このサイトで紹介している後鰓類は、1950年以来当会の会員により中部日本海沿岸で記録されたものです。そしてその多くが故馬場菊太郎博士の同定に基づいています。
 近年ウミウシを見る人が増え、いろいろな情報が提供されるなか、自然界の生き物の多様性や変異には目を見張るばかりで、過去の事例に当てはまらないものも沢山あります。
 動植物の名前は、ヒトが一定のルールで分類しつけているにすぎず、ウミウシもその例外ではありません。しかしその分類という限りのない仕事に割かれている膨大な時間と労力を忘れることはできません。馬場博士のご指導を得て50余年後鰓類と付き合ってきた当会のメンバーはその千分の一でもお伝えしたいとの思いでこのサイトを開設しています。
 なお、進展する分類手法による学名表記に関する全ての情報を得ることは容易ではありません。このサイトの記述についてのご疑問や情報は是非事務局あてe-mailにてお寄せ下さい。またご意見、ご感想もお待ちしています。
◆ 編 集 後 記 / 謝 辞 に か え て
 後鰓類研究50年を機にこれまでの蓄積資料および記録を集大成し、「ウミウシ写真集」を出版するのが長年の夢でありました。おりしもパソコンの普及は驚くほど早く、それらの資料を整理して行く途上でのデジタル化は避けて通れませんでした。
 手作りがモットーの当会の発信手法を踏襲するなか、構想から4年の歳月を経てようやくCD−ROMの形でまとめることができました。
 CD図鑑『日本海のウミウシ』を刊行することができましたのは、故馬場菊太郎博士(大阪教育大学名誉教授)の永年にわたる専門的な立場からのご指導そして励まし、高岡生物研究会会員各位の大きなご支援の賜物です。また、濱谷巌先生(元・大阪教育大学付属高校教諭)、故臼杵格博士(元・新潟大学教授)にも多大なるご指導とご協力をいただきました。【CD-ROMより抜粋】
このサイトの画像については、故馬場菊太郎博士、故臼杵格博士をはじめ、高山茂樹氏(魚津水族館学芸員)、那須田樹氏(のとじま臨海公園水族館技師)、福島広行氏、東出 幸真氏(元 のと海洋ふれあいセンター技師)、福世義徳氏、福井県海浜自然センター、越前松島水族館、東海大学海洋科学博物館から提供や協力をいただきました。心より感謝の意を表します。
解説・写真・編集スタッフ(50音順)
  泉  治夫Haruo Izumi; 内島 宏和Hirokazu Uchijima; 岡田 巖Iwao Okada
 
金子 栄子Eiko Kaneko; 瀬川 哲示Tetsushi Segawa; 高橋 征五郎Seigoro Takahashi
 
長尾 晏昌Yasumasa Nagao; 林  茂:Shigeru Hayashi(サイト管理

                  画像協力スタッフ
 
大田 希生Mareo Ohta; 萩原 久:Hisashi Hagiwara; 天野 厚助Kohsuke Amano;
  高橋 繁応Shigeo Takahashi
制作・著作 : 高 岡 生 物 研 究 会
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