ヒメニュウトウタテジマウミウシ Armina comta (Bergh, 1880) | |
タジマウミウシ類は砂中潜行性があるので目につきにくい。体長は30〜50mmくらいで比較的小形。本種の特徴は和名が示すとおり頭部前方の頭幕上に10数個の乳頭状突起をもつこと。近似種のニュウトウタテジマウミウシは大形で、頭幕上の乳頭状突起は50個以上あることや体側にある側板の数で区別できる。和名は1957年馬場先生によってヒメタテジマウミウシと付されたが、1992年濱谷先生が日本海岸動物図鑑(保育社)の中で改称された。日本での観察記録は極めて少ない。 | |
▲採集データ:Uozu, Toyama Bay. June. 8. 1977. Alive 50mm length. | |
|
|