国見、2枚看板で決勝点   〜北國新聞より〜

 

▽準決勝

国見(長崎) 1−0(0−0) 富山一(富山)

得点者:大久保(国見)

【評】

初の決勝進出を狙った富山一だが後半、国見のスピードある攻撃を封じ込むことが出来なかった。

前半はよく守った。

DF加納を中心とした組織的な防御が機能し、相手エースのMF大久保の動きを抑えた。

だが後半にはいると、国見の両サイドからの揺さぶりに連係を崩された。

 

後半12分、俊足FW松橋に右サイドを抜かれ、低い弾道のセンタリングから大久保に決勝ゴールを許した。

富山一も優勝候補相手に再三、見せ場は作った。

立ち上がりから積極的に攻め上がり、MF北川を起点としたショートパスを大型FW西野につないだ。

 

前半12分ごろには、西野がスルーパスを通した決定的な先制機もあった。

しかし富山一のCKはゼロ。

得意のセットプレーから展開する場面が少なかった点が悔やまれる。

同点を狙った終盤の猛攻も、攻撃が単調になった。

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