吉本隆明2005年著作リスト


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刊行形態 Magazine Article
著者 吉本隆明
刊行年月 0501
標題 自作を語る 第2回『マチウ書試論』
掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」1月増刊号、第19巻第1号通
巻第271号)
巻 22
号 Winter
掲載頁 144-149
掲載年月日 2005.1.4
区分 インタビュー
キーワード キリスト教/親鸞/信仰
見出し・語録 キリスト教の信者になってもいいっていう意識があったと思いますね。そうなっても
一向に差し支えないっていうか
新約聖書との出会い/マルクス主義への絶望/宗教との向き合い方/絶対的なものへの憧れ
僕なんかはとても信仰者じゃないですけどもっとも共感できるなっていう意味合いではもう、親鸞
なんですね
僕のなかにもともと宗教的っていうか、ある絶対的なものに対する‥‥‥憧れがあった
注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一

刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0501 標題 際限のない詩魂:わが出会いの詩人たち 叢書名 詩の森文庫001 出版社 思潮社 出版地 東京 区分 詩人論 キーワード 詩/言葉/批評/詩人 見出し・語録 斎藤茂吉  『赤光』(「山県新聞」1982・5) 高村光太郎  「出さずにしまった手紙の一束」のこと(『高村光太郎全集1』月報1 1959 筑摩書房)  高村光太郎の世界(『近代文学鑑賞講座16』1959・6 角川書店)  際限のない詩魂(『高村光太郎選集』内容見本 1981・8 春秋社)  『高村光太郎全集』増補版によせて(『増補・高村光太郎全集』内容見本 1994 筑摩書房) 石川啄木  石川啄木(「日本読書新聞」1961・4・10) 萩原朔太郎  萩原朔太郎―その世界(『近代文学鑑賞講座15』1960・12 角川書店) 折口信夫  折口の詩(現代詩文庫『釋超空詩集』1975・5 思潮社) 金子光晴  『金子光晴全集』(「日本読書新聞」1960・7・25)  金子光晴「落下傘」(「中央公論」1960・11)  金子光晴について(『金子光晴全集第11巻』月報 1967・10 中央公論社) 宮沢賢治  イギリス海岸の歌(『宮沢賢治全集』2巻月報 1972・7 筑摩書房)  「銀河鉄道の夜」に匿されているもの(『見えだした社会の限界』1992 コスモの本)  20世紀の名著『銀河鉄道の夜』――私の三冊(「東京新聞」1996・5・5 あと二冊はジイド『田   園交響楽』とヴァレリー『テスト氏』) 吉田一穂  吉田一穂について(「江古田文学」44号 2002・7) 中野重治  その詩(『中野重治全集第22巻』月報 1977・12 筑摩書房) 秋山 清  抵抗詩(「批評運動」1958・3) 永瀬清子  稀有なつよい生活の意志力(『すぎ去ればすべてなつかしい日々』帯文 1988・6 福武書店) 安東次男  ひとつの疾走(『安東次男著作集4』月報 1974・12 青土社) 鮎川信夫  別れの挨拶(『さよなら鮎川信夫』1986・12 思潮社)  鮎川信夫が近代以後の詩にはじめてもたらしたもの(『鮎川信夫全集 I 』推薦文 1989・3 思潮社)  最後の詩集(『難路行』栞 1987・9 思潮社) 清岡卓行  遇わなくなってからの清岡卓行の詩(『清岡卓行全詩集』栞 1985・10 思潮社) 田村隆一  『詩集』(「マリ・クレール」1988・6 中央公論社) 谷川 雁  『天山』(「現代詩」1956・8)  詩人的だった方法(「信濃毎日新聞」1995・2・6) 中村 稔  生得の古典(『中村稔著作集』内容見本 2004・10 青土社) 岡井 隆  現存する最大の長距離ランナー(『岡井隆全歌集』内容見本 1987 思潮社)  私の岡井隆コレクション(『岡井隆コレクション』内容見本 1994 思潮社) 諏訪 優  諏訪 優(現代詩文庫『諏訪優詩集』表紙 1981・2 思潮社) 菅谷規矩雄  菅谷規矩雄(現代詩文庫『菅谷規矩雄詩集』表紙 1987・11 思潮社)  弔辞(1990・2・2) 岸上大作  『意思表示』(『意思表示』1961・6 白玉書房) 中島みゆき  『中島みゆき全歌集』(「シーサイド・コーポラス」)(「マリ・クレール」1987・4)  中島みゆきという意味(「鳩よ」1991・11) 解説 もし、吉本隆明という存在がなかったら―――城戸朱理 注記等 編集協力=斉藤愼爾、高橋忠義 ISBN4-7837-1701-X
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0501 標題 新しい幸せのかたち:将来よりも今を味わう 掲載誌(紙・書)名 AERA 巻 18 号 3 掲載頁 14-17 掲載年月日 2005.1.17 区分 取材記事 キーワード 幸福 見出し・語録 独立したいまを生きる/「がんばったら」やめる/揺らぐ幸せスタイル/瞬間の志をもつ/身体の快 不快が一番/後ろから自分を見る 「そんなものがあるなら、僕が聞きたいよ」 「どうせ延命しても、たいしたことねえんだから」 「わたしたちはまえを向いて生きているんですが、幸福というのは、近い将来を見つめる視線にある のではなく、どこか現在自分が生きていることをうしろから見ている視線のなかに、ふくまれるよう な気がするんです」 「この年になると、短いスパンを取らないと、楽しみなんてひとつもない。時間を細かく刻んで、い い気分だったら幸福と考え、悪い気分だったら不幸と考える。ただ、意識的に刻むようにしている」 「これでもむかしは半年ぐらい先までは考えていた。でも、とうとう、明日がどうなるかわからんぜ。 半年もばからしくなった。いまは一瞬一瞬の、一期一会です」 注記等 通巻第904号 編集部 石川雅彦、豊間根功智(写真)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 著者 聞き手 田中和生 刊行年月 0502 標題 江藤淳よ、どうしてもっと文学に生きなかったのか 掲載誌(紙・書)名 三田文学 巻 84 号 80 掲載頁 74-98 掲載年月日 2005.2.1 区分 対談 キーワード 江藤淳 見出し・語録 漱石について書いた鴎外のような人/役割は敵対的でも文学の核は似ていた/敵対的な役割の不自由 さを越えて/文学の世界を泳ぎ切ってほしかった/もっとも魅力的な江藤淳の暗部/混迷の一九七〇 年代をくぐり抜ける/これからの文学の課題/江藤淳が遺したもの
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0502 標題 68人アンケート 掲載誌(紙・書)名 広告批評 号 290 掲載頁 134 掲載年月日 2005.2.1 区分 アンケート回答 キーワード 日本国憲法第9条改定/温暖化問題/教育問題 見出し・語録 「1 もちろん第九条の改悪に反対です。その理由は沢山数え上げられますが、敵味方数百万人の単 位の戦争の死者によって得られた宝だからというのが第一番の理由です。それとともに九条を守るた めに、積極的な具体案を国際的に提示できないまま、これまで半世紀もの無駄な歳月を費やしてきた 進歩政党にも批判的です。政治的な課題の解決は、一般市民の盛り上がりが有効な場合と、国家の政 治責任者、国際的な政治責任者たちを批判、説得、啓蒙するのが有効な場合と二つあります。忘れな いでくださいよ。 2 地域温暖化問題。専門家の集まりの長い探究、具体案とその広報担当の専門家の易しい言葉での 息の長い啓蒙、わたしたちはふところの小銭を息長く寄付提供するのがいいのではないですか。  教育問題。これは上から変えていくのが原則に定まっています。文部省の次は大学の先生、高校の 先生、中学の先生、小学校の先生。そしてやっと生徒の意欲、学力、好奇心の問題に到達します。逆 に考えたら大間違いです。教育制度の問題も順序は同じです。  だれが見てもこの日本国はどん底のどんづまりです。私は好きなテレビで、芸にもなっていない芸 人の食い物番組やお笑い番組から、政治になっていない政治家の馬鹿話まで視聴しながら、忍耐力を 養い、深呼吸の仕方を訓練しようと努力したいと思っております。あっはっは。」 
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0502 標題 吉本隆明対談選 叢書名 講談社文芸文庫 出版社 講談社 出版地 東京 区分 対談 見出し・語録 文学と思想  江藤 淳 思想の流儀と原則  鶴見俊輔 世界認識の方法  M. フーコー 漱石的主題  佐藤泰正 素人の時代  大西巨人 言葉の現在  高橋源一郎 僕らが、愛してゆくこと老いてゆくこと詩を書くこと  谷川俊太郎 解説  松岡祥男 年譜  高橋忠義 著作目録 高橋忠義 注記等 ISBN4-06-198397-0
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0502 標題 高村光太郎(飯塚書店版) 叢書名 吉本隆明資料集 43 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 詩人論 キーワード 高村光太郎 見出し・語録 I 幸徳事件前後 II 「道程」の方法 III 智恵子抄 IV 「のっぽの奴は黙ってゐる」 V 戦争期 VI 敗戦期の問題 VII 「出さずにしまった手紙の一束」のこと   年譜   あとがき 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 佐藤 研 著者 笠原芳光(司会) 刊行年月 0502 標題 思想から 掲載誌(紙・書)名 イエスとはなにか 編集 笠原芳光・佐藤 研 出版社 春秋社 出版地 東京 掲載頁 89-130 区分 鼎談 キーワード イエス 見出し・語録 出発点としての問い/「マチウ書試論」その後/倫理の言葉としての「読み」/宗教の解体と精神の深さ/ 「最後のイエス」への視座/イエスを生きる――多勢より一人/イエスと弟子/イエスと家族/「イエスの 方舟」の価値観
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0503 標題 家訓の重圧に耐えられるか 掲載誌(紙・書)名 文藝春秋 巻 83 号 3 掲載頁 129-132 掲載年月日 2005.3.1 区分 天皇制論 キーワード 天皇家/皇室 見出し・語録 「家訓」的世界と雅子さん
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0503 標題 中学生のための社会科 出版社 市井文学 出版地 東京 区分 社会科教科書 キーワード 詩/言葉/吉本文法/老齢/国家/社会 見出し・語録   第1章◎言葉と情感   1 詩を読むことと詩を書くこと     詩に魅せられる     不朽の抒情詩四作品     人生体験の個性のすべてが含まれる一行   2 古典以前の古典     「わだつみ」「さねさし」「全けん」の深層     「なふ」「ほふ」にみる日本語の起源     「ちしほ」をめぐる誤認   3 吉本文法について     表記される日本語とその特性    「自己表出」と「指示表出」で織られた言葉   第2章◎老齢とは何か   1 老齢への誤認と自己の例     老幼の類似性と現在の社会現象     自分自身の症例の告白     六十才以後の症状と対応   2 意志と行為の背離     老齢とは意志と行為の背離のことをいう     背離が文化と文明を生み出してきたが   3 自他の違い     「自然の順位」のみが老齢の意     「有難う」が自然に出れば     「姥捨伝説」と「手がかり神」の意味するもの   第3章◎国家と社会の寓話   1 社会と国家の関係     社会と国家の三類型     政治、軍事、政府そして国家へ     そして民族国家に至る   2 民族国家の成立     「民族」なるものの捉え方     血縁親和や年齢階程的なものが無力化する     日本列島における「民族」形成   3 この社会で暮らすということ     産業からみる歴史の新段階     第三次産業社会がもたらすもの   4 自由な意志力について     支給される給料の基本原則     個々の「自由な意志力」の総和をのみ「公共性」と呼ぶ     「自由な意志力」とは何か   5 高度管理社会について     高度管理システムをどこかに含んでいる現代社会     山岸会との対話     レーニン・スターリンの理念的誤り     「被管理者の利益と自由の最優先」原則     「人間力」に行き着くシュンペーターとマルクスの違い     擬似ユートピアを乗り超えるために  「この本の表題として『中学生のための社会科』というのがふさわしいと考えた。ここで「中学生」と いうのは実際の中学生であっても、わたしの想像上の中学生であってもいい。生涯のうちでいちばん多感 で、好奇心に富み、出会う出来事には敏感に反応する軟らかな精神をもち、そのうえ誰にもわずらわされ ずによく考え、理解し、そして永く忘れることのない頭脳をもっている時期の比喩だと受け取ってもらっ てもいい。またそういう時期を自分でもっていながらそれに気付かず、相当な年齢になってから「しまっ た!」と後悔したり、反省したりしたわたし自身の願望が集約された時期のことを「中学生」と呼んでい るとおもってもらってもいいとおもう。  ただ老齢の現在までにさまざまな先達、知人、生活、書物などから学んだり刺激を受けたりしたこと、 体験の実感から得たものがたくさん含まれているが、すべてわたし自身が考えて得たものばかりで、模倣 は一つも含まれていないつもりだ。これがせめて幻想を含めた「中学生」にたいする贈物だとおもってい る。  さあ、このくらいにしてあとは読者の理解や誤解の「自由さ」にまかせよう。」(はじめに) 注記等 ISBN4-902995-00-X
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0503 標題 日本現代詩論争史 叢書名 吉本隆明資料集 44 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 詩論 キーワード 日本近代詩 見出し・語録 I 美妙・魯庵・鴎外 II 鴎外の反論 III 透谷・愛山論争 IV 透谷・愛山論争 その二 V 明治大正の詩(『若菜集』の評価) VI 鉄幹評価 組合員各位へ 挫折することなく成長を 全学連救援「趣意書」(資料) 宍戸恭一『現代史の視点』 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 著者 聞き手 宇田川 悟 刊行年月 0503 標題 哲学者の食卓 掲載誌(紙・書)名 一冊の本 巻 10 号 3 掲載頁 6-11 掲載年月日 2005.3.1 区分 インタビュー キーワード 食/料理/食欲 見出し・語録 思想家、厨房に立つ/母の味に回遊する/内緒で食う快楽/間断なく食べていたい 「ただ、理想の形というのはあります。涅槃図を見ると、お釈迦様の臨終のとき、猿から鹿から昆虫に至 るまで、あらゆる生き物が集まってきて泣いたと。どの生き物がどの生き物を食うかという食物連鎖を完 全に断ち切っているわけです。食欲からも解放されて。自分にはできないだろうけれど、それが人間の理 想かなと。」 注記等 (特集 食からはじまる) 構成=丸本忠之 写真=佐藤謙吾
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 聞き手 宇田川 悟 刊行年月 0503 標題 吉本隆明「食」を語る 出版社 朝日新聞社 出版地 東京 区分 インタビュー キーワード 食/味/食生活/料理/家庭料理 見出し・語録 まえがき (吉本隆明) 1 戦前 幼少時代  月島の表長屋で誕生  吉本家の食卓  ハレの日のごちそう  両親、家族とのつながり  下町育ちの気質  駄菓子屋のおばちゃん、血を飲む鬼ババア、変なおじさん  下町出身の知識人の悩み 2 戦中〜敗戦 米沢高等工業学校時代  自然と時間との出会い  ナンパ、悪酔い、果樹園荒し  思索家吉本隆明の萌芽  動員学生時代  八月十五日を迎えて 3 戦後 サラリーマンから物書きへ  食いつなぐために  就職、組合活動の鬱屈  サラリーマンの息抜き  詩人への道と生活とのジレンマ  留置場のカツ丼 4 家庭生活をめぐる料理考  同棲・新婚時代  子どもからのマンネリ批判  『キッチン』考  味について  手を動かし続けること  文章修行の方法論  食における親子の断絶と教え  上野界隈飲み歩き、食べ歩き  群集の中の孤独 5 老年を迎え、今、思うこと  溺体未遂の全容  身体と精神  漱石・鴎外に並ぶ食い意地の呪縛  正常と異常の狭間  宮沢賢治も大食いだった  最後の晩餐  できるだけやるさ  フランスを憧れども  フランス料理は得体が知れねえ  固有でかつ普遍を追求する  文化の偏り  おいしいという感覚の表現  到達点はカオスの世界  そして、これから あとがき (宇田川悟) 注記等 ISBN4-02-257999-4
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0503 標題 吉本隆明全講演ライブ集 第9巻 25年目の全共闘論、その他 出版社 弓立社 出版地 東京 形式 CD 区分 講演 キーワード 全共闘/社会主義/労働組合/社会党/日本資本主義/大衆社会/国家/核戦争/革命 見出し・語録 CD−049 25年目の全共闘論―『全共闘白書』を読んで 61:50   司会 (1)1:47   会の主旨 三上 治 (2)3:45  1関心のあった回答項目 (3)5:20  2社会主義の有効性 (4)12:11  3私〈わたくし〉的な現れ方 (5)9:19  4外国人労働者について (6)8:33  5第三次産業的な自主活動を (7)1:44  6労働組合の必要性 (8)2:12  7リストラと大衆のリコール権 (9)3:33  8憲法の問題 (10)4:49  9安保条約、自衛隊、PKO、国連 (11)4:28  10根柢的な「白書」の読み方 (12)4:04 CD−050 社会党あるいは社会党的なるものの行方 I 55:48  1はじめに 長谷ゆり子 (1)8:43  2社会党の負けた理由 (2)5:23  3社会党大敗の原因 (3)19:49  4高次産業資本主義 (4)21:51   CD−051 社会党あるいは社会党的なるものの行方 II 57:05  5日本経済の処方箋 (1)18:26  6農業問題 (2)3:32  7小沢流「国の開き方」―自衛隊と国連 (3)15:11  8政治党派のやること (4)19:55 CD−052 日本資本主義のすがた―労働組合の問題として I 71:44   司会 (1)7:52   (プロローグ) (2)7:07  I 日本資本主義の変貌   i 第一次高度成長期 (3)13:23   ii 第二次高度成長期 (4)12:40   iii スタグフレーション期 (5)4:11  II 国家の資本主義への介入   i 国家介入の概念 (6)18:56   ii 国家と資本主義の接続装置 (7)7:33  CD−053 日本資本主義のすがた―労働組合の問題として II 70:00  III 現在の日本資本主義の問題   i 問題の顕在化 (1)7:32   ii スタグフレーション現象 (2)11:44   iii スタグフレーションの原因説 (3)15:08   iv スタグフレーションの解決策 (4)21:56  IV 国家がコントロールする資本主義から生まれた管理型大衆社会   i 時間意識を支配するもの (5)6:51   ii イメージの競争 (6)6:46 CD−054 日本資本主義のすがた―労働組合の問題として III 60:15   iii 「不安定」「揺動」する大衆社会 (1)6:40   iv 人工的に引き上げられる欲望 (2)7:34   v 労働者に問われること (3)3:58  V 国家を開く (4)7:36  「擬制の終焉」以後十年―政治思想の所在をめぐって    核戦争の不可能性 (5)3:58    後進性と歴史性 (6)7:36    所有論から見た国家論 (7)5:53    革命について労働者がなし得る最大のこと (8)8:33 添付冊子「9 25年目の全共闘論、その他」目次 25年目の全共闘(1995年1月18日、プロジェクト猪・全共闘白書編集委員会主催のシンポジウムでの講演 (文責 編集委員会)、於・星綾会館。パンフレット『いのししブックレット2 25年目の全共闘論『全共 闘白書』を読んで』(1995・3〈プロジェクト猪〉)所収) 社会党あるいは社会党的なるものの行方(1993年11月26日、社会党主催・於・社会文化会館5階ホール。 パンフレット『社会党あるいは社会党的なるものの行方』(1994・1・5〈日本社会党機関誌局〉) 所収) 日本資本主義のすがた―労働組合の問題として(原題「労働組合論――日本資本主義の構造」1981・11・ 7 主催、自治労山口県職員労働組合下関支部 於・下関市水産会観。『超西欧的まで』(1987・11・10 〈弓立社〉)所収) 「擬制の終焉」以後十年―政治思想の所在をめぐって(1970・7・17 共産同反旗派編集委員会政治集会  於・中野公会堂。『敗北の構造』(1972・12・15〈弓立社〉)所収) [連載] 吉田純が撮った吉本隆明 1986.11.4 時の流れの中で 三上 治 吉本隆明全講演ライブ集の現状報告、そして予約購読のお願い 全巻予定 表紙・口絵写真 撮影 吉田純 注記等 ISBN4-8123-0701-5
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0504 標題 自作を語る 第3回『高村光太郎』 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」4月増刊号、第19巻第1号通巻第 275号) 巻 23 号 Spring 掲載頁 146-151 掲載年月日 2005.4.5 区分 インタビュー 見出し・語録 戦犯者探しへの違和感/敗戦の受け止め方/未発表の手紙/評論家としての出発点/批評 とエモーションの間で 「追い詰められたときに、高村光太郎でも小林秀雄でもない道を自分で開いていけるかっていうことは、 僕自身の重要な課題なんです」 「出さずにしまっていた手紙を見つけたとき、この問題を掘っていけばこの人の生涯っていうのはわか るんじゃないかなあって」 「晩年の隠遁生活、そこの問題はいまだに自分でもわかんないし、まだ解決していないテーマだってい う気がします」 注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 網野善彦 著者 川村 湊 刊行年月 0504 標題 歴史としての天皇制 掲載誌(紙・書)名 歴史としての天皇制 出版社 作品社 出版地 東京 掲載頁 5-90 区分 鼎談 キーワード 王権/天皇制 見出し・語録 中世の王権をどう捉えるか/異形の王権としての天皇制/異類異形と天皇制/天皇論と二つの流れ/幻 想としての単一民族説国家への挫折と民衆への挫折/象徴天皇制の過去・現在・未来/天皇制をいかに 無化するか/禁忌としての天皇陵発掘/高度成長と社会関係の変容 注記等 ISBN:4-86182-020-0 初出:「文藝」1987.8 秋季号 単行本収録:吉本隆明『〈非知〉へ――〈信〉の構造「対話篇」』春秋社 1993.12.25
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0505 標題 抵抗詩・国鉄王国をやぶれ 叢書名 吉本隆明資料集 45 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 見出し・語録 抵抗詩 座談会 国鉄王国をやぶれ 国鉄詩人同盟とふたつの座談会について(宿沢あぐり)   声明「さしあたってこれだけは」   革共同に非難声明   言論の自由を後退させないための抗議および勧告   巌編集局長報告にふたたび抗議する 交通が成立たない部分 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0505 標題 コンビニまで歩けるようになったらキャラメルを買って食べたい:私はコンビニをこう考える 掲載誌(紙・書)名 AERA:Go! Go! コンビニライフ(増刊号) 巻 18 号 27 掲載頁 133 掲載年月日 2005.5.25 区分 インタビュー キーワード コンビニ 見出し・語録 だぶだぶっとソース漬け/コンビニで買い物が目標 注記等 聞き手 古川雅子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0505 標題 吉本隆明歳時記 新版 出版社 思潮社 出版地 東京 区分 作家論 キーワード 季節/個性/自然詩人 見出し・語録 春の章  中原中也  梶井基次郎 夏の章  堀 辰雄  立原道造  嘉村磯多 秋の章  葛西善蔵  正宗白鳥  牧野信一 冬の章  宮沢賢治  長塚 節  諸詩人 春の章  諸歌人 終の章  季節について あとがき―――吉本隆明 解説 貴重な贈物―――野村喜和夫 注記等 『吉本隆明歳時記』は、1977年4月号から翌年3月号まで「エディター」に連載、78年10月に 日本エディタースクール出版者から初版が刊行された。新版発行にさいして、同出版部のご好意をえた。 (思潮社) ISBN4-7837-2331-1
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0505 標題 戦後詩史論 新版 出版社 思潮社 出版地 東京 区分 詩史論 キーワード 現代詩/戦後詩 見出し・語録 戦後詩史論 戦後詩の体験 修辞的な現在 若い現代詩――詩の現在と喩法 新版あとがき 索引 注記等 附 別冊「吉本隆明 戦後詩史論 書評集」24ページ  元版刊行当時の、北村太郎、鈴木志郎康、清岡卓行、中村稔、中野孝次、佐佐木幸綱、佐々木幹郎、 川本三郎の書評類と、対談・鮎川信夫X北村太郎、及びインタビュー・吉本隆明(構成・安原顕)[抄] を掲載。 『戦後詩史論』は1978年9月初版が、さらに83年10月「若い現代詩」を加えた増補版が大和書房か ら刊行された。新版発行にさいしては、同社のご好意をえた。(思潮社) ISBN4-7837-2332-X
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0506 標題 吉本隆明が吠えた!:戦中派にして戦後思想界の巨人が狂牛病問題を“一刀両断” 掲載誌(紙・書)名 月刊サーカス:CIRCUS 巻 2 号 6 掲載頁 27 掲載年月日 2005.6.10 区分 インタビュー キーワード 狂牛病問題 見出し・語録 もし牛肉の輸入再開で一人でも死者が出たら小泉は自殺しなさい!/小泉みたいにアメ リカをとことん信用するなんて愚かすぎる!! 「科学的、宇宙的な真理は政治で曲げることはできない。これが狂牛病を考える際の専門科学者の大 原則です。一方、危険性が多いか少ないかという議論になると、これは政治の問題になる。つまり、 プリオンに当たる確率が極端に少ないから安全だという議論は、科学的ではない。だから科学者は、 危険性が少ないからといって政治的な妥協をしてはダメなんだ。」 「僕ら戦中派は戦争責任の議論をさんざんしてきたけれど、情報を与えられていない一般の人間には 責任はない。完全にイノセントだと言えます。」 「近ごろ、アメリカにくっついていれば安全だと考える人が増えているようだけれど、問題外だね。 それこそ戦無派の弱点で、小泉もまさに戦無派なわけだけど、なぜ戦無派がそうなってしまったかと いえば、戦争は怖くて嫌だなと思っていたリベラリストたちが戦争中の歴史を偽造したからです。つ まり、共産党が流布した戦争史観の過ちです。」 注記等 山田清機●取材・文 永井 浩・平山訓生●撮影
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0506 標題 猫の肉球に関する考察 掲載誌(紙・書)名 猫びより 号 22(2005年7月号) 掲載頁 掲載年月日 2005.6.12 区分 聞き書き キーワード 猫/肉球 注記等 コピーによる書誌確認のため掲載ページ不明
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0506 標題 丸山真男論(一橋新聞初出) 叢書名 吉本隆明資料集 46 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 キーワード 丸山真男/サド裁判 見出し・語録 丸山真男論  (1)はじめに(『一橋新聞』1962年1月15日号)  (2)丸山「一等兵」の戦争体験(『一橋新聞』1962年1月30日号)  (3)天皇制・右翼・民主々義(『一橋新聞』1962年2月15日号)  (4)「日本政治思想史研究」(『一橋新聞』1962年5月10日号)  (5)「日本政治思想史研究」その二(『一橋新聞』1962年5月20日号)  (6)荻生徂徠をめぐって(『一橋新聞』1962年10月30日号)  (7)荻生徂徠をめぐって・2(『一橋新聞』1962年11月30日号)  (8)総論・1(『一橋新聞』1963年1月15日号)  (9)総論・2(『一橋新聞』1963年1月30日号)  (完)スターリニズムとファシズム(『一橋新聞』1963年2月15日号)  後註 (『丸山真男論(増補改稿版)』1963年4月16日一橋新聞刊) サド裁判 第6回公判(1962年1月24日) 証人 吉本隆明 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0506 標題 藤井東先生のこと 掲載誌(紙・書)名 ここって塾!? 出版社 春秋社 出版地 東京 掲載頁 i-ii 区分 序文 キーワード 塾 見出し・語録 「藤井東先生が自分の生徒に与えつづけている影響がどれほどのものかは、たぶん生徒自身には呼吸の ように判っているのだろうが、藤井先生自身に判るのは、もしかすると、ずっと後なのかもしれない。 だがほんとうの影響とはいつもそういう現れ方をするのだと思う。  藤井さんの慈心にみちた文章を読んでいて、わたしの生涯に大きな影響を与えてくれて「仲町の先生」 (深川門前仲町の塾の今氏乙治先生)の人間像と終始重ねていた。」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 芹沢俊介 刊行年月 0506 標題 幼年論:対談 21世紀の対幻想について 出版社 彩流社 出版地 東京 区分 対談 キーワード 軒遊び/幼年/乳房/兄弟/姉妹/対幻想/家族/天皇制 見出し・語録 まえがき 吉本隆明 第1章 「幼年」とはいつのことか 二歳半くらいまでお乳を飲んでいた 駄菓子屋の記憶 幼年期の遊び 佃んべえ ガキ大将と悪ガキ集団 「悪ガキ」は続いていた 「まとも」に扱わないほうがいい問題 「軒遊び」ができない時代と「引きこもり」 正常/異常、治った/治らないとは? 中間の「遊び」がないことの帰結 第2章 乳房論 とにかく泣きやませるための「おっぱい」 「甘え」たどうして悪いんだ 全否定されてしまった「日本流」 「高原状態」無意識の叡智 「おっぱい」と「お風呂」 第3章 “吉本的性格”の幼年論的分析 魚嫌いの「真理」 幼年を過ぎた時「俺だけ暗い」を自覚した おじいさんの痴呆 理論的骨格 100パーセント親のせい 小学校の先生だけにはなりたくない 「えばっている」やつ 性格を変えようと思った 小学校時代のある先生について 第4章 「初期」――詩と隅田川 初期の詩「うら盆」 「怖い」を遡る 幼年の「怖い」体験 「溺れた子」というイメージ あとに引かない「怖さ」もあった 東京湾と隅田川の達人 月島と沖縄 月島物語 「衰退する都市」 第5章 きょうだい論へ――「九州的」な吉本家 「九州的」な家族関係 兄との関係 第6章 太宰治、夏目漱石、そして天皇の家族 社会的制度が家族間系の中に入り込んでいる 太宰のほんとうの母親 漱石の場合 天皇の家族 民間出身者が苦労するワケ 第7章 「きょうだい」論の深部 「きょうだい」のなかでの対 広い意味の性的な牽引力  二つある親子の「対」の型〜吉本家における対幻想 「血でわかる」ということ 第8章 「親しい」とはどういうことか――『彼岸過迄』と『行人』 『彼岸過迄』の須永と千代子 『行人』の一郎と二郎 「嫉妬心」では説明のできない心のうごき 関係性の「ぎりぎりの線」 自己暴露になってしまうおそれ 「自己対」なる対幻想 第9章 女系論 女系社会での結婚と恋愛 なぜ姉さん女房だったのか 天皇家の場合 現在における「女系」 明治になって解放されたのは‥‥‥ 姉妹の結びつきの強さ あとがき 芹沢俊 注記等 後記 本書は2003年10月30日、11月25日、04年1月23日に吉本宅で行われた対談をもとにして構成 されています。 彩流社編集部 ISBN4-88202-901-4
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0507 標題 頭が危なっかしくなったら:『聖書』 掲載誌(紙・書)名 文藝春秋 巻 83 号 9 掲載頁 310-311 掲載年月日 2005.7.1 区分 書評(聞き書き) キーワード 新約聖書/ヨブ記/国歌大観/エックハルト説教集/資本論 見出し・語録 「今あげたあたりは、いつも寝床のそばに置いておいて、なにかというと取り出して読むことが多い。 すごく便利というか、本の常備薬みたいなものでしょうね。病気になりそうだとか、病気になったとか、 なって沈み込んでいたり、逆になってヤケクソだとか、そういう症状に合わせて本を揃えておくんだね。 それでもダメで、もっと悪くなっちゃって、本当の危機になったときには、きっと本なんか読まないよ。 そうなっちゃったときには、むしろマンガを読んで気晴らしをするしかないんだよね。」 注記等 特集“人生の危機に読む本:愛する人の死、突然の大病、仕事の挫折‥‥‥困難の時を癒してく れた31冊の書”
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0507 標題 自作を語る 第4回『芸術的抵抗と挫折』 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」7月増刊号、第19巻第9号通巻 第279号) 巻 24 号 Summer 掲載頁 146-151 掲載年月日 2005.7.4 区分 インタビュー 見出し・語録 アリバイ論への不満/新たな批評基軸/「吉本思想」の萌芽/「愛国」をどう捉えるか 「日本の近代文学はどうして戦争になったらみんな「戦争バンザイ」になっちゃたんだ?自分なりに 確かめないと―――それが、戦後の自分の課題だったんです」 「「天皇制って何なんだ?」っていうテーマを、もうとことんまで追求してやる―――ずいぶん時間が かかりましたけど、僕なりに最終結論まで追求したつもりです」 「愛国を現実的な悪だっているふうに決めつけるのは間違いだと僕は思います」 注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0507 標題 6・15事件 思想的弁護論 叢書名 吉本隆明資料集 47 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 キーワード 60年反安保闘争 見出し・語録 6・15事件 思想的弁護論[「週間読書人」1965年7月19日号〜10月11日号] 中村卓美『最初の機械屋』[試行出版部の出版広告文] 試行小説集『序曲』[試行出版部の出版広告文] 梶木剛『古代詩の論理』[試行出版部の出版広告文] 「人間にとって思想とは何か」講演後の討論[「第85回若木祭・吉本隆明講演および討論の記録」19 68年6月15日] 現実存在としての我々(講演)[「上智大学新聞」1968年11月15日号] 腐食しない思想をもて されば希望は諸君のうちにある 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 高岡 健 刊行年月 0507 標題 時代病 出版社 ウェイツ 出版地 東京 区分 対談 キーワード 病 見出し・語録 まえがき 高岡健 第1章 社会の変容に精神がしてきたこと[1995年8月25日東京ステーションホテルにて] オウム真理教から見た日本社会の病 新しい消費資本主義の登場による倫理の混乱と解体 心身のコントロールがうまくできない時代の到来 オウム真理教事件を親鸞的に解釈すると 必要なのはこれまでとは違うモラルの構築 転換点としての1970年代――バーチャル・リアリティの出現 時代に対する拒否反応としての子どもたちの登校拒否 エディプス理論を超える新しい治療と思想の必要性 無意識という概念に起こっている変化 精神医学の新しい課題――バーチャル・リアリティとしての無意識 第2章 社会を変えようとした若者、若者を変えてしまった社会[2001年1月19日吉本隆明宅にて] 全共闘運動を弾圧した当時のリベラル派教授たちのバックグラウンド 安保ブントの島成郎が対峙した時代 60年安保闘争は後始末がたいへんだった 1960は政府や政権に反抗する最後のチャンス 全共闘運動を体験した高校はいい学校になっている いい面でも悪い面でも全共闘運動は社会を先取りしていた 普遍性より特殊性が問われる時代 全共闘と三島由紀夫の共通点・相違点 生神様主義は日本固有の考え方 日本社会の独自性を見極める必要がある 思想で重要なことは真理にどれだけ近いかということ 超資本主義社会に追いついていない日本の機構や体制 フリーターに見られる社会に対する積極的な意味性 90年以降に見られる若者の差異化脅迫の思考と行動 子どもの時間と大人の時間には流れの相違がある 少年法の刑罰適用範囲の年令を下げることの問題点 技術が進歩しても変わらない精神の部分がたいせつ 第3章 いい時代をつくるための精神をどう養うか[2005年2月22日吉本隆明宅にて] 60年安保の時代死としての岸上大作 敗戦直後の時代死としての原口統三 時代病は社会の変化に対応できない精神に起こる 女が男になりたがっているいまの時代は過度期である 「個人的な自己」と「社会的な自己」がはっきりと自分の中で分離されていない 日本の古臭い資本主義を刺激した堀江ライブドア 共同幻想の変容が引き起こしている年3万人の自殺 「主役は女性」時代の到来と問題点 追い詰めると「人間力=人間が描きうる可能性」が残ることがマルクスの偉大さ 必要なのは「人間力」を殺さない社会、そして時代 注解 オウム真理教と連合赤軍/消費資本主義と無意識の変容/登校拒否と引きこもり/安保闘争と 全共闘運動/島成郎と森山公夫/三島由紀夫と村上一郎/原口統三と岸上大作/フェミニズムと上野 千鶴子/病と老人問題(注解・高岡健 作成) あとがき 吉本隆明(談) 注記等 ISBN4-901391-64-X
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0507 標題 老いの幸福感:時間を細かく刻む 掲載誌(紙・書)名 北海道新聞(夕刊) 出版地 札幌 掲載頁 掲載年月日 2005.7.19 区分 幸福論 キーワード 老い/幸福/不幸/子育て/死 見出し・語録 瞬間の達成感に喜び/自分の手におえぬ死 「しかし、人間として真に重要なことはなにか。すごい仕事をしたとか、偉い学者だったとか、そん なことはすっ飛んでしまう。いささかの実感から言うと、逆に、子供を育てる以外、つまらない生涯 を費やしてきたなあ、と言うのが僕自身の本音だ。長く生きると、刻むしかない。細かく刻んだ幸福 感が残る。」 注記等 取材に関わる書誌的な付記が無く、新聞社の単独取材か通信社の配信記事かは不明。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0508 標題 『新約聖書』:戦争体験者に聞く「心にしみた一冊」 掲載誌(紙・書)名 週刊文春 巻 47 号 31 掲載頁 92 掲載年月日 2005.8.18 区分 書評 キーワード 敗戦/新約聖書/マタイ伝 見出し・語録 「敗戦と条件を禁圧された降伏の衝撃とじぶん自身を含めた日本国の政府、軍人、背負える限りの軍 物資を背負って帰郷する兵士たち、そのうえ天然の晴れあがった自然まで加えたすべてがわたしには 不信のたねだった。徴用動員の大学生だったわたしは自己に原因のない喪失感に打ちのめされた思い で生きた心持もしなかった。何か信ずるものを、これなら生きられると思えるものを、と求めて通っ た町教会の牧師の説教は、ただの阿呆としか見えない。自分の手で未知だった宗教書に取りついて、 一番はじめに感銘をうけたのが『新約聖書』とくに文学的によく出来ているマタイ伝だった。」 注記等 文春図書館 戦後60年特別企画
刊行年月 0508 著者 吉本隆明 著者 松岡祥男 標題 テレビはもっと凄いことになる 掲載誌(紙・書)名 猫々堂主人:情況の最前線へ 出版社 ボーダーインク 出版地 那覇市 掲載頁 242-272 区分 対談 キーワード テレビ 見出し・語録 下らないテレビ番組を見て怒ることはありませんか/好きで見ている以外の見方はしね えんだと/妄想の対象にすらならなくなっている‥‥‥/固定化して考えると誤差が大きくなるゾと/ 要望などしない方が健全なんでしょうが‥‥‥/テレビの話芸は流しに近づいてきたなと 注記等 平成元年8月30日収録 『TBS 調査時報』1989年10月号
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 松岡祥男 刊行年月 0508 標題 宮沢賢治は文学者なのか 掲載誌(紙・書)名 猫々堂主人:情況の最前線へ 出版社 ボーダーインク 出版地 那覇市 掲載頁 273-284 区分 対談 キーワード 宮沢賢治 見出し・語録 宗教家か文学者か?/賢治が背負いつづけた宿命 注記等 『鳩よ!』1990年11月号
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 向井吉人(聞き手) 著者 尾崎光弘(聞き手) 刊行年月 0508 標題 子供はぜーんぶわかってる:超「教師論」・超「子供論」 出版社 批評社 出版地 東京 区分 インタビュー キーワード 学童期/遊び/義務教育/子供/教師 見出し・語録 まえがき 吉本隆明 第1部 教師の仕事をめぐって はじめに 教育は「大衆の原像」から遠ざかるシステムではないか どうやったら学童に完全に向き合えるかという問題は先生方には残る 人間は総合的にはまず何の隔たりもない、これは自然過程の大原則 黙っていても学童は先生がどんな人間かちゃんとわかっている 後進社会の人間というものをそんなに侮っては間違いです 教師の影響力への過大評価がある、「我が計らいにあらず」でいいのではないか 学童期というのは人間の持っているものが全部出てきてしまう 通俗的な正義感や子供をかばう心性がつい自然に出てきてしまう先生だった どうして教師の真面目気分は子供の遊び気分を見えなくしちゃうのだろうか 「制度としての教師」を外すなら、子供とは遊ぶ時に付き合う以外にないよ 子供の良いも悪いも全部のみ込んでくれている先生がいる、これは制度ではない 無理して良い学校を受験しようなんて思わない方がいいぞ 学校制度のなかには、一番たやすく改革できる分野がある 理科室の人体模型をちゃんと理解しておけばよかったな 自分の考え方を自分のために伸ばして行くことは同時に学童のためにもなる どうせ弱いから生意気なのですから、殴られても先生の方からやっちゃえばいい ひどいことをいう母親には、「あなたの育て方が悪いのだ」と言えばそれでおしまい 一流の選手は無理をしないから変なところに力を溜めたりしない 専門的にやっているのにそれ以上ほかに何かがあるなんて思わない方がいい (2005年3月16日:吉本隆明氏のご自宅にて収録) 第2部 学童期の子供をめぐって はじめに 基本的には、子供が自覚的に遊ぼうと思っていく時期だと押さえれば間違いない 学童期の熱中現象をどう考えればいいか 子供が秘密の場所をもつことは人類史的にも深い根底がある 秘密の場所の重要さや遊びが生活そのものだと自覚した時に「熱中」が生まれるのではないか 遊びにアジア的、西欧的という考えは成り立つか やはりフーコーは世界普遍性がどうやって成り立ち得るかを良く考えている 前思春期に至るまでの性は意図しているところがなく自然だからかわいい ドッジボールは遊びとスポーツのちょうど中間にある段階として興味深い 子供の時にやった「外遊び」は柳田邦男がいう範囲を逸脱していた 今でも迷子になった時の焦りや気持ち悪さは心に残っている 米沢へ来なかったら「時間というのはどこだって一時間だ」と思い込んだままでいた 同じ日本語だからわかるなんて思うのは大間違い 自分たちで作ったルールは、どんなに厳しく見えても束縛されたという実感がない 小学校の先生は「どう教えるか」なんてことばかり考えているのかと誤解していた (2005年3月22日:吉本隆明氏のご自宅にて収録) 資料編 インタビューにあたっての覚書き I 向井吉人 インタビューにあたっての覚書き II 尾崎光弘 インタビューを終えて――あとがきにかえて 向井吉人 インタビューを終えて――熱中論覚書き 尾崎光弘  「おまえはどうなんだと問われたら歯切れのいい、しかも学童期の少年・少女にふさわしい学校制度 がいいと思っている。学童期(小学校から中学一、二年を想定している)とは<生活全体が遊ぶこと である生涯唯一の時期>のことだと考えている。この時期の遊ぶことの一部分をさいて学校の義務教 育制度は成立している。それ故、当然のように義務教育制度は<少し質の異なった>遊ぶことに帰着 する。ここが核心だからもう少し説明してみる」 注記等 ISBN4-8265-0426-8 C0037
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0509 標題 共同幻想論(『文芸』初出) 叢書名 吉本隆明資料集 48 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 幻想論 キーワード 『遠野物語』/古事記/対幻想/共同幻想/自己幻想 見出し・語録 共同幻想論 1禁制論 2憑人論 3巫覡論 4巫女論 5他界論 6祭儀論 山崎和枝さんのこと 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0509 標題 吉本隆明全講演ライブ集 第10巻 森 鴎外 出版社 弓立社 出版地 東京 形式 CD 区分 講演 キーワード 森鴎外/夏目漱石/東京/高村光太郎/太宰治 見出し・語録 CD−055 鴎外と東京 72:05    「鴎外漁史とは誰ぞ」―文学者か軍医か (1)9:14    『雁』『青年』―谷中ナショナリズムと傾斜 (2)15:56    「大発見」「藤鞆絵」にみる鴎外の意地 (3)16:47    衛生学から―都市計画・上下水道 (4)16:12    衛生学から―街路樹・兵食・公娼 (5)13:54 CD−056 鴎外と漱石 I 73:57    千駄木のすまい (1)15:32    鴎外と漱石の作品形成の違いと共通点 (2)9:33    鴎外の「半日」 (3)10:01    漱石の「道草」 (4)10:50    『漱石の思い出』 (5)7:49    鴎外の二つの貌 (6)5:49    関係性の三つの次元の在り方 (7)8:07    高橋和巳の脆弱さ (8)6:13   CD−057 鴎外と漱石 II 61:51    高橋和巳の脆弱さ(続き) (1)9:15  鴎外と漱石の見た東京   鴎外の見た東京    ベルリン留学と「舞姫」 (2)14:34    『青年』『雁』にみる紅灯の巷 (3)10:02    衛生学から見た東京 (4)5:38    軍医と小説家との空隙 (5)3:23   漱石の見た東京    ロンドン留学と『文学論』 (6)4:17    三部作に見る都市苦・文明苦 (7)6:20    文明開化と三角関係 (8)3:15    都市の文明と自然の空隙 (9)5:03 CD−058 高村光太郎―鴎外をめぐる人々 I 73:17    鴎外と光太郎の関わり (1)26:22    ヨーロッパ留学の影響 (2)19:48    光太郎の自然主義 (3)18:17    光太郎の一元性 (4)8:49 CD−059 高村光太郎―鴎外をめぐる人々 II 74:29    光太郎の一元性(続き) (1)13:40    近代日本に占める位置 (2)3:39  太宰治と森鴎外 I    落語と鴎外と太宰治 (3)5:55    オイレンベルグ「女の決闘」 (4)11:05    太宰の作りかえた「女の決闘」 (5)17:29    太宰の芸術と女性観 (6)14:51    「女の決闘」の解体のさせ方 (7)7:48 CD−060 太宰治と森鴎外 II 65:15    鴎外とオイレンベルグ (1)16:37    「女の決闘」と通俗性 (2)26:05    鴎外の史伝小説のモチーフ (3)22:32 添付冊子「10 森 鴎外」目次 鴎外と東京(平成4年11月8日、於文京区立鴎外記念本郷図書館) 漱石と鴎外(昭和46年10月14日、於文京区立鴎外記念本郷図書館) 鴎外と漱石の見た東京(昭和61年1月31日、「東京人」主催・於新宿安田ホール) 高村光太郎について――鴎外をめぐる人々(昭和57年11月8日、於文京区立鴎外記念本郷図書館) 太宰治と森鴎外――文芸雑話(昭和50年7月18日、於文京区立鴎外記念本郷図書館) [連載] 吉田純が撮った吉本隆明 1986 宗教と思想の狭間にて 小林牧子 吉本隆明全講演ライブ集の現状報告、そして予約購読のお願い 全巻予定 表紙・口絵写真 撮影 吉田純   注記等 ISBN4-8123-0702-3
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0509 標題 13歳は二度あるか:「現在を生きる自分」を考える 出版社 大和書房 出版地 東京 区分 中学生論 キーワード 新聞/時代/社会/生きる/宗教/法律/国家/犯罪/死/戦争 見出し・語録 第1章 新聞を読む、時代をつかむ  13歳になったら、新聞を読もう。  世の中の動きを知っておこう。  ぼくが新聞を一生懸命、読むようになった理由。  自分にはどうにもならないところで、  世の中が180度変わってしまうことがある。  世の中がひっくり返るような出来事が  これから起こらないとは限らない。  アメリカが今、中東でやっていること。  そして、日本がやっていること。  「ここだけの話」ではなく、直接聞いたことや、  大勢が共有している情報で判断する。  新聞にはそれぞれ傾向性がある。  見出しだけでもいいから、複数読もう。  新聞を読むことには、  テレビのニュースにはないよさがある。 第2章 社会と関わる、自分を生きる。  社会で役割を果たす自分と、  取り替えのきかない個人としての自分。  世の中から  不必要に傷つけられずに生きるには。  「さぼっている仲間」の分も  黙って仕事をすることができますか。  人を動かすのは自由な意志の力だけ。  それ以外の名目で人を従わせるのは愚かなこと。  人間のもうひとつの側面は、  「家族の一員としての個人」。  三つの次元のそれぞれについて  一生懸命に考える。  たとえ自分の知識が貧しくても、  他人の言うことを真に受けるのはよくない。  三人の間で起こることは、  一億人の中でも起こる。  景気がいいか悪いかは、  大企業の業績を見てもわからない。  個人の実感の集まったものが  その国の本当の経済状態である。  給料は、どういう基準で  支払われれば公平なのかを考える。  企業や政党の不祥事に対して  感情的に怒っても意味がない。  表面だけを見て判断すると  大事なところで間違えることがある。 第3章 宗教とはなにか、法律や国家はどう成立したのか。  人間の精神に関する大切なことを  すべて含んでいるのが宗教である。  宗教は、生やさしいものではなく  恐ろしくて危ないもの。  宗教がまずあって、  その中のいちばん固い部分が法律になった。  大いなる曖昧さを含んでいるのが、  日本の憲法の特徴である。  諸外国からは理解されにくい  「天皇」という存在。  法律の中のいちばん固い部分が  国家になった。  現在の民族国家は、  国家というものの最後のかたちである。  たくさんもっている国がまず武器を捨てないと、  争いは終わらない。  北朝鮮による拉致の問題は  人道援助と切り離して解決するべき。 第4章 犯罪と死について、考えてみる。  どんなに厳しく罰しても、  少年犯罪はなくならない。  犯罪を犯したり、他人を傷つけたりする少年は、  心が傷ついている。  いじめも自殺も、  親に傷つけられた経験が引き起こしている。  自分で自分を尊重し、  なぐさめる手段をもつ。  子どもが万引きをしたくらいで  大騒ぎする必要はない。  実際に死ぬ直前までくると、  死は自分のものではなくなる。  近親者が納得したとき、  はじめて「死」が訪れる。  死は生の終点ではなく、  生とともにあって、人生全体を照らしている。 第5章 戦争というもの、自分との距離。  日本でただ一人、戦争に抵抗する詩を書いた詩人。  ささやかな日常を描くことが、  戦争中に可能だった唯一の文学的抵抗だった。  あの戦争のさなかで、  日本人は何を考え、どうふるまったのか。  戦争で戦って死んだ人たちのことを  歴史から消し去ってはいけない。  現在の北朝鮮は、  六〇年前の日本の姿である。  戦後、アメリカの進駐軍を見て  ぼくが思ったこと。  人間は自分が生きた時代を  引き受けていくしかない。 あとがき 注記等 ISBN4-479-39123-1
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0510 標題 自作を語る 第5回『擬制の終焉』 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」10月増刊号、第19巻第14号 通巻第284号) 巻 25 号 Autumn 掲載頁 148-153 掲載年月日 2005.10.3 区分 インタビュー 見出し・語録 闘争の最前線で/「マルクス主義」と「マルクス者」/安保闘争後の“戦後処理”/避けられない “破局感” 「僕の中で態度ははっきりしていた。―つまり、闘争の最前線にいて一兵卒的に振舞うよっていう」 「デモをやる組合の連中にとっても、インテリの知識人にとっても共産党は神様だった。これに従 わないのは右翼と同じだよっていう」 「一種の破局感のようなものがあって。このエモーションは自分から外すことはできない」 注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0510 標題 情況【上】(『文芸』初出) 叢書名 吉本隆明資料集 49 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 情況論 キーワード 情況 見出し・語録 情況【上】 情況1 収拾の論理と思想の論理 情況2 基準の論理 情況3 機能的論理の限界 情況4 機能的論理の位相 情況5 機能的論理の彼岸 情況6 非文学の課題     直接購読者の皆さん 反の集会開く(記事) 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 05011 標題 どう生きる?これからの10年:Spiritual interview 掲載誌(紙・書)名 BOOK CLUB KAI Newsletter 巻 62 号 autume 出版地 東京 掲載頁 2-7 掲載年月日 2005.11.12 区分 インタビュー キーワード 人間力/構想力 見出し・語録 「時代はひとつひとつ自分で考えて解いていく構想力を持たないと、ちょっと生きた心地もしない感じに なってきました。誰がなんといったって、俺は自分で考えるよっていうことです。」 「たとえば三人の仲の良い友達がいて、その中の二人が「構想力」を持っていたら社会は変わります。」 注記等 どう生きる?これからの10年 - interview with 吉本隆明 -
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0511 標題 情況【下】(『文芸』初出) 叢書名 吉本隆明資料集 50 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 情況論 キーワード 情況 見出し・語録 情況【下】 情況7 修景の論理 情況8 畸形の論理 情況9 倒錯の論理 情況10 異族の論理 情況11 集落の論理 情況12 芸能の論理 対談「思想と状況」まえがき(1970年7月)『状況的 竹内好対談集』(合同出版)1970年10月30日発行 鮎川信夫自撰詩集を推す 『鮎川信夫自撰詩集1937−1970』(立風書房)1971年12月 編集ノート 注記等 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 05011 標題 肉フライ:吉本隆明さんお品書き 掲載誌(紙・書)名 読売新聞 出版地 東京 掲載頁 15 掲載年月日 2005.11.14 区分 取材記事 キーワード 食 見出し・語録 月島、工員…記憶が作る味 注記等 取材:高橋直彦 写真:奥西義和 撮影
刊行形態 Newspaper Article(OnLine Material) 著者 吉本隆明 刊行年月 05011 標題 「肉フライ」 吉本隆明さん:お品書き 有名人の思いでの食 : フード&スイーツ : グルメ 掲載誌(紙・書)名 読売新聞(Web版) 出版地 東京 形式 HTML 区分 取材記事 キーワード 食 見出し・語録 月島、工員…記憶が作る味 注記等 取材:高橋直彦 写真:奥西義和 撮影 掲載年月日:2005.11.15 URL: http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/food/shinagaki/20051114gr09.htm?from=os1
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 石関善治郎 刊行年月 0512 標題 路地の家に移り住んで:石関善治郎『吉本隆明の東京』(作品社)の刊行に先立って 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 1-2 掲載年月日 2005.12.9 区分 対談 見出し・語録 車も出入りできない所に:大正十三年に一家を挙げて東京へ/船作りのできる場所:今でも船のたまりの 感じが残る/三つとも寺の地所に:坂の途中で中野重治を見かける/マンションが次々と建つ:衰退を免 れて蘇生する可能性は/個人商店が壊滅状態:代が変わると売り払ってどこかへ
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0512 標題 書物の解体学【上】(初出) 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明資料集 51 編集 松岡祥男 出版社 猫々堂 出版地 高知 区分 作家論 キーワード バタイユ/ブランショ/ジャン・ジュネ/ロートレアモン 見出し・語録 書物の解体学【上】 第1回 バタイユの不運 第2回 バタイユの不運(二) 第3回 ブランショにおける〈死〉 第4回 ブランショの〈法〉と〈言葉〉 第5回 ジャン・ジュネと〈風景〉 第6回 ジャン・ジュネと〈煉獄〉 第7回 ロートレアモンと〈歌〉 第8回 ロートレアモンと〈倫理〉 宮沢賢治の童話について(『賢治研究』第10号(1972年4月15日発行)) 編集ノート 注記等 「書物の解体学【上】」は、雑誌「海」の1972年1月号から8月号に掲載されたものです。 装画 ハルノ宵子
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0512 標題 吉本隆明翁に会いに行く。 掲載誌(紙・書)名 Coyote:コヨーテ 号 9 掲載頁 28-51 掲載年月日 2005.12.10 区分 インタビュー 見出し・語録 序章 一幕 二幕 吉本問答十七番 好きな場所はどこですか?/好きな音はどんな音ですか?/好きな音楽は?/好きな本を一冊あげてくだ さい。/好きな写真を一枚挙げてください。/好きな絵画は?/最初に観た映画は何でしたか?/母の記 憶をひと言で言うと?/では、父の記憶は?/最初の旅はどんな旅でしたか?/吉本さんのモットーは何 ですか?/自殺を考えたことはありますか?/吉本さんにとって、理想的な死とはどういうものですか? /吉本さんの一日のサイクルを教えてください。/吉本さんから詩を引いたら何が残りますか?/生まれ 変わるとしたら何になりたいですか?/最後に、願いごとを一つあげるとすれば? 三幕 注記等 文=新井敏記 写真=ホンマタカシ
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0512 標題 吉本隆明全講演ライブ集 第11巻 都市論としての福岡、その他 出版社 弓立社 出版地 東京 形式 CD 区分 講演 キーワード 都市論/福岡/国家論 見出し・語録 CD−061 都市論としての福岡 I 70:27  (挨拶)・日本社会の構造(産業構造) (1)9:28  福岡とは何か (2)6:00  もっと細かく福岡社会を (3)5:42  消費と生産は同じ (4)9:19  都市論は国家論と同じ (5)7:37  福岡社会は西欧型とアジア型とアフリカ型の混交 (6)9:50  理想的な都市とは何か (7)10:12  都市論の一般的な課題 (8)1:11  どんな要因で都市は大きくなったり小さくなったりするのか (9)11:05 CD−062 都市論としての福岡 II 61:07  適正規模の都市と産業構造 (1)10:55  都市とは何か (2)7:22  福岡社会へのサービス (3)7:28  福岡社会がモデルになりうること (4)2:28  質疑応答 (5)9:27  質疑応答 (6)14:38  質疑応答 (7)8:46 CD−063 都市論としての福岡 III 55:32  質疑応答 (1)8:47  質疑応答 (2)13:48  質疑応答 (3)6:50  質疑応答 (4)7:22  質疑応答 (5)18:44 CD−064 像としての都市 I 48:40  都市論と国家論はパラレル (1)2:58  消費社会―未知の部分 (2)6:45  都市の四系列 (3)6:05  第三系列と第四系列 (4)14:39  異化領域と過密領域 (5)18:11 CD−065 像としての都市 II 40:42  理想の設計には他者=一般大衆が必要 (1)6:58  過密領域 (2)5:18  感心した長島温泉 (3)8:43  高次の映像化と異化作用 (4)6:57  浅草のうんこ(5)12:44   CD−066 像としての都市 III 40:00  クレオール化 (1)9:02  稚拙化の表れ (2)4:52  質疑応答 (3)7:31  質疑応答 (4)3:23  質疑応答 (5)15:11 添付冊子「11 都市論としての福岡、その他」目次 都市論としての福岡 一 福岡をどうとらえるか 二 都市論の一般的課題 (1990.9.30、福岡市早良区市民センターで開催された『パラダイスへの道'90』出版記念講演会で 講演並びに質議討論。主催『パラダイスへの道』出版委員会、編集長・友納英毅。『パラダイスへの 道'90』1991.9.30収録。収録にあたって初校のみ吉本さんが手を入れた。本冊子収録にあたって当 っては弓立社の文責で整理を行った。写真は同書より転載。原テープの提供は友納さんから受けまし た。感謝いたします。) 像としての都市――四つの都市イメージをめぐって(92.1.21、日本鋼管主催の講演。未収録。文責 ・弓立社) [連載] 吉田純が撮った吉本隆明 1986 新宿にて 最後の吉本隆明 松崎 茂 現状報告 全巻リスト 函写真 撮影 吉本隆明 表紙・口絵写真 撮影 吉田純   注記等 ISBN4-8123-0703-1 添付冊子の「像としての都市――四つの都市イメージをめぐって」テキストに「92.1.21、日本鋼管 主催の講演。未収録。文責・弓立社」とありますが、『吉本隆明資料集52:書物の解体学【中】(初 出)』に挿み込まれた「猫々だより49」で、松岡祥男氏が「同講演は全くの未収録ではありません。 株式会社ぎょうせい・1992年6月8日刊行の『感性都市への予感』に収録されています。」と指摘 しています。

「吉本隆明2005年著作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2006.05.15