和倉温泉加賀屋−雪月花('13.7)

職場の研修旅行で加賀屋に行く。これで3回目だろうか。
今回の職場研修旅行は、日本一の加賀屋を同業者として自ら体験したいとの職員アンケートにより決定したもの。
本業に支障をきたさないよう2班に別れ、私は2班目の参加となった。

1班目の感想があまりにも芳しくなく、どんなものだろうかと心配したが、まずまずの満足感で過ごせたのではないだろうか。
1班目は余にも期待が大きすぎたようだ。また、経験から是非にと勧めておいた館内めぐりが、タイミングが悪く参加できなかったことなどもあるかもしれない。
北海道のような河北潟 2班は1班の情報から期待値を下げたのか、また館内めぐりにも数人参加できたので、少し印象が違ったのかもしれない。

館内の調度品はさすがに一流品を展示している。加賀友禅や輪島塗、九谷焼などの伝統工芸作品や日本画の大作など、文化勲章作家の作品が館内のあちこちを飾っている。
宴会場は4階のコンベンションホールの大広間を2つに区切ってはあるものの、わずか26名の団体には広すぎる。
新港大橋 同じ富山湾の魚介類や近隣の食材を使っていることや、わが社の調理師の腕も良いことから、料理にさほどの違いは感じられないが、豪華な環境と器などに違いが現れている。

私自身は、支配人就任3ヶ月余ということで、職員とゆっくり酒を酌み交わし、交流することが今回の目的だ。

今回の旅では、加賀屋の前後に、河北潟ホリ牧場、コスモアイル羽咋、和倉昭和博物館や、のとじま臨海公園水族館、七尾フィッシャマンズ・ワーフ、新湊大橋の歩道などを巡ってきた。
河北潟ホリ牧場 コスモアイル羽咋 和倉昭和博物館

のとじま水族館 神秘的なクラゲ 水中トンネル

和倉温泉加賀屋−館内は美術館('10.12.29)

和倉温泉加賀屋は、一度は行きたい温泉にノミネイトされているとか。
年末に、一年の疲れを癒しに和倉温泉に行ってきました。
雪模様の中、氷見から七尾を抜け、宿に車を乗り入れると、客待ちの仲居さんたちが傘を差し、手際よく荷物を運んでくれる。
部屋に落ち着くまもなく、仲居さんから館内めぐりツアーを勧められ、参加してみることとした。

どこのホテルや旅館でも、美術品、骨董品を多く抱えているが、それを紹介・解説してくれるような企画はめったに無い。
指定の時間にロビーに行くと、すでに数人の客が集まっていた。
湯番頭さんが、学芸員とまでは行かないが、輪島塗、九谷焼、加賀友禅などの伝統工芸品、美術の粋を集めた調度しつらいについて説明を受ける。
12階までの能登渚亭の吹き抜けには、四季の花と題した加賀友禅の大作が、9階までの能登客殿・雪月花の吹き抜けには、花の音色と題した加賀友禅の大作がそれぞれ掲げられている。
館内のあちこちに、文化勲章受章者や重要無形文化財の方々の作品が、配置されている。

加賀屋の特別階・浜離宮は雪月花の18階から20階にあり、天皇陛下を始め多くの皇族方に利用していただいているとのことである。しかし、宿泊者以外はそこの階へ行くことができない。
その宿泊者だけのためのラウンジからは、七尾湾と能登島や能登大橋、さらには天候がよければ立山連峰も一望でき、海に浮かぶ浮船御殿と銘打つだけのことがある。
今回参加した館内美術館めぐりは、その一部も案内してもらえた。加賀屋に宿泊されたら、ぜひこの館内めぐりツアーに参加されることを勧めたい。
もちろん、浜離宮に宿泊されるのならば、その必要は無いでしょうが…。但し、一部屋、夫婦二人で、15万円はするそうです。
「でも、ご家族で借りられれば、一人に換算すると、6万円ぐらいになりますから、ぜひ記念のときにはご利用ください」との湯番頭さんの言葉でした。