(1) 色名データベースの設計と制作

 まず「色空間の中のある広がりをもった立体」 を扱えるようにするため、
前述のマンセル表色系を適用することとし、この色空間における単位の色立体
「色区分」 として次のように定義する。

 要は、実在の色空間をマンセル基準色票に対応させ、色相:40、明度:10、
彩度:12 に区分するもので、組合せの数は 4800 にもなるが、実在する物体色
は約三千の 「色区分」 に含まれる。
 また、各々の 「色区分」 の中心を、マンセル基準色票の表示色に一致するよう
に設定する。

 上図において
・ 等色相、等明度、等彩度の各平面で、一つの 「色区分」 は8個の 「色区分」 に
 隣接している。これらの図によって、隣接した 「色区分」 間の色差程度が判る
 だろう。
・ 三つの平面の中央に位置するのは皆同じ 「色区分」 で、色相:8.8GY〜1.2G、
 明度:6.5〜7.5、彩度:7.0〜8.9 の範囲にあり、セントラル・ノーテーション(代表中央値)
 を 10GY 7/8 として表示している。
 従って例えば、9GY 6.8/8.5 の色も、 1.1G 7.4/7.1 の色も、この同じ 「色区分」
 の範囲に含まれる。

以上のように設定した 「色区分」 の例を次図に示す。

等色相平面 (→彩度大)     等明度平面(色相:Y→G)     等彩度平面(色相:Y→G)       

明度↓小

明度↓小

彩度

 主な制作プログラムは、
JIS色彩規格に則り、分光測色より得た三刺激値(X,Y,Z) からマンセル記号
へ変換し 「色区分」 を自動設定する手順、および (H,V,C) から (X,Y,Z)へ
逆変換する手順など。
 補助的には、(X,Y,Z) から (R,G,B)へ変換、様々なスタイルで検索・表示
する手順など。

トップページへもどる
次ページ(色情報の収集・分析と活用)へ
前ページ(色情報の共有と活用)へ