倉敷の旅('08.11.2〜3)
毎年恒例の集まりが今年は倉敷であった。
お昼過ぎに倉敷駅に着き、今夜の宿である倉敷アイビースクエアーに行く。チェックインにはまだ早いので荷物を預け、大原美術館に入る。
大原美術館には、本館と分館の外に、工芸館・東洋館、さらには大原美術館に深く関係した児島虎次郎記念館がある。

翌日の午前中には、美観地区をガイドが案内してくれることになっているが、大原美術館をじっくり鑑賞するには時間がないというので、事前に観ておくことにした。
アイビースクエアーの窓と換気扇 アイビースクエアーの中庭 美観地区中心の倉敷川

大原美術館は、倉敷の事業家で日本美術のコレクターでもあった「大原孫三郎」が、画家「児島虎次郎」を記念して昭和初期に設立した私立美術館だそうである。児島を介してゴーギャンやマチスなど西洋美術の代表作家の作品を精選して持ち込んでいる。教科書などでよく見慣れた絵画も多数あって、本物の大作を間近に見ることができて楽しめた。
大原家住宅の門構え・有燐荘
明治時代に、よくもこれだけ収集したものだ。大原家の財力とともに、西洋技術とともに文化の導入にも力を注いだ先人たちに敬意を表するだけである。

私自身、倉敷は初めてだったので、ここが江戸時代天領地であったことをはじめて知った。その代官所跡地に紡績工場が造られ、そのレンガ造りの工場跡を生かして整備されたのがアイビースクエアーである。

アイビ―というのは、「蔦」のことであり、レンガの壁に蔦が絡まりついている。その葉は、夏場は建物を冷やす役割を果たしているとのことだ。
三角屋根の工場棟が見事に宿泊等に改造されている。中庭は、織機が設置されていた土台石をまだら模様に配置され、蔦の絡まるレンガ壁に囲まれた大空間がすごく印象的である。
美観地区は、倉敷川を中心にした蔵屋敷群が保存されたところである。伝統建築を保護し、保存整備に市民が大変努力されていることが感じられた。
倉敷民芸館 倉敷館 考古館

今回のたびは、天候にも恵まれて、翌日の午前も楽しく散策できた。
倉敷駅で、時間があったので駅北口に出てみると、チボリ公園がある。'97年に開園されたが、この12月31日で閉園されるとのこと。
リゾート地やテーマパークはバブル時代の痕跡だろうか。行政がまちづくりとして関わることは大変難しい。