吉本隆明2001年著作リスト


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刊行形態 Newspaper Article
著者 吉本隆明
刊行年月 0101
標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(38)萩原朔太郎『月に吠える』上
掲載誌(紙・書)名 毎日新聞
出版地 東京
掲載頁 4
掲載年月日 2001.1.7
区分 作品論
キーワード 萩原朔太郎/『月に吠える』
見出し・語録 生理的な心理主義の表現
注記等 構成・大井浩一

刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0101 標題 時代と向き合う 第2回少年法改正をめぐって 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」1月増刊 号、第15巻第1号 巻第197号) 巻 6 号 Winter 掲載頁 158-167 掲載年月日 2001.1.14 区分 インタビュー キーワード 少年法 見出し・語録 結果と同時に動機を考慮に入れよ/「精神の違法性」を肯定す る/少年法改正とボランティア教育義務化はワンセット/親と子の世代間に 横たわる絶対的距離/自明の構造に対する根源的距離/悪を前提にしたロ ジック 注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0101 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(39)萩原朔太郎『月に吠える』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.1.14 区分 作品論 キーワード 萩原朔太郎/『月に吠える』 見出し・語録 現代詩への転換を象徴 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0101 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(40)岡本かの子『花は勁し』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.1.21 区分 作品論 キーワード 岡本かの子/『花は勁し』 見出し・語録 仏教的な「生命力」の男女観 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0101 標題 孤高の美「良寛さん」展から 掲載誌(紙・書)名 日本経済新聞 出版地 東京 掲載頁 40 掲載年月日 2001.1.25 区分 作品論 キーワード 良寛 見出し・語録 五言絶句「総為疎世用」
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0101 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(41)岡本かの子『花は勁し』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.1.28 区分 作品論 キーワード 岡本かの子/『花は勁し』 見出し・語録 西欧近代の概念を超えて 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0101 標題 吉本隆明TVを読む:守るに値する小さな希望 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 25 掲載年月日 2001.1.29 区分 時評 キーワード 希望/勤労奉仕(ボランティア) 見出し・語録  「それ以外に希望を与えられることはないと思いきめるべきなのか。 そう考えこんでしまう。それほどわたしたちが体験する希望は乏しくなってしまってい る。しかし、そんなことをなげくのは、おこがましいのかもしれない。小さな乏しい希望 だけが本当の希望だということが、いつの時代でも守るに値するのだともいえるからだ。 /とくに若者に小さな希望がくっついている場合はそうだ。わたしは二十一世紀の初頭 に、成人式を迎えた若者が式典を妨害して知事から騒ぐ者は出ていけとどなられたという テレビ映像を視聴して少しだけ希望を感じた。どなった知事もよかったし、式典を妨害し たという若者にも少しだけ希望を感じた。」 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 詩学叙説―七五調の喪失と日本近代詩の百年 掲載誌(紙・書)名 文學界 巻 55 号 2 掲載頁 10-24 掲載年月日 2001.2.1 区分 詩論
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(42)志賀直哉『暗夜行路』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.2.4 区分 作品論 キーワード 志賀直哉/『暗夜行路』/芥川龍之介/太宰治 見出し・語録 直截な無意識の文体 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明資料集 10 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 詩と政治の問題 中野秀人・関根弘・黒田喜夫・鈴木茂生・吉本隆明(『新 読書』1957年7月27日号) 詩は誰が理解するか 関根弘・鮎川信夫・小田切秀雄・秋山清・長谷川龍 生・大西巨人・吉本隆明(『新日本文学』1958年7月号) 現代詩は不振であるか/竜安寺とバラック/読む詩と歌う詩/戦中と戦後の 断絶/現代詩の思想性/詩とコミュニケート 短歌・俳句の文学責任 山本健吉・木俣修・加藤楸邨・窪川鶴次郎・久保田 正文・吉本隆明(『新日本文学』1958年10月号) 革新運動の根/自然詠について/変革の方向/プロレタリア短歌と新興短歌 /子規と虚子/花鳥諷詠について/定型の問題/川柳・狂歌と諷刺/短歌・ 俳句を活かす場
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明が語る戦後55年[第2回]戦後文学と言語表現論 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 2 掲載頁 4-64 区分 インタビュー 見出し・語録 「文学者戦犯リストへの不服」/出発当初の『近代文学』派への共感/主題 主義的な作品への違和感/普遍的な文学論としての『言語にとって美とは何 か』/初めて想像力の問題を文学論で取りあげた服部達/「記録文学の会」 のもつ政治的意味の重要性/上からの視線を加味した想像力を論じた『ハ イ・イメージ論』/保田輿重郎はモダニズムをどこまで処理したか/ぜひ再 評価して欲しい保田輿重郎の『蒙彊』/時代から独立した表出史という観点 /時代認識が外在的な形で作品に入ってくる「好みの文学」/オートマ ティックな「自己」にかかわる自然主義文学、私小説/主題主義から「通俗 小説へ」と「私小説へ」の回路の違い/純文学と大衆小説の区別がなくなっ ていく時期/『言語にとって美とは何か』の背景にあったマルクスの価値形 態論と数学の表現論/埴谷雄高の『死霊』にみる「永続性」の評価と概念/ 埴谷「永久革命論」とトロッキー「永久革命論」はどう違うか/風俗的に評 価すると『近代文学』の人たちには「美男子ゆえの理論的弱点」がある/現 実と観念の逆転が再逆転して元に戻ったつまらなさ 注記等 『週刊読書人』連載の「第二部文学理論をめぐって」に相当 談話収録:1995年5月18日 補足インタビュー:2000年11月 18日 インタビュアー:山本哲士、高橋順一、内田隆三
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 日本の歴史ブームをめぐって:現在への発言 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 出版社 三交社 出版地 東京 巻 2 掲載頁 127-147 区分 インタビュー 見出し・語録 歴史本ブームにみられる日本再評価の動き/左翼から右翼へと飛躍できるの は「普遍性」を獲得していないから/ロシア・マルクス主義の粗雑な天皇制 のとらえ方がもたらしたもの/言語学から日本人の起源を探っていく方法 注記等 談話収録:2000年11月18日 聞き手:編集部
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(43)志賀直哉『暗夜行路』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.2.11 区分 作品論 キーワード 志賀直哉/『暗夜行路』/小川国夫/島尾敏雄 見出し・語録 自然が解消するエゴの葛藤 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明TVを読む:エコノミストは真実語れ 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 27 掲載年月日 2001.2.11 区分 時評 キーワード 実質国内総生産(GDP)/個人消費(民間最終消費) 見出し・語録 「文筆をもてあそぶことを職業としていることは虚業でずうずうしく生活し ているようなものだ。そのため誰もが体験するように、書きにくくて仕方が ない状況と、書いて発言しやすい状況とがあることがわかる。私にとって太 平洋戦争の敗戦のときがそうだった。尊敬する文学者たちが何か発言してく れないかなあ、そうすれば生きていく方向が示唆されるに違いないと思っ た。けれど一生懸命に追いかけてきた優れた文学者ほど沈黙していた。それ は読者としてよくわかるように思えたが、それでも何か言って欲しかっ た。」 注記等 「吉本隆明TVを読む」は隔週で掲載します。
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(44)田山花袋『田舎教師』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.2.18 区分 作品論 キーワード 田山花袋/『田舎教師』/旅 見出し・語録 過剰なまでの草花の描 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(45)田山花袋『田舎教師』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.2.25 区分 作品論 キーワード 田山花袋/『田舎教師』 見出し・語録 明治の典型的な青年像 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0102 標題 吉本隆明TVを読む:人は暗いうちは亡びない 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 31 掲載年月日 2001.2.25 区分 時評 キーワード 太宰治/畑山隆則/宇和島水産高校実習船えひめ丸衝突事故 見出し・語録 「わたしだったら逆に、大いに引きこもれ、と言いたい。この世に引きこもら ないで専門的になり得るような職業は何一つ存在しないからだ。/ゆめゆ め、わたしみたいな虚業者や、やくざじみた政治家や、半虚業テレビ関係者 や家庭教師の言うことなど、本気にしない方がいいと思う。一生に一度ぐら い、本当のことを言ってみようと意志しているつもりだが、今までのところ できない。」 注記等 「吉本隆明TVを読む」は隔週で掲載します。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 本多秋五さんの死 掲載誌(紙・書)名 群像 巻 56 号 3 掲載頁 222-224 掲載年月日 2001.3.1 区分 追悼文 キーワード 本多秋五 見出し・語録 「わたしは敗戦の日、動員先で、生きているのはおかしい、 明日からどうしようと思い悩みはじめて、魚津港の海へ出て浮かびながら、 青い空を眺め、じぶんが生きた心地もなく悩み苦しんでいるのに今日も昨 日とおなじように空が晴れているのが、不思議でならなかったのを記憶し ている。わたしにとってはその場面の自然の変わらなさは、救済でなはな く不都合に思えた。あれから半世紀ほどの年月を、このとき感じた自然へ の思いを解こうとして遠く戦後を旅してきたように思える。これが恰好の いい書き方をしたときの、わたしの『なぜ書くか』のモチーフだった。そ の大部分はわたし自身の力で、じぶんなりに、解いてきた。」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明資料集 11 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 批評の誕生 佐伯彰一・篠田一士・針生一郎・日野啓三 ・竹西寛子・荒正人・本多秋五・平野謙・佐々木基一・埴谷雄高・吉 本隆明(『近代文学』1959年1月号) 「現代批評」の政治的関心/古典的な「批評」/「現代芸術」・ジャンル の交流/新日本文学会と記録芸術の会の関係/反政治的な「現代叢書」/ 相互の対立意識について/継承と穴埋めの仕事/戦後文学のなかの「近代 文学]/美しき後退戦―平野謙の場合/世代の基準/小林、中野からの延 長線/自己肯定と自己否定のモチーフ/遠くから見る眼/リアリズム信仰 の浪漫主義的評論/「近代文学」はなにを擁護し得たか/批評家と作家の あいだ/前衛芸術とドキュメンタリイの方法/人間的な、あまりに人間的 な/反政治の考察/現代政治のかたち/つねにより高き次元へ/批評家の 意味/批評家の方法 平野 謙―その仕事と人間 高見順・久保田正文・佐伯彰一・本多秋五・ 山室静・佐々木基一・埴谷雄高・吉本隆明(『近代文学』1960年1月号 ・2月号) 早熟の晩熟者/二人の影武者/プロ科時代/前期の諸作品/高見順との 出会い/アヴァンギャルド芸術への無関心/着流しの文学青年/疳症や み平野謙/正統派の意味/二元論―それを繋ぐか、切り離すか/私生活 への執拗な関心の持ち方/市民意識について/人生派と芸術派のあいだ /現実の重みと批評家の 置/近くに辛く、遠くに甘い批評/作家と批 評家/平野方式の大きな適応/芸術信仰か芸術家信仰か/生活の捨象と 生活に即すること/凝った名文家にして古風な鑑賞家/
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明が語る戦後55年[第3回]共同幻想論・民俗・前古代 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 3 掲載頁 4-61 区分 インタビュー 見出し・語録 「共同幻想論」の二つの意味づけ/沖縄には「天皇制以前」が あるというモチーフ/灌漑用水工事を請け負う専制君主の日本的な性格/ 母系制の遺制を引く天皇制国家/象徴天皇制を頭においた高度資本主義国 家としての日本/対幻想論とジェンダー論を突き詰めてみる課題/労働組 合総連合のままでは国家権力が握れない理由/日本で政治家の人格的要素 を分析することの重要性/自分のなかで戦中と戦後をつなげる課題として の「家族」/対幻想=家族の位置づけに向かったきっかけ/「共同幻想論」 の大分あとになって変えた考え方/親鸞の思想と共同幻想の彼岸までの解 体/宗教としての思想の解体とマルクス主義/空間性と時間性を同時に含 む「アジア的」「アフリカ的」という概念/農家が原型的になっていく方 向性は正しい/一人一人が小さな自立農業者となることが理想ではないか /経常利益がゼロでも存続するという企業体の概念 注記等 『週刊読書人』掲載では、「第三部『共同幻想論』の世界」に相当 談話収録:1995年6月15日 補足インタビュー:2000年12月 15日 インタビュアー:山本哲士、福井憲彦
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 村山信和 刊行年月 0103 標題 世界金融の現場に訊く:現在への発言 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 出版社 三交社 出版地 東京 巻 3 掲載頁 113-136 区分 対談 見出し・語録 スイスの銀行から見た日本市場の金融機関/不況は変化率調査 方法にも問題がある/金あまりの状態で金の価値は相対的に下がっている/ リストラの意味をどう捉えていくか/キャッシュフローと信用の関係/社会 貢献や社会還元を織り込んだ経済活動の台頭/日本的な経営システムと貧富 の差が拡大するシステム/ヨーロッパ人には起承転結の意識が強い 注記等 談話収録:2000年12月15日 聞き手:編集部
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(46)島崎藤村『春』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.3.4 区分 作品論 キーワード 島崎藤村/『春』 見出し・語録 急進的な理想に破れた透谷 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(47)島崎藤村『春』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.3.11 区分 作品論 キーワード 島崎藤村/『春』 見出し・語録 鈍く慎重に生き、大作家に 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明TVを読む:「引き出し」症候群にこそ注目を 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 27 掲載年月日 2001.3.14 区分 時評 「ランチメート」症候群/境界/インターネット/意味量/価値量/引き こもり 見出し・語録 「わたしは『引きこもり』症候群に一括される異常や病気 よりも『引き出し』症候群とでもいうべき技術文明と文化の方に、精神医 学者は注目すべきだし、その対症療法を準備しておくべきだとおもう。そ の方がますます重大な問題となることは目にみえているからだ。『引き出 し』症候群は感染性も強く、また絶えず足元を侵す力をもっている。」
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(48)二葉亭四迷『平凡』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.3.18 区分 作品論 キーワード 二葉亭四迷/『平凡』 見出し・語録 文学を真正面から弾劾する 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(49)二葉亭四迷『平凡』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2001.3.25 区分 作品論 キーワード 二葉亭四迷/『平凡』 見出し・語録 国士的になりがちな露文学者 注記等 構成・重里徹也 「*連載は今回で終了します。単行本は4月に毎日新聞社から刊行されます。」
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 吉本隆明TVを読む:デフレは悪いことじゃない 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 31 掲載年月日 2001.3.25 区分 時評 キーワード デフレ傾向/消費節約/失業 見出し・語録 「すでに国民は完全失業率が4.9%に至るまで流血の負傷者を 出している。平常ならば4.1%か4.2%になっているはずだ。/金融機関や 企業の合同が行われるたびに、リストラによる負傷者は増加する一方だ。 アメリカに尻を叩かなければ素知らぬ顔で国民の負傷を盾にしてやり過ご そうとする政治家を思い浮かべる、これらの負傷者が全快して社会の戦線 に復帰する望みは、まったく考えられないといっていい。/デフレ傾向は ただ政治経済の一現象として起こっているのではない。国民やその負傷者 の消費節約の忍耐力で起こっているのだ。公認政党の政治家たちは、国民 の潜在的な忍耐力を『なめたらあかん』と思う。経済問題に関する限り、 かんする限り、すでに主動力は一般の国民の手に移っているのが高度化し た資本制の段階だと、わたしは信じている。」 注記等 =おわり
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 幸福論 出版社 青春出版社 出版地 東京 見出し・語録 1章 こきざみの幸福にきづく―超・老齢化社会への心構え 老いてから「幸福」を考えるときに/孤独感、わびしさをどうするか/ちい さく刻んで考える/「悩みの専門家」利用のすすめ/死の恐怖はあっていい /大きな目標など、たててはいけない/幸・不幸を自分で決める/不安にさ せる人と出会っても/いくつになっても達成感は得られる 2章 知識より叡智が大事―吉本隆明流・老年からの勉強法 「勉強」への期待を捨てよう/人生で役立つ「知」を見極める/知識と叡智、 その違いを知れ/「情報」を拒否せず、おどらされず/ふたつの感性が人生 を豊にする/「永遠なる知」という幻想について/無理して「学問」なんて することはない/吉本流・連鎖式勉強法/人が一生に読める本の量は平等に 少ない/人生を変える「知」との出会いを 3章 家庭内離婚もいいかもしれない―変容しつづける家族を生きる 不倫についての実感的意見/罪悪感を抱えても幸せになるほうがいい/家庭 内別居はありますが/夫婦ふたりで生き死ぬ、という美/「超・老齢期」 からの夫婦生活/死ぬときは一人、という覚悟も 4章 我が子の罪の償い方―親の責任について考える 吉本家の受験対策/親がちゃんと見てると、子は動く/子どもの才能に救わ れるとき/親のにぶさに子が我慢すると/「しつけ」を考えている大人 を疑う/我が子の罪を償うならば/子どもを殺されたら、僕はどうするか/ 子育ての責任を社会に負わせる愚/親として、究極の責任のとり方/母親の 心身の健康を気遣うこと/いくつになっても親の責任 5章 老親問題も育児問題も一緒―制度としての介護、実感としての介護 老いて子どもをあてにするべからず/老人ホーム・託児所にまかせたつもり になるな/家族に看取られて死ぬことの幸福/定年の延長と、十分な年金を /老人は、みな心身症であると心得よ 6章 ガタがきた体とつきあう―老齢期に入ってからの健康法 余分に動く、無駄に動く、その効用/「創意工夫」で病後を楽しむ/「ほど ほど運動」のススメ/自分の体の主治医は自分/医者がだめだといってもめ げなくていい/僕はこうして「栄養の調和」をとる 7章 死を迎える心の準備なんてない―死を語ることの無駄について 肉親を看取るとき、自分を知る/死は自分に起こる事件ではない/これで終 わりだ、と思う瞬間はある/彼岸というのはあるのかもしれない/「生死は 不定である」という心構えを/この世への執着が絶てなくてもいい/人は何 を負うことなく生まれ、死んでゆく/先人に学ぶ死後の後始末 あとがき 注記等 「生まれてきたのも自分の責任だと思えてくることと、自分の身体の 状態とが離れないくらいくっついてしまった状態を、もし想定できるならば、 あるいは実感できたならば、死もそれと同じだというふうに考えればいいん じゃないかと思います。もっとも、まだこれはあてにならないといえばあて にならないわけです。もう少しちゃんと詰めないといけないのですが、自分 の責任でこの世に存在したわけでもないのに、とほんとは言えるはずのもの が、いや、それは自分の責任だ、となってしまったときには、死とは、こう いうものだといえるのじゃないのかな、という気がします。気がするだけで、 実感したわけではないから、そうなんだとは言えませんがそうじゃないのか なぁ、みたいな気が、僕はします。」(227-228頁)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0103 標題 ひきこもれ! 掲載誌(紙・書)名 週刊文春 巻 43 号 12 掲載頁 50-51 掲載年月日 2001.3.29 キーワード ひきこもり 見出し・語録 「未来のある人には冷静な自己反省というか、自己相対化という か、内省する時間を持ってほしい。ひきこもるくらいでちょうどいいんです。 /何が強いって、最後はひとりが一番強いんですよ。僕はいつもひとりで考え、 ひとりでものを書いてきました。」
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 絶対に違うことを言いたかった 掲載誌(紙・書)名 新潮 四月臨時増刊 掲載頁 196-201 掲載年月日 2001.4.1 区分 インタビュー キーワード 小林秀雄 注記等 2001年3月12日談話
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 明快に解く老いと死の悩み:著者来店「幸福論」吉本隆明さん 掲載誌(紙・書)名 讀賣新聞 出版地 東京 掲載頁 13 掲載年月日 2001.4.8 区分 インタビュー キーワード 老齢期/老い/死 見出し・語録 「わたしの考え方の発展過程のたどった『現在』が間違いなくこ こに存在している」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 斉藤清一 監修 刊行年月 0104 標題 資料・米沢時代の吉本隆明について ― その五 出版社 斉藤清一 出版地 米沢 巻 5 区分 インタビュー 見出し・語録 吉本隆明氏、米沢時代を大いに語る ― その3 〜『草莽』の周辺を中心に〜  注記等 収録:2001年1月11日 インタビュアー 斉藤清一/アドヴァイザー 郷右近 厚
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 吉本隆明資料集 12 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 埴谷雄高―その仕事と人間 伊達信・鶴見俊輔・日野啓三・荒 正人・本多秋五・佐々木基一・山室静・平野謙・吉本隆明(『近代文学』196 0年5月号・6月号) 経歴について/『農民闘争』時代/検挙の前後/ハンニャ氏の人格形成/文学 への出発/『死霊』難解かつユニークな/自閉性について/ドストエフスキー との関係/宇宙的感覚/スターリン批判/政治論のモチーフ/ヒューマニズ ム? 反ヒューマニズム?/悪魔性と柔軟さ/神を用いず/あくなき論理への 指向/不可思議な魅力 モダニズムと短歌をめぐって 松本俊夫・塚本邦雄・秋村功・寺山修司・吉本 隆明(『短歌』1962年5月号) 前衛をつかむ糸口/断絶された前衛/コミュニケーションの道/ジャンルとそ の選択/ジャンルを深める可能性/短歌の結社
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 日本近代文学の名作 出版社 毎日新聞社 出版地 東京 区分 作品論 見出し・語録 はじめに 夏目漱石『こころ』 高村光太郎『道程』 森 鴎外『高瀬舟』 芥川龍之介『玄鶴山房』 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 江戸川乱歩『陰獣』 横光利一『機械』 川端康成『雪国』 保田輿重郎『日本の橋』 吉川英治『宮本武蔵』 中野重治『歌のわかれ』 谷崎潤一郎『細雪』 小林秀雄『無常という事』 坂口安吾『白痴』 太宰治『斜陽』 柳田国男『海上の道』 折口信夫『日琉語族論』 中原中也『在りし日の歌』 萩原朔太郎『月に吠える』 岡本かの子『花は勁し』 志賀直哉『暗夜行路』 田山花袋『田舎教師』 島崎藤村『春』 二葉亭四迷『平凡』 構成者後記 注記等 2000年4月から2001年3月まで「毎日新聞」に連載されたもの。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 時代と向き合う 第3回 日本の現在の政治状況について 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」4月増刊号、 第15巻第6号通巻第202号) 巻 7 号 Spring 掲載頁 158-167 掲載年月日 2001.4.16 区分 インタビュー 見出し・語録 かって政治が熱かった季節/増えるフリーターを兆候として/政 治家としての石原慎太郎と田中康夫/「フリーター」の次のステージ/自然に あるがままに 注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 吉本隆明がいま語る・炎の人・三好十郎 第1回 社会的リアリストの苦闘〜戦前・戦中編〜 出版社 NHK 出版地 東京 区分 テレビ番組 キーワード 三好十郎 見出し・語録 http://www.nhk.or.jp/etv21c/week/2001/04_4/week.html 注記等 NHK教育テレビ“ETV2001”2001年4月23日午後10時〜午後10時45分
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 吉本隆明がいま語る・炎の人・三好十郎 第2回 知識人としての自立〜戦後編〜 出版社 NHK 出版地 東京 区分 テレビ番組 キーワード 三好十郎 見出し・語録 http://www.nhk.or.jp/etv21c/week/2001/04_4/week.html 注記等 NHK教育テレビ“ETV2001”2001年4月24日午後10時〜午後10時45分
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0104 標題 吉本隆明が語る戦後55年[第4回]フーコーの考え方 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 4 掲載頁 4-68 区分 インタビュー 見出し・語録 国家論への関心から読んだ『言葉と物』/マルクス主義系統で唯 一まともな滝村隆一の国家論/国家の考古学的な層の切り口を見つけるという 課題/国家論を徹底的に再検討したい/人々の理想的な観念の共同性の水準を 見つけ出す/主観の共同性が入ってこないフーコーの方法/修行による「死と の接触」を普遍倫理に変えた日本浄土教/考古学的な層としての「源信―法然 ―親鸞」の思想/中世新宗教からオウム真理教を切る/考え方の普遍性からく るフーコー思想の拘束力/『言葉と物』は政治についてのバイブルになりうる /唯物論から党派制を抜くと構造主義になる/フーコーとマルクス主義の本質 的な違い/エンゲルスの才気がもたらす間違い/マルクスの神髄は「自然史的 考察のよいところ」にある/ヘーゲル―マルクスの共通論・段階論はもう通用 しなくなった/自分の考え方の経緯から残る「ヘーゲル―マルクス」/マルク スの国家論から学んだ「限定する正確さ」/贈与価値を価値論の根底にすえる 考え方をすること/戦時経済システムにどれだけ人格性が関与していたか 注記等 『週刊読書人』掲載では、「第四部フーコーの衝撃」に相当 談話収録:1995年7月25日 補足インタビュー:2001年2月23日 インタビュアー:山本哲士、高橋順一、内田隆三、森反章夫
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 山本哲士 刊行年月 0104 標題 フーコーと革命を語る:現在への発言 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 出版社 三交社 出版地 東京 巻 4 掲載頁 118-143 区分 対談 見出し・語録 「ディスクール的プラチック」と「非ディスクール的プラチック」 の境界を組み変えるフーコーの思想/サド裁判で感じた法を支える言語表現に対 する本質的言語表現/実証性を背景にした国家・国法が基礎とする言葉の考え方 /法律の言語の変容は革命をもたらす/「自己表出論―ディスクール的プラチッ ク」と「幻想論―権力関係論」という関係/言語秩序が組み替えられていない左 翼の言説/街頭から言葉の変化がはじまっている現在/歴史的な推移と累積され た諸層の様相を同時につかまえること/親鸞の「横に超える」思想とフーコーの 「精神の考古学」という考え方/表出史は連続的な進歩の歴史という考え方では 扱えない 注記等 談話収録:2001年2月23日
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0105 標題 吉本隆明資料集 13 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 日本思想史と転向 小田切秀雄・久野収・平野謙・藤田省三・本多秋五・松本三之 介・安田武・鶴見俊輔・吉本隆明(思想の科学研究会編『協同研究 転向』下巻19 62年4月刊) 研究の方法について/日本の転向史/転向の遺産(1959.3.8) 戦後思想の断面 小田切秀雄・野間宏・日高六郎・高見順・大江健三郎・吉本隆明 (『世代63』1963年11月号) 戦後のバランス・シート/戦前戦後の思想のうけとめ方/思想の政治的有効性/自 我の拡充/禁欲主義の実体/デカダンスの所在/欲望のエネルギー/戦争と平和
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 糸井重里 刊行年月 0105 標題 『日本近代文学の名作』をめぐって 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 10 掲載年月日 2001.5.14 区分 対談 キーワード 『日本近代文学の名作』 見出し・語録 高度化し、変化する「知」 作品を読み返し新たな発見 吉本氏 メディアとの関係が豊かに 糸井氏 言葉という記号で読む面倒さ 吉本氏 円周率「おおよそ3」が正しい 糸井氏 注記等 構成・大井浩一 写真・平野幸久
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 [聞き手]糸井重里 刊行年月 0106 標題 悪人正機:Only is Not Lonly 出版社 朝日出版社 出版地 東京 区分 対談 キーワード 人生相談 見出し・語録 ほんとのことを言う人との時間―まえがき 糸井重里 「生きる」ってなんだ?  「泥棒して食ったっていいんだぜ」と言われたことがある  たどりついたのは、「死」は自分に属さないという考え方  頭だけじゃダメ。手を使わなきゃ何もできない  鈍刀のほうが、実はよく切れるんだぜ  今の時代、「これがいい」という生き方なんてない 「友だち」ってなんだ?  「人助け」なんて誰もできないって親鸞はいっている  ケンカはしたほうがいい  自分の記憶の中にのみ、友だち関係は残るんだ  「純粋ごっこ」の時期を除けば、この世は全部ひとりひとり  結局、人生というのは孤独との闘いなんだ 「挫折」ってなんだ?  終戦の日、捉えどころのない挫折感を味わった  六十年安保の時も、実は、もみ合いながら醒めていた  挫折なんて、しようと思ったってできないんだ 「殺意」ってなんだ?  「殺意」は今の社会の象徴的な感情かもしれない  専門家の言う「正常」の範囲は、もう現実には通用しない  「殺意」は、持つだけなら異常でもないし、法的にも問題なし 「仕事」ってなんだ?  なんで仕事ってするんだろう  働くのがいいなんて、それはウソだよ  さしあたり自分の機能を高めていくのが問題だ  仕事がほんとうにイヤになったらどうする 「物書き」ってなんだ?  僕が詩を書き始めたのは、自己慰安からだった  日本語の極限まで行っちゃうのが、プロの詩人だ  とんかく、あんまり焦らないほうがいいぜ 「理想の上司」ってなんだ?  仕事ができて、自由な雰囲気をつくってくれる人だろうな  上司以上に大切なのは、実は「建物」なんだ  いいリーダーにはなれないけど、いい親になら・・・・・・ 「正義」ってなんだ?  善悪の基準はどこにある?  アメリカの正義は主観的なおせっかいだ  そんなに「正義」はすばらしいか 「国際化」ってなんだ?  都会には慣れておいたほうがいい  欧米から学ぶものは、もう何もない  フランスの国際化は、今スゴイところまで行っている  近代国家を超えるときは、過去も超えなきゃいけない 「宗教」ってなんだ?  オウムは排除すべきか  実は唯物論より宗教のほうに、はるかに興味がある  「信じること」と「科学的に明瞭なこと」をつなげたい 「戦争」ってなんだ?  戦争の現実は、イメージとは全然違う  これからの日本に、果たして革命は起こるか  現在は日本の「第二の敗戦」だと思っている 「日本国憲法」ってなんだ?  どの国と比べても、日本の憲法は圧倒的にいい  核戦争が起こったら、という考え方がダメ!  これから日本がとるべき積極的な国防とは? 「教育」ってなんだ?  大学に行くのは、失恋の経験に似ている  今、中学と大学が危ない!  知識も、細部のところでずいぶん余計なことをしている 「家族」ってなんだ?  円満な家族なんて、そんなものはねえんだよ  家族の数だけ、実験は繰り返される  子どものために、一年だけは我慢せえ!  浮浪者的「自由」への憧れは、誰にもある 「素質」ってなんだ?  素質が問題になるのは、一丁前になってから  才能や、素質がじゃまになるってこともある  自分の領域を知るって難しい  モテる、モテないは距離の問題なんだ 「名前」ってなんだ?  そもそも「名前」ってのは、いったいなんなんだ  名前には、人間をおかしくさせる何かがある  有名になりたい気持ちは、宝くじを買うときの気持ちと同じ 「性」ってなんだ?  性にかんする表現の見方?よくわかりません  性的な表現への制約は、「昔返り」に対する危機感から?  性の規制は、賛成、反対のレベルでは考えようがない  ゲイは「純粋ごっこ」のひとつのカタチだと思う 「スポーツ」ってなんだ?  野球は、選手の心理状態を見るのがおもしろい  典型的なスポーツマンは、ちょっと苦手だな 「旅」ってなんだ?  「役に立たない旅」でいいじゃないか  無人島に持っていく一冊は「国歌大観」」 「ユーモア」ってなんだ?  ユーモア?僕自身にとっては必要ないな  「ユーモア」は、生きる力そのものに関わっている  「ユーモア」ってのは、小さい頃からの修練によるのかも 「テレビ」ってなんだ?  テレビを見るのは、たださみしいから  テレビにでないのは、なぜ? 「ネット社会」ってなんだ?  メディアの発達と人間の精神の発達は、無関係だ  マルチメディアの基本にあるのは、「利益」と「損害」だ  重要なのは、人間の魂に関わることだけ 「情報」ってなんだ  「酸素」と「水素」を見つければ、「水」ができる  目の当たりにしたほうが、見誤ることもある 「言葉」ってなんだ?  「J文学」はパートの文学、時間給でやってる感じ  日本語のリズムと使われ方が、今、変わりつつある  方言と外国語の違いは、地続きだと思ってる  言葉の成立には、全然根拠がないんだ 「声」ってなんだ?  綾戸智絵の声には、とにかくびっくりした  折口信夫は、『源氏物語』に「声」を感じた 「文化」ってなんだ?  違う要素がうまくくっついているのが、「おしゃれ」かな  これからの文化を支えるのは、第三次産業的な「週刊誌」だ 「株」ってなんだ?  株は、社会における一種の呼吸作用だ  本気でやらなきゃ、やっぱり儲かんねえぞ 「お金」ってなんだ?  借金も財産と思えなければ、お金のチャンピオンにはなれない  お金に感じる「得体の知れなさ」ってなんだろう あとがき 吉本隆明 注記等 本書は『週刊プレイボーイ』(集英社、1999年5月11・18合併号〜2000年 1月1日・11日合併号)連載の「悪人正機」を加筆し、編集したものです。
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0106 標題 吉本隆明資料集 14 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 何を目指すか 田村隆一・鮎川信夫・吉本隆明(『現代詩手帖』 1964年5月号) 「伝統」を意識するとき/カッコつきの「現代詩」/戦前と戦後の「社会」と 「詩」/「破調」と「断絶」/「不平不満」の「具」/「私」と「伝統」/ 「表現」っていうこと/「伝統」に向かう心/「カッコ」は外れるか/「パブ リック」なものと伝統/ジャンルの問題?/truthを目指す/「パブリック」 を目指す/「ジャスティス」を目指す 日本人の経験をめぐって 金子光晴・鮎川信夫・谷川雁・谷川俊太郎・大岡信 ・岩田宏・吉本隆明(『現代詩手帖』1965年12月号) <話し合い>は可能か/さいきんのヨーロッパ/日本人の経験/老齢というも の/詩人の仕事/インタールード(今日の会の性格について)/岡・小林対談 について/すべてをさぐりなおしていく/みごとに生きる/創造の逆説/<家 庭の幸福>と<世界の問題>/生活の凝集と表現/表現にかりたてるもの―― 文学者の<奇怪さ>――/世間との<すれちがい>/日本人の奇怪さ――抵抗 の支え/経験を役立てるか役立てないか 大原富枝 碑文 吉本隆明 識(2000年7月1日) 魂の難所にふれる作家 吉本隆明(『大原富枝全集』小沢書店 内容見本 19 95年)
著者 吉本隆明 刊行年月 0106 標題 吉本隆明が語る戦後55年[第5回]開戦・戦中・敗戦直後 ― 『マチ ウ書試論』を中心に 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 5 掲載頁 4-69 区分 インタビュー 見出し・語録 なぜ戦後に聖書の世界と取り組んだのか/『マチウ書試論』の 「関係の絶対性」という論点/大きな影響を受けたドレウスのイエス論/魂の 深さと自然科学の深さを両方認める見方/聖書の奇跡を「虚喩」と理解する観 点/『初期ノート』、同人誌、自費出版の頃/解放感を与えてくれる容れ物と なっていた「場所」/自分にもできると思えた宮澤賢治の農民運動/「耕すこ とが芸術だ」という農業観/芸術表現運動として「賢治の誕生」を展開した谷 川雁/西田門下、三木清のすぐれた親鸞とマルクスの読み/極悪非道を肯定す る思想的基盤/はっきりさせなくてはならない共同幻想の解体過程/阪神復興 と日本経済の走り方/太平洋戦争は大解放戦争だと感じた理由/絶望のどん底 から見えてきた占領軍の振る舞い方/占領のされ方・占領の仕方がよければ抵 抗はいらない/戦後につくった倫理が危うくなってきた/「国家より社会のほ うが大きい」という考え方を得た実感的な基礎 注記等 『週刊読書人』掲載では、「第五部戦中から戦後へ」に相当 談話収録:1995年8月31日 インタビュアー:山本哲士
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 山本哲士 刊行年月 0106 標題 フーコーと革命を語る・2<幻想>と<意志>の関係をめぐって ―< 共同幻想と共同意志><対幻想と対の意志>:現在への発言 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 出版社 三交社 出版地 東京 巻 5 掲載頁 122-143 区分 対談 見出し・語録 フーコーはなぜ「人間」を簡単に始末してしまったのか/共同 意志論を大きく扱った日本の主体性唯物論者たち/国家を共同幻想としてみる ことと共同意志としてみることの違い/国家の共同幻想と共同意志では解体の 仕方が違う/対幻想と対なる意志の区別はどうつけられるのか/同性愛から考 える身体性と身体のイメージの問題 注記等 談話収録:2001年2月23日
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0106 標題 心とは何か:心的現象論入門 出版社 弓立社 出版地 東京 区分 心的現象論 見出し・語録 I 「受け身」の精神病理について 異常の分散―母の物語 言葉以前の心について II 胎児という時期 三木成夫について III 身体論をめぐって 障害者問題と心的現象論 フロイトおよびユングの立場からの人間把握の問題点について あとがき 講演メモ・発表誌 注記等 『吉本隆明、久しぶりの本格著作! 羊水でまどろむ胎児に、すべての 鍵があった。 人はなぜ精神異常になるのか、 な ど、〈こころ〉の神秘が、「目か らウロコが落ちる」ように分か る。 著者自身、〈重要な本〉と編 集者に語った自信作。』 (http://www.yudachi.net/にある 「刊行案内文」)
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 江藤淳記 掲載誌(紙・書)名 妻と私・幼年時代 叢書名 文春文庫 出版社 文藝春秋 出版地 東京 掲載頁 167-176 区分 追悼文 キーワード 江藤淳 注記等 初出 「文学界」平成11年9月号
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 吉本隆明資料集 15 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 宮沢賢治の価値 中村稔・鶴見俊輔・吉本隆明(『現代詩手帖』1963年6月号) 賢治への接近(宮沢賢治体験)/賢治文学の作品価値/賢治文学の背景あるいは 源泉/賢治文学につながる過去・現在・将来の各因子 現代詩100年の層展望 清岡卓行・大岡信・鮎川信夫・吉本隆明(『ユリイ カ』1970年12月号) 『新体詩抄』と日本の近代/鴎外、敏、藤村/藤村をどうみるか/詩の歴史と 時代のリズム/帰巣本能と回帰してゆく場所/三好達治と戦争史の意味/「詩 人の夕」を批判する/「朗読」は詩の衰弱か/朔太郎評価のタイプ/日本浪漫 破と保田与重郎/戦争前夜の若い詩人たち/新しさと古さの逆説/民衆詩派的 なるもの/賢治、中也、道造の 置/関根弘「列島」のその後/天沢退二郎と 「凶区」/「荒地」「櫂」「鰐」/長田弘と三木卓/七十年代への新人たち/ 捨てる雑誌と捨てない雑誌/洋ものの限界/商業詩誌と同人雑誌 推薦の辞 吉本隆明
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 時代と向き合う 第4回 小泉内閣による構造改革が真にもたらすものは 何か 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」7月増刊号、 第15巻第10号通巻第206号) 巻 8 号 Summer 掲載頁 158-168 掲載年月日 2001.7.16 区分 インタビュー 見出し・語録 小泉純一郎による政治革命/資本主義から超資本主義へ/構造改 革という超資本主義化のメルクマール/超資本主義=初期社会主義のイメージ 注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 死を迎える心の準備なんて果たしてあるのか 掲載誌(紙・書)名 死の準備 出版社 洋泉社 出版地 東京 掲載頁 46-73 区分 批評 キーワード 老い/死/生 見出し・語録 老いることは死の軌道にはいること/生を小さく「刻む」―絶望 からの脱出法1/死は自分のものではない―絶望からの脱出法2/「あと1年の 命と宣告されても信じねぇ」/わたしにとっての理想的な死/なぜ若いときには 死を身近に感じるのか/米原潜・「えひめ丸」衝突事件の感想/なぜ生に執着す るのか/死の恐怖は生まれたときの恐怖の再現だ/「死ねば死にきり」がいちば んいい/いまの社会はなにも確定的なことがいえない 注記等 構成=勢古浩爾
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 少年 叢書名 徳間文庫 出版社 徳間書店 出版地 東京 区分 少年論 キーワード 少年期 見出し・語録 第1章 生まれ育った世界 天草を恋しがったおじいさん/父から学んだこと/衰退する街/キンちゃんと呼ば れていた/悪ガキとの別れ/昼間の星/4号埋立地 第2章 遊びの世界 ベエ独楽と朝礼/悪事まがい/性の匂いと懐かしい遊び/先生の身びいき/今氏 先生の私塾 第3章 少年と文学 「書く」ことのはじまり/胎内からの怖いイメージ/「幼い詩」と「大人の詩」 /詩の行き詰まり/プロの詩人たち 第4章 少年の世界 少年の難しさ/「子ども」との別れ/芯の通った悪ガキ/いじめられっ子の気持 ちといじめっ子の気持ち/いじめについての宮沢賢治の回答/援助交際は悪いか 第5章 崩壊した家族のコミュニケーション 少年Aと呼ばれる少年について/少年Aの心を癒すもの/現在の消費社会が不安 と脅迫感を生み出している/消費社会と援助交際 あとがき 注記等 この作品は1999年5月徳間書店より刊行されました。
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 思想家・吉本隆明、障害・呆け・死を語る:bk1トップインタビュー 出版社 bk1 出版地 東京 形式 WWW(http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3abf40b19005c0103f2d?aid=&tpl=dir/00/00000000_0016_0000000122.tpl)(2001.07.12) 区分 インタビュー キーワード 老い/障害/呆け/死 見出し・語録 〜吉本隆明が語る老い、障害、呆け、死とは?〜 一筋縄ではいかない障害者問題/杖は使いたくない/便秘と頻尿は誰にも言えない 最大の悩み/階段を下るように身体が弱くなる/死の恐怖は胎児・乳児期の記憶 注記等 聞き手・構成・企画/大高智子
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 吉本隆明・まかないめし二膳目 出版社 ほぼ日刊イトイ新聞 出版地 東京 形式 WWW(http://www.1101.com/makanai2/index.html) 区分 インタビュー キーワード 日本近代文学 見出し・語録 第1回 こりゃ、あぶねえんじゃねえか。 第2回 「商売」と「おもしろさ」は矛盾するか。 第3回 若い人の質は、あがってきてるんじゃねえか。 第4回 その緻密さは、無駄なんじゃねえか。 第5回 曲芸ができたって、問題にならねえんだ。 第6回 十年間、毎日、ずうっとやってて、それでモノにならなかったらクビやるよ。 第7回 イチローの練習量は、たくさんじゃねえか。 第8回 なぜ俺はモテねえのか。 第9回 よせばいいのに、評論家に寄っちゃう。 第10回 自己評価より下のことは、何だってしてもいい。 第11回 二度と行きたくねぇところ。 第12回 逸らさないってのは、すげえもんです。 第13回 何だったら、俺に、金、かさねえか? 第14回 転向じゃねえんだ、転入なんだ。 注記等 毎日新聞社からの『日本近代文学の名作』出版にあわせて、 毎日新聞紙上での対談があったのですが、 そのときの全時間分の速記録を、少しだけ編集して、 「ほぼ日」に掲載することになりました。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0107 標題 小林秀雄の近代批評:吉本隆明インタビュー 掲載誌(紙・書)名 LIBRARY iichiko 巻 Summer 2001 号 71 掲載頁 6-25 掲載年月日 2001.7.30 区分 インタビュー キーワード 小林秀雄 見出し・語録 初期と晩期で大きく違ってくる小林秀雄の評価/日本最初の近代批評 としての初期ランボオ論と芥川論/小林秀雄はランボーを自分になぞらえていたのか もしれない/言葉の世界と現実の世界を明瞭に区別する近代批評/近代批評は作中人 物の判断と作者の地の分とを区別する/ルソーの「告白」と日本の私小説との差異と 同一性/小林秀雄には共同幻想としての<制度>への考慮がない/戦後の絵画・音楽 評論とドストエフスキーの作品論/小林秀雄とはどのように違うことをしてきたのか /近代批評を超えた現代批評をつくらなくてはならない/社会の規定性を受けつつ社 会そのものを無化する本質論 注記等 インタビュー/山本哲士(2001年6月28日)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0108 標題 J.H.ファーブル『昆虫記』:達人が選んだ「もう一度読みたい」一冊 掲載誌(紙・書)名 文藝春秋 巻 79 号 8 掲載頁 279-280 掲載年月日 2001.8.1 区分 書評 キーワード 『新約聖書』/『資本論』 見出し・語録 「日本人の欠点は、物事をなんでも『役に立つかどうか』で表面的に 判断し、役に立たないことはやりたがらないことだと思います。そして誰もが自分 のやっていることは、世の中の役に立っていると思い込んでいる。往々にして、他 人からすると傍迷惑なだけですが。だいたい人の人生が有意義か無意義かなんて、 誰に決められるんか。本当は他人の目を気にしているだけで、自分がないんですね。」 注記等 文藝春秋_010801もう一度読みたい一冊リスト http://bunshun.topica.ne.jp/honshi/honshi_a.htm
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0108 標題 人は年をとる 掲載誌(紙・書)名 いきいき 号 56 掲載年月日 2001.8.1 注記等 未見。 情報誌「いきいき」最新号(2001年8月号)のご案内 http://www.nenrin.or.jp/tokyo/a_magazine/N120003.html
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 著者 高山文彦 刊行年月 0108 標題 『荒地』とその時代 掲載誌(紙・書)名 本の旅人 号 8月号 掲載年月日 2001.8.1 区分 対談 見出し・語録 「荒地」とその同人たち/戦後の神話をつくった人々/「荒地」への共感と傾倒/鮎川信夫の下訳時 代/失われた言葉と想像力/いまの時代に詩を書くということ/神戸の事件の鍵とは何なのか/「秘 密の場所」を探して
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0108 標題 吉本隆明資料集 16 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 これだから分かりやすい・分かりにくい 小海永二・トーマス  ゼンダー・吉本隆明(『言語生活』1963年12月号) はじめに/Aは論理的・Bは日本的/Dは分かりやすい/Eはむずかしい/柳田 さんの文章/現代離れした文章/読む態度と分かりやすさ 戦後詩の全体像 清岡卓行・大岡信・鮎川信夫・吉本隆明(『ユリイカ』19 71年12月号) 実験的な作品の命運/戦後詩なんて無かった?/那珂太郎の<繭>/異端と イカモノのあいだ/言語中毒とイカモノ全盛時代/言葉・意味・詩/風俗的 な詩/詩人にはだれでもなれる/アンソロジーの存在理由/現代詩の水準日 本の文化と戦後の詩 近代詩の歩み 吉本隆明(『現代詩文庫 第II期近代詩人編』(思潮社)帯文  1975年) 鮎川信夫が近代以後の詩にはじめてもたらしたもの 吉本隆明(『鮎川信夫 全集』(思潮社)帯文 1989年)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 1 第1部 生と死 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 12 掲載年月日 2001.8.22 区分 対談 見出し・語録 わが「生還体験」―何が変わったか 注記等 「対談は7月下旬、都内の吉本氏の自宅で行われた。第1部、2部に分け 10回連載します。」(司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 2 第1部 生と死 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 5 掲載年月日 2001.8.23 区分 対談 見出し・語録 「臨死体験」はあったか 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 3 第1部 生と死 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 7 掲載年月日 2001.8.24 区分 対談 見出し・語録 特別な視覚と聴覚、そして言語 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 4 第1部 生と死 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 12 掲載年月日 2001.8.25 区分 対談 見出し・語録 先端療法と民間療法のあいだ 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 5 第1部 生と死 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 7 掲載年月日 2001.8.26 区分 対談 見出し・語録 死とは何か、死の恐怖とは 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 6 第2部 時代と社会  掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 12 掲載年月日 2001.8.27 区分 対談 見出し・語録 小泉政権論、そして靖国 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 7 第2部 時代と社会  掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 12 掲載年月日 2001.8.28 区分 対談 見出し・語録 犯罪の位相と精神医学の無力 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 8 第2部 時代と社会 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 12 掲載年月日 2001.8.29 区分 対談 見出し・語録 病理の起点―心か気質か 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 9 第2部 時代と社会 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 12 掲載年月日 2001.8.30 区分 対談 見出し・語録 消費社会とIT未来論の行方 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 著者 栗本慎一郎 刊行年月 0108 標題 死線を超えて 10 第2部 時代と社会 掲載誌(紙・書)名 産経新聞 出版地 大阪 掲載頁 12 掲載年月日 2001.8.31 区分 対談 見出し・語録 文明と精神史/環境の政治論 注記等 (司会 田中紘太郎)
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 柳田国男論・丸山真男論 叢書名 ちくま学芸文庫 出版社 筑摩書房 出版地 東京 区分 思想家論 キーワード 柳田国男/丸山真男 見出し・語録 柳田国男論 体液の論理 序にかえて I縦断する「白」 1海の流線の方位 2「白」の神の担い手 3「白」という言葉をめぐって II動機・法社会・農 1動機の鏡 2動機の濃淡 3動機の根拠 4舞台の意味 5農 III旅人・巡回・遊行 1旅人とはなにか(1) 2旅人とはなにか(2) 3巡回と遊行(1) 4巡回と遊行(2) 丸山真男論 1序論 (1)序論の序 (2)戦争体験 (3)天皇制・大衆・民主主義 2「日本政治思想史研究」 (1)方法について (2)土着化と風化 (3)「政治」思想と政治「思想」1 (4)「政治」思想と政治「思想」2 3総論 (1)再び方法について (2)立場について (3)ファシズム論とスターリニズム論 解説 内部への折り返しについて 加藤典洋 注記等 本書235ページに「柳田国男論」は『定本柳田国男論』(1995年12月 25日、洋泉社刊)所収のものを底本としたとあり、326ページには「丸山真男 論」『吉本隆明全集撰4』(1987年6月10日、大和書房刊)所収のものを底本 としたとあり、また巻末には「本書は1987年6月10日刊行の『吉本隆明全集撰 4思想家』(大和書房)収録の「柳田国男論」と1963年4月16日刊行の『丸山 真男論』(一橋新聞)をあわせて一冊としたものです。」とある。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 ヘンミ・スーパーの挿話 掲載誌(紙・書)名 週刊新潮 号 9月13日号 掲載年月日 2001.9.13 区分 小説 注記等 「コンビニのある街角」 最終回 画・山本容子
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 吉本隆明資料集 17 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 高村光太郎の世界 高田博厚・高階秀爾・北川太一・吉本隆明(『ユリイカ』1972年 7月号) 時代/父/手紙/獅子吼/五代目菊五郎像/明星/ラ・ヴィ/緑色の太陽/萩原守衛/ 「手」「裸婦坐像」/木彫/ロダン/光雲像/自然/十和田像 詩論とは何か 清岡卓行・大岡信・鮎川信夫・吉本隆明(『ユリイカ』1972年12月号) 技巧論としての古典詩論/歴史的「政治と文学」論争/日本詩史のパターン/俗と反俗/ 純粋化への傾向/詩論の意義/詩を援護する/『言語にとって美とは何か』/批評の根 拠・批評の基準/漱石の漢詩/鴎外の一面/詩人論と詩論/政治主義的なもの/金子光 晴の詩意識/近代とはなにか/詩論の現在/注釈の意味
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 入澤美時 刊行年月 0109 標題 現在に見る理想社会への道 掲載誌(紙・書)名 考える人びと―この10人の激しさが、思想だ。 出版社 双葉社 出版地 東京 掲載頁 367-406 区分 インタビュー 見出し・語録 ”老い”については、自分に恃む/第三次産業にこそ公共投資する/ 個人消費のところまで響かねばダメ/日本の企業は個人商店の延長/わかりやすく、 程度を落とさない/絶えず構想を自分で持っていること/先頃の総選挙について/ 自分は非党派である/住民投票は国民投票の前段階/天皇の発祥は、縄文人/政治 は当番制という理想社会 インタビューを終えて 普通の人びとの感覚という世界思想 注記等 初出 『推理小説』2000年11月号
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 今に生きる親鸞 叢書名 講談社+α新書 出版社 講談社 出版地 東京 区分 思想家論 キーワード 親鸞 見出し・語録 序章 親鸞との出会い 第1章 親鸞の生涯 生い立ち/法然の教え/夢告と百日日参/越後への流罪/関東から京都へ/浄土門 最後の思想家 第2章 親鸞の思想 称名念仏/浄土教批判の欠陥/三願転入/第十八願/法然との差異/一念義/破戒 僧/本願他力/悪人正機/浄土とは/仮仏土 第3章 親鸞の言葉 懺懈/到達点/浄土へ往きたくない/人を殺せるか/弟子を持たず/造悪論/聖道 の慈悲、浄土の慈悲/往相、還相/阿弥陀とは何か/自然法爾 第4章 今に生きる親鸞 現実を直視した親鸞/善行をすると浄土に往けないのか/前世/浄土の慈悲の現代 的意味/自己欺瞞/善と悪/知を捨てよ/「還相」から見た老人問題/死とは あとがき
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 定本 言語にとって美とは何か I 叢書名 角川ソフィア文庫 出版社 角川書店 出版地 東京 区分 言語論 キーワード 言語/文学/表出史 見出し・語録 文庫版まえがき 選書のための覚書 序 第I章 言語の本質 1発生の機構 2進化の特性 3音韻・韻律・品詞 第II章 言語の属性 1意味 2価値 3文字・像 4言語表現における像 第III章 韻律・選択・転換・喩 1短歌的表現 2詩的表現 3短歌的喩 4散文的表現 第IV章 表現転移論 第I部 近代表出史論(I) 1表出史の概念 2明治初期 3「舞姫」・「風流微塵蔵」 4「照葉狂言」・「今戸心中」 5「武蔵野」・「地獄の花」・「水彩画家」 第II部 近代表出史論(II) 1自然主義と浪漫主義の意味 2「それから」・「kタ・セクスアリス」 3「網走まで」・「刺青」・「道草」 4「明暗」・「カインの末裔」・「田園の憂鬱」 第III部 現代表出史論 1新感覚の意味 2新感覚の安定(文学体) 3新感覚の安定(話体) 4新感覚の尖端 第IV部 戦後表出史論 1表現的時間 2断絶の表現 3断絶的表現の変化 4断絶的表現の頂点 解題 川上春雄 文庫版解説 加藤典洋 注記等 本書は平成2年8月、角川書店より刊行された角川選書『定本 言語にとっ て美とは何か氈xを文庫化したものです。
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 吉本隆明が語る戦後55年[第6回]政治と文学をめぐって 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 6 区分 インタビュー
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 吉本隆明が語る戦後55年[第7回]心的現象・歴史・民族 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 6 区分 インタビュー
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 山本哲士 刊行年月 0109 標題 国家が開かれようとしている 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 出版社 三交社 出版地 東京 巻 6 区分 対談
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0109 標題 吉本隆明全講演ライブ集 第1巻 <アジア的>ということ 出版社 弓立社 出版地 東京 形式 CD 区分 講演 キーワード アジア的 見出し・語録 CD−001<アジア的>ということ 68:52 司会(1)6:19 1<自然>と<自由>(2)10:00  ヨーロッパの世界普遍性9(3)9:17 2ヘーゲルの歴史哲学とマルクスの疎外(4)3:45  マルクスの疎外(5)5:24  農村共同体をどう考えるか(6)7:09 3ヨーロッパの共同体、アジアの共同体(7)4:38  アジアとヨーロッパの違い(8)6:37 4アジア的共同体=理想のモデル(9)6:27  歴史的必然(10)9:11 CD−002<アジア的>ということII 64:27 5<アジア的>ということの二重の課題(1)12:07  <アジア的>の現在的意味(2)13:30 質疑応答  1日本的自然とは何か(3)7:02  2親鸞のこと(4)17:13  3歴史の必然とは何か(5)14:33 CD−003<アジア的>ということ―そして日本I 63:12 司会(1)1:18 1なぜ<アジア的なもの>が問題なのか(2)9:50  世界思想的意味の<アジア的なこと>(3)6:22 2共同体としての<アジア的>というここと(4)5:03  原始共同体の段階(5)4:30  アジア的な段階(6)8:15  農耕共同体以外の人々ー<神人>(7)8:08  文明を発展させた<神人>(8)19:42 CD−004<アジア的>ということ―そして日本II 73:04 3政治制度としての<アジア的>ということ(1)1:58  日本の歴史とは何か(2)4:19  日本における<アジア的>専制(3)1:17  貢納制(4)5:17  水利灌漑用水(5)5:33  国造・県主・稲置の役割(6)11:03  日本の特徴(7)19:16 質疑応答  1天皇の位置づけ(8)5:31  2神人の両義性(9)2:54  3農耕の利点と弱点(10)8:17  4日本のとらえ方(11)7:34 CD−005アジア的と西欧的I 63:10 1「西欧的」ということ(1)2:09  論理(2)25:51  手段(3)6:24 2エレクトロニクス・ミルの時代  表現手段(4)10:47  世界視線(5)5:57  二つの軸(6)11:58 CD−006アジア的と西欧的II 64:55 3「アジア的」ということ  マルクスにおける「アジア的」(1)15:24  「内側」と「外側」(2)6:57  日本のイメージ(3)7:13 4日本社会の現在  解体現象(4)5:03  二重性(5)6:45  「世界都市」日本(6)7:24 5「権力」の現在  権力の解体(7)7:42  「裂け目」と「権力」(8)8:24 添付冊子「<アジア的>ということ」目次 「アジア的」ということ(新稿) 吉本隆明 次元の深み 渡辺京二 <アジア的>ということ(1979年7月15日、北九州市小倉北区の毎日会館ホール で行われた金榮堂創業65周年記念講演。「本と批評」1979年12月号掲載、日本 エディタスクール出版部刊。) 講演会始末記:書店メモ 柴田良一 <アジア的>ということ―そして日本(1981年7月4日、北九州市小倉北区のN RCCホールで行われた金榮堂主催の講演。「試行」54号<80年5月>に、「ア ジア的ということ」(5)」として掲載。) アジア的と西欧的(1985年7月10日、西武百貨店池袋店・スタジオ200で行われ たリブロ池袋店主催の講演。『超西欧的まで』<1987年11月10日、弓立社>に掲載。) 全巻内容

刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0110 標題 戦中派・吉本隆明の宰相論 掲載誌(紙・書)名 論座 号 77 掲載頁 24-31 掲載年月日 2001.10.1 区分 情況論 見出し・語録 やるじゃないか小泉純一郎/あけっぴろげの占領軍/国民の了解を 基にした政治/底はまだ見せていない/靖国参拝について/戦中派の教訓は憲法 第九条/構造改革について/景気刺激策について 注記等 (談)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0110 標題 来年4月から実施されれる「ゆとり教育」に賛成ですか?反対ですか? 掲載誌(紙・書)名 通販生活 巻 20 号 5 掲載頁 7 掲載年月日 2001.10.5 区分 教育論 キーワード 教育/学校 見出し・語録 「ゆとり」を掲げるのなら、むしろもっと休みを増やして、週半分 以上を休みにすべき。/学校で学ぶことなんて、何の役にも立たない。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0110 標題 時代と向き合う 第5回 「新しい歴史教科書をつくる会」について 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」10月増刊号、 第15巻第13号通巻第209号) 巻 9 号 Autumn 掲載頁 162-169 掲載年月日 2001.10.12 区分 インタビュー 見出し・語録 歴史教科書に対するリアルな認識/理念としての正しさと実感とし ての真実/マルクス主義とヒューマニズム/天皇制と立憲君主制/ポピュリズム という杞憂 注記等 インタビュー・撮影=渋谷陽一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 著者 奈良美智 刊行年月 0110 標題 世界の窓を開く<表現> 掲載誌(紙・書)名 ユリイカ 巻 33 号 12 掲載頁 168-183 掲載年月日 2001.10.1 区分 対談 見出し・語録 直喩であること、ありつづけること/「純文学」と「純美術」/ 外に出る、世界を開く/生・老・病・死をめぐって/子ども時代の感覚へ
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0110 標題 超資本主義の新事態:社会の枠組み外れた世界 掲載誌(紙・書)名 北日本新聞 出版地 富山市 掲載頁 11 掲載年月日 2001.10.8 区分 情況論 キーワード 米国テロ事件/超資本主義 見出し・語録 「贈与」と「分担」がカギ 貧富の差/新しい倫理
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0110 標題 定本 言語にとって美とは何か II 叢書名 角川ソフィア文庫 出版社 角川書店 出版地 東京 区分 言語論 キーワード 言語/文学/表出史 見出し・語録 第V章 構成論 第I部 詩 1前提 2発生論の前提 3発生の機構 4詩の発生 5古代歌謡の原型 第II部 物語 1問題の所在 2物語の位相 3成立の外因 4折口説 5物語のなかの歌 6説話系 7歌物語系 8日記文学の性格 9『源氏物語』の意味 10構成 第III部 劇 第I篇 成立論 1劇的言語帯 2舞台・俳優・道具・観客 3劇的言語の成立 4劇的本質 5劇の原型 6劇の構成 第II篇 展開論 1「粋」と「侠」の位相 2劇の思想 3構成の思想(I) 4構成の思想(II) 5展開の特質 第VI章 内容と形式 1芸術の内容と形式 2文学の内容と形式 3註 4形式主義論争 第VII章 立場 第I部 言語的展開(I) 1言語の現代性 2自己表出の構造 3文学の価値(I) 第II部 言語的展開(II) 1文学の価値(II) 2理論の空間 3像と記号 解題 川上春雄 文庫版あとがき 文庫版解説 芹沢俊介 索引 注記等 本書は平成2年9月、角川書店より刊行された角川選書『定本 言語にとっ て美とは何か I I』を文庫化したものです。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0110 標題 見識を持つ 掲載誌(紙・書)名 致知 巻 号 掲載頁 66-67 掲載年月日 2001.10.1 区分 見出し・語録 注記等 未見。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0111 標題 同時多発テロと戦争:緊急発言 掲載誌(紙・書)名 文學界 巻 55 号 11 掲載頁 208-217 掲載年月日 2001.11.1 区分 情況論 見出し・語録 旅客を道連れにしたことは許しがたい/地下鉄サリン事件との共通性/ パールハーバーと同じではない/あわてなさんな、小泉首相/自らの視点を懷疑しない アメリカ/イスラム教とはユダヤ教プラス戦闘性/世界を洞察することは普遍文学の 要素である
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0111 標題 克服記・前立腺肥大:冬の夜中、四〜五回もトイレに行くほどの前立腺肥大症を自 己流の体操で改善した私 掲載誌(紙・書)名 安心 巻 号 2001年12月号 掲載頁 46-47 掲載年月日 2001.11.1 区分 談話 キーワード 前立腺肥大 見出し・語録 手術は絶対にしたくなかった/自分で治すしかないと決意し体操を開始  「このようなリハビリをするときは、ぼんやりしていたら効果はあがりません。僕はつ ねに頭を使い、毎日少しでも進歩するように考えながら体操をしています。そうすると、 一歩ずつ進めばいいということを体がわかってくるのです。  年寄りが病気を治すには、自分が主体的になり、積極的に病気を治そうという意志がな いとダメなような気がします。  たとえば、前立腺肥大症は自然の摂理かもしれないけど、自然に逆らうことが年寄りに は大切なのです。そうしないと、ガクッと年をとってしまう。  たとえ寝たきりになっても、ゴムボールを握り、こまかい手指の動きや、腕の筋力を落 とさないようにする気がまえが年寄りには必要なのです。少なくとも僕はそうやって病気 に立ち向かっていこうと思っています。」 注記等 マキノ出版発行
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0111 標題 食べもの探訪記 出版社 光芒社 出版地 東京 区分 エッセイ キーワード 食餌/料理/味覚 見出し・語録 I食べものの話 好きときらいと/食べもののための記念碑/きらい・まずい/物食う姿勢/お米挿話/ 香辛料のこと/食べはじめたらとまらない食べもの/甘味ということ/お酒の話/ 「ねれせん」各種/猫の食べもの/味の話/即席カレーくらべ/フライドチキンと ハンバーガー/まんじゅうとあんこ/お米について西伊豆のづけ丼/酒のうえのこと/ 餃子のこと/一口カツ綺譚/駄菓子のこと/思い込み・思い入れ/平家の公達から/ パンの詩/砒素入りカレー/海苔の話/健康食品と健康飲料/毒物挿話/梅酒考/ すごい食べもの/味の雑談/畠荒しのエピソード/猫の食べもの・再び II対談 食の原点に還って 道場六三郎/吉本隆明 現役の達人とは/口は禍?/懐石料理の限界/金談義/わが家のソース/子どもの こころからの味の記憶/手加減の力 あとがき/増補改訂版・あとがき/初出一覧 注記等 「食べものの話」マルイ農協グループ広報誌「Q」(隔月刊)Vol.30(1994年 12月1日)から、Vol.63(2000年1月1日)に連載。 「対談 食の原点に還って」道場六三郎/吉本隆明 新潮四月臨時増刊「これからを 生きるための四十三章」1995年4月20日新潮社発行に掲載。
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0111 標題 吉本隆明インタビュー:「これは姿なき敵との新しい戦争だ」っていう第一声は、 ものすごくよく理解できました 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」11月増刊号、 第15巻第16号通巻第212号):同時多発テロ緊急特別号 号 Special Issue 2001 掲載頁 14-21 掲載年月日 2001.11.25 区分 インタビュー キーワード 同時多発テロ/戦争 見出し・語録 「姿なき敵との新しい戦争」/戦争という概念の拡大/非公開の「報復」 の時代/一番最初に日本が犯した過ち/新しい戦争の形と平和憲法/第三次産業社会の 果て/今、経験している第二の敗戦期/資本主義の二番手としての可能性 注記等 インタヴュー=渋谷陽一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0111 標題 吉本隆明資料集 18 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 北原白秋の復権 鮎川信夫・大岡信・山元太郎・入沢康夫・吉本隆明(『ユリイカ』 1973年12月号) 二つの中心点/いわゆる姦通事件/白秋のマニエリスム/ルフランの魅力/石川啄木 と白秋/吉田一穂と白秋/山村暮鳥と白秋/高村光太郎と白秋/中原中也と白秋/孤 影昂然/斉藤茂吉と白秋/生身の詩人として把握すること/アルスの周辺/全集刊行 準備委員会?/白秋と現代詩 昭和詩五〇年をどうとらえるか 鮎川信夫・大岡信・吉本隆明(『ユリイカ』1974年 12月号) 伝統との接点/「荒地」と喩の技術/外国詩の読み方/「四季」派と古典/「歴程」 の知性と野性/酒呑みの論理/詩形の危機/単純なる一点所に澄み入る心/「櫂」 「鰐」「今日」の詩人たち/現代詩の具象と抽象
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0111 標題 読書の方法:なにを、どう読むか 出版社 光文社 出版地 東京 区分 読書論 キーワード 読書/本/書物 見出し・語録 第1章 なにに向って読むのか 読書原論 なにに向かって読むのか/読書について/読むことの愉しみ/本に向かって/ <インタビュー>いま活字は衰退しているか/書物の評価/「書評」を書く難しさ/ <インタビュー>戦後思想界の巨人の頭脳が映し出された書棚/いずれ物書き自身を 廃棄処分にする時代がくるだろう/<対談>吉本隆明・中沢新一 消滅に向かう世界 のなかで、「現在」を読みとくための読書論 第2章 どう読んできたか 読書体験論 本を読まなかった。/読書とは、書物からの知識を得ることより、一種の精神病理 だ・・・わが生涯の愛読書/思い出の本/国語の教科書/百人一首の遊び/書くこ とで自意識の拡がりを充たした日々/<インタビュー>詩について/近代詩の歩み/ <インタビュー>東京の本100冊/ある履歴/<インタビュー>批評と学問=西欧近 代化をどうとらえるか 第3章 なにを読んだか、なにを読むか 読書対象論 ノン・ジャンル ベスト120/わが古典 太宰治「黄金風景」/短編小説ベスト3 作 者の資質の根をあらわにした短編/思想書ベスト10 人に読んでもらいたいオーソ ドックスな十冊/思想書(日本)ベスト50 絶望的かつ楽天的な、日本の思想書/ 「ナショナリズム」の書/「国家の思想」の書/文学者への言葉/わたしの好きな 文庫本ベスト5/’93単行本・ベスト3/’94単行本・ベスト3/戦後詩を読む/30人 への3つの質問/<対談>吉本隆明・荒俣宏 恋愛小説の新しい効用 あとがき 初出一覧 本文に登場する主要な著作、著作者索引 注記等 光文社刊行案内http://www2.kobunsha.com/book/HTML/ots_97321_3.html
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0112 標題 川上春雄さんのこと 掲載誌(紙・書)名 詩の雑誌 midnight press 号 14 掲載頁 86-87 掲載年月日 2001.12.5 区分 追悼文 キーワード 川上春雄
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0112 標題 吉本隆明資料集 19 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 短詩型の伝統と現在 寺田透・大岡信・吉本隆明(『文学』1976年 1月号) 1生活詠の再評価/2短歌と俳句のちがい/3作品と作者の関係/4芭蕉の精神/ 5芭蕉の「卑屈さ」/6中世美学の悲しさ/7茂吉の「写生」をめぐって/8低い 調べの歌/9表現のディアレクティック/10現代歌人の問題 詩歌への感応―普遍性と日本語の抒情との軋みから― 寺田透・大岡信・吉本隆明 (『現代詩手帖』1978年4月号) 伝統詩と現代詩の軋み/「記」的散文/アエリアンという性質/ 無名のものとし ての歌/安東次男氏の独吟/有明と中也/科学的な知識の運用と科学的な思考/ 日本語の抒情と日本語の必然/形と物・音と視覚/「人類」という普遍性はあるか/ 小林秀雄の『本居宣長』/制度・日本的なるもの 佐美雄短歌の魅力 吉本隆明(『前川佐美雄全集』(小沢書店)内容見本 1996年) 現存する最大の長距離ランナー 吉本隆明(『岡井隆全歌集』(思潮社)推薦文 1987年)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0112 標題 川上春雄さんを悼む 掲載誌(紙・書)名 ちくま 号 369 掲載頁 76-80 掲載年月日 2001.12.1 区分 追悼文 キーワード 川上春雄
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0112 標題 浄土と老齢 掲載誌(紙・書)名 独特老人 編集 後藤繁雄 出版社 筑摩書房 出版地 東京 掲載頁 494-517 区分 インタビュー キーワード 親鸞/「正定の位」/死/老齢化 注記等 2001年5月語りおろし
刊行形態 Audiovisual Material 著者 吉本隆明 刊行年月 0112 標題 吉本隆明全講演ライブ集 第2巻 夏目漱石(上) 出版社 弓立社 出版地 東京 形式 CD 区分 講演 キーワード 夏目漱石 見出し・語録 CD−007渦巻ける漱石I 69:48 ――『吾輩は猫である』『夢十夜』『それから』(1)0:51  司会 一、『吾輩は猫である』  移動する耳と眼(2)8:09  会話の 白さ(3)10:14  混沌とした漱石(4)14:03  息苦しい批評(5)14:57  漱石の偉大さ(6)8:59  総合としての作品(7)12:32 CD−008渦巻ける漱石II 68:55 類例のない作品 ――『倫敦塔』『幻影の盾』『カーライル博物館』(1)16:58 二、『夢十夜』  わけのわからない作品―「第四夜」(2)14:45  「第五夜」「第六夜」(3)10:12  よくわかる夢―「第一夜」「第二夜」「第三夜」(4)11:42 「第七夜」「第八夜」(5)7:20  民話・神話につながる夢―「第九夜」「第十夜」(6)7:56 CD−009渦巻ける漱石III 68:36  「第十一夜」としての『三四郎』の夢(1)13:10  宿命と反宿命の物語(2)10:19 三、『それから』  宿命にさからう物語の始まり(3)1:40  三角関係の物語(4)8:08  「自然」と高等遊民(5)16:17  明治知識人の宿命(6)7:11  西欧と日本(7)11:33  司会(8)0:13 CD−010資質をめぐる漱石I 66:11 ――『こころ』『道草』『明暗』  司会(1)0:44 一、『こころ』  漱石が固執したテーマ(2)4:34  先生の遺書(3)7:43  生涯の罪の意識(4)6:19  心の動きの形而上学(5)6:11  漱石的な三角関係(6)8:02  漱石の資質―パラノイア(7)8:17  生涯のいちばん重要なテーマ(8)11:59  初めて自分を素材に―『道草』(9)12:17 CD−011資質をめぐる漱石II 72:54  細君のヒステリー(1)9:22  立体的な私小説(2)12:09  滅多にない夫婦の物語(3)9:44  漱石の絵と書(4)13:34  休憩(5)0:17  司会(6)0:10 三、『明暗』  小説らしい小説(7)6:34  宿命ー偶然と必然の間(8)7:57  作品のモティーフ CD−012資質をめぐる漱石III 41:11  『明暗』のクライマックス(1)13:50  『明暗』の記述と主格(2)17:16  『明暗』を書きつげばどうなったか(3)9:53  司会(4)0:11 添付冊子「夏目漱石(上)」目次 [連載] 吉田純が撮った吉本隆明1 1968〜1970 情況への発言1/テロと戦争(新稿) 吉本隆明 吉本さんの講演を聴いた1 思想の肉声(新稿) 常木 守 渦巻ける漱石(90.7.31日本近代文学館) 資質をめぐる漱石(91.7.30日本近代文学館) メモ 吉本隆明 全巻内容
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0112 標題 暴力の悪循環が始まった:同時多発テロからアフガニスタンの空爆へ。 この戦争に「終わり」はあるのか 掲載誌(紙・書)名 21世紀の戦争 編集 文藝春秋 出版社 文藝春秋 出版地 東京 掲載頁 71-84 区分 情況論 見出し・語録 旅客を道連れにしたことは許し難い/地下鉄サリン事件との共 通性/パールハーバーと同じではない/あわてなさんな、小泉首相/自らの 視点を懷疑しないアメリカ/イスラム教とはユダヤ教プラス戦闘性/世界を 洞察することは普遍文学の要素である 注記等 「文學界」2001年11月号「同時多発テロと戦争」を改題

「吉本隆明2001年著作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2003.02.16 改訂:2004.11.01