十字路で立ち話(あるいはワッツニュー)

最終更新日:2005/01/04

年を越す身のこなし(04.12.31)

ミーちゃんともども二日ばかり子守することになった
マー君がどーして地震がおきてどーして揺れるのと連発し
なんとも答えられないくらい今年は最後まで災害が目立つ。

片方にせがまれたら両方とも“高い高い”しなきゃならず
ようやく腰に負担がかからないやり方も身についたようで
前屈みの洗い物姿勢や階段の上り下りも同じくらいかな。

われ鍋にとじ蓋みたいな心身だったらどこまで持つか
ほっといたらわが身の無意識的な捌き具合のつけが
取り返しのつかないことにならないうちに手を打たないと。

車からだと脚力で漕いでいるようにしか見えないだろうが
自転車だって足腰だけじゃなく脇を絞り手でハンドルを
押せるようになると走るしスキーのストック捌きもそうだ。

捨て難い叔父甥の間柄みたいにいい具合に続きがちな
かかわり合いでどこまでも内へ外へと歩き続けるにしたって
何事かがやって来ないとできない受け身の姿勢しだいだね。

叔父さんの野菜ですき焼きをしたり甥のお菓子でお茶したり
チビちゃんたちが帰ってあっけないくらい静まりかえった
部屋の外を眺めたら真っ白に幕を下ろしはじめている大晦日。

還り行くところ(04.12.28)

暮になるとなんとなく読み残したり聴き漏らしたり
1年を振り返るみたいにメモを整理したりするけど
ときには煤払いしたくなるような人とのかかわりも。

そんなに珍味だとも思ってなかった白と黒のトリフも
なんと卵焼が隠れるくらいトッピングしてお醤油でどうぞ
だなんて赤ワインでいただくとヘェ〜を叩きたくなるくらい。

ひょっとして海老網に紛れこんだのかもしれない小っちゃな
ホタルイカの釜揚げでなんだか春を先取りしたような帰り道も
雲間からのぞく冷えた満月に夫婦ともども酔いを醒まされた。

帰って部屋を暖め録画しておいたボズ・スキャッグスの
ライブを巻き戻せばなんだかアフター・ディナーショーもどき
AORだなんてもてはやされていた頃はさほどでもなかったのに、

B.B.キングみたいになりたくてずっとやってきたんだが
といわんばかりのルーツを逸らさない歌いぶりが響きわたる
ステージの立ち姿にしばし聴き惚れるひとときを過ごせた。

年とともに出自を見失うみたいに尻切れとんぼに終りがちな
生き様も人それぞれだが持続できる人の根っこでは何事かとの
出会いを密かに息づかせながら渡世の津波に堪えているようだ。

初雪に体癖も溶けて(04.12.24)

昨日はなんだか寒いなと思って起きたら外がうっすら白く
ちょっと暖まってから大掃除にとりかかろうとしていたら
目まいがするからマー君だけでも預かってと娘から電話が。

金融関係のデスクワークに変わったばかりだったのに
先月までの体力勝負みたいなセレモニーセンター勤めの
疲れそのほかあれこれストレスが出やすい女の厄年も近い。

分かっているようで定かじゃないが人それぞれの
加齢ともに目立ってくる身体の癖みたいな好不調に
どうにかして折り合いの付け方が見つかるといいのに。

木の芽時の発熱にはじまって腰痛や目や耳の不調に
無意識的な統合感の失調まで人並みにいろんな凹凸を
引きずってきたような自分はここへきて持ち直せたようで、

とにかく腰や肩や首みたいなところに負荷がかかって
圧迫され歪んだり傾いたりする椎骨をもとに戻してやれる
そんな自分なりの骨盤の体操みたいな真似事が効いてきた!?

いつの間にか忘れてしまった幼児性を回復するみたいに
思いがけない筋骨格系の大掃除をしたような抜けた心地で
目や耳の端々まで初雪が降った感触の自然な呼吸が溶けこむ。

お昼どきの偏食に(04.12.21)

日曜午後はやって来たマー君とそして月曜昼前はヨメに
誘い出されるように散歩に出ればやがて汗ばむくらい
車が入ってこない農道や畦道を抜けたらランチタイム。

満期卒業に届かずにリタイアして気付かされたことの一つは
とりわけ食べることの日常性こそが平穏無事な社会生活を表わし
ことに昼飯のいただき具合がひとそれぞれの生活史の目鼻立ちに。

おふくろの弁当や学校給食を抜け出たら学食に飽きたり
運よく細君の弁当が長続きしたりそうこうするうちに今じゃ
毎日の台所で用意してくれるお昼がおいしいがときには外食もアリ。

日に三度が二度になったり喉の通り具合で味も変わったり
そんなことが通り過ぎた生活の日常と非日常の区別をつけ
あるいは境界を縫い合わせたり食事生活が暮らしの目安だね。

いつもより散歩の距離を伸ばしたせいなのかぐずりながらも
夕飯を食べて復調したマー君は「トップランナー」(NHK12/19)で
誠実に話す人柄の名前を聞いて“わぁ、おいしそうな名前”だって。

よしもとばなな小説はとりわけ『デッドエンドの思い出』あたりから
どうやら手と口を使わないでいただく偏食の味わいが際立つが
まだ読み書きもできないのに素晴らしさが伝わるのだろうか?

7年目の魅惑(04.12.17)

昨日の午後は授業の後に綾戸智絵ライブの予定があったり
夕方から雪になるような予報も重なりヨメとの待ち合わせの
遅れを気にしたりしていたら行きがけの市内バスが渋滞で遅れ
予定の路線バスに乗り継げず次のバスでぎりぎり間に合ったり。

タクシーにするのも癪に障るようなあんなはかないお手当てだと
やらないけど学生さんと一回お茶でもしたらなくなってしまいそう
だが定員内だけじゃ成り立たない教育現場の非常勤講師にも年の瀬が。

誰彼かまわず身過ぎ世過ぎのいろんな場面の歓びやぼやきや嘆きも
デビュー7年目の綾戸“おばはん”マジックに2時間ばかり立ちあえば
アヤド節満載のおしゃべりと演奏にすっかり揉みほぐされほどけてしまう。

開演2曲目を聴き損なったりお終いちかくにやってきた人もいたりで
ダンスから始まる三角関係の残酷さを歌った「テネシーワルツ」をなんと
3回もサービスしてもらえるなんて1曲いくらなんて野暮は言えないね。

宮野名人と噂の若いお弟子さんのツイン・ギターが絡んだ「アンジー」!!
このごろiPodでもローリング・ストーンズや「デスペラード」のイーグルスを
聴いたりしないけど今回のステージは過ぎしミュージック・ライフの万華鏡のよう。

電飾が途切れるあたりから暗く沈んだような中心街をはみだすみたいに
灯のついた家に帰ればコテコテのブルースとはほど遠いケブ・モーを聴いたり
二人の間にちょっとしたワインと箸休めがあったりしてライブの打ち上げになった。

流星の傾き(04.12.14)

先延ばししていた背戸の雪囲いも済ませてしまったが
いっこうに降る気配もない12月ももう半ばの好天に
サイクリング車をしまい込んだのが恨めしいくらい。

今年は夏場にもらうスキーのチューンナップ案内も来ず
例年ほどじゃない山の白さも初滑りの気分にほど遠くて
シーズンを迎えるワクワク感もまだ湧いてこないようだ。

先週末の国内・外のサッカーチームのナンバーワンを決める
2試合ともPK戦にもつれ込む熱戦だったがトヨタカップ戦は
キーパーが延長前半に突発したどうきと目まいで倒れ交代したり。

鍛え上げた名選手でも緊張し過ぎるとけいれんを起こしたり
得点以上にいろいろなことがあり過ぎたようなゲーム展開で
どちらもとことんやり尽くしたのに勝敗を分けてしまうことに。

ありきたりのドラマじゃ到底味わえない途中の展開がすべて
みたいな面白さが抜群だった作家の新作を期待して読んだり
根っこの枯れないミュージシャンの新譜の初々しさに聴き惚れたり。

そんな当たり外れの影も伸びるように冬の陽射しも傾いて
いつとはなしに涼んだり温もったりする場所も位置を変え
しっかり骨盤で呼吸を保っている動物も姿を隠す星空の季節に。

どうする手抜き息抜き(04.12.10)

ときにはテレビのお笑いバラエティ番組も嫌いじゃないというか
どうしようもなく嘘っぽいおおまじめさや訳知り顔のえげつなさを
いなしたり駄目を出してくれているところがすてたモンじゃない。

ほとんど見ていないから中味はともかく春から50本近く放映されたらしい
いい加減な作りの血液型番組の垂れ流しに放送倫理・番組向上機構(BPO)が
遅まきながら配慮を求める要望書を出したけど何を今さらというしかないね。

数日前に近所の小学校の体育館での練習日に出かけた夜の事だけど
その日の夕方に「生徒を殺してやる」という電話が小学校長にあって
施錠を徹底し過ぎたのか器具庫が開かず用具を出すのに手間取ったり。

企画をプロデュースしたり実行を仕切るディレクターというか
制作現場の裏側がよっぽどおかしなことになってしまっているのか
番組を見るかぎり不祥事続きのNHKもまだそこまでは堕ちていないみたい。

不安定就業者からの引きこもりのように言われたりしている
職業・訓練・教育現場からこぼれてしまう「NEET」にしたって
どっちかといえば(いびつな)社会の豊かさってことじゃない!

って「ギター侍」ふうに言ってみたくもなるくらいなんだから
なにがなんでも社会復帰させようなんて風潮はどれも右へ倣えで変だし
この秋続いた自然災害への義援も台風と地震で注目のされかたが違ったりして。

冷え込む手前で(04.12.07)

猛暑・酷暑の夏が冷めやらぬのか寒さに向かうのに
しっくりしない暖房のせいかよけい原油の値上がりを
仕掛けてそ知らぬ顔の太平洋を挟んだコンビ面が笑えない。

秋口の野菜の高騰が家庭や外食のメニューを狂わせ
富山じゃカイワレ大根が葉物の代役になったそうだが
ここまではデフレ傾向でなんとか暮らしをしのげたのに。

低所得者層や預貯金で食いつないでいる年金予備軍だと
どうにもじたばたしようもなくてなるようにしかならないが
とにかく元気でその日その場をフツーに過ごせるのが一番。

“長寿は無間地獄”とばかりに香港映画が闇組織と警察が
果てしなく抗争する相関図を描きだしていて見入ったが
橋本治『蝶のゆくえ』に〈いま〉を呼吸する無間地獄の震えが。

先週末は家でじっとしていられないような好天に恵まれ
ヨメとサイクリング車を連ねたりするとわが家の食卓に
出ないものを味わえるお店が二人のGSになったりする。

B.マルサリス・カルテットのライブDVD&CDも見つかってLPを
裏返さなきゃならないのが興ざめだったコルトレーンの“至上の愛”を
ここへきてようやく通しで聴けるよろこびにひたれるなんて。

点滅する12月に(04.12.03)

残り少ない晴れ間を惜しむみたいにサイクリング車を
走らせたりしているけど積雪で輝きはじめた山並みに
もう自転車からスキーへの乗り換えが視野に入ってきた。

身体の内や外に対して一点集中しないですべてを忘れ
滑りで無意識に体内感覚をバラバラにほぐすことを覚えたが
スキーシーズンじゃない場面でも持続できないと力にはならない。

晴れて風もないからといっても授業に自転車を走らせる
そんなルートもなさそうでもっぱらバスで通うしかない
午後の南向き三階のコンピュータ教室は季節外れの温かさ。

図書館員くずれにたまたまお呼びがかかっただけのこと
ほぼ全員出席状況に腰痛持ちを忘れたみたいな90分も
毎回毎回立ってやるのと座ってやるのでは違う胸の感触。

年賀状の習慣も持ち合わせていないのにいつの間にか
なんとなく恐竜と鳥との間を取り持つような化石の
得体の知れない復元図を図柄に使ってみたくなったり。

早く訪れる夕暮れの街並みを通りすぎるひととき
“「貧富の差拡大」過半数感じる”ニュースの明かりが
暮になると見かける電飾住宅に組み込まれるように点滅。

泡立つ居心地に浮く(04.11.30)

「日本人は何を歌ってきたのか」というテレビ番組欄を見かけ
あの人のあの本は外せないだろうなんて期待して見ていたら
“丘”を歌ってきた歌謡曲について書かれた本とその著者が登場。

見かけるたびに著作を手にしほとんど読みあさるなんて
そんなに多くはない方の話しぶりや物腰を見かけたりすると
なんだか読んできた手触りというか距離感もどこか違うかな。

ここんとこ立て続けに宮崎駿アニメ作品論やカップリング論など
新著を読めたところだったりして途切れることのない言葉の旅に
あらためて魅力を感じ直したようなタイミングのTV出演だった。

その時々の著作の文体を読むことがいつの間にか自分の体内を
あちこち旅してほぐされたみたいに柔らかくなってきたりして
また新たな感触の旅に還っていく初源へ遡ったような読後感。

あちこちページをめくったり背の綴じ具合をあれこれ確かめ
バラバラにするみたいに骨盤や腰そして首へとたどりついたら
積年まとわりついてきた痛みや凝りから抜け出せて震えたね。

ニモ探しの道中のマーリンに小魚が群れを成し形を変えたように
お金を稼がなきゃならないとか世間体を保たなきゃいけないなど
バラバラな身体感がリストラされたら重層化に向き合う統合感が。

落語と熊に緩む(04.11.26)

いつも庭師に手を入れてもらっていたからだろうが
今年の台風にやられなかった庭木の雪吊りも済んだが
腰痛持ちの自分にはとても手に負えない作業の一つだ。

とにかく前屈みにならざるをえない作業をこなす
それも腰に負担がかからないよう工夫してみたり
腰というか骨盤の状態に体調が左右されがちに。

昼過ぎまで校下のバド大会の主審で立ち通しだったり
午後に近くのお寿司屋さんがやってる寄席で座り通す
なんてことをした日曜(11/21)などは面白くてつらい。

仕事先や通勤途上や家でも不意に体調が変なことに
なったりして医者に診てもらってもどうにもならず
男の更年期障害みたいにやり過ごしてきたようなことも。

教材収納パソコンを扱いながらお喋りするような時など
同じ姿勢で固まらないよう骨盤が緩むようなリズムで
話す呼吸が腰に疲れがたまらないのか痛んだりしない。

真打ち昇進をはたした若く元気な師匠を囲んだ席には
お弁当にこの秋富山で話題の熊肉を椀種にした沢煮腕も
まさかの落語会の裏話に面白可笑しく腰痛も癒えたね。

その場にふさわしいテンションで(04.11.23)

娘夫婦のところも風邪気味らしいけどふと気づいたら
肩や首筋をほぐさなきゃならないような時候となって
張り替えに出した障子が戻ってきたら部屋も明るい感じに。

バド・ラケ・ガットの張り替えなどめったにやらなくとも
自前でやって手張り後の仕上がり具合を確かめるみたいに
柔らかく細やかな体内感から付かず離れず居つかない身体へ。

いつもその場でやれるすべてから生じる現場の間合いで
アレコレ踏み迷ったり逃げたり隠れたりすることもない
限られた生活時空の一コマを一コマをつないでいくことに。

つねに身体のあちこちを隙間だらけにしていれば見通して
追い込まれたコーナーから立ち直るボクサーの技みたいに
もがきようも無くついにせっぱ詰まったようでも抜け道が。

事と次第によっては開き直ったりケツをまくりそうに
肝心な時こそ心身の体内支点をできるかぎり分散させ
対応力が縮こまったり滞らない瞬時の操法で呼応する。

さまざまな“あなた”にひとつの“わたし”が取り込まれ
いろんな“わたし”がひとつの“あなたに”解き放たれて
いま・ここにある関わりを呼吸しているいのちがあるから。

思いがけない縁起物(04.11.19)

中年を潜る気まぐれみたいにワインに目覚めた物珍しさに
やじ馬気分も手伝い毎年11月の第4木曜の新酒の当たり外れも
ほとぼりが冷めたようで昨晩はボジョレー・ヌーボー無しの食卓。

たまたま研修出張したC大学の附属図書館から都内へ
戻ったT駅の地下街で解禁日の試飲セールをやっていて
そのうちの1本を衝動買いしたなんてこともあったんだが。

そのとき宿泊を約束していた甥がビーフ・シチューで
もてなしてくれた部屋で栓を抜いたらあっというまに
飲み干すような美味さに次の日また買って富山へ帰ってきた。

そうだねもうあれを超える1本に出会うようなこともないだろう
などと夕食に華を咲かせ冷蔵庫に寝ていた白ワインを傾けていたら
玄関のチャイムが鳴って図書館に勤めていた頃の懐かしい顔が。

その時ばかりはフランスから空輸されたばかりの日本人と
見間違えはしなかったがなんと思いがけない2004年の収穫が
わが家にもたらされリスニングルームにはこの秋が匂い色艶も。

抱き合わせでいただいたシャトー・マルゴーにまでさすが
手をつけたりしなかったがJ.レッドマン・カルテットや
S.クロウの見慣れたライブビデオまで芳醇に響いてきた。

持ち主の無いパスポート(04.11.16)

娘と一緒にやって来る週末はさほどでもないが
幼児二人だけ二日もあずかるとなるとヨメともども
どことなく気が張ったりしてしまうことになるね。

まだ満足にしゃべれないミーちゃんは歩く胃袋だが
よく喋るマー君は食べるものの味が分かるみたいに
見たいアニメや図鑑や絵本などあれこれねだったり。

家具一つ無いリビングの続き部屋の畳いっぱいに
玩具を散らかして遊んだりするのに飽きたりすると
リスニングルームのPCでゲームや書斎でお絵書きもどき。

世のお母さん方の子育ての大変さは容赦なくというか
まるごと時間を奪われたり自分の時間が細切れになったり
やりたい事や続けたい事があったりしても続かない。

「無謀な若者の不幸な出来事」として片づけられそう
先ごろファルージャでパスポートが見つかったらしいが
イラクで惨殺されたK青年の幼少時はどんなだったか。

ただ生きようとしてきた男に書斎や隠れ家なんて
不意に知人の親父さんの訃報を知って冥福を祈ったり
どことなく母子家庭育ちで父性知らずな自分を鏡に写したり。

潰れた眺めの隙間から(04.11.12)

秋らしい日和も三日ともたず突風にあおられたり
突然の局地的な豪雨に窓の外の景色もかき消され
テレビには地震や砲弾でグシャグシャになった家が。

来日中のMLB選抜相手に4連敗した日本選抜だったが
岩隈・松坂両投手が踏ん張ってやっと両の眼が開いた感じで
一場投手のプロ野球新規参入楽天球団入りにはホッとした。

ルール違反はよくないが“一場問題”の叩かれようは何なの
新人選択に絡んでよってたかってまるで生け贄扱いじゃないか
腐りきった現場の世迷い事の一つとして済まされてしまいそう。

でも桑田投手の「より良い野球界へ」のような発言が読めたし
とにかくものを言うべき場にある人間が言うべきことをはっきり
言ったり為すべきことをしてあげる当たり前の事に触れられたね。

ときおりスポ少の子どもたちやキャンパスの学生さんらからも
ハッとするような言葉をシェアされるようなことがあるってのも
気づかない若さが暮らしのビタミン剤みたいになっているのかも。

知人からいただいたり親戚から送ってもらった野菜や果物など
食わせてもらったりしているせいか微妙な感触を確かめるように
わが身を操作するみたいな感じでやると慣れた運動にも新しさが。

シーズンオフの裏話か笑い話か(04.11.09)

いつの間にやら枯れてしまった鉢植えの土を始末したり
裏の塀を越えて蔓延る蔦をはぎ取ったりした後はとにかく
サイクリング車を引っ張り出しつかのまの秋を呼吸したり。

夏の出番が少なくぺちゃんこのタイヤも空気を満たせば
快適だがトイレ休憩する郊外店では読みたい本や視聴したい
DVDやCDも見つからず釣瓶落としの夕暮れを惜しむだけ。

この頃はオンラインショッピングで予約しておくと
発売日にCDやDVDが届くし読みたい著者なども
登録して新刊案内から入手なんてことをしているから。

まぁ何事もいろんな裏表があるってのはどうなんだろう
経営体力がふさわしくないとかでプロ野球新規参入から
外されたライブドアに西武ライオンズ売却の打診だなんて。

球団の親会社に株式にまつわる不祥事そのほかいろいろ
訳ありとしても新規参入の場合との差額が170億円だなんて
大した面構えというか日本のプロ野球ファンも呆気にとられるね。

仙台楽天ゴールデンイーグルスはチーム編成や施設整備を急いでいるが
もし福岡ソフトバンクホークスに所沢ライブドアライオンズだなんて
まるで新参IT企業オーナーの一人が貧乏くじに当ったみたいなことに。

若い帽子を被ったジャズ(04.11.05)

普段は音沙汰なしなのに晩秋をむかえ小遣いのやりくりに
困るくらい市内でのジャズライブが目白押しでもないけど
16才のデビューCDも初々しかった矢野沙織カルテットで
チャーリー・パーカーまっしぐらな演奏を近所で愉しめた。

高校生ピアニスト松永貴志の演奏を聴いてもたまげるばかりだが
まさかジャズの不毛をかこっていた1980年代の日本のどこかで
あんなにも素晴らしい才能が芽生えていただなんて驚くばかり。

文化の日の午後にぼちぼちヨメと出かけたらもう20人ほど並び
評価の定まった職人芸の珠玉のプレイだけでは満足できないのか
わかんないけど開演前にダイニング・カフェはもう満員御礼。

たどたどしいMCを補って余りあるアルト・プレイはかって誰もが
ジャズに触発されたビリー・ホリディからロックのジミ・ヘンドリックスまで
パーカー・スタイルを軸に未発表のオリジナル曲も交えライブ・ハウスに響いた。

地元FM開局20周年記念ライブだけじゃもったいないというか
ギャラだけが跳ね上がった“もうこれまでよ”の人はどっかよそへ
“これから”の若い演奏が散歩がてらに聴けるライブ会場とならないものか。

歩いていって運動だけじゃなく舌や耳をこよなく愉しませてくれる
そんな時間を分かち合える場所も東西南北にあったりする全方位暮らし。

ぬくもりの行方(04.11.02)

飽きもせず日曜の定期便みたいにやってくる
娘やおちびちゃんらと囲む食卓にあったか〜い
鍋物なんかで話がはずんだりする今日この頃。

新潟県中越地震から日が経てば経つほどあれこれ報道に
事欠かないがとりあえず近隣の公共や民営の宿泊施設の
開放後に仮設住宅などトイレをはじめ肝心の被災者への
対応がおざなりというか当てにできないとしたら何処へ。

その時はその時でいまある伝手を頼るしかないけど
土を耕したり舟を操ったり自給自足の親戚があれば
これ幸に頼るしかないから大事にしようということに。

年とともに歩こうとする気も薄れがちなおふくろの
杖代わりの手押し車も今はほとんどマー君の専用車で
散歩の途中で眠ってしまった時など重宝この上ない。

「風の谷のナウシカ」の王蟲はマー君にはダンゴムシに見え
腐海の風を読みメーヴェを乗りこなすナウシカは僕から見ると
厳しい状況の流れで検索システムを操る自在な読み手のようだ。

阪神大震災の記憶の向こうでは福井大地震の揺れに立ちすくむ
道端の洟垂れ小僧に走り寄ってきた近所のおばあさんに
抱きかかえられたふところの感触がふと甦ったりする。

小春日和はどこに(04.10.29)

昨日今日と暖房を恋しくさせるような朝方だが
ふらり出かけた行き帰りに立山連峰が秋涼を際立たせ
月を見上げる頃に新潟の知人に電話してほっとしたり。

山頂に設置した三角点を基準にGPS(衛星利用測位システム)で
測ってみたら3000メートルに1メートル足らなかったからといって
剣岳の素晴らしい景観が見劣りするなんてことにはならないのに。

いまだにフレームを利用したホームページへのリンクお断り
みたいなWeb検索サイトを見かけたりするけどあれってな〜に
WWWの最初の二文字がWorld Wideだってことも知らないの?

フレームを使うとアクセスのされ方で画面の整合性が保たれないなど
閲覧時の不都合が生じやすいがフレーム画面内でのリンク表示によって
そのサイトが“囲い込まれる”みたいな思い込みにも配慮すべきなんだ。

今じゃWWWによる閲覧はタブ・ブラウザの利用が当たり前だろうし
リンク画面がどんな仕掛けになっていてもリンク先をタブで開くことによって
起点の居場所を見失わずいつもトップ画面でオープン・アクセスが保たれる。

ということで自前のホームページも運用してきたが授業の教材にも使うなんて
ことになってみたらタブ・ブラウザが受講生に知られてなさそうだったんで
それじゃタブを使わなくともリンク先がトップ画面にくるようにするしかないかな。

揺れた週末(04.10.26)

バザーで土曜(10/23)のスポ少バドミントンもお休み
ということでキーボード作業などやっていたら
クラクラっと久しぶりのめまいで落ち着かない。

午後のお茶の時間に約束していた娘がやってきて
同行の知人お気に入り持ち込みLPを回したら
またもやめまいがしそうな反りで針が下ろせない。

娘らが帰った後もCDを聴いたりニュースを読んだり
夕飯を待ってたらグラグラっときてまた目まいかなと
見上げた壁の額がユラユラしていて地震とわかった。

どのテレビのチャンネルを回しても乏しい情報を
電波で薄めているだけのようでWOWOWを見たり
繋がるはずもない新潟の知人への電話も控えて休んだ。

打ち続いた台風上陸に加えて新潟県中越地震が突き上げ
息つく間もないくらいに日本列島はどうしたんだろう
さまざまな面で追いつめられあれこれ試されているようだ。

日曜(10/24)の午後は遊びにきた孫らと遊べば体調も戻ったようで
あれは地震を予知した目まいじゃなかったかななどと
妻子に言ってみてもそれだけは無いと一笑にふされただけ。

“風で飛ばず、雨で漏らず”(04.10.22)

南方洋上で右折した台風が沖縄から列島縦断というコースで
まるで定期便みたいに襲ってくるようなって困ったもんだが
普段から来襲への構えがよさそうな沖縄でも23号の被害発生。

なんてニュースに上陸10個目の凄さが思いやられた水曜日(10/20)の午後
ゆっくり北上するにつれ各地での被害が現実のものとなってくるのを
テレビの台風情報で確認するみたいに待っているうちに夕方から暴風圏に。

戸締まりや最小限の備えをしてリスニングルームでやり過ごす
みたいなことをしているとなんだか暴風雨の音も小さかったりして
2回ばかり断続したみたいに停電があったくらいで大したこともなさそう。

翌朝のゴミ出しついでに家の裏へ回ってみたらのし瓦が1枚落ちていて
見上げた棟瓦がいくつか捲れたようで無残というか不格好このうえない
ヨメが業者へ電話しているあいだに小屋根の棟瓦の捲れたのを元に戻してみたり。

大屋根はそのままにしてそろそろ木曜(10/21)午後担当の授業に出かける準備など
やりかけたら玄関のチャイムが鳴って見知らぬ作業服のお方が身分を名乗り
お宅の屋根がひどいことになっているのをご存知ないのかと訪ねられたり。

富山でも風速40メートルを超えていたそうだがわが家の東と西が
幸か不幸か空き地になっていてさぞ風の通りも良過ぎたのだろうか
しっかり屋根を葺き替えたりしていてもやられてしまうからしょうがない。

“瓦万年、手入れ年々”ともいうけど台風の当たり年で瓦屋さんはてんてこ舞い
どうやら応急処置は済ませてもらったが屋根の棟や谷の修繕は来年まで待つことに。

球趣も秋たけなわ(04.10.19)

海の向こうのMLBリーグ・チャンピオンシップ・シリーズも
ヤンキースの松井選手の大活躍もあったりして目が離せないが
始まったばかりの日本シリーズの第2戦目には目を覚まさせられた。

先週末には谷筋が白くなってきて尾根から紅葉が降りてくるような
晴れ間を待ってたみたいに日曜の山間に出かけスポ少バドミントンの
バーベキューを愉しんだ午後になってしばし不明の4人が戻って無事散会。

シリーズ第2戦先発松坂投手が崩れてもなぜダイエーは倒産しないのだろう!?
人気も集客力も兼ね備えた球団効果を経営に生かせない商売ってどうなのよ
2年前の再建策が破綻したのは市場からの撤退しかなくなったからじゃないの?

この機会を待ってたように通信大手のソフトバンクがホークスの買収に手を上げたり
球場の外ではライブドアあるいは楽天による新球団設立に加え新たな動きもあるが
西武も中日もエースでゲームを落とし3戦以降のゲーム展開がどうなることやら。

大きいことはいいこと一点張りの読売ジャイアンツの野球みたいな
行き詰まった大手企業への金融支援もとどのつまり問題を先送りしたようで
「不良債権問題」をめぐって繰り返された当事者のドタバタ劇の再演も続きそう。

またもや裏返したフリスビーに水を入れて飛ばすみたいに
10月も半ばを過ぎて台風23号が北上してきているようだけど
所沢に移った日本シリーズに水を差されるようなことはあって欲しくない。

ふと差し込む陽射しも温かく(04.10.15)

晴れ上がった朝の縁側のカーテンを開けたときなど
しばし差し込んでくる陽射しにこっそり佇んでみたり、

部分日食のお昼前にiPodを隠し持ったように出かければ
リチャード・ボナの唄とベースから始まり短大バス停に
近づいた頃はティム・イーストンがシャッフル演奏を締め括る。

路線バス車内での読み物といえば先週は『のだめカンタービレ』で
今週は『精神科に行こう!心のカゼは軽〜く治そう』だったりして
さまざまな“笑い”と“患い”があざなえる人心の裏模様を辿らせたり。

立ち寄った講師控室のスケジュール表の学祭の“代休”が目について
学生あるいは教職員それとも何のためにいつからこんなやりかたが?
居合わせた先輩講師と首をかしげながらもお互い月曜の時間割じゃなくて安堵。

一作目はさほどじゃなかったのに上原ひろみPiano Trio「ブレイン」や
渡辺香津美 New Electric Trio「MO' BOP」のセカンド・アルバムなどは
トリオ演奏のすべてがいいほうに化けていて文句なしの聴き心地じゃないか。

これからキャンパス・クイーンの選考があるので抜けさせてくださ〜い
教壇にさらっと挨拶を残して教室を去っていく学生の後ろ姿も鮮やかに
やがて授業を了えて降りだした秋雨に導かれるように夕闇に滑り込めば
そっと取りだしたヘッドホンに昼間の温もりが残っているようだった。

住まいはフローそれともストック?(04.10.12)

“春風秋雨”なんて言葉も浮かびそうなこの秋の雲行きだが
梅雨の先取りみたいに富山の5月は記録的な雨に閉ざされ
猛暑と豪雨の夏は山や海へも行かず旅行も取り止めたり。

週めぐりの運動と散歩以外に身体をどこかへ運びようもない日和など
団地の物件だけじゃなく近所のあちこちに新築の建て直しが目立って
さて持て余しようのない容れ物としても持ちの良い家とはどういうものか。

結婚8年目を迎えた娘夫婦のようなマンション暮らしからは見えないようでも
かって暮らしていた田舎の棟上げだと棟飾りをして“餅”や“五円”玉や菓子が撒かれたり
家が末長く“持ち”近所の人々との“ご縁”で家族も幾久しく保たれるよう祈願されていた。

とにかく地鎮祭(起工式)から家が建ち上がるまで地域にあけっぴろげ
というか子供心にも小屋組の構造など見事で見飽きることがなかったんだが
1972年のオイルショック直前にわが家を建ててもらった時は貧弱さが先に立った。

それでも築30年を過ぎてしっかり持ちこたえているのは建て売りじゃなく
棟梁に相談し払える金額内で収まるようアレコレ配慮して建ててもらったおかげ
といっても子どもの成長に合わせて増築したりそこそこ手入れはちゃんとしてきた。

20代の終わりに不動産取得税は大きかったしその後の固定資産税だってばかにならない
おまけに1989年の4月1日以降に家を建てたら消費税だってがっぽり取られるようだし
富山が持ち家率ナンバー・ワンなどというけど家ってほんとうに不動産というか固定資産なの?

ときにはマシンも植物状態に?(04.10.08)

立山・黒部の紅葉狩りにうってつけの三連休に合わせたように
ヨメの交友ルートから冬季休業前の“平の小屋”1泊ツアーのお誘いあるも
たまたまスポ少バドの子どもたちの大会が目前の練習日と重なり残念至極。

へぼコーチだからこそ通ってくる子どもたちの相手が欠かせないというか
ありそうでなさそうな何かを成し遂げようとするにはまず練習&持続あるのみ
ということでとにかく日頃学習してないことが本番でやれるわけがないってこと。

やっと秋らしい日和になったところで後期授業に出かければ
どうやら1年の科目履修生が増えてたりしてみんなに聴いてもらえたか
おぼつかないが終わったところであれこれ尋ねらられるとホッとする。

十年一昔の大学図書館でのインターネットを介した利用説明会など
準備やテスト時にはOKでもいざ当日になって通信やサーバートラブルに
見舞われたのが懐かしいくらい授業で使うネットワーク環境が安定している。

出席簿をはじめおしゃべりメモみたいなファイルに教材や資料のPDFなど
持ち込みノートPCを学内LANにつなぐようにしてから行き帰りのカバンが
軽いけど前期の授業途中で固まったみたいにノートPCに動かなくなったり、

MLB地区シリーズでのゴジラ松井選手の活躍やパ・リーグのプレーオフの
第2ステージを楽しもうとした日を選んだみたいにデジタル・チューナーが
リセットも効かないスタンバイ状態のままどうにもこうにも絵も音も出ないことに。

契約ISPのWWWサーバに分散したみたいに置いた担当科目のオンライン教材と交互に
後期から手持ちノートPC内の授業用書き込みを学生に背を向け板書したりしないで
学生向けディスプレイ画面に出したらそれもインターネットから覗けますかだなんて。

人心を操作するリモコンでもあるまいし(04.10.05)

迷惑電話も遠のいたところへ“オレオレ詐欺”電話があったり
10月の声を聴いたとたんの肌寒さを忘れさせんばかりに熱い
大リーグのシーズン最多安打を達成したマリナーズ・イチロー選手の姿。

落合監督の野球姿勢が貫かれた中日ドラゴンズのセ・リーグ制覇や
パ・リーグのプレーオフ第1ステージの日ハム対西武の戦いぶりは
どっちを向いてもさえないニュースやおぞましい事件を忘れさせてくれる。

ビックリされるでしょうがと前置きし高井戸警察署を名乗って
お宅の息子“タダシ”が猥褻事件をやったなどと電話してきたのに
受話器をとったヨメは家には娘しかおりませんと撃退したようだった。

とにかくおふくろが電話に出るようなことがなくてよかったが
僕だったらとっさに相手の名前や肩書きそのほか確かめようとするだけじゃなく
上司の名前を尋ねたり責任者への連絡電話番号を聞き出そうとしたりするだろうか。

故障で完走をあきらめ退職金をもらった頃からあちこちどうしようもない
しつこい迷惑電話にいっそのこと番号を変えたらどうだろうと思ったことも
そのうちうさんくさい名簿のたぐいをリモコンみたいに操作する手口も下火に。

いまのところテレビの地上波のデジタル化への対応は考えてなくて
あれこれ工夫して透明プラスチックのレターケースにリモコンを収め
スライドしてボタンを押すだけで手持ちオーディオ機器を操ったりしている。

あれこれ模様替えでも(04.10.01)

昨日の夕方ヨメに引っ張られ散歩に出たら素晴らしい夕焼け雲で
月が出るまで歩きたい気分のまま近所の寿司屋の暖簾をくぐったら
冷たいのや温かい料理がいずれもワインや冷酒を引き立てる季節に。

つぼみ松茸と魚介との炭火焼きをモンゴルの塩やオイルで
いただいたりすると何でもかんでも囲炉裏で焼いたりして
明治生まれの祖父さんと喰ったりした田舎の食生活が匂ったり。

暮らしのパターンから“アフター5”が無くなると赤提灯など
“呑みニケーション”の場がまるで通過儀礼みたいに遠ざかってしまい
どこか幼かった頃からの食の根っこに触れるような懐かしい味がいい。

刈り込まれた庭木に張りめぐらされたクモの糸が艶やかに揺れ
晴れ上がった空の向こうの山の稜線から秋の肌触りが漂いはじめ
そろそろ畳替えとまではいかなくとも障子だけでも張り替えないと。

いつの間にか部屋を違えて散在するパソコンもケーブルや無線LANで
家のどこにいてもインターネットを覗けるようにしてしまったりしたら
どのパソコンからもデータの作成や編集そのほか同じ作業環境を保ちたくなる。

たまたまレンタルしていたファイルサーバも保存容量が倍増したことだし
自動的に双方向コピーできるツールでどのパソコンも作業デスクに模様替え
なんてことが簡単にできてしまうけど食生活の模様替えだけはできそうにない。

電池切れで探し物(04.09.28)

いろいろ代替品があって腕時計なんてどうでもよさそう
でも文字が大きなデジタル表示でラバーバンドだったり
防水で丈夫でバックライト付きで手袋して操作できて
コンパスや高度計や気圧計や温度計以外にも水準器そのほか
いろんな機能が使えるリストップコンピュータが電池切れ。

登山用品店は遠いし近くの一般家電店を3軒も回ったのに
交換用ボタン電池が手に入らないのでネットで調べたところ
通常市販品じゃなかったりするのが通販の外国製品の泣き所。

なんとなくボタン電池対応表やリチウム電池の仕様など
探しだしたWebページを眺めたりしていたらひょっとして
代わりに使えそうな市販品が見つかったら買って試すしかない。

電池ボックスに入れたら厚みはまあまあだったがちょっと寸足らず
詰め物を工夫してすき間を埋め代替ボタン電池が踊らないように
+と−の接点さえ確保できたらあっさり使えて拍子抜けするくらい。

こんなことがたちどころにできるのもネットですぐ調べられるからだが
テレビが流す情報などと同じでインターネット情報もその場限りというか
紙媒体の印刷情報のように必要な時に探しだせる遡及検索にまだまだ弱い。

新聞記事だったら図書館へ行けば探しだせるようにインターネットの
キャッシュサービスのような仕組みでテレビのコンテンツが探し出せたら
といっても著作権やいろんな利権絡みで実現はまず無理なんだろうか。

三角ベースはどこへ(04.09.24)

田舎から一緒に引っ越した庭木が酷暑にもめげず鬱蒼としていたが
夏日模様の秋分の日に庭木の剪定をやってもらったらすっきり
切り落とされた枝葉の片づけついでに草までむしってもらったりして。

ここんとこ県内東西の山間部では庭にまで食い荒らし熊が出没し
人に襲いかかったり家に上がり込んだりなんとも物騒な話しだが
わが家の狭い庭にときおり出没してビックリさせられるのは雉ぐらい。

三十数年前に坪一万そこそこで買った土地だが今も二十万を下回っていて
県内住宅地商業地すべての用途で地価下落率が全国1位になったというのも
富山の地域経済がまだまだ低迷の一途を辿っているということなんだろう。

“杜の都”でライブドアと楽天がプロ野球参入の本拠地を争い始めたばかりだが
Jリーグ“アルビレックス新潟”の地道な成功例に学び北信越でプロ野球の本拠地を
富山にというか中心市街地の再開発をバネに第三次産業の導入もやらないとね。

アメリカだと各都市に根づいたいろんなプロスポーツを地域住民が楽しめるようで
今期不振に終りそうなマリナーズのイチロー選手がMLB最多安打の達成目前の打席を
見とどけるために大勢の観客が球場にやってきているのが連日のテレビ中継から窺える。

新球団参入で来期もセ・パ各6球団の合意で週末に予定されたプロ野球ストも
第2波が回避された裏でどんなあの手この手が繰り広げられたのか見えないし
一社は何故か長野から仙台に鞍替えしたようだがIT関連企業の若い経営者の手の内は?

三連休に拾ったオチ話でも(04.09.21)

とりたてて三連休中に力仕事をやった覚えもないのに
どうも腕や肩の関節が疲れ気味で気になったりしたのは
孫の保育所の運動会参観の退屈しのぎに懸垂などしたから?

連休初日お楽しみ世界統一ミドル級タイトルマッチの留守録が
テープが回らず駄目だったり前日にはうっかりミスが重なって
この夏にiPodに取り込んだ4000曲あまりを消してしまったり。

プロ野球ストで首位攻防にほど遠い巨人×中日戦も2試合中止で
その穴埋めみたいに東京Jazz2004の二日に渡るプログラムが
BSでライブ中継されたのはいいが担当アナ3名の空回りが耳障り。

エイベックスに倣ったのかソニーもCDのコピーコントロールを
緩和するような姿勢を見せはじめたけど日本の音楽や野球業界を
牛耳っている人たちは日頃どんなふうに音楽や野球を愛でているのか。

再放送録画でホプキンスに挑んだデラ・ホーヤの戦いぶりに固唾を呑み
インターネットライブでダイエー×日ハムのスコア展開を追いかけたら、

      1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
ダイエー  2 0 6 0 0 0 2 2 0 12
日本ハム  2 0 2 1 0 4 0 0 7x 16

と画面に出て新庄選手がサヨナラ満塁ホームランだなんて出来過ぎ!
さすがスト明けを飾ったパリーグ野球の面白さを確認してPCを止めたのに
テレビのスポーツニュースのスコアじゃ9回裏が4xで計13ということで
なんと一塁走者の田中選手が歓びのあまり新庄選手を抱き留めた拍子に
二人してくるりと回転して追い越された形で結局はサヨナラ単打というオチが!

恋も動きも(04.09.17)

誰しもかけがえのない生涯で心躍ることの一つというより
その最右翼に位置するのがどうしても恋愛だということに
なるとすればやはり多感な青・少年期が華ということに。

さまざまな身体の使い方というか身体操法を試みたり
ことさら性が関与しなくても身体が気持良く感じる動きへの
気づきは日常に終始した身体動作を踏み越えたところから。

娘やマー君が歩きはじめたときと同じようにミーちゃんも
その場でくるくる廻っていたかとおもうとテーブルの周りを
ぐるぐる運動会してみたり畳の上をあっちこっちへたり込むまで。

似た者同士みたいな骨格にまとった600もの筋肉のいくつかを
動かす歓びがやがてすべての筋肉が連動する運動感の手ごたえに
どこまで感応し続けられるかでその後の身体操作が模られそう。

とりわけ思春期にスポーツをやっておくことがその後の人生に
いかに大切か書いていたのが太宰治やシモーヌ・ヴェイユだったが
壮年を過ぎる頃から運動の真似事をし始めた僕にその真意が分からない。

仲人結婚が廃ってくるほどに恋愛を結婚に軟着陸させがたいように
とかくプレイやゲームにつきまとう勝ち負けに終始するあまりか
運動との関わりがぎくしゃくしがちで生涯の伴りょとは成り難い。

駄目なりに出来る愉しさを(04.09.14)

金沢も富山も終わらない夏みたいな9月も半ばの真夏日に
MLBで相手チームがシフトさせた守備陣形をかいくぐり
ヒットを打ち抜く海の向こうイチロー選手の姿が涼しい。

NBAではサンズが田臥勇太選手と契約したそうだが
NHL入りを目指す福藤豊アイスホッケーGKも後に続き
野球以外の海外のプロスポーツ中継も増えるといいな。

ストライキが取り沙汰されている日本のプロ野球では
選手会も球団側もとにかくファンが唸るファインプレーで
さすが球場の外でもプロと首肯く打開策を見せてくれないとね。

見かけるたび失望させられてきたのが怒鳴り散らす
少年野球にはじまるコーチング風景のおぞましさ
まるで実人生の憂さ晴らしを見せつけられるようなもの!

寒い冬のスポ少バドミントンのコーチ講習会の二日目だったか
女子高バドミントンクラブの練習風景の見学があったときは
見るも阿呆らしく耐えきれずタクシーを呼んで帰ってしまった。

とにかくほとんどのスポーツクラブに通う子どもたちが不憫で
父兄も送り迎えだけじゃなくコーチの弁当まで作らされたりしているが
何世代も交代を重ねないことには下から上までスポーツ界も変われない。

9月になれば(04.09.10)

稲の刈り入れで休みを取った人もいるだろうに
収穫の秋にしてはぱっとしない空模様の午前に
4月末から通い始めた歯の治療が一段落したところ。

プラスチックの仮り歯ではなんともなかったのに
金属の歯が被せられたとたんに滲みるようになって
食べ物や飲み物の熱さや冷たさを我慢しなきゃならない。

7月の参院選で自民・内閣支持の堪忍袋が裂けるなんてことには
ならなかったけど直後の世論調査に大衆の我慢のしどころがかいま見え、

8月の景気指数が2カ月ぶりに悪化したのはアテネ五輪の
テレビ観戦や猛暑に台風の上陸が重なったりして一時的に
消費者が外出を控えたからということで済ませられないよね。

ここんとこ景気が良くなったのは大企業だけじゃないの
その他大勢は相変らず鳴かず飛ばずでしのいでいるのに
中高年男子の自殺者数が急増し自殺率が先進国でトップだし
若年層の無業者とフリーターの割合がこの世代全体の約8割に
なったりしている日本の現実を見下したような言い草がまかり通る。

それにしても(04.09.07)

台風の当たり年でもう18号が7個目の上陸をしたばかり
浅間山が火を噴いたり紀伊・東海沖の地震が今朝で2度目に
9月になって地中の動きも不安定になってきたのだろうか。

キジを追いかけたり庭に入り込んだりしていた猫の姿もこの夏は
まったく見かけなくなってしまったがどこか避暑に出かけたのか
まるで行方知れずみたいでいったいどうなっているのだろうね。

小学校の体育館での子どもたち相手のバドミントンの合間や
ぼちぼち刈り入れが始まり出来もよさそうな田んぼ沿いの
通学路を帰る小学生の姿に遠いロシア学校人質事件との距離感が。

前期履修時に思うようにできなかったコンピュータ目録の
演習課題ををやり直したい学生から電話があったりして
そうかまだ夏期休業中だったんだと気づかされてしまったり。

図書館に司書を置かなきゃならない位置づけもあやふやだし
大学図書館設置の法的根拠も途絶えたり先行きが見えにくいまま
そんな現実を知ってか知らずか司書科目を目指す学生が途絶えない。

一時はスポ少バドミントンにかろうじて残った数人が小学校を
卒業してしまえば立ち消えになってコーチをやめられそうなどと
期待したこともあったのにやがて入団する子どもたちが現れ続けることに。

聴き越し彼方(04.09.03)

“だれでも、いつでも、どこからでも”ってのが
ネットワーク社会のお題目みたいになって久しいが
いっこうにiTunes Music Storeが日本で始まりそうにない。

昨年の4月にアメリカで始まりこの6月に英独仏でも
サービスを開始したのに国内のユーザーを無視した
著作権の攻防戦はいったい誰のためのものなんだろう。

ファイル交換ソフトなどによる違法コピーの横行は無視できない
とはいえ違法行為をしていない大多数のユーザーにとっては
なんとも息が詰まりそうな窮屈なことになってしまっている。

海外で実績を上げているiTMSのデジタル著作権管理では
とても曲なんか提供できないというのが国内音楽業界の言い分かも
しれないがまずビジネスとして成立させることが求められるのでは。

金を出してまで読みたくない本のように違法コピーできれば
聴いてみようかといったレベルのCDが多くなればなるほど
試聴可能な音楽配信産業に期待する耳の肥えたユーザーが増えるだろう。

そんなわけでわが家にやってきたiPodによる新曲の取り込みは当分お預け
ということで手持の旧譜から300を超えるアルバムやアーティストを収めたら
3000曲以上をシャッフルして楽しむ音楽遍歴ジュークボックスということに。

ネットで雲行きをうかがう(04.08.31)

台風が近づいてくるとついつい腕時計の気圧計のボタンを押して
じわりじわりと気圧が低くなってくるのを確かめるだけじゃなく
Webのレーダ画像でリアルな雲量や降水量の動きを追いかけてしまう。

昨日の午後に国土交通省のリアルタイムレーダー画像を見ていたら
途中から地域拡大も動画も使えなくなってそんなにアクセス増えたの
なんて思ったりしたが気象庁のレーダーの動画は止まったりしないね。

九州や四国を覆いつくす巨大な渦巻きが列島を北上するにつれ
暑中見舞いひとつやりとりしていない知人のことなど気になったり
こんなときに限って窓の外を流れる美しい雲や山並みに見入ったり。

真ん丸だった台風16号が日本海へ抜けるとしだいに縦長に伸び広がり
速度を高めて東北・北海道へとせまっていったあとの何も書き込まれて
いない画面の日本地図のあちこちで刻み込まれた被害の実相は読めないが。

猛暑の夏の夜中の中継で見た男子マラソンに乱入者が割り込んだり
薬物使用による繰り上げ金メダルなど予想外の雲行きで終ったが
アテネ五輪テレビ中継は相変らずローカル放映に終止していたようだ。

日本人選手が出ているいないに関わらず見たい種目の最高の技など
インターネットが“どこでもドア”みたいに画像を開いてくれたりして
見られるといいのだが北京五輪の映像はどんな風に流れるのだろう。

どうしたらいいの(04.08.27)

24日の夕方はテレビの前で1時間あまりアテネ五輪野球準決勝を戦う
長嶋ジャパンに声援を送っておいて出かけたのに帰ったら負けてガックリ!
これは今の日本野球界がトンデモナイ曲がり角に立ってるからじゃないの?

「(棄権は)予定も、練習もしていなかったので、どうしてよいのかわからなかった」

いつ見てもちょっと見栄えからは想像できないような走り方の
ラドクリフ選手がアテネ五輪女子マラソンを途中棄権したあと
BBCのインタビューに受け答えしたのを見た方の投稿が読めたり
テレビ(やラジオ)だけじゃなくインターネットでアクセスしたりする
新しいオリンピックの四方山話的な楽しみ方もできるようになったものだ。

生きていればどうしていいか分からずおろおろするしかできないないような
降って湧いたようにやってきた生活上の難事に立たされ思想や批評なんて役立つの
そんなことを出し抜けに古くからの知人に尋ねられなんと答えられよう。

観念の孫悟空が?斗雲で飛び回るより生活そのものが広く深いのだからさまざまに
できるかぎり踏み迷ったあげくの観念の解体からしか“何か”の掴みようがないのではないか。

居そうで死ぬまで見つかりそうもないのが自分の中の他人だったり
生涯にわたって会えなさそうな他人の中の自分てのもありそうかな
ことのほか通じたり分かりあえただなんて思い違いの錯覚でしかない
繰り返し何度もそんなところから始めるしかないうちにかっきり時間が‥‥‥。

見だすときりがない(04.08.24)

アテネ五輪の女子マラソンにレスリングも見てしまった
寝不足を朝シャワーで洗い流してから一日を始める
なんてことをやったりするのがあたりまえみたいに。

読書感想文じゃなくオリンピック感想文なら書ける
夏休みの子どもたちもあちこち出てきそうなくらい汗と
涙ではち切れそうな表情がテレビ画面から溢れている。

夜更かししないで録画やダイジェストなどリピート放送も盛りだくさん
なのに夕方になると地上波やBSのチャンネルをとっかえひっかえ
ギリシャのあちこちの会場からのライブ映像を追っかけ朝方になったり。

先週末は定番の来客に加え数年ぶりに隣県の知人が訪ねてくれて
テレビを忘れて食べて飲んで歓談できたのがつかのまの息抜き
というか中休みになったようだが閉会式まで“五輪実況”中毒が抜けないね。

野球やソフトボール会場の外の水彩画みたいな風景に和んだり
晴天のボート会場の水の色合いが背景の山に映えて見飽きないし
観客席と一体になった自転車競技場はまるでフェスティバルのよう。

それなりに夏場に片づけたいことも滞ってしまったままでも
まぁいいじゃないかみたいな気分にさせてくれるオリンピック中継に
引っかき回されることもなく停滞しているのが日本の現状だったりして。

ネットの忘れ物(04.08.20)

つながったりつながらなかったり故障箇所を
切り分けにくかったわが家のネットワーク障害も
届いたADSLモデムに換えたらあっさり解決し
喉に引っ掛かった魚の小骨が十日ぶりに抜けたようだ。

接続不良中に大きなアップデートファイルをインストールしながら
今にも切れるんじゃないかビクビクしたりいっそこの接続不具合を機会に
どうでもいいような更新作業そのほか止めるに止められずといったところ。

数カ月前に卒業レポートを改訂したWeb版をお知らせした恩師から
何回やっても到達できずいまだに読めない旨のお葉書をいただいたりして
l(エル)と1(数字)が紛らわしくおまけに〜(チルダ)があったり
間違えがちなURLに頼らずに見ていただくにはどうしたものか悩まずに済みそう。

翻訳書誌解題の閲覧に便利なように工夫したフレーム&リンク参照Web画面まるごと
CD-ROMに焼いたり全テキストを印刷して送ったりしなくとも真っ先に検索サイトを
利用する手だてを試したらYahoo Japanだと〈日本語版『賃労働と資本』〉で
Googleだと〈フレーム 賃労働と資本〉でそれぞれトップにヒットするじゃないか。

そんなことをやったりしててひっかかってきて目についた忘れ物があったなんて!

	参考資料・文献目録案内
  ... K.マルクス『賃労働と資本』日本語版目録(準備中 ... 

これは随分前に某大学図書館で僕が担当していた頃の仕残しがそのまま取り残され
今はどなたがWeb運用を担当しているか知らないができれば削除するかでなかったら
(準備中)じゃなくなったリンクを張ろうにも今じゃ部外者でどうにもならず
とりあえず恩師には調べたてのアクセス方法を残暑お見舞いに書き込んで投函した。

途切れがちな夏便り(04.08.17)

雨上がりのお盆は日中の高校野球中継に夕方からの
アテネ五輪中継が加わってテレビ漬けモードだったが
甲子園球場のサイレンには59回目の8月15日が共鳴する。

気づいてみれば広島や長崎を敬遠気味でこれまで
訪れたこともないまま終戦記念日が迎える還暦を
どのように折り返すかパスを出し続けられるような
スペースを生み出し消されないようにしないとね。

残念ながらオリンピック代表の山本ジャパンは
防御イマイチで1次グループ敗退してしまったおかげで
これから先の寝不足の機会を減らしてくれたかな。

北のほうからめっきり涼しくなった便りが届いたり
記録的猛暑も一段落した8月後半のニュース欄は
オリンピック一色で夜も昼もなさそうなくらい。

午後の雷雨の定期便もすっかり遠のいたのに
後遺症のようなネットワーク回線の接続不良は
どうやらADSLモデムの故障が原因のようだった。

さほど積極的な利用者ではなさそうだったのに
いざインターネットにつながらないとなるとまさかの
日頃のちょっとしたことがやりにくいことになったり。

ちょっと寝不足かな(04.08.13)

連日の真夏日とはいえお盆も近づき数日前から朝夕にちょっと
一息つけるようになったところでアテネ五輪の口火となる
日本女子そして男子のサッカー競技の深夜中継につきあったが、

あんな時間帯に連日起きていたりしたら日々の暮らしも狂いそう
といって結果がわかってしまってからの録画だと臨場感が枯れて
その場にいないがゆえのいま・ここの盛り上がりも見失いがち。

ちょっとした長丁場だし時間帯が時間帯だけにこの夏一番の
とっておきのイベントをスムーズに愉しむにはそれなりの
工夫もしないと最後まで見とどけることが無理かもしれないね。

いわゆる年寄りの早起きで対応できる範囲を超えているし
いかに元気を持て余している若者でも連夜ともなると持たず
雷雨後のわが家のADSLみたいに途切れ途切れになりそう。

暮らしのリズムを崩さない食後の寝溜めなんて一般的じゃないが
食後の微睡みこそ至上の味わいみたいなのが身についたりしたら
それこそ老いの始まりと云ったりされているがほんとうだろうか。

いわくありげでまだまだ語りつくされていないのが老境について
そんな境地ともなれば深夜のテレビ観戦などアレコレ考えたり
ご贔屓の選手の活躍を追いかけたりなんてこだわりもないのか?

水で冷やした音楽が(04.08.10)

どうやら先月の22日の梅雨明け以降の高屋敷界隈に
ちっとも雨がやってこなくて庭の水撒きが日課となる
夕方の小一時間が不毛のようで至上の無為なひと時に。

井戸水がひんやりするホースを身体にまとわりつかせて
肩に担ぎながらノズルを調節しイヤホンからサリフ・ケイタの
歌声が響いたりすると小学生の頃の夏の夕暮れにワープ。

届いて一週間あまりでCDやLPから採った曲が
もう一千に近づいてきたポケットのiPodはまるで
携帯電話をひとまわり大きくした移動音楽図書館だ。

きつかった地銀の仕事を辞めた勢いで家中のLPデータを
数千枚のカードに打ち出したヨメもパートを辞めてからの
わが家のCDデータベース打ち込みは10数枚止まりだったが、

今じゃインターネットにつないだパソコンのドライブにCDを
放り込むだけで曲名だけじゃなくアーティストやアルバムなどお気に入り
音源をデータベース化したり転送してシャッフルしながら愉しめる。

このところ連日の遠雷によるADSL接続不良でCDデータの取得も滞りがち
この夏のネット散策で空調服の試着談なんてのも見かけたりしたが
井戸のある自宅につながれた水冷服で夏休みってのもどうだろう。

ひと味違うね(04.08.06)

アジアカップ決勝トーナメント進出のジーコジャパンの戦いぶりが凄い
土曜(7/31)の準々決勝そして火曜(8/3)の準決勝ともに野暮用があって
通しで試合経過が見られなかったのだけどあのような勝ち方ができるなんて。

もたつき気味だった1次リーグの勝ち上がりからは想像もできず唖然とするばかり
PK戦で負けたヨルダンはまさに誰もが予想できない結果になったとしかいえないし
終了間際に追いつかれ延長で逆転負けしたバーレーンは奈落に落ちたとしかいえない。

何だか日本人離れしたようなタフな試合を戦える強さにビックリするやら
重慶や済南でヒートアップする“日本ブーイング”にはうんざりするしかないが
国旗がなくては応援できない国際競技の後進性は民族を際立たせる雑草のようだ。

“スポーツ芸能界”のヒトコトで括られていてもプロ野球合併問題をめぐる様相と
株価も変動するレコード会社エイベックスのお家騒動とでは選手やタレントの
発言の出所というか受け取られかたにはちょっと予想もできない差があったが
衆目を集めやすい業界そのもの生殺与奪が一般大衆の選択消費の財布のヒモの
締め具合にかかっているという経済的な潜勢力の現在に関係者は無関心なのかな。

火〜水曜の夜に続き木曜の日中もバドミントンを愉しんだりしたからか
いささかバテ気味なんだがiPodをノートPCにつないで20数年に及ぶ
CD遍歴がデータベース化できたりする新しさに疲れも忘れそうになる。

モノは試しとソッコーで取り寄せた“アナ・デジ変換器”で好きなLP演奏を
取り込んで試聴して見たら痩せ細る事なく充分に聴けそうな音質にびっくり
かってのウォークマンやMDとはひと味違う楽しみかたを見つけてしまった。

濃すぎる夏に(04.08.03)

蒸し暑かった7月末の土曜の午後は保育園の“夏祭り”で
自宅静養中の娘に代わってヨメと一緒に汗だくになって
マー&ミー2人と遊んだら少しはこの暑さに慣れたかな。

バスに乗りたいなどと連れ帰ったマー君に早く起こされた
8月の朝は目覚ましビール付きの食卓で愉しく明けたりして
逆走台風10号が消えて見えはじめた立山連峰が涼しそう。

高屋敷に住みつき30年を超え使い続けている常願寺川水系の
井戸水がことのほか真夏日には素晴らしいから日に3回も
顔を洗ったり午前に淹れる濃いめのコーヒーで飲んだり
氷にしてタンブラーに詰め込んでジン&トニックを夕食後に。

渇きかかった室内の植物だけじゃなく雑草もはびこる
夕暮れの庭に与えたりするにはチョット冷たすぎるような
気がしないでもないがおいしくない水道水じゃ涼しくない。

ディズニーランドや長岡やハウステンボスで見た花火も
ずいぶん遠くなってしまったが今年も神通川原の打ち上げが
わが家の2階から眺めるには絶好の位置どりで眺められたよ。

身体に水を撒くみたいに本を読みながら聴くBGM選びに
CDの山崩しみたいなiPodへの取り込み編集が加わったり
もうすぐ真夏の夜のテレビ中継にアテネ五輪の登場で寝不足かな。

カラスも行水‥‥‥(04.07.30)

午前中に出かけた歯医者の玄関先でカラスが涼を求め
融雪装置が飛散する打ち水に戯れていて近寄っても逃げず
北大植物園で襲われそうになった夏の黒装束とはずいぶん違う。

今年上半期のウィルス感染の70%が実は1人の仕業だったなんて
外国のウィルス対策ソフトメーカーが報告していたいたようだけど
1人の人間がこんなにも多数の感染被害をもたらす可能性に驚くね。

無数に散らばったネットワークをつないだインターネットだからこそ
歯止めが効かず新たな感染被害が後を絶たないということなんだろうが
猛暑でバテ気味な人体こそプール熱などの感染症に気をつけなきゃいけない。

病院のある大学の図書館で働いていた頃は夏場の業務当直ともなると
高齢の入院患者の成仏が続いて夜も寝られないなことも少なくなかったが
高屋敷に引っ越し白寿の祖父が亡くなったのも暑かった7月末だった。

ことのほか暑い季節を無事に高齢の家族が越えるのが気がかりな
今日この頃だがなんとアデノウィルス感染症で寝込んでしまって
そのまま昏睡状態から覚めない娘を訪ねたヨメが見つけ救急車を呼んだり、

引き続き保育時間外の幼い孫2人の世話を焼いたりするうち自宅療養で
大丈夫というところまで回復した娘におばあちゃんをあずけたりなんて
もってのほか週末から夫婦で予定していた外出時に起こらなくてよかったよ。

旅の小道具に買ったiPodを楽しむ機会も先送りという成り行きだが
この小っちゃなジュークボックスはなかなか使い勝手のいい優れ物で
CDだけじゃなく聴き込んだ数千枚のLPのお気に入りも取り込みたいくらい。

夏に忘れぬ立ち姿(04.07.27)

図書館のカウンター越しにいろんな読み方がかいま
見えたように人それぞれ生き方もてんでんばらばら
どうでもいい本の読み方なんて千差万別でいいのだが。

ときとしてものを考え書いて生きる姿のあてどなさと
しっかりした生活者の風貌を合わせ持った読者とでも
いうほかないようなひそかな佇まいが忘れられない。

適当に流しているわけでもなくそうかといって
肩に力が入りすぎることもない諸事への控えめな
対応ぶりが目立たず自然でひっそりした温かさが。

1960年代半ば過ぎの東京での暑かった司書講習の折だった
行動する物書きの頃の吉本隆明のすぐれた読者として語り口が
鮮やかだった吉田於菟彦さんは埼玉県立文書館長をお勤めのようだ。

1970年代前半に紀伊国屋書店富山営業所に配属された
大谷之夫さんとの出会いは勤めていた富大図書館での仕事絡み
ほどなく詩人・批評家としての吉本隆明の寡黙な読み手の姿を見せ、

当時の僕が関わっていた同人誌『呪海』の第3〜4そして6〜7号に
確か「視点への試み」と題した連載を書いていたはずなのだが
どこかに紛れ込んでしまっていまだに読み直せないもどかしさ。

この春に逝ってしまった大谷さんの喪主の奥様からこのほど
思いがけず懐かしいお便りをいただけたりしたもんだから
書いたり読んだりして織りなした遠い風景が際立ったりする。

GPSで拾った風景(04.07.23)

たまたま一昨晩のNHKニュース10で見た“ゼロ交差点”探しサイトの感触に
どこかで見覚えがあったのも道理で去年のこのページ(03.11.04)で紹介済み
だったがまだ手持のポケットGPSで緯度・経度の整数交差点を確認したことはない。

あのプロジェクト・サイトDegree Confluence Project(The goal of the project is to visit
each of the latitude and longitude integer degree intersections in the world, and to take pictures at each location.
The pictures and stories will then be posted here.)を訪れる面白さはまさに地図的な視線の交叉だね。

前期授業を締め括る補講に出かけたキャンパスだと
つんつるてんのスカート姿で闊歩していた女子高生が
女子大(短)生になると上半身スケスケのパンツルックに。

目のやり場に困ることもない豹変ぶりがあたりまえ
そんな思春期の女の身体表現地勢図に向き合うべき
男子学生の手持ちぶさた加減というか所在ない後ろ姿。

集中豪雨災害指定地域で壊れた電子機器を補償する
企業の姿勢は阪神大震災以来の新たな動きの定着だが
身体を張ったボランティア活動に励む若い男女には赤い糸が似合う。

出会いの場としては合コンなども手軽で気がおけないが
こと生涯の伴侶を見つけるにはボランティアの現場が外せない
職場に回された新人にまず片付けなどさせて見ればたちどころ。

人さまざまいろんな行く先々により取り見取りの土産物が
ひきもきらないだろうけどなんといってもすてがたいのは
ご当地の地図ということになるんだけどあの品薄感がいい。

事の左右はどちらに(04.07.20)

連休の中日に子連れ娘がやって来ると気分はもう夏休み
みたいな感じで幼い兄妹の相手をしてしまうがとりわけ
歩きはじめたばかりのミーちゃんのしぐさに見とれてしまう。

受け身どころか転びかたもしらないくらいに緩んだまま
だからだろうか妙な倒れかたをしてもまるで何もなかった
みたいに立ち上がってみえない何かに操られているみたい。

あの柔らかさを体内に残したままに様々な身体操法を
身につけられればいうことはないのだろうが人それぞれに
しかるべき型にはまらないことには大人になれないようだ。

見開きページの絵と文字をどちらにするかなんて迷うことない
せっかく見たこと聞いたことなども“右から左”に忘れてしまいがち
だからだろうか物事は“左から右”に眺めたほうが座りがいい。

あやして一緒に風呂に入れば左手で抱いているし
指さす外をせがまれ散歩に出れば右手で抱いていたり
なんてことは娘が幼かった頃とちっとも変わっていない。

一瞬の気配をつかむ四感をたぎらせたビートたけしの座頭市が
ほんとうは片目だけでも見えていたのではなかろうかなんて
勘ぐらせるような出来栄えだったがだとしたらそれは左右どちらか?

あやうい味(04.07.16)

新潟・福島集中豪雨による犠牲者が70〜80歳代の
お年寄りばかりでとっさに逃げられないくらいの
濁流が一気に押し寄せどうしようもなかったのだろうか。

死者12人のうち3人は1人暮らしで3人は夫婦2人で
普段から高齢者の地域連絡がうまくいっていなかったり
すると緊急時には忘れられてしまったりなんてことに。

短大前でバスを降り回数不足に終った前期授業の行き帰りに
いつも前庭に草一本生やしていない構の家を通り過ぎるけど
草むしりも怠りがちなわが家のお隣さんでなくてよかった。

ニューヨークの矢野顕子の歌とピアノのある暮らしぶりが
ますます女の魅力となってBS-hi(7/15夜)の特番に溢れてて
久しく取り出していないLPやCDからの変貌ぶりもうかがえた。

“カツオ節をふりかけて醤油味で食べるとうまいよ”だなんて
鮨盤の向こうの若旦那が云ったとおりで娘婿からもらった
チーズセットにあったモッツァレラを最高の味で食べられた。

季節を問わずとりわけ夏にうまいのが冷ややっこなんだが
時としてだらしない豆腐味よりよっぽどうまい冷ややっこもどきに
夏の泡とか白ワインのよさにも気づかされたりしている。

痛みの合間に(04.07.13)

ようやく梅雨時の酷暑も一段落した先週末は
かっての図書館の仕事仲間から思いがけない
ランチのお誘いに夫婦ともども外食づいたのか
翌日の夕方には近所の鮨盤に足を運んでいた。

球団合併にからんで話したいという選手会の会長に
“無礼な‥‥‥分をわきまえないと‥‥‥たかが選手が”
と言っているプロ野球界のドンをテレビで見かけたが
その選手をヒーローと想うファンはどうなるんだろう。

学生や部下や事務職員をはじめことある場に居合わせ
ひと言あった人たちを“たかが”の一言で一刀両断のもと
いたるところで斬って捨てた“暴言”は何様のつもりか?!

ジャカルタ空港で再会を果たした曽我さん家族に
ぐっとくる映像があったけど見えない約束に結ばれ
迎えた水入らずの食事のひとときに邪魔者はいらない。

各テレビ局が日曜20時からの番組に相乗りしながら
参院選の開票速報を流したりしているのを見るほどに
またもや歯痛がぶりかえしてそれどころではなくなったり。

定期的に回覧するみたいに訪れているサイトのページで
揃いも揃って痛む歯について書き込んでいる男達の偶然を
見かけたりしていたがまさか自分にまで及んでくるなんて。

久しぶりに外で食べたり飲んだり歓談していたのが嘘みたいで
何ともなかったのが不思議なくらいの痛みでどうなることかと
近所の歯医者に診てもらったら虫歯でも歯槽膿漏でもなさそう。

ジャズばかり聴き噛ったりしていた頃に聞き流していた
ソウル&ロックの廉価版を買い込んでも鎮痛剤にはならない。

戸惑うこだわり(04.07.09)

据膳喰うみたいにさんざん使い込みながら
どうにも好きになれず馴染めないだなんて
身勝手もほどほどにしないとバチがあたるかな。

電話もエアコンもなかった田舎屋住まいに
戻る気はないが簾戸に入れ替えた夏場の
風の通り道に猫や青大将まで涼んでいたよ。

小暑前からの真夏日の大連投を受けて立つ
季節の身体作りなんて思ってもいなかったが
身の置き方を自然のリズムに合わせ心身を整えないと。

仕事を辞めた時に捨てなかった携帯もそうだが
家にかかってくる電話にはほとんど出なくなって
購読2紙を止めたみたいなことになるのだろうか。

好き嫌いは少なく食いつないできても駄目なものは
どこまでも駄目としかいいようがないこともあって
なぜ嫌なんだろうと自問する気にもなれないくらい。

気持ちを強張らせたり身体を固まらせるのはよくない
夏風邪で身体を柔らかくして弾力を再生するように
グッタリする通過儀礼みたいな心身の不調感にも養われる。

まさかの取りこぼし(04.07.06)

まさかの展開が面白かったサッカー欧州選手権や全英オープンテニスの
TV中継も終わって夜更かしや早起きともおさらばの熟睡を
邪魔するみたいな蒸し風呂の梅雨をどうやってやり過ごそう。

高齢のおふくろが快適に過ごせるように居間を空調したり
書斎の使い古したエアコンの調子を確かめなきゃならない
というより効き過ぎ加減だがまぁ動かないよりましだったかな。

またヘマをしでかしていたというか「日本国内の大学図書館
関係個人文庫」記載データの訂正依頼メールをいただいたが
まだ所蔵館の大学名を間違えた作業ミスを見逃しているかもしれない。

データに記載ミスがあってはならない文庫の所在情報の誤りを
初期データ作成時に見逃しただけでなくデータ校正作業を
ほったらかしたまま他人任せにするなんて許されないこと。

単独作業の限界だなんて逃げる気はないのだが
対戦相手の数々の秀でた個人プレーを組織一丸で
封じ込めたギリシャ代表のサッカーがひときわ輝いた。

左肩から腕にかけての痛みもようやく薄らいだようで
先週はかかりつけの接骨院に一度も出かけなかったら
週末にT先生から電話をもらったりして治りに弾みがつきそう。

雷様も知らないよ(04.07.02)

梅雨時の定番とはいえ抜き打ちでやって来る雷雨に
パソコンやAV機器の電源を落として小一時間ばかり
やりすごしたはずなのにデジタルチューナーが駄目そうに。

リセットしたりしていじってるうちに回復したようで
たまに早起きをしてEuro2004のテレビ観戦したかったのに
ヴィンテージ・カスクのスコッチを飲んだりしたもんだから
目覚めたときには中継が終ってしまっていて二度寝にはまった。

それにしても開幕戦のポルトガル代表(1−2)ギリシャ代表の再戦が
欧州選手権の頂点をきわめる試合になるなんて雷様でも予想できないね。

今週の授業に出かけた先でもチャイムが故障していたようだけど
聞けば雷の被害で図書館その他の電気が止まって大変なことに
休講にならなくてラッキーだったが鳴るべきものがないと入り方が難しい。

その昔おふくろを自転車の後に乗っけて映画を見にいった帰り
出し抜けの稲光と雷鳴にひっくり返ったことがあったけど
ケガもしなかったがどんな映画を見たのかちっとも覚えていない。

山歩きをしていた頃に穂高で物凄い雷雨に見舞われた時は
同行者と命からがら涸沢を逃げ下ったことがあったりしたが
あとでその人が亡くなったのは車に当てられたのに雷にやられたような気がした。


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