夜の山道

両手を上げて黄色い線を踏み外さないように歩いた

まるで夜がなじんでくるようです

この山道の中、ぼくの足音だけが異質に聞こえる
「靴をぬごう」
虫のざわめきがぼくに振りかえる

アスファルトが固い
足から悲鳴が聞こえる
いや、その悲鳴を踏みしめる喜びにかえよう

木々が両側からぼくに覆いかぶさろうとしている
ぼくの頭上にはもう1ぽん
木々のあいだに星空の道が

何と1人きりのよるだろう

1999.09.20


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