7 十字路からの発言

十字路で立ち話(あるいはワッツニュー)

最終更新日:2023/07/01

輪くぐり(23.06.30・金)

神仏問わず
供えるのは
みあかしと

線香の煙を
解きほぐす
結び目から

階段の上り
下りを通過
する身体感

手を上げて
下ろすだけ
の稽古始め

掻き入れて
掻き出せば
溶ける結び

糸が切れて
縫い直せば
縁の切れ目

接続エロス(23.06.27・火)

山歩きなど
始めた頃の
開けた斜面

辺り一面が
石楠花だけ
の群生地に

登り下りを
忘れた様に
山歩きの虜

から逸れさ
させられた
腰痛や痔疾

宮澤賢治の
詩や童話の
豊かな幻想

老いて読む
石牟礼道子
に中空異景

間と間合(23.06.23・金)

夏鳥などの
飛来もない
梅雨時の庭

垣間見れば
健康だけが
大手振る巷

見たことや
触ったもの
でもないよ

ものうくて
かなわない
老体の囀り

知己の如く
慣れ親しむ
身体なのに

生きてると
生きるとの
隙間の呼吸

腑抜け力(23.06.20・火)

思ふからと
想ふからも
フをぬけば

フとくなる
重心をもて
余すように

掲げた鞘を
抜き身から
引き抜けば

遡り辿った
縮図を書き
変える縮地

左右を反転
させ続ける
扇状地の要

フを突けば
立ち上がる
浮力の中身

老若裏表(23.06.16・金)

駒の並びを
祖父に習う
ふふふのふ

敵陣に入り
裏返されて
金に成るは

思いのうち
というより
想いのそと

負け続ける
相手想いを
祈るほどに

勝てなくて
自分思いを
願い下げに

思いのほか
より遥かな
老いた想い

無窮知らず(23.06.13・火)

買い物帰り
の庭に黒く
細かな流れ

屈んで見る
何回目かの
蟻の隊列に

道なき道を
数え進むは
誰の差し金

うっかりと
勘定しよう
ものならば

ミミズ千匹
蟻の門渡り
数の子天井

どこまでも
辿り着けぬ
お終いまで

老境倍音(23.06.09・金)

春の野鳥が
飛び去った
梅雨入り空

雲の基底の
高さを測る
郭公が谺す

朝の屋根の
一枚一枚を
撫で返して

電線揺らし
羽搏き伝う
接続エロス

愚図り泣く
寝起き児の
ホバリング

風に流され
目覚め探す
ソナー打つ

取り柄技(23.06.06・火)

見るほどに
敷き詰めた
中途半端が

刈り庭草に
飛び惑った
小バッタを

ゆきあたり
ばったりに
捕まえては

世迷い事の
手放し時を
数える夕暮

老いさらば
えるほどに
聞こえるか

祖父や母が
呟き漏らす
晩年の溜息

思い/想う(23.06.02・金)

六月の雨が
木の芽時の
不調を洗い

刈り倒した
庭の植生も
浮き上がる

半世紀間に
移り変わる
雑草の変遷

西側に杉菜
東に蔓延る
稲科の雑草

草刈工具の
バリカンを
回転刃式に

飛び出した
昆虫を追う
一時もなく

交差力(23.05.30・火)

対になった
政治の次が
身体になり

いつの間に
AIにとって
かわられる

なんて誰が
書き換えた
横書き姿勢

見返り姿も
艶めかしい
縦書き姿に

左翼であり
続ける姿勢
重ね合わせ

刈り集めた
ゴミ袋から
匂う枯れ草

商衰会便り(23.05.26・金)

薙ぎ倒した
だけの庭の
刈り残し跡

透かし見る
増殖された
草刈り作業

下駄履きの
足裏で探る
心地よさに

甦る和服の
着心地から
遠ざかった

商店街では
店仕舞いの
ラーメン屋

の後を追い
洗濯屋さん
肉屋さんも

禁欲季(23.05.23・火)

主が消えた
HPのように
裏返された

カエルの腹
萎んだ庭の
草むらから

這い出した
蟻の隊列と
並走すれば

蠕動毛虫に
委託された
変態の拠所

乱射された
枝葉の影の
恋愛の雫が

映し出した
接写リズム
性欲の羽化

日陰の風(23.05.19・金)

五月に夏日
柱4本と板
三枚だけの

背戸の雪囲
外す力なく
雑草の刈取

下駄履きの
老体に任せ
小一時間で

草いきれと
土の香りに
彼方の里山

時鳥を真似
て見せたら
早口言葉に

思い浮かべ
腑に落ちる
までの隙間

溝打つ蒸気(23.05.16・火)

列車通勤が
快適だった
蒸気機関車

運命交響曲
乗り換えて
至上の愛へ

映画館抜け
土手を下る
針先の震え

流派知らず
聴き応える
流儀のまま

アドリブの
熱気と香が
個室を貫通

尖るビート
交差すれば
グルーブに

土地浄化(23.05.12・金)

半日あまり
待ってから
捕まえられ

岐路に立つ
当たり外れ
など紙一重

現象だけが
存在に映る
鏡の部屋で

出生地から
零れ落ちた
垂線の揺れ

切株の様に
朝陽に枯れ
果てた水仙

立ち上がり
動ける様に
なれる広さ

囁く五月に(23.05.09・火)

軒下の陰に
妻が毟った
僅かな庭草

ゴミ袋へと
掴み取れば
散会する虫

寄合うより
雨宿りして
いた団子虫

五月連休に
鼻から喉へ
風邪が抜け

電気剃刀を
新調すれば
薫風剃り味

同じようで
違い繰返す
オノマトペ

竿試し(23.05.05・金)

青葉の裏を
透かし見る
五月の鼓動

端切れから
零れ落ちる
稚魚の躍動

膨らみ沈む
一期一会の
鰻の寝床で

抜き放った
成魚を放流
する竿の先

握らせたら
当たりまで
浮子の儘に

引き込まれ
弧を描いて
張りを合せ

律動期(23.05.02・火)

五月の風に
肌けた山稜
陰る処女雪

アフター5
の漁港から
刻を翔けて

透かし見る
丘陵地辿り
Y字峡まで

座り込んで
写り込んだ
ライブ会場

覆い隠して
気持這わせ
封切り映画

傾く土手の
茂みを分け
帰巣の響き

刹那力(23.04.28・金)

前後左右へ
振り回して
溶かし込み

振り回さず
塗り潰して
破れ果てる

残響が谺す
グルーブに
巻き込まれ

蒸気機関車
を乗り換え
跨るバイク

混血地帯を
走り抜ける
雑食リズム

スゥイング
に紛れ込む
忘我と覚醒

成虫まで(23.04.25・火)

枯れ落ち葉
捲った下に
蹲る幼虫が

艶やかかに
近づき過ぎ
ることなく

見ず知らず
踏みはずす
成熟の階梯

民家が覆う
泥汗に紛れ
ることなく

非宗派的な
街道外れの
悦楽を過ぎ

抜き返した
畦道を辿る
異形の風景

錐揉み浮遊(23.04.21・金)

目紛しくも
春の寒暖に
もて遊ばれ

雑草蔓延る
庭の隙間で
離着陸する

紙飛行機の
羽ばたきが
縫い合わせ

田舎道から
郊外までの
肉体と身体

塗り変わる
風景の奥に
迷い込んで

見失なった
出自の果に
届かぬ触手

生長期(23.04.18・火)

父の命日が
母の誕生日
に戻り寒波

居ない事が
当たり前の
父の不在が

呼び覚ます
対象の希求
を纏う日々

その違いが
分かり難い
肉体と身体

両者を繋ぐ
感覚を着る
人生の時間

切れ切れの
畏敬の念で
衣服の着脱

無窮街道(23.04.14・金)

日頃の街で
覗く山並み
靄に隠され

操業停止で
晴れ上がる
コロナ渦中

毛勝三山の
稜線を辿り
薬師岳まで

見た事ない
空の蒼さを
覆う黄砂に

見え隠れて
青春の音楽
四月の破調

対象/表象
定まらない
内装と外装

植民雑種(23.04.11・火)

冬を越して
老いに磨き
がかかった

庭木の根が
肌けた庭に
透けて見え

労働が叫び
考えごとが
宗教霊歌に

性欲が命の
律動にまで
昇りつめて

俯瞰すれば
蔓延る雑草
背戸の空地

埋れ果てた
切り株から
覗く雑食性

春の水車(23.04.07・金)

梅から桜が
もう花水木
へ三段跳び

括れた形で
駆け抜ける
春のリズム

遅咲き八重
桜を待って
満開の木瓜

掛け渡され
揺れて刻む
演者と聴者

柔かく弾む
楽器の奥へ
子を導いた

母の手から
飛び立った
郭公の夏へ

乗り合い(23.04.04・火)

感じること
と感じ入る
ことの隙間

わかること
できること
その違いが

地図を読ん
でも歩いた
事にならぬ

していると
することの
場の生成で

聴き入れば
聴いている
ことも忘れ

ビートから
リズムまで
まとまって

寡黙な時間(23.03.31・金)

マスクした
人で埋まる
バス車内に

ノーマスク
の幼稚園児
らが乗込み

中の誰かが
マスクした
婆ばっかり

マスクなし
の付き添い
が黙らせる

幸せの手前
迄はお金が
もの言うが

その先へと
連れだして
くれる縁結

居合わせ(23.03.28・火)

口から入り
肛門までの
夢の抜け道

言葉足らず
覚えられぬ
内なる他者

同伴者だと
信じ込んだ
最愛の他者

庭の雑草や
樹木や虫が
絡み合う場

手入れした
祖父や草を
毟った母が

彼岸を巡り
他者離れて
立ち会うか

自発感覚(23.03.24・金)

咲き始めて
雨に打たれ
地面に伏す

水仙が聴く
庭の足音と
球根の囁き

古き実家の
蓄音機から
聴き分けた

音と雑音が
幼い身体の
地図を描き

体験と妄想
のY字路を
夢見るまで

生き死にを
辞められず
発生し続け

活きる(23.03.21・火)

開き始めた
花の下でも
覆われた唇

零への壱を
寸止めした
身体を観劇

何をしよう
何を話そう
として止め

相まみれて
踊るような
身体の隙間

吹き抜ける
音の響きが
反響すれば

混沌と生成
が渦巻いて
共振共鳴へ

出会い頭(23.03.17・金)

素魚なのか
白魚なのか
何も食べて

生娘なのか
処女なのか
分からずに

60年代なら
夜の街角の
ライブハウス

巡り合った
山下洋輔の
トリオ演奏

あんなsex
してみたい
と呟いた女

さよならの
後の変態が
亀頭の夢に

俯瞰の朝(23.03.14・火)

申請書類の
屋根の破損
見取り図が

スラスラと
間取りほど
書き表せず

小屋根から
大屋根まで
の間に屋根

向きを違え
重ね合って
見えるのに

垂直視線を
使って立体
把握できず

俄仕立ての
ドローンで
大ジャンプ

昨今飯返し(23.03.10・金)

明け方から
風雨が叩く
ガラス窓に

咲き揃った
隣家の白梅
千々に乱れ

釜で炊けず
鍋で炊けば
粥状にしか

仕上がらず
幼い手伝い
迷惑がられ

持て余した
粥状の心に
行き場失い

炊飯器から
竃を辿って
囲炉裏まで

夢の後先(23.03.07・火)

老体の衰え
忘れさせる
入浴ならず

夢の中だけ
年齢不詳で
疲れ知らず

100歳近く
まで一人で
風呂を使い

医者いらず
老い果てた
仏間の祖父

明治初期に
生まれ育ち
死際も鮮か

薪火や炭火
を使う暮し
の型崩れが

思惑住処(23.03.03・金)

途切れ果て
切れ切れの
夢のかけら

仮死の底に
とどかない
声を限りに

抱き上げる
浮力のなさ
我身の無力

冠婚葬祭で
隣り合わせ
た面影から

予想できぬ
揺れる訃報
謎を秘めて

梁と長押の
民家の作り
に絡む鴨居

手入れ(23.02.28・火)

晴れ渡った
朝空の風に
揺れる庭木

植え込みの
乾いた影を
湿らせる苔

埋め尽くす
緑の地肌に
張り巡らす

聞き覚える
里山歩きの
春先の鼓動

歩き回れば
対象化する
体内リズム

枯山水肌が
生命律動を
盗聴し続け

春のジオラマ(23.02.24・金)

融け残った
雪を掻分け
伸びる水仙

虫から蛹に
そして蝶へ
変化の先で

生殖の春が
狂い咲けば
修羅の嵐に

警笛鳴らし
転覆間際の
蒸気機関車

溢れかえる
貨物と乗客
積み残して

何れ劣らぬ
判断停止の
路線を驀進

  • 米国議会図書館(LC)、2023年から2027年までのデジタル化戦略を作成(カレントアウェアネス・ポータル@国立国会図書館) https://current.ndl.go.jp/car/172544
  • YouTubeで公開中の遠隔研修教材として「デジタル資料の長期保存に関する基礎知識」を新規追加(カレントアウェアネス・ポータル@国立国会図書館) https://current.ndl.go.jp/car/172603
  • 米国の図書館はなぜホームレス危機の最前線に立っているのか(記事紹介)(カレントアウェアネス・ポータル@国立国会図書館) https://current.ndl.go.jp/car/172952
  • ジャズってなぁに? 第1回「ニューオーリンズジャズとディキシーランドジャズ」(とある音楽教師のつれづれ) https://ameblo.jp/marubach140/entry-12594016168.html
  • 養老孟司「思い通りにならない時に人は試される」:自分のモノサシを固定化した瞬間、人は不寛容に(東洋経済オンライン) https://toyokeizai.net/articles/-/649609
老い楽(23.02.21・火)

いい加減に
前歯が抜け
お茶漬けも

啜れなくて
サックスも
吹けないし

ギターなど
コード忘れ
動かない指

何もするな
と囁く谺が
身体を巡り

気のせいか
確かな物が
芽生えれば

バランスの
偏りからも
老いる力に

従うだけで
隠居暮らし
など出来ず

老若変身(23.02.17・金)

朝陽を遮る
ギザギザの
稜線越しに

凍てついた
両手の平を
灯明で温め

体の奥から
手を翳した
囲炉裏端で

布団を敷き
冬場を凌ぐ
幼児の記憶

かきもちを
叩き落とし
火鉢で炙り

置き炬燵に
仕舞い込む
温もりの顔

眠気覚まし(23.02.14・火)

稼ぐことで
飼い慣らす
身体の癖に

踊らされて
歪んだ様な
老い暮らし

二度寝癖が
掻き消した
寝起きの声

バランス板
や道のく山
道に乗れば

思い出しも
かなわない
体内的響き

板の間から
畳敷きへと
誘い出され

無頼街道(23.02.10・金)

言葉を追い
身体が越さ
れた時代に

縦書きした
指と横書き
指の交差点

それぞれの
距離を掛け
合わせれば

停滞と深化
を跨ぎ越す
考える時間

吹きすさぶ
修羅の風と
水晶の風が

弄ぶ方角に
逆らい傾け
影を脱いで

局所極感(23.02.07・火)

仰向け転び
めり込めば
居着き届く

無意識から
押し出され
る名辞以前

在りし日が
明滅すれば
過ぎし季節

発光すれば
シナプスが
織り成した

言葉以前が
共振しだす
テンション

スイングに
共鳴すれば
震える意識

溶ける季語(23.02.03・金)

昆虫少年や
植物少年に
性的な目覚

など生活が
里山離れて
移ろう郊外

自然と社会
の合間から
身体の季節

反時間的な
芸術表現に
現を抜かし

非社会的で
非家族的な
逃避の淀み

新築土地で
掘り当てた
井戸水融雪

擦れ違う(23.01.31・火)

朝空に凍る
東の稜線に
刺さる月が

ゴミ出した
帰り道では
溶ける朝焼

幼老隔てず
歳月数えて
月との距離

望遠鏡より
双眼鏡での
輝く立体感

拡大されて
凍りついた
消雪水の跡

行き違える
マスクして
ゴミ出す影

身体セッション(23.01.27・金)

地球温暖化
も嘘みたい
寒さ続きに

痺れた指で
叩きまくる
カウンター

宮澤賢治が
書いてない
ジャズ体験

L.ヘルンが
聴き逃した
ジャズ発祥

ジャズの死
が取り沙汰
され数十年

幻の履歴が
彷徨う体に
響き渡って

芽吹き(23.01.24・火)

目に見えず
感知すれば
寒波に悴む

小さな動き
で目覚める
身体感覚が

見えぬ物を
見る事から
自覚する事

こころ動く
空間が開く
時間を稽古

習慣化から
定型化した
五感の進化

降り始めて
庭を埋める
雪下の新芽

戯画節回し(23.01.20・金)

起き抜けに
下り気味の
ミとソとシ

朝飯に聴く
煮え立った
味噌汁など

気付いたら
選びようも
ない生と命

産湯の器は
何だったか
聞き覚えず

民家の因習
に弄ばれる
実在感から

鯰や害虫や
蜘蛛などの
下降と上昇

隔絶共鳴(23.01.17・火)

同じ屋根の
下といえど
家族はいつ

いかなる時
本当に出会
うのだろう

事を起こす
行動化とは
意思でなく

切迫化した
当人其の者
に起きるが

行動化する
無意識下の
焦点化とは

いかにして
どうやって
起こるのか

奏で書き(23.01.13・金)

街道沿いに
村の悪童が
通りすがり

棒切れ手に
引っ掻いて
打ち鳴らす

嵌め殺しの
木虫籠の響
遠ざかれば

吹き抜ける
風に揺れる
音楽の木が

弾け散った
演奏形態の
消長の導管

巨大すぎて
観えなくて
触り続けて

共鳴回帰(23.01.10・火)

数十年前の
退職後だが
妻が打鍵し

靴の空箱に
並べ詰めた
LP目録から

聴き忘れた
ジャズ演奏を
振り返れば

三千数百枚
タイピング
の有り難さ

入手したり
聴いた頃の
雰囲気など

生々しいが
CDとなると
心もとない

老い鐘(23.01.06・金)

ゆっくりと
庭の陰りが
等速で動き

時を刻むが
時間を計る
デジタル化

持ち越した
柱時計から
零れ落ちた

体内時計が
狂った様に
掛け損なう

軒下越しに
傾き揺らぐ
老いの小道

光に習って
家の内外を
慌て騒がず

観乗り(23.01.03・火)

賀状挨拶を
止めてから
随分経つが

届いたのに
返信するの
もお終いに

新年の花を
飾る気にも
慣れなくて

ブログだけ
テンプレを
お正月向け

人それぞれ
の価値感が
本来の物語

だとしたら
物の観法が
崩れすぎて


ご意見・感想:keikichi111i@mac.com

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