バードヒヤリング
バードヒヤリングに参加して
高岡西ロータリークラブが年中行事の一つとして、視覚障害者の為に催して下さるバードヒヤリング探鳥会に参加した。
会長のお話しによると7回目の行事になるそうだが、私が参加したのは今回で4回目だろうか。協力して下さる日本野鳥の会富山支部長ともすっかりお馴染みになり、そのお人柄の忍ばれる楽しい解説を聞きながら、新緑の呉羽山 山頂でヒヤリングを楽しんだ。
何度聞いてもすぐに忘れるけれど「カラスだけはハシブトカラスは高い澄んだ声で鳴き、ハシボソカラスはにごった鳴き方をする事は憶えた」と言うと「それだけでも野鳥のことについては幼稚園を卒業して小学校位だ」とおだてて下さる。
そしてきじの卵や幼鳥を「拾った」と、届ける人があるそうだが、それは鳥にとっては誘拐された事になるので、そっとして置いて欲しいと言う事や、きじが日本の国鳥だとは初めて知った。
毎朝の散歩でよく聞こえて来るさえずりは、四十雀のものだと確認出来たのも嬉しく、爽やかな風の吹く山道をそぞろ歩きしながら胸一杯に美味しい空気をいただいた。
来年迄の宿題を貰い、是非来春も参加したいと願っている私である。
1997年5月