みかん狩り

11月の下旬に肢体部の行事に潜り込んでみかん狩りに行って来ました。朝7時に高岡を地鉄の観光バスで出発し、北陸自動車道、名神、東名と乗り継ぎ岡崎インターで降り、昼食、八丁味噌工場を見学、それから井伊直弼の菩提寺で(ごめんなさい、お寺の名前が覚えられないのです)で小堀遠州作の遠近法を使ったお庭のあるお寺を参拝した頃は、土砂降りで雨の音とうっそうとした樹木の気配を感ずるばかりでしたが、4時頃その晩の宿泊地の浜名湖畔のホテルに着きました。

 

足の不自由な人が多いので宴会は椅子席のレストランで有り、その夜、私はベッドで休みました。

 

翌日は素晴らしいお天気で、朝1番にロープウエイに乗り表日本の風と太陽を満喫し、いよいよお目当てのみかん山に到着です。親切なバスガイドさんに介助して貰い皆さんより1段高い所まで登り、日光をたっぷり浴びたみかんを存分に食べました。その美味しかったこと、皆さんには悪いけど三日日のみかんは本当に柔らかくて甘くて美味しいのですよ。それからみかんを摘む時は実を回しながら摘むのです。鋏を持ってきてバスの中でチョキチョキやっていた人が有りましたがその必要は無いのです。そのまま摘むと外側の皮までポコンととれてしまうのですよ。

 

それから帰途につき昼は竹の子料理を食べました。時節はずれなのにとても美味しく、器も全部竹を使ってありました。

 

午後6時半過ぎに高岡に着いた時冷たい雨と風が待っていました。お手数を掛けたお礼をガイドさんに述べた時「ちっとも迷惑とは思っていないのよ。卑屈にならずにどんどん出てきてね。」と言って下さったのはとても嬉しく良い旅でした。

 

大切な8ケ月分の日記を一瞬の間に無くして自棄酒をあおりたい気持でいるしっぽです。

1996年12月

 

 

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