北九州・小倉の旅('13.06)

駅前の祇園太鼓像 旅館の番頭に就任して2ヶ月。全国のハイツ・いこいの村協議会という番頭の集まりが福岡県直方市であり、途中下車して小倉の街に寄ってみた。
下関へは'07年に旅したが、対岸の九州の玄関口、門司や小倉に旅をしたことがない。この機会にせめて小倉だけでもとの思いから小倉駅のステーションホテルに前泊を入れてもらった。

小倉駅に着いたのが午後1時頃。ホテルに荷物を預け小倉城に向かった。
駅前からアーケードを通り、常盤橋(木の橋)を渡り、「リバーウォーク北九州」という劇場やショッピングモールの入った複合ビルを抜けると、天守閣が目の前にある。
城と庭園そして松本清張記念館の3施設共通入場券を買い、順に観覧した。
細川忠興の築城だが、石垣は「野面積み」、天守閣は「唐造り」といった特徴を持つ。

小倉城天守閣 小倉城庭園 小倉城庭園は、別名「小笠原会館」とも呼ばれているそうで、細川家の後に入国した小笠原家の大名庭園と武家書院を再現したものだ。
書院からの眺めはもちろん、池を巡りながらの書院の姿も心が落ち着く。

さて、松本清張が小倉出身とは知らなかった。
昨年、伊予松山で「坂の上の雲ミュージアム」を観覧したが、松本清張記念館には、作家の書斎や書庫、応接室が再現展示されている。
書斎は創作時の格闘が感じられ、書庫の膨大な資料収集には緻密な積み重ねを思わせた。

夜は、サッカー・ワールドカップ出場をかけたオーストラリアとの一戦があり、部屋で観戦。朝は、森鴎外旧居、無法松の碑などを巡る散歩に出る。
ワールドカップ出場決定に沸いたニュースなどを読んで、直方の番頭の集会へ。