とりあえず準備に異様に時間がかかった(笑)。 今回は解放戦線での参加なので、いつものよ〜に米軍で出るより遙かに荷物は少ない。 ハズなのに去年の岡山より荷物が多い不思議(^_^)ゞ。 折りたたみベッドを持っていったせいであろうが、全く、ゼイタクは敵だ。 なにせ今回も同乗させていただいたポチ11氏には大感謝である。 ・ 現地入り 道中事故も渋滞も無く、スム〜ズに本栖湖に到着。 だが、パンフを忘れた為、入り口が分からない(笑)。 赤い看板のあるメインゲートを入っても、クラブハウス?や普通の乗用車(笑)しか無い。 金曜日からイベントをやってるハズなので軍用テントや車輌がないのはおかしい(笑)。 前日入りのポマード氏に早朝強襲直電にて入り口を教えていただき、事なきを得る。 ゲートには早朝4時台にも係わらず煌々と明かりが灯る。 スタッフの方々は寝ずの番をしておられるとの事で、本当に頭が下がります。 とりあえず朝イチのショップ巡りまで一眠りすることに。 この日のために会社の工場Yさんから仕入れたシュラフでイモムシに変身。 とうっ。 ![]() ・ ショップ巡り 金曜日の大雨(すごかったらしい)で心配されていた天候も、イベントの成功を願う皆様方の気持ちが天に通じて なんとか持ち直してきたのであろうか、土曜日は1日中くもりも時折日が射す。 地面は濡れて水たまりが出来、コンディションは良くなかったが、このままならイベントに差し支えはないだろうと思われた。 周囲も明るくなって人が動き出し、テントも立ち始めたので、もうそろそろイイかニャ〜とイモムシから脱皮、徘徊を開始した。 今回の捜し物はHサスペンダーのロングとM18の各色。 しかし物色するも見あたらず、残念。 ・ 誤算 やはりアホカリはスゴイ。 各部隊の大型テントが林立し、大型トラック、パトカー(日本のじゃナイ)、軍用ジープが走り回り、 ベースの雰囲気をバリバリと醸し出している。 なかなか見る機会のない珍しいものや、カッコ良いものが多かったので写真撮りまくる馬鹿。 誤算だったのは、デジカメのバッテリーが思いの外早くなくなってしまった事。 建物や風景を撮りまくったお陰で肝心の人間を殆ど撮ることが出来ず、ビデオテープにバトンタッチするハメになった。 どうやら電池がメモリー効果をおこしているらしい・・・(T_T)。
・ 初ヴェトナム料理 自分はヒマだったのでウロウロと徘徊をしていたのだが、ショップエリアの中央部に、とある飲食店を発見した。 なんと、というか いかにも、というかベトナム料理のお店である。 メニューも、フォー(ベトナムうどん)や生春巻き、お粥、デザートなど多彩。 一応食料は色々と(横浜海軍ドライカレー(市販品)とか)持ってきてはいたのだが、ベトナム料理(香草は一切入ってなかったケド)を食べられるこんな機会は滅多にないので、終始このお店でを食事をとる事となる(笑)。 てゆ〜か、フォーを食べたのも初めてだったのだが、実にウマイ! 米の麺と知識では知っていたが、ホントにベタベタもしてないし、美味しい。 ダシはやや「酸っぱい」スープで、他に生肉(しゃぶしゃぶ状態)と生野菜が入っていた。 本場ではドクダミとかも入っているんだよ、と調理していた女性の方に教えて貰った。 スープも全部飲んで、ぷー、満足! これで本日のお昼ご飯終了。 もーちょっと余裕を持って昼食を食べれば(もしくは後から食べるとか)よかったのだが、 お陰で直後に始まるブリーフィングで地獄を垣間見ることになる。 ・ ブリーフィング ハイキング 1200時より共産軍のブリーフィングが始まった。 「土地に強い共産軍を目指す」というキャッチコピーで、約1時間フィールドを一回り。 聞いてはいたが、フィールドは実に広大。 アップダウンも激しく、しかも地面は溶岩と火山灰で固く、痛い。 漫画「SPRIGGAN」第1巻で、優ちゃんが「固まった溶岩で手を切るぞ」と言っていたのを思い出し、 気を付けてみる馬鹿がここにいる(大笑)。 移動が始まってしばらく経った時、妙にお腹が痛いのに気が付いた。 時間が経つごとに痛みは増し、なんか横隔膜が破れるように痛い! でもここで皆さんとはぐれたらキャンプへも帰れないので(笑)死ぬ気で後を追いかける。 元気だったら率先してケモノ道の案内にも付いていったろうに!なんか悔しいニャあ。 多分幽鬼のように青い顔をしつつ歩いていたに違いない。 結局、フィールド説明はおろか、復活方法などの基本ルールすら理解できぬまま帰路につくのであった(涙)。 そして寝床のターフの所に戻り、水分補給にビールを1本。 するとアラ不思議。痛みはスグに収まりました。これで夜のイベントもOKだ!(笑) ・ BGM 夕方、まだ明るい内から慰安(笑)のバンドの方々がリハーサルをしている。 軍用テントエリアに流れる音楽。 兵士の運転するジープには、バンドのお姉さんがたが3人ほど乗って「キャー!」とか言いながら走り抜け、 機銃に弾薬箱を取り付けるトラックの横を、菅笠かぶった農民がバイクで走り抜ける。 兵士達は談笑しながら道を横切り、傍らでは工兵が黙々と土嚢袋を作る・・・。 あ〜ホンマのベースってこんなカンジなんだろうな〜と思ってみる。
・ 夜 いよいよ闇は深くなり、「夜」の時間が始まる。 さすがの山岳地帯で一気に雲のような霧が起こるほど湿気が多い。 だが霧の加減が撮影には良い特殊効果だ。 ステージではバンドのお姉さん方が唄い、文句ナシに盛り上がる。 興奮して暴れる兵士達(笑)。ステージをガードするMP達(^_^)。 「今年のMPは人数多いしキビシィ!!」とポマード氏。 そう言われるMP達は、その役柄通りニコリともせす任務を完遂、さすがである。
その後、南ベのテントで三島軍曹に握手していただけて、正に恐悦至極。 呼んで下さった ろど氏に大感謝の次第である。 ただ今回も、イベントの時の呑みはホドホドにしておいた方がよかったと激しく後悔(-_-)。 (お会いしたことあるのに初めましてとか言ってみたりしてる酔っぱらい馬鹿(涙))
・ 予約済み 今回は折りたたみベッドで寝た為、非常に快適に寝ることが出来た。 全く、ゼイタクは敵だ(笑)。 本番当日は、予想以上の快晴。ご来光が拝めます。 顔洗って歯ぁ磨いて、いよいよ取り付けます今回のメインネタ「三つ編みおさげ」! 自分的な目標は「フルメタルジャケット」の「殺さない(意味深)スナイパー」の彼女だったのだが、 フィギュアの「リン同志(linh)」でもOKだったなと思ってみる(笑)。 「いるいるベトコンにこんな奴(笑)」と言われて、ヨシつかみはOK!(大笑)。 この付け髪を付けるためだけに、暑っつい中4ヶ月間、髪を伸ばしてきた甲斐がありました(^_^)。 とりあえず一通り準備をして、前日から行きつけのお店にお粥を食べに行く。 朝食に、昨日売り切れて食べ損ねた海鮮お粥(ピータン付)を注文。 外で食べているという気分的な事もあるのだろうが、これまたオーぃシー!!(スマスマ調で)。 チャーリーさんでお土産用のインスタント・ヌードル(ベトナム牛うどん)も買って、戦闘準備完了。 ・ トラックに乗って出陣 場内に共産軍集合の放送が流れ、昨日ライブのあった周辺に集合。 以外にブラックパジャマは少ないなと思いつつ、搬送トラックを待つ。 今回は自分初めての個人参加で、一人 途中何回か写真を撮っていただいたので、内股にするなど極力女らしいカッコを心掛けてみるテスト(笑)。 お馬鹿もオバカ。正に KING OF 馬鹿である。 すると「富山の方ですよね?」とのお声。誰やアタシの正体を知っているのは?!(爆)。 お声の主は石川の I 氏。 今回参加していると聞いていたのだが、一人の時ほど知り合いに会えるとエライ嬉しく、心強いものだ(^_^)。 そーしているうち第1便を乗せていったトラックが帰ってきた。 2便のトラックに乗り込むも、ここで既に「おさげ」効果爆発。 乗るときに手伝って頂いたり、エラく女の子扱いして頂けて、こーゆー経験がないもんだから コソバユクて仕方ない(大笑)。 普段のカッコなら絶対にナイ状況だ(小僧にしか見えないから(爆))。 嗚呼三つ編みおさげ万歳(大笑)! かくして第2便トラックは出発し、ドナドナな気分で戦地へ。 ちなみに2便迄に乗れなかった人は歩きだったそうで。お疲れさまです。 そうしてようやく共産軍も集結し、部隊編成が行われる。 自分は個人参加という事で第3小隊に配属、さらに第3分隊に配属される。 分隊長以下ブラックパジャマのベトコン、北ベ正規兵(うち1人RPG装備!)での編成。 大まかな作戦の説明とルールの確認、弾薬の分配があり、いよいよ戦闘が始まろうとしていた。 ・ 戦闘開始 とりあえず初期配置場所まで移動する。結構前線である。 歩きながら一生懸命仲間の顔を覚えようとしてみるが、そんなに歩かないウチに敵部隊と遭遇、戦闘状態に入った。 むこうの丘に、走って侵攻してくる米兵が見える見える。 1、2、3・・・・・10、11、12・・・(笑)エライ人数だ。 「左のDMZにこーゆーの(ブーニーハット)を被った特殊部隊が来てるぞ」「何人?」「2人くらい見た」 ぞくぞく。 どんどん米兵が進んでくるが、見えていても絶対当たらない距離なので通路の真ん中で踊る(挑発する)。 ニヤリ。 ポコン、ポコンと迫撃砲の音も聞こえはじめ、前線では少しずつ撃ち合いも始まっている。 『君たちは米軍によって包囲されている!無駄な抵抗は止めろ! ここには冷えたビールがある!投降すれば君たちにあげよう!女もあてがおう!!』 とまぁこういう意味合いの投降を呼びかける声が、何とベトナム語で聞こえてくるのでスゴイ。 しかも丁寧に日本語でもう1回言ってくださるのが有り難い(笑)。 花火のバカーン!という音が山に反響して本物の爆発音のように聞こえ始め、迫撃砲の音もどんどん数を増し、 共産軍もロケット花火を打ち上げ、ベトコンで特攻する人も現れる(笑)。 だが米軍の物量におされてジリジリ後退せざるを得ない。 ついに最初の補給ポイント(共産軍が復活できる所)が堕ち、そこのラインを諦めて下がった時だった。 「状況一時中止―!」という声がかかり、一時休戦となった。 理由を、撃ち合いしていた米軍に聞くも(笑)分からないとの事。 共産軍にはRTOが居ないので、状況が全然分からない。 まぁ休憩も兼ねて、作戦の練り直しが行われる。 そのうち「状況再開―!」との声。 この休憩の間に話し合われた、補給ポイント奪還に向けての「回り込み作戦」が開始された。 作戦は、全く別行動をしていた別部隊のお陰で見事成功し、本当に補給ポイントを奪還できた。 一度は敵に占拠された広場に戻ったとき、本気で感動した!!。 いやマジでッ。 ![]() ・ まるきこえ この後、奪還した補給ポイントを守るべく、最前線の林の中に潜む。 伏せている自分の目の前を、我々が入ってきた為に木から落ちたオアムシを担いでいく蟻たちが通る。 おお今夜はごちそうですね?(笑)。 すぐ向こうの林には米軍がいたのだが、ど〜やらこちらには気付いていないらしく、作戦を話している(笑)。 聞いていると第25歩兵師団らしい、なんだか一旦後退するとかなんとか話をしている。 つつぬけである。ベトコン冥利に尽きる瞬間だ。 分隊長御自ら本隊への伝令に走り(笑)指示を仰ぐ。 そーしているとまたもや状況一時中止。 MPがフィールド内に走って来て誰かを探したり、捕虜交換を要求したり(大笑)、していたのだが、 そのまま昼休憩になった。 やがて、拡声器の声が聞こえてきた。 「共産軍の皆さーん 出てきてくださーい!水は要りませんかー?!」 さっきのビール放送の新手?とか思ったり(笑)。 要は熱中症で倒れた人がいたということで、急きょ水を配給&急病人を回収することになったらしい。 ジープに乗ったMP数人がポリタンクの水を配っている。 米軍に水をもらう北ベ正規兵。しかもポリタンクには「サードマリーン」とカタカナで明記(笑)。 う〜ん、シュールだ(^_^)。 ・ やりすごし 最後の大攻勢に向けて、午後からは配置が変わった。 CPの見える丘あたりまで移動し、お互いの姿が丸見えの状態で、単発的に戦闘が起こっている。 おー、ろど氏が鉄ヘル被っているのが見えます(笑)。そうだ、手を振ってみましょう。 だから敵やっちゅーねん(大笑)。 そしてよーく見てみると、彼らは向かって左方向に展開し始めているではあーりませんか。 道を取られてしまうと圧倒的に不利なので、第3分隊は南ベ部隊をつぶしに向かう事に。 ぐるっと回った道から林に分け入りCPの側へ向かう。 狙うは南ベ部隊の背中。 すると、回り込みすぎた?(笑)のか、敵がいませーん(^_^)。あり? そうこういていると今度はヤードが私たちの居る斜面のスグ上を通っていくでわありませんか!。 作戦行動中らしく1列になって進んでいる。距離にして約5m程、顔も装備も全部見えます。 逆チャーリー・モピック、もしくは逆キャット・シット・ワン状態(笑)デス。 ススキの中にじっと伏せてやりすごし大作戦。 でもはっきり言って、ブラックパジャマや北ベの緑は超目立つので、こちらとしては何時見つかるかと もー心臓がバクバクである。 やりすごし、敵部隊が通り過ぎるのを待って、攻撃開始! ひとしきり連射して(戦果の確認はしていないが)、撤退。こちらの損失は0だった。 ああなんてベトコンらしいんだ(笑)。 その後、一旦後退したが、警戒&敵の進路を妨害する目的で再度同じ経路を同じ方向へ。 潜伏していたのだが、しばらくして敵特殊部隊らしき気配が・・・。 全周警戒も、ぱっと斜面を見上げると、ブッシュの向こうからマズルがアタシに向けられていたのが見えた。 「AI〜〜!!」 特殊部隊(どこかは分からない)に見つかって部隊は全滅。 悲鳴を上げてブッ倒れ、死んだフリをする。 死んでると、お帰りの特殊部隊の方に、「こんなあられもない姿で(笑)」と言われたので ちょっぴり恥ずかしかったりもした(大笑)。 死んでる(動くと撃たれるので(笑))最中に「ポチ11氏とポマード氏の部隊だったらいいな〜」と思い、 薄目あけて探すも、どうやら違う部隊らしい。あ〜残念。 まぁ任務中のグリーンベレーと交戦するのは至難の業だが(笑)。 ・ 花火 気が付いてみると、えらく米軍に侵攻されている。 補給ポイントも次々ツブされ、「あと1個ツブせば10個目だー」と言っているのが聞こえる(汗)。 守ろうにも次々に米軍兵士が斜面を上がってくる。 向こうの小高い山にも1小隊がいて、補給ポイントの位置を別部隊に指示している。 自分も高い所から、当たりもしないのに威嚇も含めて単発で射撃していたのだが、流れ弾に当たり、 またも「AI〜〜!!」と倒れる。 結構見晴らしのいいところだったので思いっきり演技して倒れてみた(笑)。 そーして馬鹿やって死んでる間に近くの補給ポイントはツブされ、第3分隊からもはぐれてしまい、 もードコに行けばいいか皆目分からない(焦)。 近くにいた、死んでる共産軍兵士(最早座っている(笑))に訪ねてみるも、みんな分からない。 とりあえず斜面を登ってみると、運良く分隊長(死んでる(笑))がいらっしゃって事なきを得た。 ・ 間に合わず 一番高いところにある、おそらく最後の補給ポイントで情報交換。 どうやら我々は完全に本隊から分断されているらしい、もぉ何処に行っても米兵が居る(涙)。 時間は午後2時近く、もうすぐ大攻勢が始まってしまう時間だ。 ちょうど補給ポイントの近くに秘密の抜け道(CPの裏まで出られるケモノ道(笑))があったので、そこに賭けてみることに。 だが案の定、伏兵。いかにして進むか、分隊長に続いて斜面を登っていると、とうとう鬨の声が聞こえてきた。 大攻勢が始まったのだ。 そして程なく戦闘は終了。ちょっぴり不完全燃焼の兆し(笑)。 分隊長が所持しておられた紙製手榴弾(爆発しません(笑))も不発のまま。 結局、閉会式前の集合写真撮影にも間に合わず、2002年の夏は終わった(笑)。 う〜、次こそは、突撃してやる。 がるるる。 ![]() ・ 思ひ出ぽろぽろ 閉会式も終了して、司令官や小隊長、分隊長、隊員の皆さんに御挨拶。 皆様はWWUもやっていらっしゃるとのことで、また今後が楽しみだ。 帰る際には「アホカリの思い出に、トラックに乗ってみませんか〜」というMPの呼びかけに(笑)、 ハーイと元気良く手ぇ上げて立候補した甲斐もあって(馬鹿)、念願の2tハーフトラックに乗れたのがスゴイ嬉しい。 正にアホカリの思い出となった。 ホントに今回は沢山の新しい発見と共に、いろんな可能性を見いだせたような気がした。 またもっと色んな事をやってみたいものだ。 とりあえず所属の分隊以外の方には、「おさげ」は最後まで「本物」と思われていた(笑)。 大成功である。 ・ おまけ 閉場も近くなり、撤退のため片づけをする。 日中ずっと晴れてたので、ビニールシートや寝袋が乾いて大変助かった。 荷物を積み込み、帰る準備が完了。 ポチ11氏が、ポマード氏に 「んじゃ、またの」。 手をパンッと叩き合うお二人。 かっこいい〜!!!。(@o@)。 兵士っぽーい!! スゴーイ!(←馬鹿) 動作が自然で超イイカンジ!(笑)ビデオ回しておけば良かったとマリアナ海溝より深く後悔。 これぞ「漢」と感じた次第でありました・・・(大笑)。
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