/カントとデモノロギー/はじめての翻訳/開戦から敗戦まで 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1806 標題 変容する都市と詩/宿沢あぐり「吉本隆明年譜」(14) 叢書名 吉本隆明資料集 176 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 変容する都市と詩 聞き手 樋口良澄(『現代詩手帖』1986年5月号) 詩と都市/世界都市/都市の未来 フリーター、パラサイト・シングル、家族:現在への発言(『吉本隆明が語る戦後55年』第1巻2000年 12月5日発行) フリーターは昔の臨時雇いとどこが似通い、どこが違うか/働く側・雇う側の両方で自由度が増している/ 職をもち、家庭を築くという社会拘束性は失われていない/いまの親と子の世代は潜在的に和解の余地な い/超資本主義への移行を子の世代は直感的に受け入れている/社会の問題を国家の問題として捉えない (2000年10月13日) 清岡卓行の言葉、心に深く(『讀賣新聞』2006年11月7日号) (小屋敷晶子・文) 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1994.9〜1996.3] 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1806 標題 吉本隆明全集 16:1977ー1979 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I  戦後詩史論  戦後詩史論  戦後詩の体験  修辞的な現在  若い現代詩−−詩の現在と喩法−−  あとがき  増補版のためのあとがき  新版あとがき  索引 吉本隆明歳時記  春の章   中原中也 梶井基次郎  夏の章   堀辰雄 立原道造 嘉村礒多  秋の章   葛西善蔵 正宗白鳥 牧野信一  冬の章   宮沢賢治 長塚節 諸詩人  春の章   諸歌人  終の章   季節について  文庫版のためのあとがき  新版あとがき  * 季節論 II  モザイク[『野性時代』連作詩篇13] 広大な沈黙[『野性時代』連作詩篇14] ゆるやかな街[『野性時代』連作詩篇15] 陽のけむり[『野性時代』連作詩篇16] これに似た日 「空ニ釘」[『野性時代』連作詩篇17] 音にならない小節[『野性時代』連作詩篇18] 渇いたのどへ 抽象的な街で 欅の説話[『野性時代』連作詩篇19] 風の村[『野性時代』連作詩篇20] III  狂人 情況への発言[一九七九年一月] 都市に関するノート 山下菊二 本を読まなかった 別れ 芥川・堀・立原の話 情況への発言[一九七九年六月] 『記』『紀』歌謡と『おもろ』歌謡−−何が原形か−− 〈土着〉について−−伊藤貞彦への復信 I −− 生活と情況をめぐって−−伊藤貞彦への復信 II −− シモーヌ・ヴェーユの意味 遠山啓さんのこと 老い 〈アジア〉的ということ 情況への発言−−ひとつの死に関連して−−[一九七九年一二月] IV  『野性時代』アンケート  * 『初源への言葉』あとがき 『試行』第五一〜五三号後記 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7116-6 月報:長谷川宏「思考の楽しさ」・荒川洋治「詩の時代」・ハルノ宵子「銀河飛行船の夜」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1807 標題 八五歳の現在/柳田国男から日本、普天間問題まで 叢書名 吉本隆明資料集 177 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 <アジア的なもの>と民主党政権の現在 中沢新一・吉本隆明(『中央公論』2010年4月号) 民主党はどこまで行くか/純粋な思想家の持つ危険性/レーニンの「民営化」論/「官」という 〈アジア的〉問題/新興国・中国の『三国志』的な混沌/これから日本が直面するもの(2009年 11月6日) 資本主義の新たな段階と政権交代以後の日本の選択 聞き手・津森和治(『別冊ニッチ』第2号20 10年6月10日発行) 「超資本主義」という時代−「贈与価値論」について/ファシズムとウルトラナショナリズムの違 い/反グローバリズムと毛沢東戦略の有効性/世界金融恐慌と第四期段階の資本主義/アメリカ金 融資本の破綻と日本の選択−民営化の本質論/共同幻想としての国家論の地平−逆立する関係をめ ぐって/政権交代と鳩山民主党政権の行方/理念としての自由・平等・相互扶助/左右に片寄らな い民主党への期待/思想としての政治(2009年12月4日) 母校生誕百周年万才(『米沢工業会誌』第147号2010年6月14日発行) 遊学の地 米沢へ/自然とよき友とのめぐり合い/米沢高等工業学校の生誕百周年万才 六〇年安保 半世紀目の問い(『朝日新聞』2010年6月14日) (まとめ・藤生京子) 八五歳の現在 聞き手・北村肇(『週刊金曜日』2010年6月18日号) 民主党が「静かなる革命」を実現できるかどうかです/普天間問題も本質的な話になっていない/ 「よせやい」と自分に言い聞かせています やっぱり詩が一番:HONライン倶楽部(『讀賣新聞』2010年7月25日) (談) 宮沢賢治の生き方を心に刻む(『サライ」2010年7月号) 困っている民衆に無償で奉仕する/ひとつの考え方に拘泥はしない (談) 柳田国男から日本、普天間問題まで−戦後第四期の現在をめぐって 聞き手・橘川俊忠(『神奈川 大学評論』第66号2010年7月30日刊) 柳田国男との出会い/ネズミの記憶と『ねずみの浄土』/島尾敏雄と戦争/歴史観の修正と反省/ ニ・ニ六事件、三島由紀夫・村上一郎/戦争と大義名分、国家という問題/戦争と自己主張、隙間 /『共同幻想論』『遠野物語』『古事記』/自分に対する問いと存在理由/戦後第四期の現在/沖 縄、普天間、徳之島(2010年6月21日) 谷川雁 再びの息吹(『毎日新聞』2010年2月26日) [中山裕司] 思索的渇望の世界 埴谷雄高・秋山駿・吉本隆明(『海』1975年11月号) 第三部 〈革命〉と〈意識〉 「近代文学」と「マチネー・ポエティック」/花田清輝とモラリスト論争/「近代文学」の役割/ 『死霊』をめぐって/吉本・花田論争のこと/六〇年安保の頃/「情況への発言」をめぐって/『闇 のなかの黒い馬』のこと 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 1808 標題 日本浄土系の思想と意味《第五回親鸞仏教センターのつどい 講演録》 掲載誌(紙・書)名 現代と親鸞  号 38 掲載頁 2-23 掲載年月日 2018.08.01 区分 講演 キーワード 浄土教/親鸞/法然/一編/平等 見出し・語録 僧侶としての自己解体−−独自な日本の浄土教を/民衆と同じところで浄土を願う/法然と親鸞の生き 方/階級対立の狭間の問題/浄土教の思想の根源まで/一遍の無所有の生き方と親鸞の違い/親鸞のほ んとうの思想は何か/親鸞の究極の考え方−−臨終念仏を取らない/究極の場所−−平等の問題/答え られない問い/問いはいつでもある−−思想的な命の大切な部分/移りゆく時代状況の中で−−親鸞の 実在性 注記等 2007年4月24日、学士会館「本館」(千代田区神田錦町)で開催された第五回「親鸞仏教センターのつどい」 における講演録。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1809 標題 日本の歴史ブームをめぐって/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』(15) 叢書名 吉本隆明資料集 178 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 日本の歴史ブームをめぐって:現在への発言(『吉本隆明が語る戦後55年』第2巻2001年2月5日発行) 歴史本ブームにみられる日本再評価の動き/左翼から右翼へと飛躍できるのは「普遍性」を獲得していな いから/ロシア・マルクス主義の粗雑な天皇制のとらえ方がもたらしたもの/言語学から日本人の起源を 探っていく方法(2000年11月18日) 世界金融の現場に訊く:現在への発言 村山信和・吉本隆明(司会・編集部)(『吉本隆明が語る戦後5 5年』第3巻2001年3月5日発行) スイスの銀行からみた日本市場の金融機関/不況は変化率 調査方法にも問題がある/金あまりの状態で 金の価値は相対的に下がっている/リストラの意味をどう捉えていくか/キャッシュフローと信用の関係/ 戦後の復興が銀行の個人離れを起こした/社会貢献や社会還元を織り込んだ経済活動の台頭/日本的な経 営システムと貧富の差が拡大するシステム/ヨーロッパ人には起承転結の意識が強い(2000年12月15日) 日常生活のなかからの言語化 聞き手・福森俊晴(『ナーシング・トゥデイ』1987年1月号) 人類究極の問題−−精神医療、老人医療/慣れれば慣れるほどいい方向にいく/日常生活者としてふるまう 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1996.4〜1997.12]      編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1809 標題 即席カレーくらべ 掲載誌(紙・書)名 カレーライス!!大盛り アンソロジー 叢書名 ちくま文庫 編集 杉田淳子 出版社 筑摩書房 出版地 東京 掲載頁 148-154 区分 エッセイ キーワード 食べ物/カレーライス 注記等 「食べものの話13即席カレーくらべ」として『Q』第46号1997年2月刊に掲載され、後に『食べ もの探訪記』(光芒社2001年11月刊)に収録。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1809 標題 吉本隆明全集 17:1976ー1980 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I  悲劇の解読   序−−批評について−−   太宰治   小林秀雄   付 『本居宣長』を読む   横光利一   芥川龍之介   宮沢賢治   付 童話的世界   あとがき   文庫版のためのあとがき II  世界認識の方法   世界認識の方法−−マルクス主義をどう始末するか−− 吉本隆明/M・フーコー   歴史・国家・人間   世界史のなかのアジア   表現概念としての〈疎外〉   註   あとがき * ミシェル・フーコーへの手紙 III  古くからの旅籠 寓話[『野性時代』連作詩篇21] 海に流した自伝 海におくられてくる風[『野性時代』連作詩篇22] 三郎が死んだあと[『野性時代』連作詩篇23] 木の根に帰る司祭 空の出来ごと[『野性時代』連作詩篇24] 絵本[『野性時代』連作詩篇25] 長い朝[『野性時代』連作詩篇26] 小さな宿駅[『野性時代』連作詩篇27] はしる島[『野性時代』連作詩篇28] 踏み絵[『野性時代』連作詩篇29] IV  ある塹壕−−加藤龍之−− 幻想論の根柢−−言葉という思想−− 〈反逆〉は内向する−−田川建三著『イエスという男』を読む−− ゲーテの色 中上健次論 福島泰樹論−−風姿外伝−− 死のサルトル ホーフマンスタールの視線 「生きること」と「死ぬこと」 夢・その他 V 『野性時代』アンケート * 島尾敏雄の光と翳 末次弘『漱石文学論』 異教的な風貌[竹内好] * 『幻想論の根柢』序 『試行』第五四〜五五号後記 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7117-3 月報:北川透「最後の場所 思想詩人吉本隆明」・竹田青嗣「新しい世代が受け継ぐべきもの」・ハルノ宵子 「ボケるんです」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1810 標題 書くことと生きることは同じじゃないか 叢書名 吉本隆明資料集 179 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 書くことと生きることは同じじゃないか よしもとばなな・吉本隆明(『新潮』2010年10月号) 家族という集団の特殊性/古くて新しい男と女の「問題」/混乱した日本社会をどう考えるか/いい小説に は、自分が書かれている/人生で最良のよろこびとは(2010年6月4日) 推薦不要の弁(『田村隆一全集』[河出書房新社]内容見本2010年10月) 中也詩、賢治詩をめぐって:詩と境界 聞き手 福島泰樹(『中原中也研究』第15号。2010年10月発行) 小林秀雄、長谷川泰子/三者三様の体験/「朝の歌」「臨終」/宮沢賢治、中原中也/才能以外のもの/二 度目の宮沢賢治 大失敗、警官隊から逃げ込んだ所は警察署:安保と青春 されどわれらが1960(『文藝春秋』2010年12 月号) 「昭和」に収まらない才能:昭和史再訪(『朝日新聞』2010年12月25日) 小さく小さくと考える:年始インタビュー(『沖縄タイムス』2011年1月6日) 漱石が手本/一番の問題 かっこいい老人たち:面倒くさいから寝転んでいますが、政治指導者になれと言われたら実現させたい考え はあります  聞き手 仲俣暁生(『ことば』2011年3月発行) 八十歳を過ぎて自覚した老い/宇宙の星と同じくらい生きる/文学は不良のやるものだった/社会の変革は 可能か 本を開けば1:本の世界 貸本屋で学んだ(『朝日新聞』2011年3月6日) 本を開けば2:絶えずいつでも考えています(『朝日新聞』2011年3月20日) 本を開けば3:忘れ得ぬ 太宰治の独演会(『朝日新聞』2011年3月27日) 〈談〉 ホスピス平均入院日数 余命十八日どう過ごしますか?寝っころんでます。自分の能力は示せたから(『サ ンデー毎日』2011年3月13日号) 理念がないからダメになる:これが私たちの望んだ日本なのか(『文藝春秋』2011年4月号) 逆説の親鸞 (『親鸞の歩き方』2011年4月発行) 親鸞の思想 小川哲生『わたしはこんな本を作ってきた』(小川哲生『わたしはこんな本を作ってきた』2011年5月31 日刊帯文) 梶木剛 追悼(梶木剛『文学的視線の構図』2011年5月19日刊所収) 私が選ぶ「昭和の言葉」:僕は無知だから反省なぞしない 小林秀雄、座談会での発言、昭和二一年(19 46)(『中央公論』2011年6月号) 性を語る 聞き手・辻陽介(インターネット『VOBO ECSTACY WEB MAGAZINE』2011年7月25日) (2011年7月5日)* 再見・竹内好−−生誕一〇〇年(『毎日新聞』2010年10月19日号) 文学研究の現代性/一貫して毛沢東支持/多民族の複雑さ把握 [文・大井浩一] 十五歳たちに向き合って語った寺子屋授業:『15歳の寺子屋 ひとり』(『ダ・ヴィンチ』2010年12 月号) (取材・文 瀧晴巳) 対幻想〜疎外論の根源 友納英毅・森崎茂・吉本隆明(『パラダイスへの道’90』1990年9月発行) 位相の裂け目と内接/表現の根源/大衆の原像と対の内包像/現在/〈未来〉と〈過ぎぬこと〉/『密室』 の核心について/表現の〈中性地帯〉と広がりをもつ〈点〉/ニ度目の知の解体処理をめぐって 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子   ※コイトゥス再考 #15吉本隆明、性を語る。http://vobo.jp/takaaki_yoshimoto.html
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1810 標題 おびえながら放たれてくる微光 掲載誌(紙・書)名 推薦文、作家による作家の全集内容見本は名文の宝庫 編集 中村邦生 出版社 風濤社 出版地 東京 掲載頁 - 区分 推薦文 キーワード 小川国夫 注記等 『小川国夫作品集』河出書房新社(1974年) 猫々堂『吉本隆明資料集 55』2006年5月刊に収録済。
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1810 標題 島尾敏雄の光と翳 掲載誌(紙・書)名 推薦文、作家による作家の全集内容見本は名文の宝庫 編集 中村邦生 出版社 風濤社 出版地 東京 掲載頁 - 区分 推薦文 キーワード 島尾敏雄 注記等 『島尾敏雄全集』晶文社(1980年)
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1810 標題 猫になればいい 掲載誌(紙・書)名 にゃんこ天国 猫のエッセイアンソロジー 叢書名 ごきげん文藝 編集 出版社 河出書房新社 出版地 東京 掲載頁 210-215 区分 インタビュー キーワード 猫 注記等 『フランシス子へ』講談社2013年3月刊)に収録。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1811 標題 アメリカ同時多発テロ/宿沢あぐり「吉本隆明年譜」(16) 叢書名 吉本隆明資料集 180 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 アメリカ同時多発テロ:現在への発言 聞き手 山本哲士(『吉本隆明が語る戦後55年』第7巻2002年 2月1日発行) あのテロ行為には日本国と日本人の模倣がみられる/真珠湾攻撃と同一視したのはアメリカがもつ弱点の 表れ/イスラム原理主義とオウム真理教 テロ行為を働くほうの問題/アメリカは「いい気になっている」 と思われていることを自覚しない/日本の戦時中もよく調べないと「ファシズムだった」とは言えない/ 宗教的倫理と経済倫理が重なっているところを見極める/社会倫理と個人倫理が重なるところに日本でし か通用しない倫理がある/池田小殺傷事件には「思い込みの必然」がある/これからの人文科学に期待さ れるのは類型づけ (2001年9月17日) 現代スポーツとテロリズムに見る玄人性と素人性:現在への発言 聞き手 山本哲士(『吉本隆明が語る 戦後55年』第3巻2002年5月31日発行) イチローは大リーグでは打法が大きく変わった/K−1で日本人選手がどうしても勝てない理由/ほとん ど病的になっている現代スポーツ/ルールや規則にはめ込むとプロスポーツは面白くなくなる/興味をそ そるマラソン選手の足の裏/米国テロ事件にみる玄人と素人の違い/欧米の先進国は後進国の心情に無理 解/テロ支援で小泉首相は早くも馬脚をあらわした/倫理の違いを捉えないとさらに問題が起こる (2001年11月15日) 「科学技術と人間性は相反する」という考え方はナンセンス。 科学技術というものは人間の〈自然力〉の延長だと、僕は思いますね。(掲載誌不明) [収録年月日不明、談話] 戦時下の苛烈な青春:舞台再訪;吉本隆明「1949年冬」米沢市(『朝日新聞』1988年11月27日山形版) (文・伊藤智宣) 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1998.1〜2000.1] 編集ノート お詫びと訂正      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1812 標題 資本主義の新たな経済現象と価値観の射程 叢書名 吉本隆明資料集 181 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 資本主義の新たな経済現象と価値観の射程ーー贈与・被贈与、そして相互扶助をめぐって 聴き手  津森和治+編集部(『別冊ニッチ』第3号2011年7月10日発行) 先進国と途上国との経済的格差/先進国は後進国の空き間に目をつけて収奪する/贈与・被贈与の 経済政策の空想性と可能性/資本主義の経済法則を変革することは可能か/経済現象総体としての 資本主義と経済学/贈与の経済現象とその意味/根本的な関係は天然自然と人間との関係/労働日 ・労働時間と貧富の格差ーー消費産業固有の現象と労働人口/戦後体験のなかで体験した相互扶助 の様相/天然自然物と人間との交換関係の変容/戦後改革の中の贈与政策のある例ーー敗戦革命と アメリカの進駐軍の政策/敗戦革命の遺産を今に生かすことの意味/遠山啓の講義再開という機会 ーー就職難の時代に得た教訓/集合意識としての機会の考察ーー日本の若い人たちは躊躇している /三浦つとむの政治思想と理想社会の経済関係/レーニンの民営化と郵政民営化という名の会社組 織化/日本とヨーロッパの固有性としての相互扶助精神の違い/善悪不行の信仰という日本人の固 有性 (2010年6月1日) 江藤さんについて 聞き手 大日向公男(『江藤淳1960』2011年10月発行) 対立者だと思ったことはない/『作家は行動する』と小林秀雄との距離/文学の問題として国家を 論じた/サブカルチャーへの違和/対幻想と『成熟の喪失』/喪失感と戦後 (2011年9月9日) 固有値としての自分のために 1 聞き手 菊谷倫彦(『kototoi』第1号2011年11月30日発行) 「荒地」との出会い/戦争体験の感受性/「荒地」と日本の詩の歴史/最近の試作について/「戦 後の第四期」/現在の試作の問題/固有値としての自分 固有値としての自分のために 2 聞き手 菊谷倫彦(『kototoi』第2号2012年3月31日発行) 「歌い方」の問題/宮沢賢治の詩の秘密/固有の世界はどうつくられるか/古典時代と現代のちが い/大変な現代をどう過ごすか 固有値としての自分のために 3 聞き手 菊谷倫彦(『kototoi』第3号2012年7月30日発行) 固有性を生きるために/思い出の先生のこと/これからの時代の生き方 (2011年6月24日) 大衆としての現在 聞き手 安達史人 ほか(『大衆としての現在:極言私語』1984年11月5 日刊) 座談 知識教養人 vs 生活一般人(ガクシャトゲイノージン) しゃべり言葉、書き言葉、ふたつを超える新しい文体を見つけることの試行錯誤/いると思う。 飛びさえすればいいんで帰り途がないでしょ。 インタビュー I 『マス・イメージ論』その後 座談 着想芸術とシロウト 舞台に立ってコヨーテの鳴声を出したら果たしてそれも芸術なのか! インタビュー II “イエスの方舟”と女性たち 徹底して受身であることの方法は親鸞にも共通する姿勢であるーー 座談 「モノンクル」のおじさんたち 「モノンクル」の編集者であった岸田秀さんと伊丹十三さんへの寸感。 インタビュー III 『霧の中』と佐川一政 意識は正常であり無意識が病的であることの“罪”と“罰”の救済について 座談 知識人の苦しさ むしゃくしゃ面白くもない心理はなんとかならないのかナ インタビュー IV まとめ 国家管理の圧迫は政体の差異を不分明にし、知は窮迫し、大衆のレベルアップだけが希望的である 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1812 標題 吉本隆明全集 18:1980ー1982 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I  空虚としての主題    書きだしの現象論    抽象的と具象的    イメージの行方    背景のしくみ    感性による否認    固執された〈意味〉    持続された思惟    さまざまな自然    「私」および「彼」の位置    「私」小説に出あう    物語を超えて    嫌悪としての描写    現在という条件    あとがき    文庫版のためのあとがき II  源氏物語論    第 I 部 母型論    第 II 部 異和論    第 III 部 厭離論    第 IV 部 環界論    あとがき    わが『源氏』    文庫のための註    『源氏』附記 III  鳥の話 天の河原ゆき[『野性時代』連作詩篇30] 旅の終り[『野性時代』連作詩篇31] 水の死 夢は枯野[『野性時代』連作詩篇32] 魚の木 水の絵本[『野性時代』連作詩篇33] 融けた鏡[『野性時代』連作詩篇34] 掌の旅 [『野性時代』連作詩篇35] 木の説話[『野性時代』連作詩篇36] 本草譚 坂の曲がり[『野性時代』連作詩篇37] 追憶  [『野性時代』連作詩篇38] 葉の魚 [『野性時代』連作詩篇39] 葉の声ーー入江比呂さんにーー IV  アジア的ということ I アジア的ということ II アジア的ということ III アジア的ということ IV アジア的ということ V アジア的ということ VI アジア的ということ VII 「アジア的」なもの V 村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』 「文学者」という画像 川端要壽のこと 『赤光』論 村上一郎論 『初期心的現象の世界』について ドストエフスキーのアジア 源氏物語と現代ーー作者の無意識ーー VI 『野性時代』アンケート 「百人一答ジャパネスク」アンケート * 諏訪優 横光利一 際限のない詩魂[高村光太郎] * わが子は何をする人ぞ 果樹園からリンゴを盗む * 『言葉という思想』あとがき 『試行』第56〜57号後記 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7118-0 月報:山本かずこ「「吉本隆明」に憧れる」・安藤礼二「「母型」を求め続けた人」・ハルノ宵子 「花見と海と忘年会」

「吉本隆明2018年著[遺]作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2019.01.13