吉本隆明2017年著[遺]作リスト


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刊行形態 Book
著者 吉本隆明
刊行年月 1612
標題 吉本隆明全集3:1951ー1954
出版社 晶文社
出版地 東京
区分 全集 
キーワード 
見出し・語録
 I
日時計篇(下)
「日時計篇」以後

II
〈手形〉

III
Phenomenon of Bronze in Surface Coatings

解題〈間宮幹彦〉

注記 ISBN978-4-7949-7103-6
月報:吉増剛造「沈黙の言語」・芦田宏直「「転向」について」・ハルノ宵子「eyes」
第12回配本 第一期完結

刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1701 標題 〈真の人間解放〉とはなにか/心と言葉、そのアルケオロジー 叢書名 吉本隆明資料集 162 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 〈真の人間解放〉とはなにかーー新しい歴史観の創造 聞き手 津森和治(『別冊 ニッチ』2003年12月25日発行) 京都・三月書房に「試行」が置いてあった頃/9・11/3・20以降の世界史の方法:マルクス「ユダヤ人問題に寄せて」を めぐって/宗教から国法へ、そして民族国家の成立/民族国家の解体と共通通貨の誕生/神が先か自然が先か:「旧約聖書」 にみるヨブの嘆きの意味/宗教と国家における「アジア的段階」の特殊性:農業生産におけるアジア社会とヨーロッパ社会 の違い/宗教及び国家の起源と展開の仕方:地域固有性と種族固有性の違い/生物としての人間の特徴的な印:人間の精神 内容と脳神経の関係/偶然に支配された人類の発生史:言葉の発生と人の精神内容の形成/アメリカの誤謬:理由なき先制 軍事攻撃(テロリズム)と宗教の同質性/戦争のリアリズム:日本本土が戦場になれば、閣僚・政治家・官僚は逃走する/ 核兵器の廃絶こそリアルである:戦争を知っている世代のリアリズム/国家への帰属意識を捨て個の自立へ:自衛隊が民衆 を守るわけではない 心と言葉、そのアルケオロジー 中沢新一・吉本隆明(『群像』2004年1月号) とてつもなく古い心の地層へ/「心そのもの」の探求/レーニンの破綻ぶり/サル、ネアンデルタール、現生人類の間/脳 と心の分離/言葉の原点はどこにあるか/流動的知性へ/「第3期の形而上学」成立への見通しは?(2003年10月14日) 詩と思想の六〇年 聞き手 加藤典洋・高橋源一郎・瀬尾育生(『文藝別冊 吉本隆明』2004年2月28日発行) 論争の構え方/詩と思想の区別/詩と敗戦/皇国青年として/新しい詩のかたち/右翼ラディカリズム/行動の原則/詩の 方法/詩への希望(2004年1月8日) 空閑地:東京からなくなったもの・街の風景(『東京人』2004年3月号) 「大衆の味方」媚びず美化せず:風韻 聞き手 藤生京子(『朝日新聞』2004年7月25日) 清冽な色彩と繊細な線に守られた前衛画家(『大塚睦画集』2004年8月刊) 大塚睦・その画業 自分だけの「あの味」を追い求めて 聞き手・宇田川 悟(『サントリークォタリー』第76号2004年9月10日発行) カレーライス文化/幻の味/得体が知れねえのは、だめだな/まだまだ食いたい 散歩者インタビュー 聞き手 武田憲人(『散歩の達人』2004年11月号) メタアメリカ時代の街と芸術の問題点/芥川と堀辰雄と下町のヘンテコ特性/年を取ると散歩も「目標」が必要だ そんな批評でいいのか 中上健次・島田雅彦・吉本隆明(『いま、吉本隆明25時』1988年2月25日刊所収) (1987年9月13日) 「批評と無意識」をめぐって 宇野邦一・吉本隆明(『いま、吉本隆明25時』1988年2月25日刊所収) システムの多様性と欲望の両義性/高度資本主義批判は開かれているか/原則の違いとそのコミュニケーション 藤村記念歴程賞の贈賞式(『週刊読書人』2003年12月) 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1702 標題 西伊豆のづけ丼 掲載誌(紙・書)名 お〜い、丼:満腹どんぶりアンソロジー 叢書名 ちくま文庫 出版社 筑摩書房 出版地 東京 掲載頁 155-160 区分 エッセイ キーワード 食べ物/海鮮丼 注記等 「食べものの話17西伊豆のづけ丼」として『Q』第50号1997年10月刊に掲載され、後に『食べもの探訪記』(光 芒社2001年11月刊)に収録。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 江藤 淳 刊行年 1702 標題 吉本隆明 江藤淳 全対話 叢書名 中公文庫 出版社 中央公論新社 出版地 東京 区分 対談 キーワード 見出し・語録 文学と思想[1966年11月10日] 外側から見た日本/資料の選択/幻想の共同性/反秩序の思想/『ヒロシマ・ノート』批判/個人的倫 理と政治の論理/思想の根源にあるもの/共生感への渇望/人間存在のしかた/日本文学の指標 文学と思想の原点[1970年6月18日] 漱石と登世をめぐって/退路のない状態/「もの」の手触り/プロとアマについて??価値観の原点/ 禁忌の是非??レーニンと西郷隆盛/集団・国家・政治権力/自分が死ねば世界は終わる/先住民族 と統一国家 勝海舟をめぐって[1970年] “総理大臣”勝海舟・つかみどころのない存在/勝海舟と日本の近代/維新、構造の謎/江戸っ子勝海舟 現代文学の倫理[1982年2月13日] 知識人の役割とは何か/六〇年代という時代と文学/戦後派の文体はいかにして生み出されたか/新憲法 の成立過程/占領軍は日本を解放したのか抑圧したのか/知的・創造的空間の再建は可能か/川端康成と 三島由紀夫の死が意味するもの 文学と非文学の倫理[1988年9月8日] 転換する八〇年代文学/〈歴史〉は存在するか/〈現在〉と彼方からの視線/文学に露出する倫理/〈戦 中〉、〈戦後〉を同時に批評する場所/進歩主義と〈日本〉という問題/近代の終焉とどうむきあうか * 江藤さについて:インタビュー 吉本隆明/大日方公男(聞き手)[2011年9月9日東京・本駒込吉本宅にて/『江藤淳 1960』2011年10月刊] 吉本隆明と江藤淳ーー最後の「批評家」:解説対談 内田樹×高橋源一郎[『中央公論』2011年12月号] 索引 編集付記 注記等 ISBN 978-4-12-206367-9 「本書は『文学と非文学の倫理』(中央公論新社、2011年10月刊)に吉本隆明のインタビュー「江頭さんについて」を増補し、改 題したものである。文庫化にあたり、新たに解説対談を収録した。」(「編集付記」)
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1702 標題 「距たり」を記述すること 掲載誌(紙・書)名 私の旧約聖書 新版 叢書名 中公文庫 出版社 中央公論新社 出版地 東京 掲載頁 225-233 区分 書評 キーワード 色川武大/「私の旧約聖書」 注記等 初出:『新潮』1992年2月号
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1703 標題 中原中也について/イエスとはなにか 叢書名 吉本隆明資料集 163 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 中原中也について(『新編 中原中也全集』月報8 2004年11月) 恋愛に残る、明治の残滓(『日経ビジネス』2004年11月25日号) 江藤淳よ、どうしてもっと文学に生きなかったのか 聞き手 田中和生(『三田文学』2005年春季号) 漱石について書いた鴎外のような人/役割は敵対的でも文学の核は似ていた/敵対的な役割の不自由さを越えて/文学の 世界を泳ぎきって欲しかった/もっとも魅力的な江藤淳の暗部/混迷の一九七〇年代をくぐり抜ける/これからの文学の 課題/江藤淳が遺したもの イエスとはなにかーーー思想から 佐藤研・笠原芳光・吉本隆明(笠原芳光/佐藤研編著『イエスとはなにか』2005年 2月26日刊) 出発点としての問い/「マチウ書試論」その後/倫理の言葉としての「読み」/宗教の解体と精神の深さ/「最後のイエ ス」への視座/イエスを生きるーー多勢より一人/イエスと弟子/イエスと家族/「イエスの方舟」の価値観 『広告批評』アンケート(『広告批評』2005年2・3月合併号) 哲学者の食卓 聞き手 宇田川 悟(『一冊の本』2005年3月号) 思想家、厨房に立つ/母の味に回遊する/内緒で食う快楽/間断なく食べていたい 吉本隆明が吠えた! (『CIRCUS』2005年6月号) コンビニまで歩けるようになったらキャラメルを買って食べたい 聞き手 古川雅子(『アエラ』2005年5月25日号) だぶだぶっとソース漬け/コンビニで買い物が目標 頭が危なっかしくなったらーー聖書:人生の危機に読む本(『文藝春秋』2005年7月号) 天皇および家族をめぐって(前編) 中上健次・三上治・吉本隆明(『すばる』1989年11月号) 立憲君主論の矛盾/農村社会の崩壊と天皇制/『万葉集』の一兵卒として/アフリカ的王権について/単純エコロジスト について/ボートピープルへの反応/一夫一婦じゃないから悪い?/娘・ばななに教えることは何もない/普通の女であ るということ/「宮崎勤事件」と家族の諸問題/「いやさか」であるということ 著者からのメッセージ:『超恋愛論』(『Yomiuri Weekly』2004年11月14日号) 雑音だけでなく、雑用なんかも入ってくる。それが昔からの慣れ親しんだ僕の書斎の形なんだ。(『男の隠れ家』2004 年12月号) (文 Yasushi AIBA) 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1704 標題 鮎川詩の問題/宿沢あぐり「吉本隆明年譜」(9) 叢書名 吉本隆明資料集 164 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 文学の現在的課題(『文学の現在的課題』立命館大学日本文学研究会1975年9月12日発行) 「文学の現在的課題」資料 (立命館大学学園ホール1974年11月6日) 鮎川詩の問題(『現代詩手帖』1977年1月号) (1976年11月20日) 坂本龍一ツアー(『月刊カドカワ』1986年7月号) [表題は編者が付したものです] 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1982.5-1985.9] 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1704 標題 写生の物語 叢書名 講談社文芸文庫 出版社 講談社 出版地 東京 区分 評論集 キーワード 和歌 見出し・語録 起源以前のこと 明治は遠いか 遊びとしての『百人一首』 『神の仕事場』と『献身』 短歌の新しい波1 短歌の新しい波2 短歌の新しい波3 短歌の新しい波4 私家集1 私家集2 私家集3 鴎・漱の短歌 『神の仕事場』の特性 明石海人の場合1 明石海人の場合2 「おふでさき」の世界 「おふでさき」の解体 賢治の短歌 中也と道造の短歌 法然歌 『草根集』の歌 江戸期の歌1 江戸期の歌2 江戸期の歌3 短歌の現在 解説 「幻の歌人」が天空から語っている 田中和生 年譜 高橋忠義 著書目録 高橋忠義  注記等 『短歌研究』(一九九五年四〜十月号、一九九六年一〜八月号、一九九七年一〜八、十、 十一月号)発表の論考を集成。 底本:『写生の物語』2000年6月講談社
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1705 標題 吉本隆明全集 37:書簡 I 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 書簡 見出し・語録 書簡 I 川上春雄宛全書簡 1960〜2001 資料 I 川上春雄ノート 吉本隆明会見記 1960年7月19日 奥さんの話   1960年7月19日 郷右近厚会見記 1961年10月17日 吉本隆明夫妻訪問記 1962年1月22日 渡辺金弥訪問記 1963年3月19日 訪問メモ 1964年4月10日 吉本隆明会見記 1967年2月19日 吉本順太郎翁聞き書 1967年2月20日 吉本隆明訪問メモ 1967年5月28日 吉本隆明訪問記 1967年10月15日〜21日 聞き書 1968年3月 吉本家の源流 1978年8月27日 資料 II 吉本隆明訪問記 加藤進康 1946年 服部雅美・加藤進康・吉本隆明回覧文 1945年 資料 III 吉本順太郎・エミ夫妻インタビュー 1967年10月20日 資料 IV 著作集編纂を委かされた川上春雄氏 1970年10月26日 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7137-1 月報:山根貞男「ある世代の思い出」・田中和生「文芸評論家から文人へーー書簡集刊行に寄せ てーー」・ハルノ宵子「お気持ち」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1705 標題 夏目漱石を語る/路地の家に移り住んで 叢書名 吉本隆明資料集 165 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 老いの幸福感:いま この時代に(『西日本新聞』2005年6月12日) 藤井東先生のこと(藤井東『ここって塾!?』[2005年6月25日春秋社刊]序文) 夏目漱石を語る 聞き手 笠原芳光・安達純(『森』8号2005年7月発行) 漱石の「重さ」/本音を言う漱石/精神の深さ/漱石と親鸞/優しさとしての父性/文学の初 源性としての自己慰安/脱と人間力 著者自筆広告 (『谷中・根津・千駄木』80号2005年7月20日発行) 「理想」の可能性(『週刊 四国遍路の旅』第23号2005年8月11日号) 『新約聖書』(『週刊文春』2005年8月11・18日号) 石川九楊『「二重言語国家・日本」の歴史』(石川九楊『「二重言語国家・日本」の歴史』 [2005年9月NHK出版刊]帯文) 浮海啓 第一詩集を推す(浮海啓『夜風の運ぶメモリー』[2005年9月25日砂子屋書房刊] 帯文) どう生きる?これからの十年(『ブッククラブ回』2005年10月) 高次の短歌的表現(『岡井隆全歌集』[思潮社]内容見本2005年11月) 路地の家に移り住んでー石関善治郎著『吉本隆明の東京』の刊行に先立って 石関善治郎・吉 本隆明(『週刊読書人』2005年12月9日号) 車も出入りできない所に/船作りのできる場所/三つとも寺の地所に/マンションが次々と建 つ/個人商店が壊滅状態 日本人の宗教観ーー宗教を問い直す 笠原芳光・吉本隆明(『中外日報』2006年1月3・7・ 12日号) 三世代同居か、教会か/非合理性に惹かれる若者/宗教の外形解体さす/奥深く宗教考察か/ 人をすなどる難しさ/独自の道開く親鸞/非僧非俗と自らを規定/発展、進化した親鸞/「絶 対」から「相対」へ/正岡子規の主観的客観/「二元論」的な西欧と「不二」を尊ぶ日本と/ 段階のたどり方に差/聖人君子以前を説く/その影響を受けた? 宮沢賢治 太宰治との出会い(『太宰治作品集』[NHKサービスセンター・朗読CD]2006年1月16日刊) 肉フライ:吉本隆明さんのお品書き(『讀賣新聞』2005年11月14日号) (高橋直彦[記者]) 吉本隆明翁に会いに行く:旅行者の記憶 上野物見遊山 文・荒井敏記(『coyote』9号2005 年12月10日発行) 序章/一幕/二幕/吉本問答十七番/三幕 文学および家族をめぐって(後編) 中上健次・三上治・吉本隆明(『すばる』1989年12月号) 物語の正統と『奇蹟』について/昭和の文学と「人倫」ということ/「近代文学」から第三の新 人まで/村上春樹と村上龍/希薄な青春をどう描く/文化人類学としての吉本ばなな/ただの一 般大衆であるということ/保守すべきは何か 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1705 標題 坊っちゃん 掲載誌(紙・書)名 夏目漱石『坊っちゃん』をどう読むか 叢書名 文芸の本棚 編集 石原千秋 出版社 河出書房新社 出版地 東京 掲載頁 132-146 区分 作品論 キーワード 夏目漱石/坊っちゃん 注記等 底本:『夏目漱石を読む』(ちくま文庫)筑摩書房2009年9月刊
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1706 標題 歴史の「事実」をめぐって/言語論要綱 叢書名 吉本隆明資料集 166 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 秋山清賛(『秋山清著作集』[ぱる出版]内容見本2006年1月) わたしの毛利ユリ(博松栄次・毛利ユリ『黒色●虚彩』[ひくまの出版]2006年1月刊序文) 原点は教育だった(『高知新聞』2006年2月7日) 歴史の「事実」をめぐって 聞き手 大山誠一(『アリーナ2006』3号[人間社]2006年4月発行) (2005年3月7日) 文学交歓 奥野健男・吉本隆明(『奥野健男の仕事』[白根記念渋谷区郷土博物館・文学館特別展示 図録]2006年6月6日) 出会い・「大岡山文学」・『太宰治論』のこと/太宰治について/「春の枯葉」と太宰治の印象/ 「一二会」『現代批評』のこと/雑誌『近代文学』と吉本隆明『固有時との対話』のこと あの行動力の背後:その人、その時代(佐野眞一『戦後戦記』[平凡社]2006年6月12日刊所収) (談) 移行する身体ー歌や言葉のことー 森繁哉・吉本隆明(『舞台評論』第3号[東北芸術工科大学] 2006年6月30日発行) 米沢時代を語る/歌詞と詩の距離/移行期とは何か/移行する身体/移行期を展開する 言語論要綱:芸としての言語(『SIGHT』第28号2006年7月号) 『文学・石仏・人性』座談(上) 島尾敏雄・高田欣・佐藤宗太郎・島亨・吉本隆明(『文学・石仏・ 人性:若杉慧論』[言叢社]1974年11月1日刊所収) 島尾さんの出会い/石仏となまめかしさ/ひと言多い文章/「老僧」のこと/なぜ石仏?/石仏と 挫折感/がっくりしちゃう/風化への美的感情/好き嫌いをもう一度疑え/親鸞のこと/『野の佛』 は文学か/島尾さんと〈軽み〉/若杉さんの宗教性?/夫婦の問題/ぼかしておく/すうっと抜け ること/自然と宗教/再び〈軽み〉のこと/死者に向き合うこと/どうせ同じなんだ/まっぴらご めん/決め方をせばめる/違いのわかる男の‥‥‥/宗教の日常的規制/島尾さんとカトリック/ 人肉食のこと/死体処理と葬制/奄美のカトリック/ごく普通の信者で/異和感のこと/合掌と十 字/告戒のこと/「不正な支配人」の話/聖体の空間 (1973年10月11日) 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1706 標題 俵万智 掲載誌(紙・書)名  俵万智 史上最強の三十一文字:総特集 『サラダ記念日』刊行30周年記念 叢書名 KAWADE夢ムック:文藝別冊 出版社 河出書房新社 出版地 東京 掲載頁 104−107 区分 作家論 キーワード 俵万智 注記等 底本:『現代日本の詩歌』毎日新聞社2003年4月刊
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1706 標題 指示表出と自己表出としての文学作品 掲載誌(紙・書)名  日本の文学理論 アンソロジー 出版社 水声社 出版地 東京 掲載頁 139−142 区分 文学理論 キーワード 指示表出/自己表出 注記等 底本:『言語にとって美とはなにか』
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1707 標題 吉本隆明質疑応答集 1 宗教 編集 宮下和夫 出版社 論創社 出版地 東京 区分 講演 キーワード 宗教 見出し・語録 編集にあたって 宮下和夫   I 『最後の親鸞』以後 親鸞の教理について 変容論(原題・親鸞論) 自然論(原題・親鸞の声について) 還相論(原題・親鸞の還相について) 現在の親鸞(原題・現代に生きる親鸞)   II 思想詩(原題・良寛詩の思想) 僧侶(原題・僧としての良寛) 隠者(原題・隠遁者としての良寛)   III 喩としての聖書 シモーヌ・ヴェイユの意味(原題・シモーヌ・ヴェイユについて) 甦えるヴェイユ シモーヌ・ヴェイユの神(原題・シモーヌ・ヴェイユの現在)   IV 日本人の死生観 社会現象になった宗教(原題・社会現象としての宗教) 新新宗教は明日を生き延びられるか(原題・「なぜ新宗教か」) 解説 生成する「内在」 築山登美夫 吉本隆明 講演書誌 宮下和夫 注記等
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1707 標題 宗教と思想のはざま/宿沢あぐり「吉本隆明年譜」(10) 叢書名 吉本隆明資料集 167 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 宗教と思想のはざま(『磁場』19号1979年8月20日発行) (親鸞塾主催講演1979年4月27日) 先進資本主義社会の動向と日本の行方(『「反核」異論』1982年12月20日刊所収) (『都学労十年』[東京都学校事務労働組合結成十周年記念報告集]1982年3月) 解体表現の段階にきたCM:サントリー・ローヤル・C・F「ランボオ」(『MAZAR』1983 年9月号) (1983年7月13日談) 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1985.10〜1987.10] 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1707 標題 平和の中の主戦場 掲載誌(紙・書)名  島尾敏雄・ミホ/共立する文学 編集 河出書房新社編集部 出版社 河出書房新社 出版地 東京 掲載頁 52−58 区分 対談 キーワード 島尾敏雄 見出し・語録 注記等 『波』1977年10月号/『平和の中の主戦場』冬樹社1979年7月
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1709 標題 超人間、超言語/9条と日本の戦後思想 叢書名 吉本隆明資料集 168 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 吉本隆明が語る1:九州 根拠地論支える風土(『西日本新聞』2003年7月25日) 〈まばゆい白色光〉/〈東北との対比〉/〈谷川雁の人間臭さ〉 吉本隆明が語る2:国家 節操も、独立心もない(『西日本新聞』2003年9月10日) 〈個人を助けない〉〈米国に唯々諾々〉〈国家解体のモデル〉 吉本隆明が語る3:戦争 格段に良い非戦憲法(『西日本新聞』2003年9月17日) 〈九条の意味と決意〉〈日本が戦場になれば〉〈世界の非武装化〉 吉本隆明が語る4:米国 イラク攻撃は国家テロ(『西日本新聞』2003年9月24日) 〈先進国の振る舞いか〉〈アメリカの二面性〉〈見方変えた占領政策〉 吉本隆明が語る5:民衆 下がるのはまだ早い(『西日本新聞』2003年10月1日) 〈シャベリにくい状況〉〈世論とかけ離れたら〉〈孤立してもいい〉 吉本隆明が語る6:資本 飽和状態の消費社会(『西日本新聞』2003年10月8日) 〈お手柄とも言える〉〈不況からの離脱責任〉〈たそがれの兆候〉 吉本隆明が語る7:生死 死後のことは知らないよ(『西日本新聞』2003年10月15日) 〈「胎児の世界」から〉〈年寄りの衰え方〉〈自分の手は届かない〉 もう一山当てたいっていう人も:団塊へのあふれる期待(『毎日新聞』2006年7月10日夕刊) ぼくのしょうらいのゆめ(『ぼくのしょうらいのゆめ』2006年7月刊所収) 吉本流 小説、古典の選び方(『プレジデント』2006年8月14日号) この先の日本:戦後六十一年・夏(『高知新聞』2006年8月6日) マネー 格差は資本主義の必然 抑制は不可能/横長から縦長へ/自分がどうしたいか 超人間、超言語 中沢新一・吉本隆明(『群像』2006年9月号) 潜在的な人間の本質/親切が奪う二つの自由度/仏語より自由度の高い英語/芸術百編、自ずか ら‥‥‥/少女巫女の不思議さ/神話と古謡の関係/成熟のない長寿時代/言語の構造改革を/ 「精神」と「霊」 現代の「老い」:漂流する風景の中で(『朝日新聞』2006年9月19日) 現代の「老い」 (聞き手 松本一弥) たたかってきた男/思想家(『グッドプランニング』2006年8月27日) 現代詩最後の古典(『立原道造全集』[筑摩書房]内容見本2006年9月) 9条と日本の戦後思想 聞き手 渋谷陽一(『SIGHT』2006年12月) 老いを見つめ未踏を思索:吉本隆明、大病からの復活(『日本経済新聞』2006年7月18日) 「正直たまらん」/精神の歴史問う/大家の余生拒む (宮川匡司) 辺見庸は沈黙せず(『アエラ』2006年8月7日号) (資料集註ー冒頭と吉本隆明の部分のみ抜粋) 「物書き」よりも「生活者」として(『日経マガジン』2006年12月号) (宮川匡司 加速する「人間消費社会」(『東京新聞』2006年12月23日) (資料集註ー冒頭と吉本隆明の部分のみ抜粋) 『文学・石仏・人性』座談(下) 島尾敏雄・高田欣一・佐藤宗太郎・島亨・吉本隆明(『文学・ 石仏・人性』1974年11月刊所収) 若杉石仏観の功罪/若杉さんの文学性/転身について/顔のこと/長塚節研究と資質の必然?/ 近親相姦への関心/資質と表現/旅の問題/妻子をけとばす/旅も生活である/謙虚と傲慢/目 的と添え物のこと/マイナーな作家ということ/写真は難しい/出会いの痛さ/かっぱらうこと /住みつくこと/徹しきれない運命/島尾さんの旅/真面目ということ/うまく否定出来ない/ 勉強ということ/石仏の擁護石仏にひれふす方法/文学としての石仏とは/写し身を見る/吉本 さんの旅/佐藤さんの旅/料理・乗り物/月ヶ丘戦士の墓ー現代の石仏ー 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1709 標題 吉本隆明質疑応答集 2 思想 編集 宮下和夫 出版社 論創社 出版地 東京 区分 講演 キーワード 思想 見出し・語録   I 現代とマルクス ナショナリズムーー国家論 人間に とって思想とは何かーー『言語にとって美とはなにか』および『共同幻想論』にふれて 幻想としての国家 国家・共同体の原理的位相 幻想論 の根柢ーー言葉という思想   II 竹内好の生涯 〈アジア的〉ということ アジア的ということ V ポーランド問題とは何かーー「連帯」の社会主義構想 共同幻想の時間と空間ーー柳田国男の周辺 解説 断裂する「物語」 築山登美夫 吉本隆明 講演書誌 宮下和夫 注記等
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1709 標題 吉本隆明全集 13:1972ー1976 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 書簡 見出し・語録 I 書物の解体学 ジョルジュ・バタイユ   〈序〉  〈近親相姦〉  〈不運〉(一)  〈不運〉(二) モーリス・ブランショ   〈死〉  〈法〉と〈言葉〉 ジャン・ジュネ   〈風景〉  〈煉獄〉 ロートレアモン   〈歌〉  〈倫理〉 ミシェル・レリス   〈性・母・資質〉  〈聖〉の概念 ヘンリー・ミラー   〈初期〉  〈虚無〉  〈社会〉  〈論理〉 ガストン・バシュラール   〈物質〉  〈想像力〉 フリードリッヒ・ヘルダーリン   〈神話〉〈自然〉〈愛〉 〈頌〉 カール・グスタフ・ユング   〈夢〉(一)  〈夢〉(二)  〈神話〉(一)  〈神話〉(二)  あとがき  文庫のためのあとがき  自分の限度ーー著者から読者へーー  *  遠い国・遥かな人  〈愛〉に寄せて 島尾敏雄  〈原像〉  〈戦争〉  〈家族〉  〈日常〉 II 〈この時代からは〉 〈何処へゆくのか〉 ある鎮魂 星の駅で 駈けてゆくたくさんの面影 ある秋の空の底のほうで 時間の博物館で 漂う 行脚 海は秋に 視るとき III 近松論ーー劇の思想ーー 自己劇化による高村像ーー上村武男? 情況への発言ーーきれぎれの批判ーー[一九七五年二月]  うえの挿話 折口の詩 哀辞[村上一郎]  情況への発言(1)ーーきれぎれの挿話ーー[一九七五年六月]  情況への発言(2)ーーきれぎれの批判ーー[一九七五年六月]  情況への発言(3)ーーきれぎれの返信ーー[一九七五年六月]  『詩的リズム』について 沈黙と文体ーー月村敏行ーー 世界的水準の「吃音」理論ーー矢野武貞ーー 情況への発言ーーきれぎれの批判ーー[一九七五年一一月]  秘められた自負ーー埴谷雄高ーー 小学生の看護婦さん 縮んだ街 情況への発言ーーきれぎれの批判ーー[一九七六年四月]  『日本語はどういう言語か』について 「パチンコ」考 感覚の構造 精神現象の数学 ショウリョウバッタの音 情況への発言ーーきれぎれの感想ーー[一九七六年九月]  金子光晴について 〈死〉はなぜあるか IV 近代詩の歩み 太宰治の作品 漂流者[奥野健男] 高村光太郎の存在 認識の皮膚[埴谷雄高]  * 『思想の根源から』あとがき 『吉本隆明全著作集9』あとがき 『思想の流儀と原則』あとがき 『知の岸辺へ』あとがき 『試行』第四二〜四六号後記 第一一巻、一二巻補遺 島尾敏雄『琉球弧の視点から』 『高村光太郎〈増補決定版〉』あとがき 掛率増加のお知らせ 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7113-5 月報:宇佐美 斎「波の下の思想を」・橋爪大三郎「気配りの人の気骨」・ハルノ宵子「党派ぎらい」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1710 標題 〈心的なもの〉の根源へ/日本語の詩とはなにか 叢書名 吉本隆明資料集 169 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 銀座の思い出(『銀座百店』2007年2月号) まだ考え中 聞き手・高橋純子(『論座』2007年4月号) ウサギとカメ/思想と占い師/生きがいのある、やな国 考えること忘れた日本人:著者に聞く『真贋』 聞き手・伊藤暢人(『日経ビジネス』 2007年4月9日号) 長老の知恵1〜3(『週刊東洋経済』2007年3月10日号、17日号、24日号) W杯での敗戦は日本社会の象徴のようだった/国家が関与して銭を出す そんなものには 頼りたくない/歴史や過去、未来を見つめる それがなければ表現にならない 西川徹郎句集『無灯艦隊』(『決定版 無灯艦隊ーー十代作品集』2007年6月沖積舎刊 帯文) 身近な平等から始めよう:分裂にっぽん 社会どう受け止める 聞き手・西井泰之(『朝 日新聞』2007年4月28日) 『心的現象論』を書いた思想的契機 聞き手・山本哲士(『季刊iichiko』第94号。2007 年4月30日発行) (2007年3月6日) 左翼・根拠地、そして親鸞 中島岳志・吉本隆明(『毎日新聞』2007年5月23日) 〈心的なもの〉の根源へーー『心的現象論』の刊行を機に 聞き手・山本哲史、高橋順一 (『週刊読書人』2007年6月15日号) 進歩的歴史観を超えて/第二芸術論を巡って/身体に詰まった歴史/科学的な思考法の限 界/妄想という精神作用 日本語の詩とはなにか:討議近代詩 野村喜和夫・城戸朱理・吉本隆明(『現代詩手帖』 2007年7月号) 近代詩の起点はどこにあるのか/文学史の捩れ/日本列島的自意識とはなにか/萩原朔太 郎と三木露風/中国との対峙、西洋との対峙/日本語で詩を書くということ/翻訳がもた らすもの/日本語とはなにか/散文と詩を繋ぐもの/つっかえを乗り越える/二十一世紀 の日本列島(2007年5月29日) 私の下町(『サライ』2007年7月19日号) 「坂下」の鴎外、「坂上」の漱石 面影ラッキーホール(面影ラッキーホール2007年7月P-VINE盤CD) 9条は先進的な世界認識:試される憲法 誕生六〇年(『東京新聞』2007年8月8日) 日本の家族を蝕む“第二の敗戦” 内田樹・吉本隆明(『中央公論』2007年9月号) 個人が剥き出しになっている/子どもが商品になっている/親父にはかなわない/この乱 世は“第二の敗戦” 船大工の親父が教えた戦場の死:証言 父と母の戦争(『文藝春秋』2007年9月号) 序文(本多弘之『浄土』)(本多弘之『浄土 その解体と再構築』2007年9月樹心社刊 序文) 力振り絞った「解説」:著者と語る 『思想のアンソロジー』(『高知新聞』2007年3 月11日号)     てんとう虫インタビュー 聞き手 高橋忠義(『てんとう虫』2007年4月号) 若い詩人と自然 (『朝日新聞』2007年4月21日) (文・白石明彦) この国はどこへ行こうとしているのか:おちおち死んではいられない(『毎日新聞』20 07年6月15日) (文・藤原章生) 歴史と宗教 聞き手・三浦雅士(『現代思想』1975年4月号) 『心的現象論』について/宗教について/政治について/性について/戦争について/ 歴史について/不可避性について/「戦争責任論」について/詩について 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1711 標題 イメージの世界都市/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』(11) 叢書名 吉本隆明資料集 170 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 ハイ・イメージ論(『現代詩手帖』1986年12月臨時増刊号『吉本隆明と〈現在〉』所収) モチーフ/イメージとしての文学/映像都市論/地図論/人工都市論 (多摩美術大学1986年5月10日) イメージの世界都市(『菊屋』第34号1987年2月発行) 1究極映像/言葉・文学とイメージ/権力線 2世界都市/〈脱〉の思想/究極の問題 (1986年10月19日) スターリンがメジャーになるには(『インゴ』1884年6月1日発行) 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1987.11〜1989.10] 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 加藤典洋 著者 竹田青嗣 著者 橋爪大三郎 刊行年月 1711 標題 世紀の終わりに 標題 存在倫理について 標題 半世紀後の憲法 掲載誌(紙・書)名 対談 戦後・文学・現在 出版社 而立書房 出版地 東京 掲載頁 253-263 掲載頁 265-328 掲載頁 329-372 区分 対談 キーワード 見出し・語録 注記等 各標題それぞれの初出/収録については、「毎日新聞」1999年12月20〜22日/「猫々堂資料集150」、 「群像」2002年1月号/「猫々堂資料集157」そして「思想の科学」1995年7月/「猫々堂資料集27」となっ ております。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1711 標題 秋山清と〈戦後〉という場所/『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ 叢書名 吉本隆明資料集 171 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 秋山清と〈戦後〉という場所 聞き手 久保隆(『現代詩手帖』2007年10月号) 「詩文化」という場所/秋山清との出会い/清岡卓行と戦争責任論/六月行動委員会/卑怯者でいき ましょうよ/空疎な言葉たち/超えていくこと(2007年6月5日) 漱石と私(『朝日新聞』2007年10月9日) 僕たちの親鸞体験 糸井重里・吉本隆明(『ジッポウ』第3号2007年10月) 「朝(あした)には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」/田舎の書店で出会った『最後の親鸞』 に驚嘆/浄土の疑問を正直に語りあった親鸞と唯円は「すごい坊さん」/どんな思想もせいぜい寿命は 二世紀、だが、親鸞は今も生きている/浄土教のほうから大衆に近づく、それが親鸞の真宗/無所有を 貫いた一遍は、ある種のエリート主義/社会主義と称する国は宗教の扱いに失敗/見えない力の関係、 幻想の暴力を解体した親鸞/「面々のはからい」は、道ばたの知性/生意気な知性を粉砕する自然法爾 老人は死を前提とした絶対的な寂しさを持つ:そのことを考えないことが一番の予防(『ロング・ター ム・ケア』第55号2007年7月発行) 衰えていく一方だという通説的な考え方を打ち破る「超人間」という言葉/カロリーチェックなどが少 なくなり年取ったことを自覚/医療者と老人との隙間が大きな圧力になる/老人は絶対的な寂しさを持 っている それを防ぐためには考えないこと/老人の心情をよく理解していた親鸞 死は個人の物では なく共通の思い/偉いお坊さんでも普通のおかみさんより劣ることもある 私と仏教[25]思想家としての親鸞に向き合う 吉本隆明[1](『週刊 仏教新発見』第25号2007 年12月9日号) 「おっかねえ文章だな」/『最後の親鸞』までに要した時間 私と仏教[26]親鸞にとっての浄土と死 吉本隆明[2](『週刊 仏教新発見』第26号2007年12月 16日号) 浄土や死は実態でなく比喩/臨終時の念仏も意味がない 私の人生と読書:「理想」という精神的な脱出口(『日刊ゲンダイ』2007年12月13日号) 『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ 中沢新一・吉本隆明(『中央公論:特別編集『吉本隆明の世界』 』2008年1月号) 唯物論と宗教の衰退/浄土系の教えとは何か/浄土教の解体者・親鸞/「アフリカ的段階」の射程/親鸞 教の精髄/思想文化の底にあるもの/日本文化と「もののあはれ」/芸術、名づけようのないもの 私の三作 上 『マス・イメージ論』サブカルを批評し反響呼ぶ(『毎日新聞』2007年12月3日) [大井浩一] 私の三作 中 『最後の親鸞』思想の転回へ端緒求める(『毎日新聞』2007年12月17日) [大井浩一] 私の三作 下 『悲劇の解読』近代の矛盾に直面した人々(『毎日新聞』2007年12月24日) [大井浩一] サブカルチャーと文学 笠井潔・川村湊・吉本隆明(『文藝』1985年3月号) 『マス・イメージ論』の意味/大衆の課題との対立/全体的問題としての大衆文化/地の宗教と大衆/大 衆の原像と現在/親鸞とアジア的他界の構造/アジア的制度と大衆/アジア的なものと日本/大衆文化状 況における文学 (資料集註ー傍点個所は太字にしました) 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1712 標題 吉本隆明全集 14:1974ー1977 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 歌謡論 見出し・語録 初期歌謡論 I 歌の発生 II 歌謡の祖形 III 枕詞論 IV 続枕詞論 V 歌体論 VI 続歌体論 VII 和歌成立論 あとがき 文庫版のためのあとがき * 〈初期〉ということ〈歌謡〉ということ * 初期歌謡 古代歌謡論 ある枕詞の話 枕詞の空間 解題 (間宮幹彦) 注記 ISBN978-4-7949-7114-2 月報:藤井貞和「『初期歌謡論」・水無田気流「吉本隆明の詩・神話・等価」・ハルノ宵子「ギフト」

「吉本隆明2017年著[遺]作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2017.12.20