吉本隆明2000年著作リスト


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刊行形態 Magazine Article
著者 吉本隆明
刊行年月 0001
標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 連載第27回:『買ってはいけない』
がやっていることは”経済的な殺人行為”だ!
掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE
巻 6
号 1
掲載頁 116-117
掲載年月日 2000.1.1
区分 インタビュー
キーワード 「週刊金曜日」/久野收/毒性/食生活/科学的
見出し・語録 恐怖心をあおるだけで責任は取らない『買ってはいけない』の無責任さ/”100
パーセント安全”を求める異常さ 精神異常の域に達した犯罪行為
注記等 聞き手=田近伸和ジャーナリスト 写真=塔下智士

刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0001 標題 カリスマ的 掲載誌(紙・書)名 抒情文芸 号 93 掲載頁 8-9 掲載年月日 2000.1.10 注記等 未見
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0001 標題 【20世紀を大総括する人生相談】吉本隆明〈悪人正機頁〉最終回「若者よ、《天才領域》 に足を踏み入れろ!」の巻 掲載誌(紙・書)名 週刊プレイボーイ 巻 35 号 1 掲載頁 246-249 掲載年月日 2000.1.1/11 区分 人生相談 キーワード 悪人正機/天才/手/雑誌/週刊誌/第三次産業/読者 見出し・語録 糸井重里・前座前白/若い人の考えなんて何もわからない。でも、とにかく手は動 かせ!/《天才領域》に自ら入れ!そうすれば必ず何かを得るはずだ!/今の時代に「これがい い」という生き方はない。そんなこと、若い人はみんな知っている。 注記等 構成 糸井重里 割付 祖父江慎 写真 狩野昭雄
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0001 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(192)第十五部=クリエイティブな詩(1)最初に書いた 詩「盂蘭盆」 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 9 掲載年月日 2000.1.7 区分 インタビュー キーワード 東歌/韻律/七五調 見出し・語録 琉歌が自然にできる/三つの要素を集約 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0001 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(193)第十五部=クリエイティブな詩(2)七五調をいか に崩すか 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 7 掲載年月日 2000.1.14 区分 インタビュー キーワード 立原道造/中原中也/島崎藤村 見出し・語録 韻律が内向していく/誰でも真似はできる 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0001 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(194)第十五部=クリエイティブな詩(3)模倣から修練 を始める 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.1.21 区分 インタビュー キーワード 宮沢賢治/『固有時との対話』/島崎藤村/蒲原有明/薄田泣菫 見出し・語録 賢治の詩の雰囲気/複雑にする二筋の道 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0001 標題 世阿弥編『花伝書(風姿花伝)』:連載 古典を読む2 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」1月増刊号、第 14巻第2号通巻第181号) 巻 2 号 Winter 掲載頁 162-173 掲載年月日 2000.1.17 区分 インタビュー キーワード 所作事/芸能書/消費過剰/サブカルチャー 見出し・語録 知識を殺すという発想の源泉/現代の芸能に通じるロジック/誰のた めに芸術をやるのか/「諸人の心を和らげて、上下の感をなさんこと」/「美しい花 」と「花の美しさ」/消費者を主体に考える時代/観客が存在することのもう一つの 利点/花がなくべきこと/他者としての消費者をいかに取り入れるか
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0001 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(195)第十五部=クリエイティブな詩(4)日本の象徴詩 の特色 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.1.28 区分 インタビュー キーワード 夏石番矢/小林秀雄/普遍文学/芸術性 見出し・語録 吉田一穂の詩の試み/近代批評の基礎築く 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0002 標題 世紀末吉本亭――差がつくニュース、時代の読み方 最終回:〈21世紀への視点〉「ほんとう の考え方」とは何か? 掲載誌(紙・書)名 PENTHOUSE 巻 6 号 2 掲載頁 116-117 掲載年月日 2000.2.1 区分 インタビュー キーワード ロシアマルクス主義/国家の解体/革命/原理/実感/純粋生活人/価値/個人/解放 見出し・語録 20世紀最大の事件はソ連の崩壊である!/普 の民衆が持つ英知 枠の外に出てモ ノを考えよ!
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0002 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(196)第十五部=クリエイティブな詩(5)高村光太郎の表現 意識 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.2.4 区分 インタビュー キーワード 彫刻/音数律/自然 見出し・語録 情感を全部排除する/西欧と日本のちがい 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0002 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(197)第十五部=クリエイティブな詩(6)日本の詩人たちの 苦労 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.2.11 区分 インタビュー キーワード 日本語/韻律 見出し・語録 日本語の成り立ち/詩を書く一番の早道 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0002 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(198)第十五部=クリエイティブな詩(7)詩人でいることの 難しさ 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.2.18 区分 インタビュー キーワード 中野重治/生活基盤/集中力/時間性 見出し・語録 テンポにギャップが/天才的な詩人はいない 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0002 標題 僕ならこう考える:こころを癒す5つのヒント 叢書名 青春文庫 出版社 青春出版社 出版地 東京 区分 インタビュー 見出し・語録 1「自分」の行方―私は誰か、私は何か 自分を好きになる方法、好きな自分の見つけ方 若いうちの遊びはスネをかじってでもしろ この性格はどこでつくられたか 僕らのなかの病的な“思いこみ”の正体 肉体的なコンプレックスの罠にかからないために 2「恋愛」の行方―感情と欲望の考え方 セックスについての個人的意見 黙って浮気するか、そもそも浮気しないか プロポーズの覚悟、離婚の覚悟 どうにかしたい自分の独占欲、相手の独占欲 男と女の出逢いについて断言できること 仕事と恋人はどちらが大事か 3「社会」の行方―自由を生きるには 吉本隆明流会社選び 苦手は避けて通れ 悔しさを解放・解消する方法 人間が他人を恐いと感じるとき 理屈と感覚の微妙なサジ加減 コンプレックスをプラスに変える社会的発想 4「真理」の行方―幸福になるために 成長するということ 真実を引き出す追及、嘘を増やす追及 心の傷の活かし方 僕が死ぬまえに出逢いたいもの 肉体と精神が影響し合うとき “教育”という呪縛の解き方 5「生命」の行方―安らぎの哲学へ 産む・産まぬは選択するものなのだろうか 良い顔になる老い方、自由になる老い方 死はどこから来るのか 死ぬときの持って行けるもの あとがき 注記等 本書は一九九七年、青春出版社より四六判で刊行されました。
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0002 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(199)第十五部=クリエイティブな詩(8)生活の廃残者と しての詩人 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.2.25 区分 インタビュー キーワード 中原中也/宮沢賢治/谷川俊太郎/吉増剛造/田村隆一/詩の時間性 見出し・語録 親から生涯独立せず/手と思考の連携 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0003 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(200)第十五部=クリエイティブな詩(9)言葉をねじ伏せて 書いた詩 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.3.3 区分 インタビュー キーワード 松浦寿輝/稲川方人 見出し・語録 詩を頭で書くように/四季派の詩について 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0003 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(201)第十五部=クリエイティブな詩(10)絶対感情とし ての自然 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.3.10 区分 インタビュー キーワード 堀辰雄『四季』/ヒットラー『わが闘争』 見出し・語録 四季派=自然詩人/健康と病気がともに 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0003 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(202)第十五部=クリエイティブな詩(11)幸福な時代の 詩人たち 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.3.17 区分 インタビュー キーワード 伊藤静雄/富永太郎 見出し・語録 健康な部分を評価/ほとんどが欧文脈 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0003 標題 考えるべきいちばんのポイントとはなにか 掲載誌(紙・書)名 私は臓器を提供しない 出版社 洋泉社 出版地 東京 掲載頁 88-108 キーワード 臓器移植/脳死/救命救急医療 見出し・語録 「気持ちが悪い」ことの根拠/移植を簡単にやってはいけない根拠/反対・賛成する ことのいちばんのネック/なにが思案のしどころか/限定することでしか賛成、反対は言えない/ カッコいい論議だけではなにも解決しない/本当に個 的な問題とはなにか
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0003 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(203)第十五部=クリエイティブな詩(12)普遍的な詩を めざして 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.3.24 区分 インタビュー キーワード 小野十三郎/自然詩人 見出し・語録 詩でないことを詩に/吉増剛造に興味持つ 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0003 標題 吉本隆明資料集 1 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 芸術運動の今日的課題 花田清輝×岡本潤×吉本隆明 (『現代詩』1956年8月号) 創作方法と芸/庶民と抵抗/表現の責任・抵抗とは何か/批判の立場について/現実意識とアバン ギャルド/芸術大衆化と大衆芸術/歌ごえ運動について 左翼文学 平野謙×花田清輝×野間宏×吉本隆明 (『群像』1963年10月号) 左翼文学の新しいにない手/職業意識と階級意識/心情的なものと論理的なもの/新人が出にくい のはなぜか/左翼には党派性が強いか/中野重治・小林多喜二について/小林多喜二はメロ作家か /クリティシズムの問題/社会主義リアリズムについて 戦後文学白書 平野謙×磯田光一×吉本隆明 (『図書新聞』1964年6月27日号) 保田与重郎と中野重治/共産党は世俗的勢力/土着的なドロドロしたもの/獄中十八年の節操?/ 生きてきた時代に執着/奥野健男が提出した問題/組織的批判について/共産党と新日文の違い/ 表現の世界と実生活
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 偲大原富枝 掲載誌(紙・書)名 群像 巻 55 号 4 掲載頁 238-239 掲載年月日 2000.4.1 区分 追悼文 キーワード 大原富枝
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(1)夏目漱石『こころ』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.4.3 区分 作品論 キーワード 夏目漱石/『こころ』 見出し・語録 本格的な倫理性が主題 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明TVを読む:事件の根幹に迫れ 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 27 掲載年月日 2000.4.3 区分 時評 注記等 隔週で掲載。
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(204)第十五部=クリエイティブな詩(13)未 知の場所で詩をつくる 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.4.7 区分 インタビュー 見出し・語録 言葉に命を与える/何か消去する方向で 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(1)夏目漱石『こころ』中 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 13 掲載年月日 2000.4.9 区分 作品論 キーワード 夏目漱石/『こころ』 見出し・語録 三角関係の原型を描く 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(1)夏目漱石『こころ』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.4.17 区分 作品論 キーワード 夏目漱石/『こころ』 見出し・語録 「開花」の倫理性と殉死 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 聖徳太子『十七条憲法』:連載 古典を読む3 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」4月増刊号、第14 巻第7号増巻第186号) 巻 3 号 Spring 掲載頁 160-169 掲載年月日 2000.4.17 区分 インタビュー キーワード 憲法/天皇/政治 見出し・語録 道徳や倫理が入り込む日本の憲法/天皇に対する曖昧な規定/行政機構の 内部改革は政治ではない/世界思想としての仏教を導入/政治家、宗教家に伝統的に見 られる代筆/この文章を書いたのは誰か/今でも『十七条憲法』の特徴が残っている/ 日本には永遠に近代は訪れない?/ 注記等 インタビュー=渋谷陽一 撮影=半沢克夫
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明資料集 2 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 映画合評 佐々木基一・花田清輝・吉本隆明(『新日本文学』1956年2月号) 映画批評について/「青銅の基督」/「美女と海竜」/木下恵介について/黒沢明と 「生きものの記録」 ホーム・ドラマと時代感覚 佐々木基一・花田清輝・武田泰淳・吉本隆明(『新日本文 学』1956年3月号) 「黒田騒動」/「驟雨」/「子供の目」/「ホーム・ドラマ論」 積極的テーマをどうえがくか 佐々木基一・武田泰淳・吉本隆明(『新日本文学』1956 年4月号) どうみるか/シナリオの優秀さ/積極的テーマの人間像/法律の問題/ 抒情的暗さから暗さの本質へ 若杉光夫・佐々木基一・吉本隆明(『新日本文学』1956 年5月号) 農村と都市/原作・シナリオの批判問題/「二十四の瞳」との比較/風景的な生活描写/ ストーリィの意識化 だらしない反抗―十代の反抗映画をめぐって― 佐々木基一・梅崎春生・武田泰淳・吉本 隆明(『新日本文学』1956年6月号) 戦争と戦後の混乱/屈折した反抗とカタルシス/十代の反抗はだらしないか/大人の自信 喪失/回想録から未来記へ
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(205)第十五部=クリエイティブな詩(14)宮沢 賢治の文語詩の謎 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 5 掲載年月日 2000.4.14 区分 インタビュー 見出し・語録 晩年になって反復する/無理を承知での試み 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明TVを読む:季節の変わり目に 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 21 掲載年月日 2000.4.16 区分 時評 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(206)第十五部=クリエイティブな詩(15) 『固有時との対話』の作り方 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.4.21 区分 インタビュー 見出し・語録 文語詩だけは異質/少数の物象と記憶 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(4)高村光太郎『道程』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.4.24 区分 作品論 キーワード 高村光太郎/『道程』 見出し・語録 デカダンスから自然へ 注記等 【本編は書き下ろし】
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(207)第十五部=クリエイティブな詩(16) 現実性をいかに入れるか 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.4.28 区分 インタビュー キーワード 『固有時との対話』/『転位のための十篇』 見出し・語録 平穏無事な時期に/荒地グループに驚く 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0004 標題 吉本隆明TVを読む:外れたプロ野球予想 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 27 掲載年月日 2000.4.30 区分 時評 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(5)高村光太郎『道程』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.5.1 区分 作品論 キーワード 高村光太郎/『道程』 見出し・語録 独居自炊と「負数」の意味 注記等 【本編は書き下ろし】
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(208)第十五部=クリエイティブな詩(17)詩を 書くための手の動き 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.5.5 区分 インタビュー キーワード 『転位のための十篇』/『固有時との対話』 見出し・語録 解決できない奇妙さ/意識していない何か 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(6)森 鴎外『高瀬舟』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.5.8 区分 作品論 キーワード 森 鴎外/『高瀬舟』/『雁』 見出し・語録 固執した「素人の文学」 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(209)第十五部=クリエイティブな詩(18)僕 の知らない別の世界 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.5.12 区分 インタビュー キーワード 高橋真梨子/五番街のマリー/ロック/カラオケ/音 見出し・語録 流行歌を書きたい/歌うときはすごい 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一・谷口江里也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明TVを読む:境界喪失、事件死にも 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 27 掲載年月日 2000.5.14 区分 時評 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(7)森 鴎外『高瀬舟』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.5.15 区分 作品論 キーワード 森 鴎外/『高瀬舟』/『雁』 見出し・語録 安楽死と金銭欲への関心 注記等 【本編は書き下ろし】
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(210)第十六部=批評とは何か(1)小林の古典 論を模範に 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.5.19 区分 インタビュー キーワード 西行/『初期歌謡論』/小林秀雄『無常といふこと』/藤原定家『近代秀 歌』 見出し・語録 引き寄せ方に驚く/実朝は模倣の天才 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(8)芥川 龍之介『玄鶴山房』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.5.22 区分 作品論 キーワード 芥川龍之介/『玄鶴山房』 見出し・語録 才気殺し老苦の世界描く 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(211)第十六部=批評とは何か(2)武家層の起 源とは何か 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.5.26 区分 インタビュー キーワード 武家/『吾妻鏡』/柳田国男/大陸/アフリカ的段階/中世/切腹 見出し・語録 制度のなかの実朝/牧童と狩猟民から 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明資料集 3 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 映画・文学・批評―イメージによる思考と言葉による思考― 奥野健男・ 清岡卓行・井上光晴・吉本隆明(『映画評論』1958年6月号) 言葉とイメージ/小説と映画/映画的感動とは何か/映画批評の特殊性 芸術と現代―われわれにとって映画とは何か― 石堂淑朗・小川徹・吉本隆明(『映画芸 術』1968年9月号) 映画批評への要望/表現以前にあるもの/錯乱のなかの凝視/疎外感と正義/どんな時代 にも生きられる「文化」/土着の出発/今村昌平の近親相姦/セックスと国家/テレビと 区別する映画の本質は/学生よ、自治会などつくるな その後の二人(1)民主主義文学の課題 岡本潤・吉本隆明(『現代詩』1956年7月号) 吉本隆明氏の信条 思想形成への条件―「戦後世代の政治思想」の批判に答えて―(『週 間読書人』1960年1月18日号) 思想的情勢論の試み/「安保」論議への疑問/曲がり角にきた文化人/ 若手批評家(22)戦後文学に崩壊のきざし―第三の新人に注目する吉本隆明氏―(『東 京新聞』1962年3月19日付夕刊)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明TVを読む:深夜番組で見た健康器具 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 掲載年月日 2000.5.28 区分 時評 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0005 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(9)芥川 龍之介『玄鶴山房』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.5.29 区分 作品論 キーワード 芥川龍之介/『玄鶴山房』/田山花袋 見出し・語録 下町と知的世界のはざまで 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(212)第十六部=批評とは何か(3)西行の実像を 求めて 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.6.2 区分 インタビュー キーワード 実朝論/西行論 見出し・語録 祭祀を専門にする人/相反するイメージ 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(10)宮沢賢治『銀河鉄道の夜』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.6.5 区分 作品論 キーワード 宮沢賢治/『銀河鉄道の夜』 見出し・語録 文学と宗教が渾然一体 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(213)第十六部=批評とは何か(4)小林秀雄の批 評の眼目 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.6.9 区分 インタビュー キーワード 保元・平治の乱/吾妻鏡/近代批評 見出し・語録 西行が出家した理由/批評と小説の同一化 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明TVを読む:少年たちの行為について 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載年月日 2000.6.11 区分 時評 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(11)宮沢賢治『銀河鉄道の夜』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.6.11 区分 作品論 キーワード 宮沢賢治/『銀河鉄道の夜』 見出し・語録 永久の未完成これ完成 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 国語 掲載誌(紙・書)名 中学生の教科書―美への渇き― 出版社 四谷ラウンド 出版地 東京 掲載頁 11-21 区分 教科書 見出し・語録 『旅上』萩原朔太郎/『母』宮沢賢治/『はるかぜ』中原 中也/『わがひとに与ふる哀歌』伊東静雄
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 社会 掲載誌(紙・書)名 中学生の教科書―美への渇き― 出版社 四谷ラウンド 出版地 東京 掲載頁 181-223 区分 教科書 見出し・語録 一、社会とは何か 二、社会と国家の関わりはどうなっているか 三、今に至る社会と国家の由緒 四、国家の話 五、社会生活 六、給料生活 七、総まとめとして あとがき
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(214)第十六部=批評とは何か(5) ジャンルを開いたままに 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 2000.6.16 区分 インタビュー キーワード 小林秀雄/近代批評/評論/『一言芳談』 見出し・語録 みんな文学青年に/小林の批評の弱点 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(12)江戸川 乱歩『陰獣』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.6.19 区分 作品論 キーワード 江戸川乱歩/『陰獣』 見出し・語録 仮面が可能にした巧妙な構成 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 苦しんでこそ人間、悩んでこそ人生 掲載誌(紙・書)名 婦人公論 号 1062 掲載頁 26-29 掲載年月日 2000.6.22 区分 インタビュー キーワード 人生論 見出し・語録 悩みの原因をつきつめる/「幸福なる家族」はいない/吉本流人生の歩き方
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(215)第十六部=批評とは何か(6) 広場に出ようと考えて 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.6.23 区分 インタビュー キーワード 現在/大衆 見出し・語録 批評の概念を広げる/自分の考えを変える 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明TVを読む:選挙前の風景に考える 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 21 掲載年月日 2000.6.25 区分 時評 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(216)第十六部=批評とは何か(7) 普通の民衆を勘定に入れて 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 2000.6.30 区分 インタビュー キーワード 批評文/古典論/源氏物語 見出し・語録 新しく出てきた課題/現代小説と同じ条件で 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0006 標題 写生の物語 出版社 講談社 出版地 東京 区分 評論集 キーワード 和歌 見出し・語録 起源以前のこと 明治は遠いか 遊びとしての『百人一首』 『神の仕事場』と『献身』 短歌の新しい波1 短歌の新しい波2 短歌の新しい波3 短歌の新しい波4 私家集1 私家集2 私家集3 鴎・漱の短歌 『神の仕事場』の特性 明石海人の場合1 明石海人の場合2 「おふでさき」の世界 「おふでさき」の解体 賢治の短歌 中也と道造の短歌 法然歌 『草根集』の歌 江戸期の歌1 江戸期の歌2 江戸期の歌3 短歌の現在 注記等 『短歌研究』(一九九五年四月号〜一九九七年十一月号)発表の論考 を集成。
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(13)江戸川 乱歩『陰獣』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.7.3 区分 作品論 キーワード 江戸川乱歩/『陰獣』/大正デモクラシー 見出し・語録 軽くて薄明るい大正期映す 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(217)第十六部=批評とは何か(8) 作品の歴史と表現の歴史 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.7.7 区分 インタビュー キーワード 源氏物語 見出し・語録 現代小説の条件揃える/面倒でくどい小説 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 辺見 庸 刊行年月 0007 標題 夜と女と毛沢東 叢書名 文春文庫 出版社 文藝春秋 出版地 東京 区分 対談 見出し・語録 序にかえて 辺見 庸 毛沢東/夜/女/身体と言語 対談を終えて 吉本隆明 注記等 初出 各篇、大幅改稿しました 毛沢東   本の話(文藝春秋発行) 一九九五年七月号  夜    サントリークォータリー(サントリー株式会社発行)  一九九五年冬号  女    クレア(文藝春秋発行) 一九九六年四月号 身体と言語 文学界(文藝春秋発行) 一九九七年三月号 単行本 一九九七年六月 文藝春秋刊
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明TVを読む:国民の成熟ぶり見くびるな 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 31 掲載年月日 2000.7.9 区分 時評 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明資料集 4 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 特殊から普遍へ 村松剛・秋山清・吉本隆明(『現代詩』1956年7月号) 戦争責任を語る 小田切秀雄・平野謙・原田義人・白井浩司・大熊信行・本田 秋五・杉浦明平・佐々木基一・武井昭夫・村上兵衛・荒正人・吉本隆明(『近 代文学』1956年9月) 戦争と自己/文学者における責任/どう追求するか/節操について/戦争犯罪 と戦争責任/弱かった反戦勢力/国民の審判/人間の内面における責任/共産 党の場合/国家忠誠の扱い方/義務の極限を示す徴兵制/どこに忠誠目標をお くか/忠誠義務の解釈/戦争責任を負う資格/生かすべき芽をつむな/戦中と 戦後の断絶/戦争小説と文学者の態度/メスは深部まで入れよ/押しの一手で いいか/糾弾すべき適応性/有能とは何か/智と徳の一致/自己に対する潔癖 さ/論争は行動のために/責任追及の基準/忌避か殉教か
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(14)横光利一『機械』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 14 掲載年月日 2000.7.11 区分 作品論 キーワード 横光利一/『機械』 見出し・語録 理知だけの人間の絡み合い 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(218)第十六部=批評とは何か(9) 『源氏物語』はマザコン物語 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 2000.7.14 区分 インタビュー キーワード 養子婚/宮廷 見出し・語録 折口の『源氏・・・』講義/特殊で高度な世界 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 南方熊楠「トーテムと命名」:連載 古典を読む4 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」 7月増刊号、第14巻第10号別巻第189号) 巻 4 号 Summer 掲載頁 158-167 掲載年月日 2000.7.17 区分 インタビュー キーワード 独学者/知識/素人 見出し・語録 該博なる知識の不可避性/ヒエラルキーを作らない価 値観/独学者の特権とは何か/独学者であることの自負と孤独感/ 不可避性に基づく思想はいかに生まれるか 注記等 インタビュー=渋谷陽一 撮影=上田義彦
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(15)横光利一『機械』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.7.17 区分 作品論 キーワード 横光利一/『機械』 見出し・語録 敗戦で「精神的な自死」 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉田一穂について 掲載誌(紙・書)名 江古田文学 号 44 掲載頁 59-62 掲載年月日 2000.7.20 区分 詩人論 キーワード 吉田一穂 見出し・語録 『呼吸をつめて人はどのくらい生きられるかという問いにたいして、 吉田一穂は「生涯!」と答えられた詩人だと思う。』
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(219)第十六部=批評とは何か(10) 歴史をさかのぼって 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 2000.7.21 区分 インタビュー キーワード 与謝野晶子/批評の言葉/研究の言葉 見出し・語録 見事な現代語訳に/主語がすこぶる曖昧 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明TVを読む:薬物取り扱いの恐ろしさ 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 21 掲載年月日 2000.7.23 区分 時評 注記等 「吉本隆明TVを読む」はしばらく休み、8月27日に再開します。
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(16)川端康成『雪国』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.7.24 区分 作品論 キーワード 川端康成/『雪国』 見出し・語録 モダニズムから古典的世界へ 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(220)第十六部=批評とは何か(11) 批評に対する根本的疑問 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.7.28 区分 インタビュー キーワード 作品論/作家論/村上春樹『アンダーグラウンド』 見出し・語録 推理小説と同じに/村上春樹の文体に 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 大塚英志 刊行年月 0007 標題 だいたいで、いいじゃない。 出版社 文藝春秋 出版地 東京 区分 対談 見出し・語録 はじめに 吉本隆明 第一章 エヴァンゲリオン・アンバウンド ―――その記号性と身体・倫理 心的葛藤のない<戦争> 第3東京市の終わらない夏 宮台真司の吹っ切れ方とデカダンス 宮崎勤の無倫理性 ”殺し”のパースペクティヴ 記号の身体化は可能か 観客を突き放した庵野秀明 遠くまで行ったエヴァ劇場版 第二章 精神的エイズの世紀 ―――「虚構/現実」を突き抜けるもの 消費社会での<知識>はサブカルチャーとして発現する 永山則夫の閉塞感と陸奥A子のフィクション ジャパニメーションと吉本ばなな 社会、家族を包含した個の指定 欲望がすぽんと抜けちゃってる 消費と生産の境界点 欠損に耐えられず生ずるファンタジー マッチョな言葉とフェミニズムな言葉 九割以上が中流である社会の救い 「人間は必ず死ぬ」とは必ずしも言えない 第三章 天皇制の現在と江藤淳の死 ―――「焦立ち」の根元にあるもの サブカルチャーに擦り寄る純文学 死んでから自殺した森鴎外 「江頭淳夫」にかえれなかった 我慢のパラドックス 生き神様制度としての天皇制 分岐点から先の柳田国男と折口信夫 江藤淳のもうひとつの垣根 第四章 オウムと格闘技と糖尿 ―――立ち停まることの意味と場所をめぐって 立っている場所は現象の内か外か 信仰と宗教を代行するもの あり得る極端な二つの場所から 「スポーツする身体」のグレイゾーン 吉本流戦中派気功術を開陳する 糖尿病の思想―――「あとがき」にかえて 大塚英志 注記等 対談日 第1章 1997年11月28日 第2章 1997年12月16日 第3章 1999年 9月30日 第4章 2000年 1月17日
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0007 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(17)川端康成『雪国』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.7.31 区分 作品論 キーワード 川端康成/『雪国』 見出し・語録 人間を浸透力に還元した世界 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明資料集 5 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 すぎゆく時代の群像 鶴見俊輔・橋川文三・吉本隆明(『日本読書新聞』19 58年11月24、12月1、8日号) 何をするために生き残ったのか?/「野戦攻城」/東京裁判への反応の型/戦 争責任問題の重点/戦後の思想家たち/ずばぬけて優しい人/「教授」に打て 出た男/文学評論・政治評論の水準/「血のメーデー」以後/分裂の達人と結 合の名人 「知識人の責任」とは何か 竹山道雄・平野謙・林健太郎・江藤淳・吉本隆明 (『自由』1960年2月号) 責任一般論/戦争責任/民族の地はだ/論理と非論理/責任は誰が負うのか/ 大衆と知識人/知識人とは何か プロフィル 吉本隆明(『詩学』1956年7月号) 現代の発見 思想と組織―全学連問題をめぐって― 吉本隆明(『春秋』1960 年1月号) 問題をどうとらえるか/戦後世代について/今後どうなるか思想が根付くために
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(18)保田輿重郎『日本の橋』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.8.7 区分 作品論 キーワード 保田輿重郎/『日本の橋』 見出し・語録 心理的に生死の境界を象徴 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(221)第十六部=批評とは何か(12) ノモンハンからサハリンへ 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 2000.8.11 区分 インタビュー キーワード 村上春樹『アンダーグラウンド』/地下鉄サリン事件/オウム・震 災以後 見出し・語録 二重のとらえ方を/まったく違う事態に 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(19)保田輿重郎『日本の橋』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 10 掲載年月日 2000.8.15 区分 作品論 キーワード 保田輿重郎/『日本の橋』 見出し・語録 西欧に対抗する「弱者の美学」 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(222)第十六部=批評とは何か(13) 批評家・平野謙への批判 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 2000.8.18 区分 インタビュー キーワード 読者/作家/批評/日本共産党のリンチ殺人事件 見出し・語録 的確な読み方をする/共産党批判を最初に 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 追悼私記 掲載誌(紙・書)名 ちくま文庫 出版社 筑摩書房 出版地 東京 区分 追悼文 キーワード 人間論/死/追悼 見出し・語録 大原富枝=いちばん鮮やかにのこる姿を偲ぶ/江藤淳=最後の 立ち姿のイメージ/埴谷雄高=悲哀を悲劇にまで高めた一徹さ/宮田勘吉= 別れの言葉/山口瞳=「現代評論」の頃/小林平和=「地を継ぐ」柔和な人 /谷川雁=詩人的だった方法/中上健次=比類のない文学思想/井上光晴= 井上光晴の声/今西錦司=ただ一度の出会い/小山俊一=純乎とした覚者の 死/小川徹=天と地がすこし寂しく/菅谷規矩雄=弔辞/美空ひばり=偉大 な哀しさ/手塚治虫=昭和の死を象徴する死/昭和天皇=最後の偉大な帝王 /磯田光一|鮎川信夫=ひとの死、思想の死/三浦つとむ他=かがやかしい 独学像/鮎川信夫=別れの挨拶/島雄敏雄=戦後世代のおおきな砦/黒田喜 男=倫理が痩せ細らせた/ミシェル・フーコー=現存する世界最大の思想家 が死んだ/橋川文三=告別の言葉/小林秀雄=批評という自意識/J・P・サ ルトル=「静かな絶望」のなかの死/対馬忠行=駆け抜けた悲劇/遠山啓= 西日のあたる教場の記憶/平野謙=平野さんの神々/竹内好=反近代の思想 /村上一郎=哀辞/岸上大作=時代の風圧の証し/三島由紀夫=重く暗いし こり/岩淵五郎=現存するもっとも優れた大衆が死んだ/吉本政枝=姉の死 あとがき/増補版のためのあとあがき/文庫版のためのあとがき/初出一覧 注記等 本書は1997年7月洋泉社から発行された『増補 追悼私記』に新たに 二編を加え再編集した。
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(20)吉川英治『宮本武蔵』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.8.21 区分 作品論 キーワード 吉川英治/『宮本武蔵』 見出し・語録 抜群に面白い物語の展開 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(223)第十六部=批評とは何か(14) 平野謙と小林秀雄の功罪 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.8.25 区分 インタビュー キーワード オウム・震災以後/希望 見出し・語録 ソ連をべた褒めする/「開いて壊す」批評 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 田村隆一についての覚え書き 掲載誌(紙・書)名 現代詩読本 田村隆一 出版社 思潮社 出版地 東京 掲載頁 224-233 区分 詩人論 注記等 初出『現代の詩人・3 田村隆一』解説・1983年6月刊
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明TVを読む:普通の生活 無視するな 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 28 掲載年月日 2000.8.27 区分 時評 キーワード ゼロ金利解除/消費過剰/金融政策/不況 見出し・語録 「ふつうの国民の社会生活の危機を無視しては、どんな金融政 策も成り立たない。これが世界の先進的な地域が突入している現実の姿だ。  日本国の内部では、ほとんど聞こえないほど、か細い声で残念だが、国際的 には心ある経済学者、エコノミストたちが、もう口が酸っぱくなるほど警告を 発してきている。それは普通の国民一般の沈黙の代価なのだと思う。」 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0008 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(21)吉川英治『宮本武蔵』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.8.28 区分 作品論 キーワード 吉川英治/『宮本武蔵』 見出し・語録 物語の背後に日常的な好奇心 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(224)第十六部=批評とは何か(15) 述語的状況の批評を展開 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 3 掲載年月日 2000.9.1 区分 インタビュー キーワード 西田幾太郎/お経 見出し・語録 西田と場所的世界/フーコーを通して 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明資料集 6 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 トロツキストと云われても―共産主義者同盟に聴く― 島成郎・ 葉山岳夫・吉本隆明(『中央公論』1960年4月号) なぜ同盟を作ったか/トロツキーの評価/第四インターについて/少数派とし て戦うこと/籠城事件で学んだこと/孤立せずにどう戦うか/当面の課題と展 望 反スターリニズムの周辺 対馬忠行・黒田寛一・吉本隆明(『早稲田大学新聞』 1960年4月13日号)(『呪縛からの解放』こぶし書房・1976年10月刊を底本とし た) トロツキーの批判的継承を/日本学生運動の左傾化/宇野経済学をめぐって/ 星雲状態をどう脱するか 技術者と哲学 奥野×佐藤信行×安居院×吉本
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(22)中野重治『歌のわかれ』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.9.4 区分 作品論 キーワード 中野重治/『歌のわかれ』 見出し・語録 抒情詩人から左翼作家へ 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明 戦後五十年を語る(225最終回)第十六部=批評とは何か(16) 共有された実践の場の成立 掲載誌(紙・書)名 週刊読書人 出版地 東京 掲載頁 2 掲載年月日 2000.9.8 区分 インタビュー 見出し・語録 西田理解がずれる 注記等 聞き手=山本哲士・高橋順一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 田近伸和(聞き手) 刊行年月 0009 標題 超「20世紀論」上 出版社 アスキー 出版地 東京 区分 インタビュー 見出し・語録 まえがき(吉本隆明) 〈”酒鬼薔薇事件”を読み解く〉少年院送りにすべきは親と学校の先生だ 地下鉄サリン事件と阪神大震災の「あと」というホラー状況/子育てに失敗した 母親こそ一番の問題児である/親は仮面をはいで、命がけで子供に心を開け/学 校の先生こそ少年院に入ったほうがいい/少年を無垢と見なすマスコミ報道のウ ソ/少年の犯行声明文を真に受けてはいけない/狂っているのは福島章や小田晋 など専門家の分析だ/少年法改正はお話にならない/「フォーカス」と灰谷健次 郎の主張は両方ともおかしい 〈”酒鬼薔薇事件”を読み解く(続)〉供述調書が示す”異常にして正常”な精 神 異常な行為は意識と無意識とが遊離した結果だ/改めて浮き彫りになった母親の 異常さ/立花隆の供述調書の読み方は間違っている/”動機なき社会”に見られ る”動機なき殺人”/西部邁のエリート主義的見解は前提が誤っている/人間を 理解していない小田晋の”快楽殺人説”/精神抜きに語る宮台真司は正真正銘の バカだ/少年が再犯に及ぶ可能性はまったくない ダイアナの死は自業自得である 王室に嫁いだこと自体が間違いである/”内なる序列意識”をどう払拭するかが 課題である/ダイアナの美貌に感心したことはない/資本主義社会では「差別」 は永久になくならない/パパラッチの規制はとんでもないことだ/事故現場の悲 惨な写真の掲載もかまわない/”精神の違法性”は法律を超える/大衆がスキャ ンダル報道を支えているわけではない エコロジストに騙されてはいけない 免疫力低下の第一原因は”清廉な環境”にある/精子の現象は本当に環境ホルモ ンのせいなのか?/環境ホルモンの問題は専門家が科学的に追求すべきだ/有害 か有益かは化学物質の「 」による/”酒鬼薔薇事件”に環境ホルモンの影響を 指摘する立花隆の危うさ/専門家がウソをつくのは追求の仕方にも問題があるか らだ/分子を破壊してしまえばダイオキシン問題は片づく/温暖化の問題も規制 より科学的解決法を模索すべきだ/フロンガス問題の解決は未開・原始社会の 「贈与制」に学べ 『買ってはいけない』の主張は”経済的殺人行為”だ 恐怖心をあおる”真面目な無責任さ”/科学的解決法を模索しない本末転倒の論 理/「量」を明確にしない論理のマジック/遺伝子組み換え食品を「害がある」 と断定する根拠はない/”100パーセント安全”を求める異常さ/『買っては いけない』に露見した時代の病理/精神異常の域に達した文明に対する犯罪行為 「援助交際」論議は間違いだらけだ 法律で「援助交際」を取り締まるのは間違いである/「援助交際」を否定する根 拠は心に深いキズが残るからだ/宮台真司は論じる場所が不明瞭で論点がズレて いる/「性」には法律や社会倫理は通用しない 「自慰の時代」のセックスを論じる 社会の高度化が性的異常や性的倒錯を増やす/「のぞき部屋」体験とポルノ映画 を見て思ったこと/「性的異常」は一歳未満までの母親の育て方に原因がある/ 割礼で理性を発達させる西洋、母の慈愛で情緒を発達させる日本/法律で「猥褻」 を取り締まるのはおかしい/日本の写真家のヌード写真はいただけない 「学校は崩壊すべき」と主張せよ 小学校上級から中学校下級までは先生に大家を!/子供が突然キレるのは社会の ”崩壊感覚”の反映である/『学校崩壊』の著者・河上亮一の主張は中途半端である /管理教育は間違いである、自由放任に徹せよ/浅田彰が説くエリート教育は”支 配者の論理”である/石原慎太郎、戸塚ヨットスクールの教育論の間違い/超資本 主義社会に現れた”複雑な差 ” 〈テレビの読み方 1〉テレビニュースキャスターを斬る テレビ番組の評価基準は「 白いかどうか」にある/久米宏の”いい加減な進歩性” が「面白くねえ」/”いい加減な進歩性”に含まれる自己欺瞞/知識を殺せない筑 紫哲也のダメさぶり/”ものすごい悪いこと”を丸めていう木村太郎/エリート意 識を殺せない女性キャスターの限界/中途半端な関口宏、好感を持てる徳光和夫/ ”優れたニュースキャスター”の条件とは何か? 〈テレビの読み方 2〉”テレビ知識人”を疑え 「朝までテレビ」の司会役・田原総一朗の見識の限界/”国際性”をはき違えた大 島渚、指導者気取りの小田実/使い捨てにされる危険=桝添要一、進歩屋の典型= 猪瀬直樹/エリート意識が抜けない保守主義者=西部邁/教条的市民主義者・久野 収の小型版=佐高信/田嶋陽子の浅薄なフェミニズム、お話にならない大槻義彦/ ”紙の上の世界性”で経済を論じる大前健一/泥にまみれることができない石原 慎太郎の限界/「朝までテレビ」のような番組には絶対出演しない/「進め!電波 少年」に出たのは”お遊び番組”だからだ 〈テレビの読み方 2〉お笑い芸人をまとめて斬る 解体芸のはじまりはコント55号である/大衆化してラジカルさが減ったビート たけしの危険/生真面目なタモリ、自己確立が未熟な明石家さんま/上岡龍太郎 の限界、大竹まことの脇役的ラジカルさ/”普通の司会者”になった島田紳助、 お子様向けの志村けん/平凡になった「とんねるず」は先ゆき危ない/ダウンタ ウンは三倍努力しないと本物になれない あとがき(田近伸和) 注記等 「この本は『ペントハウス』での約二年にわたるインタビュー連載『世紀 末吉本亭』をまとめがものだが、雑誌掲載時には分量的制限から割愛した部分を 大幅に補足している。」(「あとがき」田近伸和) 初出:「ペントハウス」3巻11号(通巻35号)1997年11月〜6巻2号2000年2月(通 巻62号)ぶんか社
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 田近伸和(聞き手) 刊行年月 0009 標題 超「20世紀論」下 出版社 アスキー 出版地 東京 区分 インタビュー 見出し・語録 まえがき(吉本隆明) インターネットを撃つ! 異なる次元を結びつけることがインターネットの本質だ/インターネットで精神 や心は絶対に発達しない/インターネットが発達させるのは言語の機能の半分だ けだ/インターネットの意義を強調する立花隆の欠落点/インターネットを「贈 与経済の場」と見なす西垣通の誤り/インターネットは明らかに有償である/第 四次産業が登場して初めて「産業革命」といえる/”インターネット文学”を目 指す村上龍への疑問/思想的問題を語るときの村上龍の幼稚さ/インターネット は”草の根民主主義”を促進させない/メディア論の元祖=マクルーハンの間違 い/現代の情報科学、情報工学は戦争の悪しき産物だ 臓器移植はお断りだ 脳死論議はすべて中途半端である/フーコーが明確に述べた”疑問の余地のない 死”/立花隆の「脳死論」を批判する/他人の臓器を移植すると人格が変わる恐 れもある/加賀乙彦らに見る”進歩屋たち”のインチキ性/市民主義者、えせ宗 教家らのごまかし/無意識の不安が増大する現代社会の病巣/”理想的な死に方” とは自然死的な死に方である オカルト流行の迷妄を正す ”ノストラダムスの大予言”は単なるバカ話だ/高度な経済社会の上に載っかっ た迷妄なる精神/精神が精神を生む”観念の自己増殖”/「気功」の解明は今の 科学レベルではムリだ/気功術による治療で腰の痛みがとれた/ユリ・ゲラーの 「念力」や宜母愛子の「霊視」はありうる/UFOは心理現象である/集合的無意 識を認めるユング、認めないフロイト/ベルグソンは神秘主義的過ぎる/柳田 国男の神秘体験は科学的解釈も成り立つ/霊界を実在と見なすスウェーデンボ ルグのアホらしさ/”死に対する恐怖”は胎児期に形成された無意識の反映だ 「平成恐慌」は絶対に起きない 金融機関の倒産は政府の”構造整理”の一環だ/行革に見られる中途半端な ”進歩性”/高度な消費資本主義社会では「恐慌」は起きない/の本は一九七0 年前後から消費資本主義社会に入った/個人消費を拡大させることが不況脱出の 唯一の道/資本主義はバブルを引き起こす契機を必然的に持つ/規制がない社会 こそ理想である/荒れ模様の日本社会に現れている”没落の兆候” 「クビ宣告」は価値転換の絶好の機会だ/ 「自分が会社をクビにしてやった」と思え/失業中は朝からパチンコで景品稼ぎ /一流大学、大企業を目指しても得るものは何もない/エリート主義に染まった 教育制度を解体せよ/発想転換で「二五時間目」をつくれ/マルクスを読んでか ら目からウロコが落ちた/「能力主義がいい」というのは間違いである/能力主 義の風潮は資本主義が危うくなってきた反映だ ”新型の精神異常”が現れたアメリカの読み方 敵だと見なすと徹底的に叩くアメリカの独りよがり/アメリカには民主的で、あ けっぴろげな面もある/向こう見ずな大胆さ、ジーパンを生んだ自由主義/映画 館を出るとペロリと内容を忘れるアメリカ映画/村上龍の小説に見られるアメリ カ映画的手法/日本政府に不況脱出を迫るアメリカの真意/クリントン不倫疑惑 に現れた”先進国型の精神異常”/超資本主義の段階に入っていることに無自覚 なアメリカ/「日本の文化」「日本の伝統」を論じる知識人たちの間違い/”広 義の日本人”という概念を獲得することが未来に通じる/日本を「腰抜け」と批 判する知識人たちのだらしなさ 公判中のオウム真理教を改めて問う 公判をいくら重ねても事態は進展していない/法律で思想や宗教は裁けない/裁 判で奇行を演じても麻原に対する評価は変わらない/禅の”秘密の修行”を公開 した麻原の「生死を超える」/麻原の「空中浮揚」はインチキなのか?/修業を 通してしか解脱できないというのはウソだ/オウム真理教は麻原を「生き神様」 とする原始仏教である/中沢新一の『虹の理論』がオウム信者の教典になった理 由/「前世」や「来世」は胎児期の無意識の反映である/毛沢東に比べれば、麻 原の怪物性は小粒である/麻原を単なる犯罪者扱いする浅田彰の”宗教音痴”/ 麻原を皮肉った高橋源一郎のパロディの安っぽさ/地下鉄サリン事件は次元の違 う犯罪行為である/「造悪論」を生み出した親鸞の「悪人正機説」/「殺人を犯 すか否かは契機次第」と親鸞は説いた/物質的豊かさが”精神の大欠乏”を生む パラドックス/麻原には親鸞のような”精神の深さ”はない 偽の「ユートピア思想」に騙されてはいけない ヤマギシ会は経済・教育問題で必ず矛盾に陥る/ユートピアづくりを掲げる毛沢 東主義の単純さ/スターリンが掲げた「一国社会主義」はファシズムだ/国家を 「開く」ことがユートピアへの第一歩である/私有財産を認め、もっと強固な所 有概念を確立すべきだ/「無所有一体」はユートピアの理念たりえない/ヤマギ シ会は脱会者に財産だけでなく餞別も渡せ/大江健三郎の薄っぺらな”反(アン チ)ユートピア小説” 二十一世紀への視点・「本当の考え方」とは何か? 二0世紀の思想的な”最大の事件”はソ連の崩壊だ/ロシア・マルクス主義は理 念にまで至らない宗教である/迷妄から免れるには原理的な思考法を身につけよ /「実感に即してモノを考えること」が大事である/本当に価値のある生き方と は何か?/個人の自由を奪う制約はすべて取り払うべきだ あとがき(田近伸和) 注記等 初出:「ペントハウス」3巻11号(通巻35号)1997年11月〜6巻2号2000年 2月(通巻62号)ぶんか社
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明TVを読む:時代を逆行させる暴挙 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 35 掲載年月日 2000.9.10 区分 時評 キーワード ミレニアム・サミット/教育改革国民会議 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(23)中野重治『歌のわかれ』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 24 掲載年月日 2000.9.10 区分 作品論 キーワード 中野重治/『歌のわかれ』 見出し・語録 鋭角的に結晶した倫理観 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(24)谷崎潤一郎『細雪』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.9.18 区分 作品論 キーワード 谷崎潤一郎/『細雪』 見出し・語録 四季の変化と響き合う女たち 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 吉本隆明TVを読む:無意識のナショナリズム 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 28 掲載年月日 2000.9.24 区分 時評 キーワード プロ野球/シドニーオリンピック 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0009 標題 日本資本主義に逆らう“独立左翼” 掲載誌(紙・書)名 60年安保・三池闘争 叢書名 シリーズ20世紀の記憶 出版社 毎日新聞社 出版地 東京 掲載頁 172-173 区分 情況論 注記等 取材・構成は三上治
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(25)谷崎潤一郎『細雪』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.10.2 区分 作品論 キーワード 谷崎潤一郎/『細雪』 見出し・語録 人生模様の背後に関西の風土 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明TVを読む:素人予想超えた活躍 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載年月日 2000.10.8 区分 時評 キーワード シドニーオリンピック/高橋尚子/女子マラソン 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(26)小林秀雄『無常という事』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.10.9 区分 作品論 キーワード 小林秀雄/『無常という事』 見出し・語録 全体像を見失わせる「弱点」 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 「家」の履歴書(297)夏目漱石の『門』の主人公のように、結婚後は ひっそりと暮らしたかった 掲載誌(紙・書)名 週刊文春 巻 号 掲載頁 168-171 掲載年月日 2000.10.12 区分 インタビュー キーワード 家/履歴 見出し・語録 再就職しようにも、行き先がない 労働運動で退職すると祟り ますね/文学書しか読まなかった学生時代 敗戦をきっかけに自分の無知に 気づく/七十半ばでも現役第一線の批評家 自分でも長生きしていると思い ます 注記等 取材・構成/増田晶文
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明資料集 7 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 前衛党の不在と全学連の悲劇 齋藤一郎・黒田寛一・吉本隆明(『一橋新 聞』1960年6月30日号) 安保闘争の盛あがりとその質/経済闘争に埋没した総評/既成左翼の指導性 喪失―反米民族主義の問題/「民主か独裁か」をめぐって/敗北のなかで 「安保闘争」の全進のために―その成 と欠陥の総括― 日高六郎・武井昭 夫・吉本隆明 (『週刊読書人』1960年7月4日号) 評価の基準/運動の遺産/指導の問題/全学連批判/二つの戦略/闘争形態 論/統一戦線論 日本の苦悩に目をそらすな 福田定良・近藤芳美・村松 剛・吉本隆明  (『短歌研究』1960年8月号) 安保阻止運動のなかから/未来へのヴィジョンを求めて/文化人・指導者・ 政党/文学にどうつながるか/みんなと一緒に考える/短歌そして歌人の意 識/連帯と参加 私はこう思う―問題外な選挙の土俵―若い人は自己の組織育成を 吉本隆明  (『早稲田大学新聞』1960年11月16日号)
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 時代と向き合う 第1回 頻発する無根拠な殺人事件をめぐって 掲載誌(紙・書)名 SIGHT(「ロッキング・オン・ジャパン」10月増 刊号、第14巻第15号通巻第194号) 巻 5 号 Autumn 掲載頁 158-167 掲載年月日 2000.10.16 区分 インタビュー キーワード いじめ/母親/子供 見出し・語録 喫緊の新たな分析アプローチ/殺害に短絡していく無根拠な暴 力性/いじめが無根拠な殺人事件を再生産?/日本の社会構造に潜む根本原 因/家族内資本主義解体行為のすすめ 注記等 インタビュー=渋谷陽一 イラストレーション=小林光樹
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(27)小林秀雄『無常という事』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.10.16 区分 作品論 キーワード 小林秀雄/『無常という事』 見出し・語録 卓抜な手腕で古典を描く 「小林秀雄は、保田與重郎と並んで、私のような戦中世代に甚大な影響を 与えた。後からきた世代として、超えようとしてもなかなか超えられなか った。ただ違うことを考え、違うことをやっただけだ。この人の『無常と いう事』を読まなかったら、西行論を書かなかったと思うし、実朝論も書 かなかっただろうと思う。けれど作品としてみれば、私などが、一冊の本 として書いた『西行論』や『実朝論』は、たった五、六十枚の原稿にしか 過ぎない小林秀雄の「西行」や「実朝」に及ばない、というほかない。」 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 週刊新潮掲示板 掲載誌(紙・書)名 週刊新潮 巻 号 掲載頁 86 掲載年月日 2000.10.19 区分 掲示 見出し・語録  『超「20世紀論」』(アスキー刊)という本を出しました。社会問題について僕なん かが意見を述べる機会はもう無いと思っていた所へこの話を戴きました。僕は戦争で価値 観が引っ繰り返って以来、社会の状況を意識的に吸収してきたつもりでしたが、今回は聞 き手の鋭い突っ込みに、時間を貰ったことも何度かありました。久方振りの良い刺激につ い色々と喋ってしまいましたが、妥協の無い編集者達との出会い抜きには生まれなかった 本です。  ところで僕が探しているのは『富永太郎詩集』(創元社刊)です。最近めっきり目が弱 くなってしまったんですが、これが手に入れば是非、読みなおしたいと思っています。 (評論家)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明TVを読む:消費社会が産むフリーター 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 23 掲載年月日 2000.10.22 区分 時評 キーワード フリーター/定職/過剰消費 見出し・語録  『消費過剰な、そして第三次産業に六0から七0%の働く人 たちが集まっている高度な社会は、こういうフリーターの生活が成り立ち、 そして増大するような「空隙(くうげき)の余裕」とも言うべきものを作り だし、しかも、増大させつつあるのだと言ったほうがいい。  それはフリーターの親たちの年代が、必然かつ不可避的に自分たちの家計 の現在のためばかりでなく、次世代の教育費その他の消費用まで含めた過剰 消費のために、あくせく働かざるを得なくなっていることと照応している。』 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(28)坂口安吾『白痴』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.10.23 区分 作品論 キーワード 坂口安吾/『白痴』 見出し・語録 知識人の文学を貫いた 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 著者 三好春樹 刊行年月 0010 標題 〈老い〉の現在進行形:介護の職人(PT)、吉本隆明に会いにいく 出版社 春秋社 出版地 東京 区分 対談 キーワード 老人介護/身体/精神/老体論 見出し・語録 まえがき 吉本隆明 1実感的な老人問題 老人と中学生は向き合える/定年後の大学の先生こそ、中学の先生になれば いい/老人ホームと幼稚園を隣接するといい/老人は寂しいものです/老い は段違いでやってくる/死の恐怖と命の物惜しみ/高齢社会の夫婦問題/死 は不定である/江藤淳の自死/病気して死 だけのじぶん、という想いから の脱却 2老体になるということ 八十過ぎの症状/杖の役割/問題はバランス力/バランス力の練習/「呼 吸」の大事さの発見/日常的な動作の練習 3身体に内向するということ 呆けのような状態/家族の対応の仕方/夢と現(うつつ)のあいだに見る 「夢」/老化の現われはどのように出てくるか/ほんとうの死と、「生まれ てきたことに責任はない」ということ/いままでのことが「遠くに行ってし まった」感じ 4「障害」への新しい考え 障害者への現在の異様な関心/従来の障害の捉え方/障害者への新しい関係 づくり 5定年後の経済問題/家族における世代の解体/正常と異常の区 がつかな くなった、老年と少年の事件/露出してきた女性の強さ――少女と老女の相 似/ボランティアと人権意識への疑問/知識、感覚の発達で、人の心は変わ らない/知識より無意識の豊かさ 6近代医療ではとどかない領域 合点がいかない、「まいったな」という感じ/足のむくみと、硬くなる筋肉 /医者の診断と自覚症状/元気とも病気ともいえない、慢性疾患の急増/パ ワーでなく、バランスが問題/力を抜く実技/野口体操/無効になった健康 教育 7介護の現場への二、三の提言 介護の世界がおもしろい/どういう介護の集団がいいのか/集団をつくる三 つの要因/権力を持つと、人はどうして管理的、支配的になるのか/〈一 人〉でもできる例/どんな介護がいいのか/その人の〈地〉でいけばいい 〈付〉 *1遺書――江藤淳 *2あえて”諒”とせず――三好春樹 *3一九九六年八月三日(土)午前、伊豆西海岸・・・・・・――吉本隆明 *4父から学んだこと――吉本隆明 *5障害者問題と心的現象論――吉本隆明 後記 対談を了えて  三好春樹 注記等 「この対談集は、二000年三月から五月にかけて四回にわたって吉 本さんの自宅に行われたものをまとめたものである。」(後記 対談を了え て  三好春樹)
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 著者 長谷川宏 刊行年月 0010 標題 マルクスはヘーゲルを超えたか 掲載誌(紙・書)名 知の攻略 思想読本1ヘーゲル 編集 長谷川宏 出版社 作品社 出版地 東京 掲載頁 11-38 区分 対談 見出し・語録 ヘーゲルとマルクスの差異/宗教と国家/アジア的社会の意味 するもの/制度という問題/市民社会と国家/個の共同性/アジア的国家観 /ヘーゲルの死角/超モダンの国家体制/法の純化は可能か/残される迷妄 性 注記等 2000.9.22
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 「将たる器」の人 島成郎さんを悼む 掲載誌(紙・書)名 沖縄タイムズ 出版地 那覇 掲載年月日 2000.10.22 区分 追悼文 見出し・語録 『知っている範囲で谷川雁さんと武井昭夫さんとともに島成郎 さんは「将たる器」を持った優れたオルガナイザーだと思ってきた。臨床精 神科医としての島さんの活動については、わたしは語る資格がない。だが、 この人を失ってしまった悲しみは骨身にこたえる。きっとたくさんの人がそ う思っているに違いない。』
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0010 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(29)坂口安吾『白痴』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.10.30 区分 作品論 キーワード 坂口安吾/『白痴』 見出し・何物にも収れんしない知性 「戦後無頼派と呼ばれた文学者たちには本格的な知性が保存されていたとい うことは興味深く、考察に値すると思う。」 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明に聞く「現在に見る理想社会への道」 掲載誌(紙・書)名 小説推理 11月号 巻 号 掲載頁 237-268 掲載年月日 区分 インタビュー キーワード 見出し・語録 ”老い”については、自分に恃む/第三次産業に公共投資する/個人消費のところまで響 かねば/日本の企業は個人商店の延長/わかりやすく、程度を落とさない/絶えず構想を 自分で持っている/先頃の総選挙について/自分は非党派である/住民投票は国民投票の 前段階/天皇の発祥は、縄文人/政治は当番制という理想社会 インタビューを終えて 普通の人びとの感覚という世界思想 付 吉本隆明百態 注記等 インタビュー・・・・・・入澤美時 企画・編集◎入澤企画制作事務所
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 新資本主義が生み出す曖昧な個人:21世紀での生活者自身が探求する 存在証明 掲載誌(紙・書)名 PSIKO 11月号 巻 1 号 2 掲載頁 6-15 掲載年月日 2000.10.20 区分 インタビュー 見出し・語録 日本の今は大変化のとき/文学の世界の例で見ると/使用価値 重視の風潮の中で/TVドラマのためになる見方/文明が高度になれば今の 家庭は崩壊する/いつかも感じたこの根源的な大変革の記憶/現代は個人の 存在条件が厳しく変化している/価値観の均質化と大衆社会の閉塞感/犯罪 の時代性をどうみるか/根底からの激動を生きるいま個人は何をすべきか/ マルクスも言及していない新しい体制へ
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明TVを読む:少年法改正に見る幼稚さ 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 29 掲載年月日 2000.11.5 区分 時評 キーワード 少年犯罪 見出し・語録 「少年法改正の可決に際して、残念ながらテレビはほとんど口 をつぐんでいた。進歩的キャスターの進歩性は民主党どまりで、少年の親殺 し、知人殺し、近所の人殺しを凶悪犯罪とは思っていても、幼稚犯罪とは 思っていないのかも知れない。よくよく熟考すべきことではなかろうか。す るとナチス・ドイツやかっての日本軍国国家のような表 だけ健康そうな社 会が出来上がってしまうのは、一見道徳的な見解と思えることに、ずるずる 引き寄せられてしまう感じ方に始まるのだと思う。」 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(30)太宰治『斜陽』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.11.6 区分 作品論 キーワード 太宰治/『斜陽』 見出し・語録 母親に与えた「理想の男性像」 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(31)太宰治『斜陽』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.11.13 区分 作品論 キーワード 太宰治/『斜陽』 見出し・語録 「自分だけが分かる」と思わせる 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明TVを読む:田中知事のした「善いこと」 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 30 掲載年月日 2000.11.19 区分 時評 キーワード 田中康夫/長野県知事 見出し・語録 「現在までの日本国のように、片道の民主主義(言い換えれば 非民主主義)の国では、日本が滅びるか、滅びないかを決定するのは、ほと んど全面的に政治家とくに政治的な国家(政府)の首脳で決まるもので、国 民が関与するべき場所も責もない。」 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(32)柳田国男『海上の道』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.11.20 区分 作品論 キーワード 柳田国男/『海上の道』 見出し・語録 農政官僚から民俗学者へ 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明資料集 8 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 ゼロからの出発 鶴見俊輔・谷川雁・藤田省三・吉本隆明 (『日本読書新聞』1960年9月5日号) 根こそぎ動かすようなイメージ/愛媛に現れてきた「順組合員」/「安保」 が地方で分らなくなった所以/分らぬ帰郷運動/農村ではお袋さんをねらう しかない/文化形態のふるさとでたたきなおす/地方都市と農村の新旧中間 層/子供のときからつくられた累積性/女房族と亭主族の衝突のなかに/国 家よりも私生活を高みにおく/保守主義の精髄はなぞるところに/卵の殻ば かりになった失望と幻滅が/知らないデモの人が飯をくれたり/戦争中の記 憶で大規模に武装/錦の御旗を背負い乗りこむ感覚/最良の指導法は統制し ないこと/市民と労働者は背反するか/日本共産党は革命か反革命か/固定 的にまとまった物をもとに戻す/いっしょくたに批判できない全学連/出直 すよりほかに仕様のない汚点/別のものが見られなくなったら終り/どの青 空が五・一九と結びつくのか/家も系図も焼けた所に芽生えたもの/縫ぐる み剥製ではないかという疑問/もう数年じっくりと破壊する/「欲望」のう えにどかりと座る 戦争と革命 三浦つとむ・山田宗陸・南成四・荒正人・埴谷雄高・吉本隆明 (『近代文学』1960年11月号) 中ソの対立について/戦争と革命の多様性/植民地における戦争と革命/軍 事同盟内における対立関係/大国と準大国のあいだ/インターナショナリズ ムの今後のかたち/正義の戦争と皆殺し戦争/軍備の破壊へ至る道/盲目的 な戦争反対が却って戦争を呼び出すか/技術は政治をも下からの運動をも超 えているか/現代版兎と亀、残酷物語/古典的革命理論の破産/次元が違っ てしまった戦争と革命/新鮮なビィジョン/ブントへの忠告/ナショナリズ ムについて/ドウンケルとクラール/ 首都へ  吉本隆明(『荒地詩集1957』1957年10月) 死の国の世代へ―闘争開始宣言―  吉本隆明(『日本読書新聞』1959年1月 1日号) 吉本隆明座談リスト(1956〜1970)
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0011 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(33)柳田国男『海上の道』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.11.27 区分 作品論 キーワード 柳田国男/『海上の道』 見出し・語録 日本人の起原、総合的に探る 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明TVを読む:腰砕け反乱劇のお手柄 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 23 掲載年月日 2000.12.3 区分 時評 キーワード 加藤紘一/森首相 見出し・語録 「森内閣の代わりに他の自民党内閣ができても、民主党から共 産党までどの政党の内閣ができても、政治が現在と変わるわけでもないこと は自明のことだ。加藤氏がどんな精神と派閥の動機で反乱劇を反乱劇を引き 起こしたのか、どのテレビ報道も新聞報道も解剖してみせてくれなかった。 国民一般が知る由もない。けれど今回の政治行動は、わたしたちふつうの国 民に、おぼろげではあるが国民社会の中に、どんな徴候があり、それがどん なふうに波長が合えば開かれた民主制は可能なのかを教えてくれたような気 がする。それは加藤氏の意識しないお手柄だったと思える。」 注記等 隔週で掲載
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(34)折口信夫『日琉語族論』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.12.4 区分 作品論 キーワード 折口信夫/『日琉語族論』 見出し・語録 内在的に日本語の起源探る 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Magazine Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 私の子育て論:親密な親子関係をどうつくるか 掲載誌(紙・書)名 致知 12月号 掲載頁 18-23 掲載年月日 2000.11.1 キーワード 子育て/母性/父性/家庭 見出し・語録 十七歳のころ/少年犯罪の凶悪化/生後一歳未満までの責任は すべて母親にある/母親の愛情は無償であった/母親の盲目的な愛
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(35)折口信夫『日琉語族論』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.12.10 区分 作品論 キーワード 折口信夫/『日琉語族論』 見出し・語録 琉球語に「逆語序」見いだす 注記等 構成・大井浩一
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明が語る戦後55年[第1回]60年安保闘争と『試行』創刊前後 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 1 掲載頁 6-65 区分 インタビュー 見出し・語録 60年安保闘争後の孤立のなかでの創刊/資金繰りのこと、谷 川雁の離脱/同人の解散、単独編集へ/谷川雁の表現運動、村上一郎の『無 名鬼』の刊行/村上一郎の「三島由紀夫問題」/60年安保闘争は初の独立 左翼の運動だった/進歩的知識人の独占資本論と天皇制ファシズム論/マル クス主義への異議/三浦つとむのマルクス理解/国家とは政治国家をさすと いう考え方/憲法第九条の「非戦、非武装」規定をどうみるか/政治過程と 社会過程の区別をめぐる世界思想と吉本思想/「家族」と「革命運動」とど ちらが重いかという「政治と文学」論争/安保闘争の体験で政治過程のリア リズムに気が付いた/理念と実践は一致しなくてはならないという人たち/ 知識人の実践と大衆との関係/日本浪漫派とナショナリズムの検討/南方日 本と北方日本は同じなんだという問題意識/農業問題では柳田国男が一番い い 注記等 『週刊読書人』連載の「第一部『試行』創刊前後」に相当 談話収録:1995年5月10日 補足インタビュー:2000年10月 13日 インタビュアー:山本哲士、高橋順一
刊行形態 Book Section 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 フリーター、パラサイト・シングル、家族:現在への発言 掲載誌(紙・書)名 吉本隆明が語る戦後55年 編集 吉本隆明研究会 出版社 三交社 出版地 東京 巻 1 掲載頁 125-139 区分 インタビュー 見出し・語録 フリーターは昔の臨時雇いとどこが似通い、どこが違うか/働 く側・雇う側の両方で自由度が増している/職を持ち、家庭を築くという社 会拘束性は失われていない/いまの親と子の世代は潜在的に和解の余地がな い/超資本主義への移行を子の世代は直観的に受け入れている/社会の変化 を国家の問題として捉えない 注記等 談話収録:2000年10月13日 聞き手:編集部
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明資料集 9 出版社 猫々堂 出版地 高知市 区分 鼎談・座談会記録 見出し・語録 苦悩する左翼―前衛不在の確認― 浅田光輝・三浦つとむ・高木宏夫・吉本 隆明(『論争』1960年12月) のりこえられた指導部/前衛批判のさまざまな姿勢/否定的状況とネガティ ヴな批判/指導部無用の論/市民主義ということ/「前衛」無視の論/綱領 主義と革命技術論/学生運動のエネルギー/無党派活動家と思想の問題 さしあたってこれだけは 関根弘・谷川雁・吉本隆明(『現代詩』1961年3月 号) 破壊と否定のムード/手持ちのカードは何か/政治の論理と思想の論理/プ ロレタリアとは何か/ゲイになったゲイ殺し/前衛は臆病だ 「情況」と「行動」その他 谷川雁・村上一郎・吉本隆明(『試行』第五号 1962年7月) 「アクチュアリティの美学」を排す/情況の論理とからめて/「右翼」思想 をめぐって/伝達の拒否について 『擬制の終焉』をめぐって 竹内好・日高六郎・山田宗睦・吉本隆明(『思 想の科学』1962年12月号)(原題「六十二年の思想――吉本隆明著「擬制の 終焉」をめぐって――」) 報告/討論 I「擬制」と「止揚」 II天皇制は終ったか III生命の尊重  IV自立の思想を目指して 日共第八回大会をめぐる問題点 独力で自立する覚悟を 吉本隆明(『週刊 読書人』1961年8月7日号) 論客(2)「不思議な文化界」に不信 評論家 吉本隆明氏(『毎日新聞』 1966年1月14日付夕刊) 熱烈な若い世代/一匹オオカミに/体系化への欲望
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明TVを読む:「不況脱出」を安易に語るな 掲載誌(紙・書)名 朝日新聞 出版地 東京 掲載頁 31 掲載年月日 2000.12.17 区分 時評 キーワード 個人消費/企業経済/景況判断
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(36)中原中也『在りし日の歌』上 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.12.18 区分 作品論 キーワード 中原中也/『在りし日の歌』 見出し・語録 倦怠感と叙情性が融合する 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 吉本隆明が読む近代日本の名作(37)中原中也『在りし日の歌』下 掲載誌(紙・書)名 毎日新聞 出版地 東京 掲載頁 4 掲載年月日 2000.12.25 区分 作品論 キーワード 中原中也/『在りし日の歌』 見出し・語録 いくらでも深読みできる平易さ 注記等 構成・重里徹也
刊行形態 Newspaper Article 著者 吉本隆明 刊行年月 0012 標題 私が選んだ20世紀の3冊 掲載誌(紙・書)名 (共同通信社配信) 出版地 掲載年月日 2000年12月31日 区分 書評 見出し・語録 「(1)夏目漱石著「門」(新潮文庫ほか)  (2)森鴎外訳「諸国物語」(ちくま文庫ほか)  (3)太宰治著「正義と微笑」(ちくま文庫・太宰治全集第5巻ほか)  近代に日本語で書かれた小説の中から、だれが読んでも「面白い」と思える三冊として、選んだ。 (1)良い翻訳なら外国人が読んだってすごく面白いはず。文章の流れも見事(2)海外の有名・無名の 短編の翻訳集なのだが、自作と言っていいほど自己の文体に昇華させている。旅行のときポケット に入れておくと楽しいだろう(3)若者向きの長編として。心の動きが生き生きと伝わり、面白さ無類。」
刊行形態 Book 著者 吉本隆明 斉藤清一 監修 刊行年月 [ ] 標題 資料・米沢時代の吉本隆明について [その一] 〜その四 出版社 斉藤清一 出版地 米沢 区分 資料集 見出し・語録 [その一] 1.インタビュー 吉本隆明氏、米沢時代を大いに語る 2.遙かなる米沢ロード 3.習作二十四(米沢市) 4.習作五十(川原) 5.習作五十一(松川幻想) 6.哀しき人々 7.昭和十七年から十九年のこと 8.過去についての自注V 9.果樹園からリンゴを盗む 10.米沢時代のこと 11.桜について 12.そば開眼 13.序詞 その二 吉本隆明氏、米沢時代を大いに語る〜その2〜 『からす』 『草莽』 吉本隆明の米沢時代の文章リスト その三 正氣荘のこと      内海信雄 應化寮のことについて  大塚静義 想い出すままに     菊地 寛 学生時代の想い出    小板橋 喜子男 米沢高工の思い出    澤口 壽 別れのことば 宮田勘吉 吉本隆明 ・校名の変遷のこと ・米澤高等工業学校の吉本隆明氏の学習活動のこと ・昭和十七年三月から十九年九月までの『山形新聞』等に掲載された米澤高 等工業学校・米澤工業専門学校のこと ・昭和十七年〜十九年までの吉本隆明年譜 編集後記 その四 我等にとっての米沢時代の意味するもの  川内芳夫 米沢時代における映画鑑賞と読書体験   吉本隆明 (1)戦争時代のドラマ―『暖流』について (2)いつもそばに、本が   (上)天井にはった「雨ニモマケズ」   (中)はじめて買った詩集『道程』   (下)太宰治のように書けたらなあ 編集後記 注記等 「その二」の39ページに「1999.9斉藤清一作成」とあるが、各冊共に奥付等 が無く出版事項の記載が確認できないため、とりあえず2000年のデータ項目 としてページの最後に収載した。(「隆明Web」作成者注記)
「吉本隆明2000年著作リスト」/kyoshi@tym.fitweb.or.jp 2001.4.29 改訂:2004.04.20