沖縄・石垣島の旅('13.10.31〜11.3)

トンネルのシーサ 毎年恒例の集まりが、初めて沖縄県那覇市で開催されることになった。
沖縄本島は以前に行ったので、石垣島を組み入れた旅を企画した。

今年は台風の当たり年であり、旅行期間中は南方にずれてくれたものの、台風の影響で曇時々雨だったが、概ね天候に恵まれた旅であった。

初日は、富山から羽田経由で石垣島空港に降り立ったのが午後3時頃。
米山焼工房にて 石垣島は、今年の4月に新空港が開港し、羽田などからの直行便も大幅に増えたらしい。
宿に入る前に、川平湾など島内半周のタクシー観光を3時間お願いした。
石垣島唯一のトンネルを抜けると、シーサの大きな姿がトンネルの出口に描かれていた。
米原のヤエヤマヤシ群落、カラフルなシーサで今人気の米原焼工房に寄り、石垣島で最も美しいと言われる川平湾でグラスボートに乗る。 川平湾グラスボート

エメラルド色のサンゴ礁の海が売りだが、生憎にも雨が降り出してきた。
天候がよければ美しい海原と熱帯魚や珊瑚が一段と引き立ったであろうと思うと少し残念であった。
石垣島の伝統手織、八重山上布みんさ模様のみね屋工房に寄る。五四模様には「いつの世までも末永く」といった意味があるそうだ。

舟蔵の里玄関先で 夕食は予約してあった舟蔵の里で郷土料理を味わいながら、沖縄舞踊を楽しませていただいた。
ホテルに落ち着いたのは8時過ぎである。

マングローブの密林 2日目は、西表島、由布島、竹富島の3島めぐりに出かけた。
石垣港からの船に乗り込むと、なんと那覇で会う予定の一人O君と奥さんに出会い久々の再会を喜ぶ。
我々の乗った船は、すごいスピードで他の船を追い抜いて行く。40分で西表島大原港(仲間港)に着く。
サキシマスオウノキ 川舟に乗り換えて、仲間川を遡るマングローブクルーズを経て、水牛車で由布島に渡る。
由布島との間は30〜40センチ程度の水深しかない。よく訓練された水牛車は、御者の指示通りにゆっくりと運んでくれる。サンシンの音に水牛車に揺られての、のんびりした一時に南国を実感する。
イリオモテヤマネコは、夜行性のため日中出会うことはない。だが、夜間に車にはねられることが多いそうだ。
大原港に戻り、竹富島に渡る。竹富島でも、水牛車での島内観光。
ここの水牛車は四輪であった。竹富島の伝建群保存地区の石積みの狭い通りを上手に通り抜けてゆく。
由布島の水牛車 竹富島の水牛車 竹富島の伝建群
夕方、石垣港に戻り街中を散策し、市役所横の歓楽街の居酒屋で夕食を済ませた。

守礼門 3日目は、早朝7時にホテルを出て、9時過ぎには那覇空港に着いた。
ゆいレールの一日乗車券を購入して、今夜の例会までの今日一日は那覇市内観光である。
ホテルに荷物を預け、まずは首里城に向かった。ゆいレールの首里城駅から首里城前まではかなり距離があるのでバスに一駅分乗る。
首里城城壁 首里城正殿 首里城の広福門をくぐった広場ではちょうど沖縄舞踊が公演されていた。
琉球王国500年の歴史ある首里城は、沖縄戦で灰燼に帰したが、'92年に復元され、今も復元作業が続いている。
2000年には世界遺産に登録された。
玉陵 歴代王族の陵墓である玉陵(たまうどん)を見学。
歩き疲れたので、タクシーで免税店のDFGまで送ってもらった。特段買うものもなかったが、旅行会社から2千円分のサービス券を貰っていたので、酒を購入。
ゆいレールで国際通りに向かい、家内のなじみの店に寄る。私もさすがに疲れてきたが、まだまだ見どころ満載だ。
牧志公設市場、壺屋焼物博物館なども見学してホテルに戻った。

毎年のフロアー会と違い、今回は5年ぶりの同窓会で、25人の会員が参加した。
現役市長ほか数名が現役だが、大半は第一線を退いている。

識名園 4日目は、富山まで帰るだけなので、それまでの間、有効に過ごせるように6時間の観光タクシーをお願いした。
識名園にまず行ってもらったが、琉球王室最大の別邸で中国の冊封使の接待などをした場所である。
文化の日ということで入場用が無料であった。また、ちょうど琉球王族衣装での結婚式が行われていた。
後は鍾乳洞の玉泉洞がメインの沖縄ワールド、沖縄に来たら行かねばならない平和記念公園「摩文仁の丘」、そして旧海軍司令部壕を巡り、6時間後の3時半に那覇空港に到着した。
5時近くに那覇空港を発ち羽田経由で9時過ぎに帰宅した。
おきなわワールド 平和の礎 摩文仁の丘から