神戸

しあわせの村

 

この度、神戸の福祉ゾーン「しあわせの村」へのふれあいの旅に参加しました。

 9月11日朝、高岡駅へ8時40分集合、そこで今回の旅行のお相手をして下さる人との組み合わせが決まり、私はOさんというH公民館にパートで勤務する私より一回りくらいお若いとてもお世話好きな人と組む事になった。市役所の福祉係り、身体障害者協会長等の挨拶を受けた後、視力部組は通常の階段を使ってサンダーバードの着くホームへ。車椅子組は駅の荷物昇降用エレベーターでホームへ。9時31分発の電車に乗った。車椅子には駅員が大勢手を貸して下さったとか。私達視力部組は別の入り口から乗車して協力をした。

 

指定の席におさまってすぐに、栗、おせんべい、クッキー等回って来て食べる方の口と喋る口の忙しかった事。金沢を過ぎるともうお昼の弁当が配られ電車は一路新大阪へ。

新大阪ではやはり荷物専用のエレベーターを二つ乗り継ぎ、バスの待つ駅の裏口に出た。そこで私はチューリップTVの女性報道部員が密着取材しているのに気付いた。

 

リフト付きの観光バスに乗り、上方漫才の様に楽しく話しをしてくれるおばはんガイドの説明を聞きながらフルーツフラワーパークに到着。Oさんの丁寧な説明を聞きながら園内を散策した。とても暑い日だったがアヒルが涼しげな水音をたてて泳ぎ、神戸牛の冷たい牛乳を飲んだりソフトクリームを楽しんだ。

 

そして今夜の宿泊地、神戸の「しあわせの村」に到着した。

ベッドの3人部屋に落ち着き夕食は会議室を利用して交流の場となった。個性ある自己紹介等しながら会食は終わり、ジャングル風呂と言われる大浴場に挑戦です。幾つもある様々なお風呂につかり今日の汗を流しました。

 

翌12日はバイキングで朝食を終え昨日の愉快なおばはんガイドの話しを聞きながら海遊館へ、実はここは私にとっては2度目の訪問でしたが今回はきめこまかな説明を受ける事が出来何度来ても楽しいな、と思いました。それから松花弁当を頂き世界一高いと言われる観覧車に乗って車椅子の人達が見ると言うサントリーアイマックスシアターへ急ぎ、私達も間に合って見る事が出来ました。特殊な眼鏡をかけて立体映像を見るのです。私は殆ど視力が無いのですが、その大きな画面から迫って来る音楽と映画が肌で感じられました。

そして交通渋滞のひどい道路を運転手の巧みな運転で無事新大阪駅に到着してサンダーバードに乗車する事が出来ました。

ボランティアの皆様にはずいぶんお世話になりましたが、皆さんとても楽しい旅でこのような企画があれば次回も是非参加したい、と言って下さったのがとても嬉しく思えました。

 

1997年 9月

 

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