吉本隆明2016年著[遺]作リスト


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刊行形態 Book
著者 吉本隆明
刊行年月 1601
標題 幻想ーーその打破と主体性/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』(5)
叢書名 吉本隆明資料集 152
編集 松岡祥男
出版社 猫々堂
出版地 高知
区分 
キーワード 
見出し・語録
幻想ーーその打破と主体性(『愛知大学新聞』第202〜206号1969年6月10、7月10日、10月10日、11月10日発行)
(愛知大学豊橋校舎1967年11月11日)

再度情況とはなにか(『京都大学新聞』第1353号1967年11月20日発行)
《質疑応答》
(京都大学1967年11月12日)

人間にとって思想とはなにか(『人間にとって思想とはなにか』1968年6月15日発行)
(国学院大学167年11月21日)[「質疑応答」は『吉本隆明資料集』第47集に収録しています]

宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1967-1970]

編集ノート

注記等   挿画 ハルノ宵子

刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1603 標題 西川俳句について/討議 近代詩史 叢書名 吉本隆明資料集 153 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 西川俳句について(『西川徹郎俳句集』2000年7月30日刊解説) 『新体詩抄』とその周辺:討議 近代詩史1 鮎川信夫・大岡信・吉本隆明(『現代詩手帖』1975年7月号) 『新体詩抄』以前/賛美歌のリズム/二代目の仕事/西洋詩人の表記/恋愛詩の欠如/鴎外と漱石/挫折の系譜/漢詩・ 漢語/劇詩の運命と挫折 明治期の詩の諸問題:討議 近代詩史2 鮎川信夫・大岡信・吉本隆明(『現代詩手帖』1975年9月号) 叙事詩と劇詩/言文一致の理想と文語/抒情詩が本筋に/上田敏の翻訳詩/デカダンスと象徴主義/蒲原有明の精密さ/ 新体詩の最後の幕/言葉における物質感/新体詩から藤村への伝統/観念のなかの空想/「明星」の解体と宿命 大正期・詩のあらたな展開:討議 近代詩史3 鮎川信夫・大岡信・吉本隆明(『現代詩手帖』1975年11月号) 北原白秋の問題/石川啄木の場合/作品の評価と時代/三木露風について/『月に吠える』の強烈さ/萩原朔太郎との 接し方/八十・耿之助・犀星/三好達治と朔太郎/高村光太郎と戦争詩/光太郎における文体と彫刻/作品のわからな さと年齢 昭和詩の動向:討議 近代詩史4 鮎川信夫・大岡信・吉本隆明(『現代詩手帖』1976年1月号) プロレタリア詩について/第二次大戦直前の詩と雑誌/シュールレアリスムとモダニズム/プロレタリア詩からの展開/ 戦時期の外国詩人への関心/金子光晴と「歴程」/芸術と危機意識/「四季」派の孕む問題/保田與重郎の歴史感性/詩 における人工と自然/求心的な詩と遠心的な詩/戦争詩の自発性のなさ 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1603 標題 フランシス子へ 叢書名 講談社文庫 出版社 講談社 出版地 東京 区分 インタビュー キーワード 猫 見出し・語録 一匹の猫が死ぬこと/特別なところは何もない/いったい、おまえは何なんだよ/自分の「うつし」が そこにいる/猫と子どもといっしょだ/猫になればいい/猫好きは遺伝する/消費的な者同士で/猫型 人間と犬型人間/いい老人にはなれない/ホトトギスの会/これはたいへんな荷物持ちだね/親鸞のこ と/たったひとりで、全部を捨てて/境界を大事に考える/僕は信じる/いないもんはいない 吉本さんへ あとがきにかえて 瀧 晴己 鍵のない玄関 ハルノ 宵子 吉本隆明の中の「女性」と「動物」 中沢新一 [いま噛みしめたい 戦後思想界の巨人・吉本隆明が死の3ヵ月前に語ったことば「自分も猫になればいいんです」 「現代ビジネス」] 注記等 構成・文:瀧 晴己、写真:関 夏子 吉本隆明と猫、最期の日々のこと:『フランシス子へ』文庫化記念 座談会(講談社)
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1503 標題 アジア的ということ 出版社 筑摩書房 出版地 東京 区分 キーワード アジア的/西欧的 見出し・語録 序「アジア的」ということ I アジア的ということ I〜VII II <アジア的>ということ 一 〈自然〉と〈自由〉 モンテスキューとウェーバー/ヨーロッパの世界普遍性/ヘーゲルの〈アジア的〉 二 ヘーゲルの歴史哲学とマルクスの疎外 ヘーゲルの方法=弁証法/マルクスの疎外/農村共同体をどう考えるか 三 ヨーロッパの共同体、アジアの共同体 アジアとヨーロッパの違い 四 アジア的共同体=理想のモデル 歴史的必然/人類の理想形態 五 〈アジア的〉ということの二重の課題 〈アジア的〉の現在的意味 「アジア的」なもの アジア的と西欧的 I 「西欧的」ということ i 論理 a 「論理」と同一性 b ヘーゲルの同一性 c ハイデッガーの差異性 d キルケゴールの反復 ii 手段 II エレクトロニクス・ミルの時代 i 表現手段 ii 世界視線 iii 二つの軸 III 「アジア的」ということ i マルクスにおける「アジア的」 ii 「内側」と「外側」 iii 日本のイメージ IV 日本社会の現在 i 解体現象 ii 二重性 iii 「世界都市」日本 V 「権力」の現在 i 権力の解体 ii 「裂け目」と「権力」 プレ・アジア的ということ III 遠野物語《別稿》 おもろさうしとユーカラ イザイホーの象徴について 島・列島・環太平洋への考察 IV 贈与の新しい形:インタビュー 聞き手/赤坂憲雄 段階という歴史観/文明の外在史と内在史/果たして人類に国家は必要か/「南島論」の次なる展開/新しい 贈与制 付 吉本「アジア的ということ」で喚起された諸問題 山本哲士     解題 宮下和夫 注記等
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1603 標題 吉本隆明全集12:1971ー1974 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I 源実朝 I 実朝的なもの II 制度としての実朝 III 頼家という鏡 IV 祭祀の長者 V 実朝の不可解さ VI 実朝伝説 VII 実朝における古歌 VIII 〈古今的〉なもの IX 『古今集』以後 X 〈新古今的〉なもの XI 〈事実〉の思想 実朝年譜 参考文献 実朝和歌索引 実朝論断想 実朝における古歌 補遺 文庫版によせて II 死は説話である 〈演技者の夕暮れ〉に 〈おまえが墳丘にのぼれば〉 ある抒情  〈農夫ミラーが云った〉 〈五月の空に〉 〈たぶん死が訪れる〉 帰ってこない夏 III 情況への発言ーーきれぎれの批判ーー[一九七二年二月] なにに向って読むのか 岸上大作小論 思想の基準をめぐってーーいくつかの本質的な問題ーー 情況への発言ーーきれぎれの批判ーー[一九七二年六月] 家族・親族・共同体・国家ーー日本〜南島〜アジア視点からの考察ーー 内村剛介 〈関係〉としてみえる文学[島尾敏雄] 斎藤茂吉ーー老残についてーー 情況への発言ーーきれぎれの感想ーー[一九七二年一一月] 「SECT6」について 『林檎園日記』の頃など 情況への発言ーー切れ切れの感想ーー[一九七三年六月] イギリス海岸の歌 情況への発言??切れ切れの感想??[一九七三年九月] 情況への発言ーー若い世代のある遺文ーー[一九七三年九月] 島尾敏雄ーー遠近法ーー 鮎川信夫の根拠 わたしが料理を作るとき 情況への発言ーー切れ切れの感想ーー[一九七四年三月] 藍蓼舂き 和讃ーーその源流ーー 情況への発言ーー切れ切れの感想ーー[一九七四年九月] 『石仏の解体』について[佐藤宗太郎] 恐怖と郷愁ーー唐十郎ーー 聖と俗ーー焼くや藻塩のーー ひとつの疾走ーー安東次男ーー IV 吉本隆明の心理を分析する  ロールシャハ・テスト 被検者吉本隆明/検査者馬場禮子  たれにもふれえないなにか 吉本隆明/馬場禮子  ぼくが真実を口にするとノ 吉本隆明/馬場禮子  対話を終えて 馬場禮子   起伏 吉本隆明 V ひそかな片想い[山室静] 究極の願望[高村光太郎] 優れた芸術品[白川静] 『鮎川信夫著作集』 芹沢俊介『宿命と表現』 おびえながら放たれてくる微光[小川国夫] *  『どこに思想の根拠をおくか』あとがき 『敗北の構造』あとがき 全著作集のためのメモ 『詩的乾坤』あとがき 『試行』第三五〜四一号後記 略年譜 解題〈間宮幹彦〉 注記 ISBN-10: 4794971125 ISBN-13: 978-4794971128 月報:中村稔「吉本隆明さん随感」・ハルノ宵子「ヘールボップ彗星の日々」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1603 標題 吉本隆明 全南島論 出版社 作品社 出版地 東京 区分 南島論 キーワード 見出し・語録 まえがき 吉本隆明 I 南島論序説 『琉球弧の喚起力と南島論』覚書 南島論 I・II II 島はみんな幻  * 母制論 起源論 異族の論理 国家と宗教のあいだ 宗教としての天皇制 南島論ーー家族・親族・国家の論理 「世界ー民族ー国家」空間と沖縄 南島の継承祭儀についてーー<沖縄>と<日本>の根抵を結ぶもの 家族・親族・共同体・国家ーー日本〜南島〜アジア視点からの考察 『記』『紀』歌謡と『おもろ』歌謡ーー何が原形か 色の重層 横断する「白」 共同幻想の時間と空間ーー柳田国男の周辺 共同体の起源についての註 おもろそうしとユーカラ イザイホーの象徴について  * 島尾敏雄『琉球弧の視点から』 島尾敏雄ー遠近法 聖と俗 III 鬼伝承[島尾敏雄] 民話・時間・南島[大山麟五郎] 歌謡の発生をめぐって[藤井貞和] 母型論と大洋論[山本哲士・高橋順一] 南島歌謡研究の方法と可能性[玉城政美] あとがき 吉本隆明 初出掲載 解説・安藤礼二 注記 ISBN978-4-86182-571-2
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1604 標題 現在に見る理想社会への道/本多秋五さんの死 叢書名 吉本隆明資料集 154 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 現在に見る理想社会への道 聞き手 入澤美時(『小説推理』2000年11月号) 〈老〉については、自分に恃む/第三次産業に公共投資する/個人消費のところまで響かねば/日本の企業は 個人商店の延長/わかりやすく、程度を落とさない/絶えず構想を自分でもっている/先頃の総選挙について/ 自分は非党派である/住民投票は国民投票の前段階/天皇の発祥は、縄文人/政治は当番制という理想社会 新しい資本主義が生み出す曖昧な個人(『PSIKO』2000年11月号) 日本の今は大変化のとき/文学の世界の例で見ると/使用価値重視の風潮の中で/TVドラマのためになる見方/ 文明が高度になれば今の家庭は崩壊する/いつかも感じたこの根源的な大変革の記憶/現代は個人の存在条件 が厳しく変化している/価値観の均質化と大衆社会の閉塞感/犯罪の時代性をどうみるか/根底からの激動を 生きるいま個人は何をすべきか/マルクスも言及していない新しい体制へ/ 親密な親子関係をどうつくるか:私の子育て論(『致知』2000年12月号) 十七歳の頃/少年犯罪の凶悪化/生後一歳未満までの責任はすべて母親にある/子育ては五十五点/母親の愛 情は無償であった/母親の盲目的な愛 私が選んだ二〇世紀の三冊(『山梨日日新聞』2000年12月24日) 本についての悪(『本の旅人』2001年1月号) 孤高の美:五言絶句「総為疎世用」;「良寛さん」展から(『日本経済新聞』2001年1月25日) つながりを生きる 聞き手 長野量一(『同朋』2001年1、2月号) (上)時代ー世代の乖離 社会の荒れ/人をなぜ殺してはいけないか/「被害者の身になれ」という意見/親と子の遠い距離/親の覚悟/ 想像以上の状態/「奉仕活動」という見当違い/大人の知恵 (下)親鸞ー非の思想 悪のほうが浄土へ行きやすい/親鸞からひびいてくるもの/親鸞の言う善悪/親鸞の非僧/首の皮一枚/非と いう思想/気が楽になったこと 創像新世紀:基調講演(『第23回日本文化デザイン会議2000京都』パンフレット20001年2月発行) どこまでも高度な「喩」の表現 二十一世紀最初の一日(『広告批評』2001年2月号) 本多秋五さんの死(『群像』2001年3月号) 絶対に違うことを言いたかった(『新潮』2001年4月臨時増刊「小林秀雄 百年のヒント」) (2001年3月12日談話) 『日本近代文学の名作』をめぐって 糸井重里・吉本隆明(『毎日新聞』2001年5月14日) 埴谷さんの訓戒(『埴谷雄高全集 別巻』月報20 2001年5月発行所収) どう考えたって僕も閉じこもりです 聞き手 石井志昴、子ども編集局・信田風馬・小松雄太(『不登校新聞』 2001年7月1日) 敗戦後、社会ががらりと変わって/消費産業/死にたいくらいにまいる経験/結局、好きなことをやるしかない 小林秀雄の近代批評 聞き手 山本哲士(『季刊 iichiko 』第71号2001年7月発行) 初期と晩期で大きく違ってくる小林秀雄の評価/日本最初の近代批評としての初期ランボオ論と芥川論/小林秀 雄はランボーを自分になぞらえていたのかもしれない/言葉の世界と現実の世界を明確に区別する近代批評/近 代批評は作中人物の判断と作者の地の文とを区別する/ルソーの「告白」と日本の私小説との差異と同一性/小 林秀雄には共同幻想としての〈制度〉への考慮がない/戦後の絵画・音楽評論とドストエフスキーの作品論/小 林秀雄とはどのように違うことをしてきたのか/近代批評を超えた現代批評をつくらなくてはならない・社会の 規定性を受けつつ社会そのものを無化する本質論 個人情報保護法案なんていらない(『ダカーポ』第469号2001年6月6日号) 「ランチメイト症候群」が急増中(『週刊文春』2001年6月7日号) 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1605 標題 国家論/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』(6) 叢書名 吉本隆明資料集 155 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 幻想としての国家(『吉本隆明全著作集』第14巻1972年7月30日刊所収[「質疑応答」未収録]) 質疑応答 (関西大学千里祭1987年11月26日) 国家論(『吉本隆明全著作集』第14巻1972年7月30日刊所収) (世田谷社会研究会1968年7月25日) 幻想ーその打破と主体性(訂正) [『吉本隆明資料集』第152集に収録済の当該講演の「脱落部分」を掲載] 「吉本隆明年譜」[1971-1974]  宿沢あぐり 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1605 標題 なぜ、猫とつきあうのか 叢書名 講談社学術文庫 出版社 講談社 出版地 東京 区分 インタビュー キーワード 猫 見出し・語録 1なぜおまえは猫が好きなんだ、というふうに言われたら、存外こっちのひとりよがりで・・・ 猫の家出ー猫のイメージ?猫の死、人間の死 2人間なんかになれているようなふりしているけれど、絶対になれていないところがありますからね。 猫探しー猫ブームー猫の予感 3種族としての猫というのは、犬に比べたら、横に生活している気がするんです。 猫の「なれ」ー猫の聴覚ー再び、猫の「なれ」 4猫のほうはなにかやっぱり受け身のわからなさみたいなのがたくさんあってね。 猫と擬人化ー猫のわからなさー孤独の自由度 猫の部分 吉本家の猫ー解説にかえて 吉本ばなな 吉本隆明と猫ーー学術文庫版によせて  吉本ばなな 注記等 本書は1995年3月、ミッドナイト・プレスより単行本として、1998年河出文庫版として刊行されま した。 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1605 標題 パンの詩 掲載誌(紙・書)名 こんがり、パン 叢書名 おいしいい文藝 出版社 河出書房新社 出版地 東京 掲載頁 195-199 区分 エッセイ キーワード 食べ物/パン 注記等 「食べものの話24パンの詩」として『Q』第57号1998年12月刊に掲載され、後に『食べもの探訪記』(光 芒社2001年11月刊)に収録。
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年 1606 標題 『遠野物語』の意味 掲載誌(紙・書)名 遠野物語 叢書名 新潮文庫や−15−1 出版社 新潮社 出版地 東京 区分 作品論 キーワード 柳田国男/遠野物語 注記等 『国文学 解釈と教材の研究』第36巻3号1991年3月刊掲載、『遠野物語』(新潮文庫や−15−4)1992年4月刊 収録。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1606 標題 死線を超えて/同時多発テロと戦争 叢書名 吉本隆明資料集 156 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 老い、障害、呆け、死とは? 聴き手 大高智子(『オンライン ブックストア』2001年7月9日) 一筋縄ではいかない障害者問題/便秘と頻尿は誰にも言えない最大の悩み/階段を下るように身体が弱くなる/死 の恐怖は胎児・乳幼児の記憶 J・H・ファーブル『昆虫記』(『文藝春秋』2001年8月号) 人は年をとる(『いきいき』2001年8月号) 「荒地」その時代 高山文彦・吉本隆明(『本の旅人』2001年8月号) 「荒地」とその同人たち/戦後の神話をつくった人々/「荒地」への共感と傾倒/鮎川信夫の下訳時代/失われた 言葉と想像力/いまの時代に詩を書くということ/神戸の事件の鍵とは何なのか/「秘密の場所」を探して 死線を超えて 栗本慎一郎・吉本隆明(『産経新聞』2001年8月22日〜31日まで10回連載) 第1部 生と死 第2部 時代と社会 『吉本隆明全講演ライブ集』序 (『吉本隆明全講演ライブ集』第1巻2001年9月刊箱) 「アジア的」ということ(『吉本隆明全講演ライブ集』第1巻2001年9月刊所収) 「ゆとり」を掲げるのなら、むしろもっと休みを増やして、週半分以上を休みにすべき。(『通販生活』2001年 10月号) 戦中派・吉本隆明の宰相論(『論座』2001年10月号) やるじゃないか小泉純一郎/あけっぴろげの占領軍/国民の了解を基にした政治/底はまだ見せていない/靖国参 拝について/戦中派の教訓は憲法9条/構造改革について/景気刺激策について 見識を持つ:わが人生の先師先人(『致知』2001年10月号) 強烈な影響を受けたファーブルの『昆虫記』/個々の体験の中で思想を育んでいく 世界の窓を開く〈表現〉 奈良美智・吉本隆明(『ユリイカ』2001年10月号) 直喩であること、あり続けること/「純文学」と「純美術」/外に出る、世界を開く/生・老・病・死をめぐって /子供時代の感覚へ 米国テロと報復 世界秩序は(『高知新聞』2001年10月9日) 二つの声明/新しい戦争/新しい倫理 「夢たち」に寄せて(劇団文化座『夢たち』公演パンフレット2001年10月11日) 同時多発テロと戦争(『文学界』2001年11月号) 旅客機を道連れにしたことは許しがたい/地下鉄サリン事件との共通性/パールハーバーと同じではない/あわて なさんな、小泉首相/自らの視点を懐疑しないアメリカ/イスラム教とはユダヤ教プラス戦闘性/世界を洞察する ことは普遍文学の要素である テロと戦争:[情況への発言1](『吉本隆明全講演ライブ集』第2巻2001年11月刊所収) 表現者にとっての現代 聴き手 安達史人・荒川健一・神山貞次郎(『写真試論』第1号1975年5月発行) 「書店」を語る(紀伊國屋書店『社内報』第64号1986年5月1日発行) 本との関係/本は無くなる/書店に専門書がなくなった/書店の究極的なイメージ <超資本主義>段階の商環境デザイン(『商環境』第64号1994年7月10日発行)  解体する旧都市像と「超都市」の出現/退化する経営者と政策者の「理念」/包括される「全体性」/「商環境デ ザイン」に何を期待するか   編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1606 標題 吉本隆明全集1:1941ー1948 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I 桜草 後悔 生きてゐる 「哲」の歌 くものいと うら盆 冬 随想 相対性原理漫談(二) 孔丘と老■[タン] II 「呼子と北風」詩稿〈北風/呼子/岡本かの子へ(りんね)/フランス語回顧/山の挿話/悲観/ワタシノ歌/悲 哀のこもれる日に/とむらふの歌/花/アツツ島に散つた人達に/轟く山/旅/詩〉 消息 巻頭言 無方針 朝貌 郷愁 山の挿話 草莽〈序詞/謹悼義靖院衝天武列居士/原子番号0番/原子番号一番/原子番号二番/原子番号三番/機械/秋の花 /かぶと山と虚妄列車/銀河と東北/撩乱と春/無神論/続呼子/親鸞和讃/背乗/雲と風と鳶/明暗/草ふかき祈 り/帰命〉 序詞 哀しき人々 雲と花との告別 III 宮沢賢治ノート(I)〈詩碑を訪れて/イギリス海岸の歌/雲の信号/「宮沢賢治と女性」雑考/セロ弾きのゴーシユ /やまなし/ざしき童子のはなし/よだかの星/雁の童子/風の又三郎/農民芸術概論綱要評/[科学者の道]〉 宮沢賢治序叙草稿第四〈「孤独と風童」ほか/宮沢賢治童話論/四 地人時代後期〉 宮沢賢治序叙草稿第五〈続四雑録〉 宮沢賢治ノート(II)〈宮沢賢治の倫理について/宮沢賢治の系譜について/異常感覚感の由来について/宮沢詩学 の解析について/深淵の思ひ/或る孤高の生涯/創造と宿命/孤独と神秘とユーモア/再び宮沢賢治の系譜について /宮沢賢治の散文について/[さびしけれど]/無門関研究〉 IV [しんしんと] 詩稿「〈大樹/老工夫/旅唱/童子像/童子像(Traite de la porte etroite)/夜番/麦熟期/夜番/夜番/夜番/ 永訣(岡田昇君の霊に)/赤い合羽/降誕/夜番/夜番/幼年/劇場/黄樹/レモン/恋譜連抄/風/走れわが馬/ 旅/虚空〉 英文日記帳詩稿〈かなしきいこひに/またのいこひに/晩秋/哀歌/秋/卑心/河原/夢/苦行/寂しき日に/高地 /吹く風の秋のごとくに/石碑/人間/告別/氷雨幻想/風雅/在家/宗祖/ぼんやりと/黄昏に/(海はかはらぬ 色で)/白日の旅から/暁雲から〉 (にぶい陽の耀きが洩れて) V 異神 詩三章〈老白/観花/哀辞〉 『時祷』詩篇〈習作四(宝塔)/習作五(風笛)ーー宗教的なる現実ーー/習作七(我?地域)/習作九(挽歌)ー ー喪はれたるわがギリシヤのためにーー/習作十四(所惑)/習作十五(夕日と夕雲の詩)/習作廿四(米沢市)/ 童子像ーー無門関私釈ーー/習作四十三(愛歓)/習作五十(河原)/習作五十一(松川幻想)〉 『時祷刊の辞・後記 巡礼歌 VI 伊勢物語論 I 伊勢物語論 II 歎異鈔に就いて 『季節』創刊の辞・後記 姉の死など 解題〈間宮幹彦〉 注記 ISBN978-4-7949-7101-2 月報:石川九楊「吉本さんの三冊の本」・ハルノ宵子「あの頃」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1608 標題 川上春雄さんを悼む/存在倫理について 叢書名 吉本隆明資料集 157 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 川上春雄さんを悼む(『ちくま』2001年12月号) 川上春雄さんのこと(『ミッドナイト・プレス』第14号2001年12月5日発行) 克服記・前立腺肥大(『安心』2001年12月号) 手術は絶対にしたくなかった/自分で治すしかないと決意し体操を開始 浄土と老齢 聞き手 後藤繁雄(後藤繁雄『独特老人』2001年12月刊所収) 存在倫理について 加藤典洋・吉本隆明(『群像』2002年1月号) 地下鉄サリン事件とNY同時多発テロ/宗教的迷妄/迷妄の諸段階/「自分の木」と「リトル・トリー」/二つの死生観 の出会う場所/『取り替え子』の謎/「存在倫理」の設定/「内在」から「関係」へ、また「内在」へ/新たな倫理を 立てる理由/「共同幻想」をどう考えるか 石川九楊著『日本書史』を読む(『週刊読書人』2002年1月18日号) 反骨の数学者 遠山啓(『文藝春秋』2002年2月号) 秋元戯曲のある特色(『秋元松代全集』[筑摩書房]内容見本2002年2月) 語るには若すぎる(『週刊朝日』2002年2月22日号) 『精神分析事典』(『精神分析事典』[岩崎学術出版社]内容見本2002年3月) 田中眞紀子更迭劇[情況への発言2](『吉本隆明全講演ライブ集』第3巻2002年3月刊所収) メディアを読み解く〈技術〉を培うには(『cofeglobe.com』2002年5月17日) 小泉内閣 裏切り続ける民衆の期待:私の視点(『朝日新聞』2002年6月2日号) まだ子供の政治[情況への発言3](『吉本隆明全講演ライブ集』第4巻2002年7月刊) 私の文学 批評は現在をつらぬけるか 聞き手 田中和生(『三田文学』第70号2002年8月) 書き言葉から話し言葉へ/敗戦の日、文学の原風景/文学の基準としての言語論/『言語にとって美とはなにか』からの 展望/理論の頂から大衆の原像へ/現在の文学の情況について/大衆を繰り込むということ/「マス・イメージ」と「ハ イ・イメージ」の定位/「アフリカ的段階」からの展望/これから読まれるべき作家 メタファとしての<クラック>ーー『試行』の現在と同人誌 聞き手 北川 透(『あんかるわ』第73号1985年9月20 日発行) 『試行』持続の根拠/根拠の変質/家族をまきこんで‥‥‥/直接購読制の意味/本質的な思想展開の場所/時代とのズ レ・長編評論の問題/表現の定型化/二十代の読者/〈クラック〉というイメージ/編集の問題の位置づけ/《重層的な 日決定》について/おもしろい同人誌/ 綺羅星春秋 ほがらか(『朝日新聞』2002年7月29日号) (文・八田智代)  編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1609 標題 喩としての聖書/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』(7) 叢書名 吉本隆明資料集 158 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 新約的世界の倫理について(『吉本隆明全著作集』第14巻1972年7月30日刊所収) (フェリス女学院大学1968年11月9日) 喩としての聖書(『大学キリスト者』第63号1978年5月10日発行)    質疑応答 (日本YMCA同盟学生部1977年8月31日) 「吉本隆明年譜」[1975〜1978] 宿沢あぐり 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1609 標題 吉本隆明全集2:1948ー1950 出版社 晶文社 出版地 東京 区分 全集 キーワード 見出し・語録 I 詩稿X 詩稿X 抹消詩 残照篇 残照篇 抹消詩 II (海の風に) 青い並木の列にそひて 幻想的習作 夕の死者 暁の死者 エリアンの詩 エリアンの手記と詩 錯倒 緑の聖餐 一九四九年冬 青い帽子の詩 地底の夜の歌 影の別離の歌 III 詩と科学との問題 ラムボオ若くはカール・マルクスの方法に就ての諸註 方法的思想の一問題ーー反ヴァレリイ論ーー 安西冬衛論 現代詩における感性と現実の秩序ーー詩人Aへの手紙ーー IV 覚書 I 箴言 I 箴言 II V 日時計篇(上) 解題〈間宮幹彦〉 注記 ISBN978-4-7949-7102-9 月報:蓮實重彦「吉本さんと「母性的」なるもの」・ハルノ宵子「蓮と骨」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1610 標題 『行人』をめぐって/精神の考古学 叢書名 吉本隆明資料集 159 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 別れの言葉(三浦つとむ追悼)(『胸中にあり火の柱 三浦つとむの遺したもの』2002年8月10日刊所収) 『行人』をめぐって:一郎的な言葉を生きること 小森陽一・石原千秋・吉本隆明(『漱石研究』第15号2002年8月発 行) 同時代人としての江藤淳/小林秀雄から遠く離れて/言語論から始める/内臓語と自己表出/非コミュニケーション的な 言葉/植物としての人間/唯脳論の可能性/宗教を信じること/同一化と肯定/一郎へのシンパシー/漱石の本領/漱石 の弱点(7月15日) [資料集註ーー「『行人』をめぐって」という表題は編者が付したものです。] トルコ戦に負けて考えたこと(『文學界』2002年8月号) (2002年6月23日談) 知っている限りで「SMAP」のこと(『広告批評』2002年10月号) 石原吉郎「北條」(『わたしの詩歌』2002年12月20日刊所収) 戦時中と似てきた日本(『沖縄タイムス』2002年12月24日) 戦後史の難点とは(『日本の歴史』(講談社)第24巻2002年12月10日刊月報) 谷川雁のことなど(『熊本近代文学館報』第62号2003年1月31日発行) 順をぢの第三台場(『週刊新潮』2003年1月16日号) ] 精神の考古学:中沢新一『チベットのモーツアルト』(『チベットのモーツアルト』[講談社学術文庫]2003年4月10 日刊解説) [資料集註ーー「精神の考古学」という表題は編者が付したものです] 負けるとわかっていても“老い”という自然との戦いに挑むべきですね。:達人インタビュー(『一個人』2003年5月 号) 精神的には幼稚なまま寿命だけが伸びていく/手を動かすことはすべてを動かすこと (取材・文 後藤かおる) 檀一雄『太宰と安吾』(檀一雄『太宰と安吾』2003年5月刊解説) 平成十五年三月 三好十郎のこと(片島紀男『悲しい火だるま 評伝・三好十郎』2003年6月15日刊序文) 島・列島・環南太平洋への考察(『別冊太陽 日本の島』2003年6月発行) 天皇制と日本人:『天皇制に関する理論的諸問題』(神山茂夫)刊行によせて(『場』)第24号2003年6月25日発行) 規定なき日本軍国主義/天皇制の根幹ーー生き神さま 国民は国家から自由だ(『高知新聞』2003年8月15日) メタファとしての現代 林真理子・栗本慎一郎・吉本隆明(『はーべすたあ』第18号1985年11月25日発行) 1愛と憎しみの二分法 2フィクションとして読まれない小説 3芸術性と存在の流通 4作品と作者の生き方 5テレビに出る権力と時代の問題 6学者と評論家、そして比叡山 (1985・7・15 ホテル・オークラにて) 前半後悔、後半安堵 吉本隆明 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1611 標題 『遠い自註』に浮かぶ舟/持続あるのみ。やめたら、おしまい 叢書名 吉本隆明資料集 160 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 わたしのものではない<固有>の場所に ーー詩的出発について 聴き手 芹沢俊介(『現代詩手帖』2003年9月号) 子供としての〈暗さ〉/大人の詩と童謡のような子供の詩/「荒地」のこと/「日時計篇」について/赤いカンテラと物象の 影/誰のものでもない〈固有〉の詩、点/『転移のための十篇』へ/書くことと物との分離された繋がりーー中間(2003年 7月18日) 「遠い自註」に浮かぶ舟ーー『記号の森の伝説歌』について 聞き手 芹沢俊介(『現代詩手帖』2003年10月号) 1逆行する言葉/比喩 2天草と月島 3舟をめぐって 4密輸する船 5現実の/言葉の根拠地 6家族(2003年9月4日) 折口信夫のこと(『新潮』2003年10月号) 高橋源一郎について:完黙の詩人(『現代詩手帖』別冊『高橋源一郎』2003年10月) 沈黙しないという原則を作ってくれた人(』考える人』2003年秋号[11月]発行) わが秘なる東京 (『東京新聞』2003年11月25日号) 自己慰安から普遍性へ:私のデビュー時代(『東京新聞』2003年12月7日) 持続あるのみ。やめたら、おしまい 遠藤ミチロウ・吉本隆明(遠藤ミチロウ『我自由丸ーーガジュマル』2003年12月6日 発行) 「広場に出てる」って感じが前と全然違う/ギター一本のスタイルはどんな人にでも聴かせられる面白さがある/分かりやす さが現在の「一つの鍵」/ステージに立つとある種のエンターティーナー性を求められる/都はるみさんはスペシャリスト。 でもアマチュアじゃなきゃ出来ない部分もある/「手で考えるんだ」ってことが唯一の存在理由/「癒し」でもなく、「慰め」 でもなく、「なだめる」という感じ(2003年4月21日) 詩と人生(『讀賣新聞』2003年9月17日・18日) 批評の骨格にあった詩(『朝日新聞』2003年10月1日) いきいき大人見聞録(『Slownet』 2003年12月) ちょっと自慢の谷中散策コース/詩の世界はスローでないと/とげぬき地蔵通りの塩大福/気分はゆっくり、が肝腎/体と精 神が噛み合わない/ちょっとした気分を味わえれば幸福と/テロと戦争に対抗する倫理/自分が存在している根拠と責任/存 在が影響を与えている/新しい文法論を/「断らないことだけが取り柄」/マザーシップに通じる優しさ 情報と像 井上栄一・吉本隆明(『いま、吉本隆明25時』1988年2月25日刊所収) はじめに/科学と技術/欲望と技術/印刷技術とコミュニケーション技術/情報と像/印刷技術のイノベーション/おわりに /質疑応答(1987年9月12日) 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1612 標題 連合赤軍事件をめぐって/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』(8) 叢書名 吉本隆明資料集 161 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 国家と宗教のあいだ(『海』1970年9月号) (西荻南教会主催 杉並公会堂大集会室 1970年4月29日) 連合赤軍事件をめぐって(『いまはむしろ背後の鳥を撃てーー連合赤軍事件をめぐって』1972年8月5日発行) (ルビコン書房主催 横浜勤労会館 1972年7月6日) 戦後思想の頽廃と危機ーー〈戦争が露出してきた〉(『日本読書新聞』1972年10月30日号) (日本読書新聞主催 新宿・朝日生命ホール 1972年10月2日) 現代にみる親と子 北村想・吉本隆明(『きざし』第4号1994年7月発行) 家族はどこへ向かうのか/家族の絆は宗教と似ている/井戸端会議の新しい展開 (1994年2月26日愛知県芸術文化センターでの公開対談[その一部]) 吉本隆明年譜[1979-1982.4] 宿沢あぐり 編集ノート      注記等 挿画 ハルノ宵子

「吉本隆明2016年著[遺]作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2016.12.05