台湾周遊の旅('16.04.30〜05.04)

行天宮の大理石でできた龍刻柱 ゴールデンウイークを使って台湾旅行をしてきた。
昨年、奥さんが膠原病を罹い体力的にも不安があったが、時差が少ない台湾なら、と思い出かけてみた。
富山からの台湾直行便を使って、片道3時間余り。台北桃園空港では現地ガイドが出迎えてくれた。
ガイドは私より一回り年長だが、親切なガイドさんで最後まで家内を気遣ってもらい感謝感謝。
まずは、三国志の関羽を祀る「行天宮」を見学してからホテルに落ち着く。

龍虎塔












2日目は、台湾新幹線で高雄に向かった。2時間の移動。
高雄は世界有数の港湾都市であり、戦前は日本海軍の基地もあった所だとか。
高雄のシンボルと言われている蓮池公園の「龍虎塔」に行き、龍の口から入り虎の口から出て、悪行の帳消しを図ってきた(笑)
フェリーで旗津に渡り台湾海料理を賞味、なかなかおいしい。

ブーゲンビリア 愛河ナイトクルーズの夜景

高雄の市街地は日本の手により作られた街だと言う。澄清湖は高雄の水道水供給のため、日本が造った人造湖であり、戦後には蒋介石の別荘が建てられた。
ガイドさんは高雄の近くで生まれ、米軍の空襲にもあったそうで、平和の尊さと、戦前の日本の様々な街づくりの功績についても説明を受けた。

三仙台 寿山公園は、戦前高雄神社があったところだが、高雄港が一望できる景勝地である。
夕食後、愛河リバークルーズ。台湾のセーヌ川ともいわれているとか。確かに夜景が美しい。
六合二路夜市を散策し、ステンドグラスが美しい「美麗島駅」を見学。

3日目は列車で台東へ。台東から海岸線が美しい「花東海岸公路」をバスで花蓮に向かう。
太平洋黒潮を右に見て、途中、海に三人の仙人がいるように見える「三仙台」や海蝕洞窟「八仙洞」を見る。
さらに、中国人に今人気があるという北回帰線を跨いでくる。
花蓮に到着してからは、大理石工場の見学と、宝石等のショッピングに案内されたが、興味なし。
奥さんもガマン、ガマン(笑)
夜はアミ族の舞踏鑑賞だが、アミ族はなかなかの美男美女に思えた。ショウだからかな?

太魯閣峡谷入り口にて 太魯閣峡谷:狭いところは幅15mとか

鼎秦豊でスアー仲間と 4日目は、太魯閣峡谷へ。大理石の断崖絶壁が圧巻だ。午後は霧が発生しやすいので、観光は午前中にするのが良いそうである。
落石の危険もあり、見学中はヘルメット着用が義務付けられている。
断崖のあちこちに山燕の巣穴が見られる。ツバメの巣は中国の最高級料理の一つ。現地アミ族の大きな収入源だ。
花蓮駅から、特急「自強号」で台北へ。

昼食は、「鼎秦豊」本店で小籠包をいただく。本店は大人気で、ガイドも最高1時間半並んだことがあるとのことだ。

台湾では「故宮博物院」に行かなければ意味がない。時間は限られていたが、ガイドの誘導と博識ある解説でとても勉強になりよかった。
近くの日本人も我々のガイドの説明に聞き入っているほど。
残念ながら、有名な「翠玉白菜」は故宮南院に移動展示されていたので、見ることができなかった。
本来は、故宮博物館の建物まで結構登らなければならないが、ガイドさんの交渉のおかげで、特別に玄関口へ横付けさせてもらう。

九分

夕刻には「九分(人偏に分)」を散策。本来なら下の駐車場から階段を昇っていくのだが、ガイドさんの配慮で上の方で降ろしてもらい、階段を下りる形で散策した。
九分も日本が開発した金山とのこと。特に「千と千尋の神隠し」の原画モデルともいわれる付近は、日本人で身動きが取れないくらい。

翌朝は4時起床で空港に向かい、出国ゲートでガイドさんと別れ帰途に就いた。 今回の旅は、ガイドさんに恵まれ大変助かった。ガイドさんありがとう。