How to nature aquarium.
(現在のシステムを例にとって・・・)

私の現在行っているシステム淡水・海水共に基本的考え方は長期管理です。
少なくとも一度セットすれば1年間以上は維持出来るようなシステム。
ネイチャーアクアリウムというとどうしても淡水をイメージすると思うのですが
僕は海水においても自然界の再現を目指せたらと考えています。
そういった意味では淡水・海水共に自然界を長期的に再現するのが
真のネイチャーアクアリウムと考えます。

5.セッティングとメンテナンス(淡水)

今までの記事をまじめに読んでくれたのであれば知識はばっちりでしょう。後はセッティングとメンテナンスだけです。セッティングは実際どういう風に作っていけばネイチャーアクアリウムが実現するのかを解説してみます。またメンテナンスでは藻の対策を含めた日常のメンテナンスについてふれてみます。

1.セッティング
セッティングというよりかはレイアウトの方法ということでしょうか?基本的には自分がしたい様にすれば良いと思います。が一応基礎?がありますのでそれを簡単に紹介してみます。

・低床(砂)は水槽全面の方が低い状態にする。
これはレイアウトに立体感を持たせるためです。少し極端過ぎるぐらいにしても良いぐらいです。低床の高さは水槽の大きさや目指す水景によって変わってきますが、だいたい全面側が5cm以上で背面側が7cm以上が良いでしょう。

・あらかじめ頭の中で完成図をイメージする。
これは水草が生長した段階での完成図をイメージしてください。また木や石を使う時は組み合わせをあれこれ試して、完成させることが重要です。当然植えた直後は完成図とは違った水景になっていますが気にしないでください。よって各々の水草の生長スピードや成長したときの大きさを知ることはすごく重量です。初めは上手い人の水景を真似てみるのが良いと思います。それでこの完成した水景にもってきくためにはどうしたら良いかを考えてみましょう。

水景には凹型・凸型・三角形型や全面が低く背面が高い形等が考えられます。これらを組み合わせて考えてみましょう。基本は立体的に見せる為に変化にとんだ完成図をイメージしてみましょう。
また木や石を置くのも基本的な考え方がありますが、これはうまくなったら勉強してみると良いと思います。簡単に言うと和を取り入れた考え方です。日本庭園の考え方に近い物があるみたいです。

さっ、イメージができれば、必要な石や木と水草を買ってきてセッティングです。

・水を半分ぐらい入れてから植栽しましょう。
これは単純に水草を植栽するのがやりやすいからです。あっ、基本的にはピンセットを使いましょう。ピンセットで水草の根本を軽く摘んで砂に植え込みます。

・大きな水草から植栽しましょう。
一般的に大きな水草は奥に植えることが多いと思います。理由は大きい(高さがある)水草を置くに植えた方が全体的な立体感が高まるからです。よって大きな水草は基本的には先に植えていきましょう。また奥に植える植物も先に植えていきましょう。

これで水草のレイアウトは終了したわけですが、肝心の熱帯魚がまだ入っていません。
すぐに魚を入れて泳がしたところですが、ぐっと我慢です。
だいたい、2週間ぐらいは水だけを循環させてやりましょう。(あっ、光とCO2添加は行って下さい)理由は水が安定していないからです。生物的濾過も機能していません。
2週間たったら、水景にあった魚を入れてやりましょう。

2.メンテナンス
これが最後になりますが一番重要かもしれません。数項目あるので箇条書きしてみます。

・魚の餌やり
初めの内は魚が餌を食べる様子をみたくて沢山あげがちですが、あまりあげすぎないで下さい。水質が悪くなるからです。目安はすぐに魚が食べ尽くす量です。これを一日一回で十分です。本等には2〜3回と書いてある物もありますが、一回で十分と思います。特に小型の魚は・・・。

・水換え
生物的濾過・化学的濾過を用いても汚れは貯まってきます。そこで定期的な水換えが重要です。だいたい1週間に一回、1/3〜1/2の換水で良いです。あっ、その時に水槽内の水温と同じ水を入れることと、塩素・重金属等を取り除くことを忘れずに・・・。お勧めはADAのブライティーkです。これは優秀で塩素抜きと同時にカリウムの添加を行えます。本来は水道水を一日エアレーションした水が一番良いのですが、めんどくさいので添加材で中和しています。

・藻対策
どうしても初めは藻が発生します。藻が増える原因は以下のとうりです。
  
1.魚の数が多いか、餌のあげすぎ。
  2.植物の栄養素の添加量が多い。
  3.光が強いか照明時間が長い。
  4.CO2の添加量が多い。
上記原因は全部、バランス異常です。経験と共にわかってきますが、初めは上記原因を考えてみて下さい。

水槽セット初期に発生しやすい藻は褐色の珪藻がほとんどでしょう。綿状・膜状ですが早期対処してやれば問題にはなりません。水換え時に一緒にからめ取るのが一番。あとメンテナンスフィッシュの投入。初期にはオトシンクルスが良いと思います。有名なヤマトヌマエビも効果的ですが生物的濾過が出来上がっていない初期には投入しても死んでしまうことがあります。それは亜硝酸濃度が高かったからでしょう。

生物的濾過が機能し始めると珪藻は消えていきます。この藻が消えたらとりあえず第一段階はクリアと思って下さい。でも油断は出来ません。ついで発生してくるのがアオミドロなどの緑藻です。これも水換え時にからめ取るのとヤマトヌマエビをいれてください。60cm水槽で20〜30匹・90cm水槽で80匹程度入れると効果的です。

ついで発生してくるのが、ガラス面に斑点状に付着している緑藻や長期管理していると水の流れの強い所を中心に増えてくるひげ状の黒い藻が発生してきます。でもこれらはある程度はしょうがないです。特に長期管理しているとどうしても発生してきます。緑藻は照明を2-3日間オフにしてCO2添加もやめると収まることもあります。それでもひどい場合、特に水が臭う様な時は濾過層の掃除をするのも手です。

ちなみに僕は90cm水槽に外部フィルターを2機セットしているので、ひげ状の藻以外はほとんど発生してきません。コツは餌をやりすぎないことです。水草の液体栄養素は絶対に添加しない。水換えは定期的にする。あと、困ったからといって藻類の除去薬を入れては絶対だめです。水草の調子が悪くなりよけい水槽内のバランスを崩してしまいます。

・油膜対策
原因は生物的濾過がうまく機能していないことです。僕はADAのリリーパイプというものを使って水面を常に攪拌するようにしていますが、これはあくまでも対処療法であって原因療法ではないですので、油膜が発生したら濾過材のメンテナンスをすることが重要です。

・濾過材のメンテナンス
3〜6ヶ月に一回メンテナンスしてください。基本は水槽内の水で軽く洗って下さい。けっして水道水で洗ってはダメです。せっかく育った微生物を殺すことになります。後、理想は水換え時と一緒には行わない。濾過材の半分だけをメンテナンスする。理由は急激な変化をさけるためです。でも僕は水換え時に捨てる水を利用してメンテナンスしていますが、問題はないです。ようはやり方次第ではないでしょう?

・水草のメンテナンス(トリミング)
特に有茎草(茎がある水草)は成長も早く、メンテナンスが必要です。トリミング方法は簡単。ハサミで切るだけです。コツは水景に立体感を持たす為に全面はやや短くカット、背面に行くほど長めにカットすることです。また有茎草はトリミングした水草も植えれば、また育ちます。場合によっては利用すると良いでしょう。でもカットした切り口付近からは2〜3本の茎が成長してくることも多いので植えすぎるのも問題ですが・・・。

肝心なことは水草の維持は植え替えを行わないのが基本ということです。植え替える時の理由は下記のとおりです。
1.有茎燥の茎が老朽化し元気がなくなってきた時。
2.藻にひどくやられた時。
3.レイアウトの変更時。

以上で基本的な話は終わりになります。
後は失敗と成功の経験を積むことです。あれこれ考えてる時間もまた楽しいものです。
このネイチャーアクアリウムで家の雰囲気を換えてみるのも良いですよ。
こんな最高のインテリアはないと思っています。是非挑戦してみてくださいね。
ではでは・・・。