冬に

きれいに晴れ上がった日には
凛として
惜し気もなくその美しさを
きめ細やかな真白い山肌を
見るものはすべて目を奪われる

炎を上げて燃える夕陽は
空にグラデーションを描き
冬山を染め上げてゆく
街は橙をまとい
あなた一人赤らむ

木々はそれを見上げるのに飽き
影になろうとしていた
「秋は去った
冬を 凍える闇を
この両手に」

しかし
雪はぬくもりを灯し
白い輝きを木々に贈った
「冬を称えなさい
わたしはあなたに宿り
この夜を青く照らしますから」

1999.12.28


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