ホームヘルパー

私が始めてヘルパーなるものを利用したのは、亡夫の入院後だった。当事の住まいは木造の家で、暖房には灯油のストーブを主に使っていた。エアコンもあるにはあったが古い木造の家では効率が悪いので、灯油のストーブに頼ることが多かった。当時はドラム缶で灯油を購入し、それをポリの運べる程度の容器に移してそこから各ストーブに給油をすると言うことをしていたので、ドラム缶から灯油を移すことが私には出来ず。入院を機会にヘルパーの派遣を要請した。それから何人のヘルパーと付き合うことになったろうか?多分十指に余ることだろう。それぞれに個性があり、持ち合わせる知識も多趣多様である。それらの中で、この人にはこれを頼もうかな、この人はこの方面が得意だな、などと見極めて付き合う。

今は週二回、お願いをしているが、一応一回が1時間半と言う定めにはなっているが手早い人は1時間内で終わり「短縮で記入をします。」と報告をしてくれる。

お願いしていることは、生協の申込用紙に記入をしてもらうこと、郵便物の処理、買い物の介助である。

お掃除などは頼んでいない。面白いのは買い物の介助は身体に触れるので料金が高いのだそうである。買い物の際、お釣りをそのままぞろっと渡す人、お札やコイン毎に説明しながら渡す人いろいろである。勿論私が財布の中に見分けやすいように入れているのを知っているので、分類を間違わないように一つ一つ説明しながら渡してもらえるのはあり難い。これを総てのヘルパーに私の口から言うべきか、少し迷うのである。

総じて思うのは郵便物の読み取りをしてもらう際に、あまりに漢字に対する知識が少ないと思う。ヘルパーと言っても年齢層はいろいろで20代から50代までである。近頃は大学や専門学校出身のヘルパーも多くなっているが、学歴とは関係が無いように思う。

彼女たちの力を借りながら私は一人暮らしが出来るのだから、あまり、憎まれるようなことは言わずほどほどで付き合ってゆかねばならない。

この4月から又、介護保険の内容が変わって、使いにくくなるような話を、ケアマネージャーがして行った。例えば、通院介護の際の、待ち時間が介護保険では認められなくなるそうである。予約で通院しても、必ず予約通りの時間には受診出来ない。この待ち時間を、どうこなすかが、今後の問題として、問われるだろう。

 

2005年2月

 

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