東京観光('14.5.2〜5.3)

新しくなった東京駅

久々のお上りさん。
家内を伴い、連休を利用して東京へ遊びに行ってきた。
朝一の東京便で上京し、東京駅には9時半ごろに到着。
さわやかな朝である。
お上りさんといえば「はとバス観光」。
10時過ぎの「皇居・浅草とスカイツリーコース」で、夕方までバス観光することに。

まずは、「東京だよ。おっかさん」とばかり、奥さんを皇居二重橋へ。
ガイドの説明で私も初めて知ったことだが、二重橋とは前面のめがね橋ではなく、その奥にある橋が二重橋だそうである。
今の橋に架け替えられる以前は、橋脚間が長いことから二重に橋をかけてあったとのこと。
たまにはガイドの話も聞いてみるものだ。
キッテビルからの東京駅 皇居方面をバックに ステーションホテル前で

皇居前広場では、皇宮警察の騎馬隊の訓練にも出会った。
楠正成の銅像も今回初めて目にした。幕末維新時代の尊王思想から、皇居外苑に設置されたのだろう。
東京で学生時代を過ごしたといっても、行ったことのないところは実に多い。
というよりも、貧乏学生にとっては限られた範囲内しか行動できなかったということだ。

騎馬隊の訓練 二重橋前で 皇居外苑の楠正成像

スカイツリーが今回のはとバス観光の目玉だ。
世界一高い634mの電波塔だが、一般に登ることができるのは、350mの展望デッキと450mの展望回廊まで。
はとバスの団体行動では、混み合っていると展望回廊まで行けないかもしれないと言われていたが、連休中日の平日のおかげで展望回廊まで登ることができた。
スカイツリーのエレベータ「夏」

450mはさすがに高い。山頂から下界を眺めるのと違い、ほぼ真上から下界を見るのは、まさに箱庭を眺めているようだ。
記念写真ポイントである「ソラカラポイント」では、若いカップルに交じって、気恥ずかしさを乗り越えて家内と二人、記念写真を撮ってもらった。
上りは団体用で冬をイメージしたエレベータであったが、下りのエレベーターは夏の花火をイメージしたもので、内装がすばらしかった。
夏の東京、隅田川の花火が、江戸切子のガラスカットをはめ込んで表現されている。

隅田川 スカイツリーにて 車窓からの全景

次に訪れた浅草には、これまでも何度か来たが、「浅草花やしき」の存在を初めて知った。日本最古の遊園地だそうである。
次回浅草に来た折には、ぜひ入場してみようと思う。
仲見世通りは、外国の観光客であふれかえっている。台湾や東南アジアの人々が増えたようだ。

5時に東京駅で解散し、銀座のホテルに落ち着く。
夕食は、今年でちょうど開業80周年になる、「ビアホールライオン銀座7丁目店」で。
6時過ぎだというのにほとんど満席であった。
何種類かのビールを空け、出来上がってきた頃、5階の「音楽ビアプラザライオン」から5〜6人の女性スタッフが来場。
アルプス民謡などの生コーラスを聴くことができ、家内ともどもごきげんです。
ホテルまで、夜の銀座をぶらぶら散策して戻りました。

浅草寺とスカイツリー 浅草寺の伝法院通りにて 伝法院通りとスカイツリー

浅草寺とスカイツリー 銀座ライオン 店先でほろ酔いの二人

5月3日(土)
靖国神社にて 荷物をホテルに預け、「東京フリーきっぷ」で今日は動くことに。
まずは地下鉄に乗って靖国神社へ。近隣諸国が何かと騒ぎ立てる神社だが、私は素直に国の平和を祈るだけ。
隣の遊就館はあまりお勧めできないが、展示物を見ているだけで戦争の悲惨さが感じられる。

明治神宮は都会のオアシスだ。
お上りさんにとっても、必見の観光スポット。
国民から慕われた明治天皇と昭憲皇后を祀るために、大正時代に創建された。
鬱蒼とした森を歩いていると、この森がわずか100年程前に人工的に作られたものとは思えない。
我々田舎には只々自然が多いといった感じだが、都心の人工的緑地は、計画的に構想を練って作られているので、本当に美しく素晴らしいものがある。
世界中からお客さんを迎えるにふさわしい街づくりがされている。

まだ5月上旬だというのに、初夏のような暑い一日となった。
アイスクリームがおいしい。半袖に着替えて出かけてきたのが正解であった。
靖国神社拝殿前 明治神宮参道 東京ミッドタウン

六本木ミッドタウンに来たが、奥さんの受けは今一であった。ぼちぼち歩き疲れてきた。
昼食を築地市場ででもと思いまた移動するものの、長蛇の列を見てあきらめてしまう。
結果的には、それでも並んでいたほうがよかったようだ。
どんどん冷たい空気が二人の間に溜まっていった。
ホテルに預けた荷物を持って空港に向かい、最終便で帰る。
夜の9時過ぎに自宅に戻り、ビールを飲んでバタンキュウの二人でした。