立山黒部アルペンルートの旅

23年5月3日 雪の大谷
雪の大谷


大型連休に入るものの、東日本大震災の影響で自粛ムードの連休となった。いつもは大変な混雑が予測されることから避けていたのだが、今年は外国人観光客も少ないと聞いたので、約30年ぶりに5月の連休の立山に出かけることとした。

 事前にチケットを購入していたので、当日は早朝から並ぶ必要も無く直前に立山駅へ出向き8時20分発のケーブルに乗り込む。美女平駅から高原バスで一気に2,450mの室堂だ。
 前日からの黄砂の影響で、雪原が黄色く縞模様が見受けられるものの、今日は視界もよく絶好の散策日であった。雪原を散策していると汗ばむほどである。パノラマロードを下りながら、雄山から剣岳、大日岳の峰々が一望である。

左から剣岳、剣御前、別山、真砂岳、富士の折立、大汝山、雄山、浄土山

 雪の大谷は車両を交互通行にして散策路が作られている。雪の壁の一番高いところで17mの表示がある。30年前にはこんな観光ルートがあっただろうか。覚えが無い。いつから雪の大谷が観光名所になったのだろう。チラシを見ると第18回雪の大谷ウォークとなっていた。

雪壁最高地点

 ホテル立山の高級な水出しコーヒーを飲んで一休みした後、みくりが池温泉まで雪原の散策を楽しむ。雷鳥沢や一の越、浄土山中腹などには春スキーを楽しむスキーヤーが多く見える。
奥大日岳と地獄谷

 この時期は地獄谷への立入りはまだ禁止となっている。その先には大日岳、奥大日岳がたくましい姿を見せている。山頂に向かうパーティが見えていた。山小屋で昼食をとって室堂駅まで戻った。快晴とは言えないものの、雪の照り返しによる紫外線はかなりきついものがある。
 室堂から富山市街地が見えなかったので、うっすらとした雲海があるのだろうと思っていたが、1500mぐらいからぽつぽつと雨になり、立山駅に降り立った頃には止んでいたが、黄砂の雲海だったようで車は泥んこになっていた。

19年8月14日 涼を求めて高原へ

 毎日の猛暑に居たたまれず、涼を求めて高原への逃避行を図ろうと、翌朝の準備に取り掛かる。
 早朝4時半に目覚め、立山駅に車を飛ばす。駅周辺の駐車場はほぼ満車状態で、始発のケーブルカーには乗れず、6時20分の2番電車となった。
 2450mの室堂に着いたのが7時50分。やったー。最高の天気で、気持ちいい。気温15℃。やっぱり山はいい。みんな涼を求めての人だかり。考えは一緒だ。

大日岳と奥大日岳 奥大日岳と 雄山神社を背にしたかみさん

 一の越まで1時間、軽荷で、周辺の山々や花を愛でながら登る。お盆で、子供連れの家族も多い。
 一の越からは、槍ヶ岳や笠が岳などが一望だ。一汗掻いた後のビールも最高。
槍ヶ岳から笠が岳
山頂途中から見た一の越小屋

さぁ、雄山の山頂(3003m)目指して登るぞ。山頂は目の前に見えるが、ここからが急峻で、1時間はかかる。かみさんをだましだまし登らせて、山頂手前の社務所に着いたのが11時半。
雄山山頂神社に向かう拝観者の列

山頂の神社には列が繋がっている。入山者が多くて、神主さんたちにより入場制限がされている。ここまで来たらあわてることもないと、またビールを飲みながらさわやかな風に吹かれ、昼食を取る。残念ながら、関東方面には雲があり、富士山を見ることはできなかった。
気温は20℃ぐらいになっている。下界は35℃を超しているだろう。
一服したところで、拝観料を払い山頂の雄山神社でお払いを受けお神酒をいただいた。
12時半に下山を始めたが、かみさんのスローペースと登はん者との道の譲り合いで、一の越までは通常の倍の1時間余りかかった。
ここらから、かみさんのペースは、靴擦れのせいもあって一段と落ち、室堂に着いたのが3時半ごろだ。

イワキキョウとイワツメクサ みくりが池周辺のお花畑 チングルマ

ミヤマキリンソウ イワツメクサ 山頂手前の社務所

お花畑を楽しみながら、バス時間を調整していたが、バス停に行くと長蛇の列。臨時バスが用意されているもののケーブル乗り場でも待たされて立山駅に降り立ったのは5時を回っていた。
しかし、そのおかげで、下界の温度も日中よりはだいぶ下がってきている。すぐに近くの温泉場に行って一風呂浴び、帰宅の途に。やっぱり夏山は最高ー。
しかし、顔に日焼け止めを忘れたら、今は鼻から下だけが日焼けして最低ー。

平成16年10月2日 紅葉のアルペンルート
アルペンルートが紅葉していると聞き、下り坂の天候にもかかわらず7時過ぎに家を出た。30分ほどして立山駅に到着。8時10分のケーブルに乗り、標高977mの美女平に着く。
高原バスで一気に標高2450m室堂ターミナルまで駆け上がったが、あいにくの曇り空で紅葉はいまいち鮮やかさに欠けている感がした。

室堂はさすがに気温が下がっており、じっとしていると寒くなってくる。
雄山や剣岳も雲に隠れていたが、大日岳、奥大日岳は迫力ある景色である。高原バスの中からは薬師岳や鍬崎山、そして富山平野も見えていた。

今日は紅葉を楽しむため、室堂から弥陀ヶ原(1930m)までの木道をゆっくり散策することとした。
室堂ターミナルからホテル立山の裏の道を下り、暫くして地獄谷と天狗平方面との分岐点に出る。そこからはなだらかな木道が続き途中途中のベンチで、360度の展望を楽しむ。

途中から予測していた小雨が降ってきて、傘をさしながらの散歩となった。
天狗平小屋までは1時間ばかりで到着。ここから弥陀ヶ原ホテルまでは2時間半ばかりである。
高原の地塘(こちらでは「ガキの田」という)が点在する中を木道がきれいに整備されている。天狗から弥陀ヶ原までの間には、獅子が鼻岩という名所があるのだが、今回見逃してしまい、鎖場で下から眺めるだけとなった。下り切った所が一の谷であり、そこで食事をしながら暫くの時間を過ごした。

弥陀ヶ原高原ホテルに到着した頃は、雨脚も少し強くなってきた。ホテルのロビーで暫く休憩し、立山駅までのバス、ロープウエーを予約し、近くの山小屋の軒下でコーヒーを沸かしながらガスにかすんだ景色を楽しみ、のんびりとバス時間までを過ごした。

平成15年10月18日 紅葉の称名滝
まさに秋晴れということで、称名滝までドライブ。落差日本一の滝と、紅葉を楽しんできた。写真は6枚をつなぎ合わせたものです。

平成11年8月 全国の仲間と

富山市内にオープンしたばかりの全日空ホテルに、最初の客として宿泊する。翌日、富山名物のます寿司を持ち、立山の室堂まで観光バスで一気に2、500mを走り登った。
 通常は、電車で電鉄富山駅から立山駅まで行き、ケーブルカー、高原バスと乗り継いで行くのが一般的だ。立山は自然環境を守る趣旨から、車の乗り入れは禁止されている。
 その日は雨模様といった天気予報であったが、晴れ男と晴れ女が多かったので、天候の回復が期待された。しかし残念ながら途中で見えるはずの落差日本一という称名滝は、ガスがかかって見ることができない。
 ところが室堂に着く頃には、立山の山頂(雄山)がくっきりと見えてきた。
 室堂から、日本で唯一ここだけで走っているというトロリーバスで、立山トンネルを抜け大観峰に出る。立山の表から裏に抜けた瞬間だ。ロープウェイ、ケーブルと乗り継ぐと、黒四ダムだ。
 黒四ダムから毎秒10トンという観光放水が、好天に恵まれ鮮やかな虹を見せていた。
 小さな我が身を包む3,000m級の山並み、紺碧の青空、深い緑。
 俗世間を忘れさせてくれる山の魅力を一時味合わせてくれる。
 さあ、この安らぎを明日からの仕事の励みとしよう。
 そして、友とは、来年、九州での再会を約束する。