今年の冬は、やたらと雷が多いように思う。こちらでは、冬の雷は(ブリ起こし)と言われ、特に漁業関係者に喜ばれている。
実際に、雷の続いた後でブリが多く揚がるから、雷とブリは何か関連があるに違いない。
ブリが多く揚がっても、慢性金欠症の我が家族には、そう易々と口には入る物ではないからシャクだ。
ブリよりも、フクラギの方が美味しいなどとうそぶくのが関の山である。
北陸地方は夏だけでなく、冬も雷の多いのが特徴と言える。上空に寒気が入った場合や寒冷前線の通過に伴い、発生することが多いと言う。
先日、近くの町で落雷による家電製品への被害が相次いで起きた。
買ったばかりのテレビなどが使えなくなったとか。
雷が電線などを伝わって配電盤や家電製品がショートし、発火するケースもあるというから(雷さま)は恐い。
雷注意報が出た場合は、家電製品の電源コードをコンセントから抜くなどの自衛手段を取る必要があるのだが、実際に、どの位の人が、そのような行動を起こしているかは甚だ疑問だ。
かくいう私も、ほとんど、コンセントなどを抜いたことがない。(自分の家は大丈夫だ)とか、(今日は大丈夫だ)などと、こんな時に限り、都合の良い楽観主義である。