吉本隆明2013年著[遺]作リスト


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刊行形態 Book
著者 吉本隆明
刊行年 1301
標題 思想のアンソロジー
叢書名 ちくま学芸文庫
出版社 筑摩書房
出版地 東京
区分 思想解題
キーワード 古典/思想/解説 
見出し・語録 
I
大江匡房『傀儡子記』
 〃  『遊女記』
『おもろさうし』
片歌(『記』歌謡)
祝詞『六月晦大祓』『大殿祭』
千石イエス
藤田まこと
天草方言

II
藤原定家『毎月抄』
釈正徹『草根集』
世阿弥『風姿花伝』
池坊専応『専応口伝』
瑞龍鉄眼『鉄眼禅師仮名法語』
南方宗啓『南方録 覚書』
本居宣長『源氏物語玉の小櫛』
頼山陽『黄葉亭の記』
『蕪村書簡集』
福沢諭吉『痩我慢の説』
平塚らいてう『元始女性は太陽であった』
感性の思想 1
  〃   2
川端康成『美しい日本の私』
保田与重郎『日本の橋』
坂口安吾『堕落論』
南方熊楠『トーテムと命名』
折口信夫『妣が国へ・常世』
柳田国男『海上の道』
小林秀雄『信ずることと知ること』

III
聖徳太子『憲法十七条』
『遷都平城詔』
吉備真備『乞骸骨表』
宇多天皇『寛平御遺誠』
三善清行『意見十二箇条』
九条師輔『九条右丞相遺誠』
『武家家法』
『御成敗式目』
『建武式目』
『早雲寺殿二十一箇条』
『毛利元就書状』
『一遍上人語録』「消息法語
   〃    「請願偈文」
   〃    「時衆制誡」
惟円編『歎異抄』
顕性房『一言芳談』
明恵上人『夢記』
高弁『一向専修宗選択集の中において邪を摧く輪』
法然『一念義停止起請文』
親鸞『教行信証』
貞慶解脱上人『興福寺奏状』
安藤昌益『良演哲論』
佐藤信淵『経済要略下』
吉田松陰『東北遊日記』
木戸孝允『内政充実・地租軽減に関する建言書』
岡倉天心『茶の本』
夏目漱石『文学論』序
森鴎外『ルーソーガ少時ノ病ヲ診ス』
石川啄木『時代閉息の現状』
辻潤『浮浪漫語』
内村鑑三『戦時に於ける非戦主義者の態度』
河上肇『日本独特の国家主義』
チェンバレン『狂信的愛国主義』
与謝野晶子『粘土自像』
徳富健次郎『謀反論』
亀井勝一郎『日月明し』
鈴木大拙『日本的霊性』
出口王仁三郎『彌勒の世に就いて』
中山みき『おふでさき』

あとがき
参考文献
注記等  「本書は2007年1月25日、筑摩書房より刊行された。」(巻頭注記)
ISBN978-4-480-09517-6

刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1302 標題 イメージ論1993〜1994 叢書名 吉本隆明資料集 122 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 イメージ論 キーワード 見出し・語録 イメージ論1993〜1994 イメージ論1993 7:奇妙な世界に行く(『新潮』1993年8月号) イメージ論1993 8:ビジネス書の内と外(『新潮』1993年10月号) イメージ論1993 9:擬人化の世界(『新潮』1993年12月号) イメージ論1994 10:伝記的ということ(『新潮』1994年2月号) イメージ論1994 11:自然と死の物語(新潮』1994年4月号) イメージ論1994 12:詩の順序(新潮』1994年6月号) イメージ論1994 13(最終回):経験知の世界(新潮』1994年8月号) ドストエフスキーのアジア(原題「ドフトエフスキー断片」『現代のドフトエフスキー』1981年12月 5日刊所収) 1ドストエフスキーの現在性  イ 内面の幼児性  ロ 内面の拡張 2〈アジア的〉とドフトエスキー  イ ロシアのアジア的古代性  ロ 〈アジア的〉という真理 [主催ロシア手帖の会 ドフトエスキー死後百年祭 東京・渋谷・山手教会1981年2月7日] 「未来元型」を求めて 樋口和彦・吉本隆明(『プシケー』第8号[日本ユングクラブ会報]1989年 6月25日発行) 1「胎児期」という問題 2母親の物語 3母性の二重性 4生の均質化 5未知化した現在 6死の向こう側 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1302 標題 心的現象論序説 改訂新版[改版] 叢書名 角川ソフィア文庫 出版社 角川学芸出版 出版地 東京 区分 心的現象論 キーワード 心的世界、感情、言葉、夢、心像 見出し・語録 はしがき I 心的世界の叙述 II 心的世界をどうとらえるか III 心的世界の動態化 IV 心的現象としての感情 V 心的現象としての発語および失語 VI 心的現象としての夢 vII 心像論 あとがき 全著作集のためのあとがき 角川文庫版のためのあとがき 解題 凛々たる種子 川上春雄 解説 転換期にたつ思想 森山公夫 改版解説 三浦雅士 注記等 ISBN:978-4-04-408611-4
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1303 標題 物語の中のメタファー/心の病の時代 叢書名 吉本隆明資料集 123 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 出口裕弘『夜の扉』(出口裕弘『夜の扉』1993年4月刊跋文) 吉本ばななをめぐって(『海燕』1993年5月号) 諸悪の根源は民主・平等の思想 安原顯・吉本隆明(安原顯『ふざけんな!』1993年5月25日刊所 収) 進むも地獄後退しても地獄/労働組合から社会党は手を引け/選択消費の我慢だけで政府は潰れる/ 米の自由化をすべき根拠/政治家、企業ともに度しがたいバカ/北方領土は「国境なき社会」に/日 本の命運を担う団塊の世代/PKO賛成派、反対派を叱る/民衆は政治醜聞に本当に怒っているか/人 口が増大すればバカが増える/経済現象とは自然現象なのだ/景気回復の力は減税にはない/この不 況は第三次産業革命への徴候/「開かれた皇室」への解体が進む[『図書新聞』1993年5月8日号] 『鳩よ!』に寄せる言葉があれば:休刊へのメッセージ(『鳩よ!』1993年6月号)) 茂吉の短歌を読む(『波』1993年7月号) 茂吉の短歌の近代性/調べが伝える意味/風土性と生活感情/小さな調べの傑作[第19回斎藤茂吉追 慕全国大会記念講演 1993年5月14日・山形県上山市] 物語の中のメタファー:短歌からみる寺山修司の思想(『情況』1993年8・9月合併号) 短歌の物語性/物語性とメタファーの結晶/既視感と自分の帰る場所/言葉の表現の限界/質問の時 間[寺山修司を語る会(風馬の会主催)1993年4月10日] 心の病の時代 古井由吉・吉本隆明(『中央公論 文芸特集』1993年9月号) 息子が病んで戻ってくるイメージ/境界のこちら側とあちら側/個としての対応の限界/“一回休み” のある社会を/真実一本やりの難しさ/個と無限のあいだのバリアー[1993年7月19日「ほり川」 で] ブッダの実在性から究極の宗教的倫理まで 笠原芳光・吉本隆明(笠原芳光『宗教の森』1993年9月 30日刊所収) ブッダがいなくても仏教的思想は生まれた/親鸞の実在性/教義のなかに入り込んでいる親鸞の個人 的リアリティ/共同思想としての仏教/冥想に倫理性を付加したブッダの偉大さ/オウム真理教の倫 理性/小仏教思想への関心/宗教一般の究極的な倫理とは何か 笠原さんのいちばん重要な思想(笠原芳光『宗教の森』1993年9月30日刊帯文) 〈基調講演〉私の京都観:世界文化自由人KYOTO MIND(『京都新聞』1993年10月29日) [第2回京都BE WELLフォーラム1993年8月28日開催の講演と討議の一部] こころの世紀(『京都新聞』1993年12月16・17日) 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 1303 標題 岡井隆の近業について―『家常茶飯』を読む 掲載誌(紙・書)名 岡井隆歌集 叢書名 現代詩文庫:短歌俳句篇 出版社 思潮社 出版地 東京 掲載頁 128-135 区分 作品論 キーワード 短歌、岡井隆 見出し・語録 注記等 初出:「現代詩手帖」2007年6月号
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1303 標題 フランシス子へ 出版社 講談社 出版地 東京 区分 インタビュー キーワード 猫 見出し・語録 一匹の猫が死ぬこと/特別なところは何もない/いったい、おまえは何なんだよ/自分の「うつし」が そこにいる/猫と子どもといっしょだ/猫になればいい/猫好きは遺伝する/消費的な者同士で/猫型 人間と犬型人間/いい老人にはなれない/ホトトギスの会/これはたいへんな荷物持ちだね/親鸞のこ と/たったひとりで、全部を捨てて/境界を大事に考える/僕は信じる/いないもんはいない 吉本さんへ あとがきにかえて 瀧 晴己 鍵のない玄関 ハルノ 宵子 注記等 構成・文:瀧 晴己、写真:関 夏子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1303 標題 マス・イメージ論 叢書名 講談社文芸文庫 出版社 講談社 出版地 東京 区分 マス・イメージ論 キーワード マス・イメージ/共同幻想 見出し・語録 変成論 停滞論 推理論 世界論 差異論 縮合論 解体論 喩法論 詩語論 地勢論 画像論 語相論 単行本あとがき 解説 鹿島茂 年譜 高橋忠義 著書目録 高橋忠義 注記等 底本:1988年刊の福武文庫版[元版:1984年福武書店刊] ISBN:978-4-06-290190-1
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1304 標題 二葉亭の文學/三木成夫さんについて 叢書名 吉本隆明資料集 124 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 二葉亭の文學(『二葉亭四迷全集 別巻』月報81993年9月) 「外側の文学」としてのビジネス書 芹沢俊介・吉本隆明(芹沢俊介『「ビジネス書」、時代の欲 望』1993年10月15日刊所収) 「ビジネス書」の情況論 1987〜1993年、世界はどう動いたか/ビジネス書にみる時代の欲求/「外側の文学」としての 充実度 見えてきた新しい現実 時代を読む四つのポイント/「消費」の意味の転換/「服部君射殺事件」からみえるもの/「世界 性」のほうに振れる倫理性/現れはじめた新しい共同性 高度資本主義の近未来 超・円高ドル安の世界イメージ/「不況」をとらえなおす/決着点が近づいてきた 「日本的資本主義」とは何か 世界レベルで進む棲み分け/贈与経済と外国人労働者/「日本的」ということの混血性/権力主体 不在の権力システム/「東洋資本主義」のなかの日本/西欧的制度のアジア的運用/「日本的」と は制度の問題ではない 三木成夫さんについて(『モルフォロギア』第16号1994年11月3日発行) 1宇宙のリズムと文明 2文明とは手を加えられた自然史――マルクスとの同一の方法 マルクスから学んだ言語論/三木茂夫から学んだ言語論 3奈良朝以前の言語 歌の始めは何か/枕詞と新・旧日本人の並立の時代 4文字なき世界の言葉と胎児論 [討論抄録] (1993年11月3日慶応大学「ゲーテ自然科学の集い」講演) 社会党あるいは社会党的なるものの行方(社会新報ブックレット『社会党あるいは社会党的なるも のの行方』1994年1月5日発行) 社会党の負けた理由/高次産業資本主義/日本経済の処方箋/小沢流「国の開き方」/政治党派の やること (1993年11月26日、社会党主催の講演会) 『共同幻想論』を語る 中田たか子・荻野正昭・吉本隆明(CDーROM『吉本隆明「共同幻想論」を 語る』1996年7月刊所収) 『共同幻想論』のモチーフ/三つの幻想概念/フーコーの『言葉と物』と対談の印象/『共同幻想 論』のフランス語訳をめぐって/フーコー・シンポジウムと翻訳出版の実状/『共同幻想論』と天 皇制問題(1993年12月) 青年について(『天高新聞』第50号1966年1月20日発行・『吉本隆明全著作集』第14巻所収) [千葉県立天羽値高騰学校・1965年10月30日講演] 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 ハルノ宵子(追想・画) 刊行年月 1304 標題 開店休業 出版社 プレジデント社 出版地 東京 区分 エッセイ キーワード 食 見出し・語録 正月支度  天草×東京[ハルノ宵子] 味についてあれこれ  黄金時代の味[ハルノ宵子] アジア的な香辛料  命の粉[ハルノ宵子] 豚ロース鍋のこと  白菜ロース鍋論争[ハルノ宵子] かき揚げ汁の話  恐怖の父の味[ハルノ宵子] 大福もちの記憶  塩梅[ハルノ宵子] 食欲物語  落ちていたレシート[ハルノ宵子] 老人銀座と塩大福  「老人銀座」の夕暮れ[ハルノ宵子] 酒の話  酒飲みのつぶやき[ハルノ宵子] 海苔のこと  天草の青海苔[ハルノ宵子] 甘味の不思議  物書き根性[ハルノ宵子] クリスマスケーキまで  クリスマスの思い出[ハルノ宵子] せんべい話  塩せんべいの謎[ハルノ宵子] 土産物問答  ぼてぼて茶[ハルノ宵子] 七草粥をめぐる  七草粥の唄[ハルノ宵子] 節分センチメンタル  節分蕎麦[ハルノ宵子] あなご釣りまで  血は争えない?[ハルノ宵子] 焼き蓮根はどこへ  焼き蓮根の悔恨[ハルノ宵子] 父のせつないたい焼き  父のせつない煮魚[ハルノ宵子] カレーライス記  アン・ハッピーカレー[ハルノ宵子] じゃがいも好きの告白  じゃが芋人生[ハルノ宵子] 月見団子狩り  どろぼう自慢[ハルノ宵子] 恐怖の「おから寿司」  アジフライの夏[ハルノ宵子] あごを動かす食べ物  噛むということ[ハルノ宵子] 魚嫌いの私  魚嫌いのワケ[ハルノ宵子] ラーメンに風情はあるのか  ラーメン新習慣[ハルノ宵子] 老いてますます  老人の王道[ハルノ宵子] 陸ひぢき回想  気の毒な野菜[ハルノ宵子] 陸ひぢき迷妄  「うこぎ」迷妄[ハルノ宵子] 猫の缶詰  フランシス子と父[ハルノ宵子] 虎といつまでも  最強の呪い[ハルノ宵子] ままならないこと  レジ袋おばさん参上![ハルノ宵子] 飲み物を試す  実験好き[ハルノ宵子] 焼きそばのはじめとおわり  戻れない時間の味[ハルノ宵子] 野菜の品定め  有機ジレンマ[ハルノ宵子] 甘味の自叙伝  おっぱいと血[ハルノ宵子] 塩せんべいはどこへ  坊主になったせんべい屋[ハルノ宵子] 猫との日々  必要悪[ハルノ宵子] 鬼の笑い声  ボヤキ部屋[ハルノ宵子] 梅色吐息  最後の晩餐[ハルノ宵子] 氷の入った水[ハルノ宵子] 「開店休業」のことなど――担当編集者より 注記等 初出 吉本隆明――「dancyu」誌 2007年1月号〜2011年2月号に40回連載        ハルノ宵子――書き下ろし
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1305 標題 あかるい太宰、くらい太宰 叢書名 吉本隆明資料集 125 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 作家論 キーワード 太宰治 見出し・語録 あかるい太宰、くらい太宰(日本近代文学館主催「昭和の文学(戦後)・作家と作品」 1993年7月28日講演) (1)――『お伽草子』(『ちくま』1994年1月号) (2)――『お伽草子』(『ちくま』1994年2月号) (3)――『斜陽』(『ちくま』1994年3月号) (4)――『人間失格』(『ちくま』1994年4月号) 物語のドラマと人称のドラマ I 生と死の境を越え易い資質 II 人称のドラマ III 文学・芸術イコール倫理ということ 感想ひとつふたつ ユニークな〈話体〉の作家/太宰治のサービス精神/売文の最小限のモラル――旅芸 人の精神 いま、なぜ太宰治なのか 菅谷規矩雄・村瀬学・鈴木貞美・長野隆・吉本隆明 隠遁・韜晦・やつし/絶対一人称をどう解体するか/時代のなかの死/運動する作家/ 映像の問題はローカルな問題である/風景の発見・故郷の発見/津軽というトポス/ 人を信頼することは悪なりや?/イメージしか信じられない/再び、文学すなわち倫 理ということ/津軽・津軽人とは何か/太宰にとっての津軽とは?――イメージの問 題/『人間失格』は文学的生涯の総決算か?/芸と倫理/母が、世界が、もてないと いうこと/詩人的資質と作家的資質/政治と文学/『人間失格』には生涯がみえる/ 表現史のなかの太宰治/いま、評価はどう可能か?/イマジナリィナンバーとしての 太宰治 (シンポジウム津軽・弘前1988の記録『吉本隆明[太宰治]を語る』1998年10月 31日刊)) 心身健康な時期の太宰治―『富嶽百景』―(『小説現代』2006年11月号) 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1306 標題 論争の流儀と決着の仕方/室生犀星 叢書名 吉本隆明資料集 126 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 平林一様(平林一『危機における文化』1993年11月20日刊栞) 『佐藤泰正著作集』(『佐藤泰正著作集』内容見本1994年4月) 論争腺の話(『別冊宝島 達人の論争術』1994年5月20日刊) 論争の流儀と決着の仕方 聞き手 芹沢俊介(『別冊宝島 達人の論争術』1994年5月20日刊 所収) 論争がしにくい情況的根拠とは何か/なあなあ社会日本の特殊性/戦争体験と論争の姿勢/論争 をすることとやめることのプラズ・マイナス/党派性からの批判には必ず反撃する/言いにくい 課題には降りずに発言する/花田清輝と埴谷雄高/「思想的弁護論」の背景/敗北の姿を普遍化 することの意味/「現在」というイメージの解体の根拠/新しい形態の論争はどうあるべきか/ 知識の課題の岐れ道/知識主義という通俗性 自然と倫理の中の透谷(『北村透谷研究会会報』第4号1994年6月4日発行) 芥川龍之介――『地獄変』『或阿呆の一生』『幻鶴山房』(日本近代文学館主催「日本文学の一 〇〇年」1994年7月28日講演) 『地獄変』/『或阿呆の一生』/『幻鶴山房』 最近の日記から:人間は思いがけない時間に、おもいがけない場所にいたりする(『リテレール』 第10号1994年9月発行) 言語と経済をめぐる価値増殖・価値表現の転移(『iichiko』第39号1996年4月20日発行) 無形の価値概念/価値と意味/文学の価値を決める文学理論/言葉の内在的な価値/身体生理と 言葉/胎児以前に形成される無意識はあるか/言葉の発生の〈起源〉/個性的な無意識の表出/ 価値的な言語としての虫の声/民族語に分かれる以前の言葉/無意識も含めた作者の表現モチー フ/蓄積された表出価値/自分から何を疎外したかったか/〈自動表出〉/ますます重要になる 「大衆の原像」/アジア的ということ/価値の普遍的な源泉としての言葉/先進的な価値概念と 普遍的な価値概念/「農」の普遍性/一人称・二人称の非分離性(1994年10月14日) 室生犀星(東京・日本近代文学館・犀星忌講演・1988年3月26日『高原文庫』第3号1988年 8月1日発行) イメージとしての都市をとらえる――都市の変貌の中心点―― 聞き手 梓澤 登(『積算技術』 1990年8月号) 都市の大変貌/イメージとしての都市/人工都市の可能性/都市化の核弾頭/高度社会が遭遇す るもの(1990年6月8日収録) 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1308 標題 情況との対話2・現代とマルクス 叢書名 吉本隆明資料集 127 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 情況との対話15:政治過程の病理(『サンサーラ』1994年6月号) 情況との対話16:政治的な閑話(『サンサーラ』1994年7月号) 情況との対話17:北朝鮮共和国の核疑惑(『サンサーラ』1994年8月号) 情況との対話18:豹変する政治プラン(『サンサーラ』1994年9月号) 情況との対話19:豹変の構造(『サンサーラ』1994年10月号) 情況との対話20:社会党首班政権の批判(『サンサーラ』1994年11月号) 情況との対話21:二階建て税制の批判(『サンサーラ』1994年12月号) 情況との対話22:読売憲法試案の批判(『サンサーラ』1995年1月号) 情況との対話23:現代神話二題(『サンサーラ』1995年2月号) 情況との対話24:阪神大震災のアウトライン(『サンサーラ』1995年3月号) 情況との対話25:阪神大震災の骨組(『サンサーラ』1995年4月号) 情況との対話26:公的な表情として(『サンサーラ』1995年5月号) 情況との対話27:サリン事件考(『サンサーラ』1995年6月号) 情況との対話28:オウム評価の原点(『サンサーラ』1995年7月号) 情況との対話29:都市博中止は是か非か(『サンサーラ』1995年8月号) 情況との対話30:票の構図(『サンサーラ』1995年9月号) 現代とマルクス[1967年10月12日中央大学](『情況への発言』1968年8月刊所収) 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1309 標題 消費のなかの芸・下 叢書名 吉本隆明資料集 128 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 大衆/情況 見出し・語録 消費のなかの芸・下 21村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』第1部・第2部(『Cut』1994年7月号) 22へア・ヌードのこと(『Cut』1994年9月号) 23『千のプラトー』(『Cut』1994年11月号) 24立花隆『臨死体験』(『Cut』1995年1月号) 25ビートたけし『顔面麻痺』(『Cut』1995年3月号) 26宮崎駿『風の谷のナウシカ』1〜7巻(『Cut』1995年5月号) 27麻原彰晃『亡国日本の悲しみ』『日出ずる国、災い近し』(『Cut』1995年7月号) 28瀬名秀明『パラサイト・イヴ』(『Cut』1995年9月号) 29ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』(『Cut』1995年11月号) 30村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』第3部(『Cut』1996年1月号) 31松本人志『遺書』『松本』(『Cut』1996年3月号) 32藤原伊織『テロリストのパラソル』(『Cut』1996年5月号) 33山田詠美『アニマル・ロジック』新潮社(『Cut』1996年7月号) 34近藤誠『患者よ、がんと闘うな』文藝春秋(『Cut』1996年9月号) 35宮崎学『突破者』南風社 一橋文弥『闇に消えた怪人』新潮社(『Cut』1997年3月号) 36内田康夫『崇徳伝説殺人事件』角川春樹事務所(『Cut』1997年5月号) 37渡辺淳一『失楽園』上・下 講談社(『Cut』1997年7月号) 38神戸タンク山事件(『Cut』1997年9月号) 39北野武監督『HANABI』(『Cut』1997年11月号) 40カール・セーガン『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』新潮社(『Cut』1998年1月号) 障害者問題と心的現象論[富士学園労働組合主催1979年3月17日](『福祉労働』第3号1979年6月 25日発行) 浜田知章小論(『山河』20集1956年1月25日発行) 感想(『銀行員の詩集』《第10集》1960版 1960年11月1日刊) つぶやきにのる俳句:一句の風景(『フランス堂通信』第32号1990年3月22日発行) 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1310 標題 政治・経済・社会を讀む/鴎外と漱石 叢書名 吉本隆明資料集 129 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 森鴎外/夏目漱石/情況 見出し・語録 政治・経済・社会を讀む(『八重洲レター』15号〜27号:1994年7月〜1998年12月) 吉本隆明の視点1まず政局のこと(1994年7月) 吉本隆明の視点2もう一度政局のこと(1994年10月) 吉本隆明の視点3不況の診断法(1995年1月) 吉本隆明の視点4阪神大震災の影響(1995年4月) 吉本隆明の視点5サリン・オウム事件(1995年7月) 吉本隆明の視点6まだ不況圏にあり(1995年10月) 吉本隆明の視点7宗教と政治と社会と(1996年2月) 吉本隆明の視点8景気の成行き(1996年5月) 吉本隆明の視点9「日米防衛協力のための指針」について(1996年8月) 吉本隆明の視点10オウム・震災前とオウム・震災後(1997年3月) 吉本隆明の視点11脳死の問題(1997年7月) 吉本隆明の視点12行革最終案が出た(1998年1月) 吉本隆明の視点13不況か恐慌か(1998年12月) 鴎外と漱石(文京区立鴎外記念本郷図書館主催・1971年10月14日講演『敗北の構造』1972年 12月15日刊所収) 漱石をめぐって―白熱化した自己―(武蔵大学・日本近代文学会11月例会1983年11月12日 『白熱化した言葉』1986年10月1日刊所収) 漱石のなかの良寛(本郷青色申告会主催1984年9月11日講演『超西欧的まで』1987年11月 10日刊所収) 1漱石と禅 2「眼華」という言葉 3僧としての良寛 4最後の漱石 鴎外、漱石の見た東京(東京・新宿安田生命ビル1986年1月31日講演『東京人』第2号198 6年4月発行) 鴎外の見た東京/漱石の見た東京 ぼくの見た東京(東京・京橋図書館1987年1月17日講演『マリ・クレール』1987年7月号) 体験的東京/現在の東京論 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1311 標題 心について/自衛隊「合憲」論の歴史的犯罪 叢書名 吉本隆明資料集 130 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 まだのまないコーヒーの話(『想い出のカフェ』1994年9月3日刊所収) 追悼にならない追悼(『新潮』1994年10月号) 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』は愚作中の愚作か 安原顯・吉本隆明(『クレア』1994年 10月号) 原子力・環境・言葉――苦しくても倫理的避難を越えて(『原始力文化』1994年10月号) 嫌原子力には二つの理由がある/啓蒙は大変難しいが/人類は環境問題を克服できるか/問題は 恐怖心や倫理性の組織だ/言葉からくる制約を否定しようと‥‥‥ 遥かな米沢ロード(『卒業五十年記念誌 るつぼ』1994年10月1日発行) 金杉忠男と中村座の初印象(金杉忠男『グッバイ原っぱ』1994年11月15日刊序文) 心の理路について(『川合隼雄著作集』(岩波書店)第14巻月報11 1994年11月10日刊) 大学をよくする方法(『日本の大学どこがダメか』1994年12月1日刊所収) 三島由紀夫と「戦後五十年」 猪瀬直樹・吉本隆明(初出原題「ミカド、三島由紀夫、そして 小沢一郎の「戦後50年」」、『週刊ポスト』1994年12月2日号) 六十年安保はナショナリズムの運動だった/日本社会を覆う「皮膜」は破れるか/大衆消費社 会が官僚の管理を超え始めた 土俵は舞台、力士は役者 川端要寿・吉本隆明(『大相撲』1995年1月号) 貴乃花は受け身の相撲/武双山は稽古不足/武蔵丸に組み手の迷い/玉錦が好きだった/芝居 の幕間の雰囲気/個人別総当たりと東西制/プロとアマの差が接近? 戦後思想史から現代思想史へ 山本哲士・吉本隆明(『週刊読書人』1995年1月6日号) 戦後進歩派知識人への闘い/消費が過剰な社会へ/日本の社会科学の限界/問題は全部露出し た/商品と資本のパワー 自衛隊『合憲』論の歴史的犯罪――近代的自我を超えるもの(『情況』1995年1月号) 一、自衛隊合憲論批判 二、情勢論 三、近代的自我と現代 吉本隆明と時代を読む:第三回(リブロ池袋店主催・1994年9月11日) 心について(上)(『ちくま』1995年1月号) 心について(下)(『ちくま』1995年2月号) 源氏物語と現代――作者の無意識――(山梨県石和婦人教室1983年3月3日講演、『白熱化 した言葉』1986年10月1日刊所収) 1どの訳本を読むか 2どう読むか 3作中の人々 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 1312 標題 総論 柳田民俗学 叢書名 吉本隆明資料集 131 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 キーワード 見出し・語録 総論 柳田民俗学(『再考 柳田国男と民俗学』1994年12月10日刊所収) 柳田民俗学の三つの方法/「美彌良久」と「根の国」/反復と重層/イメージからのアプロー チ/国木田独歩『武蔵野』の影響/柳田民俗学の起源 (播磨学研究所主催「柳田国男没後三十年をしのんで、三十年の光彩」兵庫県姫路市1992年 9月19日) 共同幻想の時間と空間―柳田国男の周辺―(『國文学』1986年11月号) (1986年6月8日盛岡市上田公民館) 詩魂の起源(『現代詩手帖』1987年1月号) わが歴史論―柳田思想と日本人―(『柳田国男論集成』1990年11月刊所収) (我孫子市民会館1987年7月5日) 幻の王朝から現代都市へ(『幻の王朝から現代都市へ』1987年12月1日発行) 超高空ランドサット地図を見る/「神武東征」と弥生文化/神話天皇は実在したか――湖水線 からの裏付け/幻の王朝と縄文末期の遺跡/宇宙考古学の発想/人間はいつ鳥瞰映像をもてる か/ハイ・イメージの場――人間の視線と鳥瞰視線の同時獲得/高次映像と異化映像と――現 代都市の条件/権力の解体にむけて――無限遠点からの視線 【質疑応答】現代を超える視線 究極の都市へ/境界の消滅――「新人類」は楽しいか/ビートたけし「芸の無意識の自殺」/ 視線をひねる/「何か」である映像――「ブレードランナー」と森田芳光/内面の流れのない 作家について/反科学とハイテク志向のはざまで/人生の道筋は何によって強いられるか 《遠野物語》別考(『内藤正敏写真集・遠野物語」1983年6月刊解説) 編集ノート 注記等 挿画 ハルノ宵子

「吉本隆明2013年著[遺]作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2013.12.09