ウミウシ(後鰓類)って何?
こう さい るい

 
「ウミウシ」は後鰓類の中のあるグループをさす一般的な呼び名です。
巻貝の仲間ですが、サザエやアワビなどを前鰓類と呼ぶのに対し、
鰓が心臓よりも後ろにあるため「後鰓類」と呼ばれています。

巻貝と大きく違うのは 多くの種類が貝殻をもたないことです。
 その分
からだ全体が自由になり、いろいろな体形に変化し
体色も黄色や青、赤、白、緑、ピンクなど目立つようになったのです。

大きさは数mmから20〜30cmまで種類によってさまざま。
海藻の上を這いまわり藻を主に食べるもの
から 小動物を食べるものなどいろいろです。
 すむ所も波打ち際から水深100m以上にも及びます。

英語でSea slug(海のナメクジ)と呼ばれ、世界中の海で3,000種くらいが知られ、
日本近海では500種以上が確認されています。

富山湾を中心にした中部日本海の沿岸で確認された211種類のウミウシを紹介します。

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