〜空飛ぶ円盤〜

 

 一般に、世界で初めてUFOを目撃したのは、ケネス・アーノルドであるとされる。彼は1947年、自家用飛行機で空の散歩を楽しんでいた折、当時では考えられないスピードで飛ぶ、9機の謎の飛行物体を目撃した。誤解している人が多いが、彼が見たUFOは、今日最もポピュラーな円盤型ではない。
 
 後日彼が、友人に話したところによると、UFOの形状は三角形型、もしくは丸みをおびたブーメラン型だった。なぜ誤解が生まれたのかというと、彼が記者に語った証言に「あの物体は、まるで皿を水切りさせたような飛び方だった」とあったからだ。
 
 “皿を水切りさせたような飛び方”とは、UFO独特のジグザグ飛行を、最もわかりやすい表現で喩えた彼の気遣いだったのだが、人々には「皿」の方が強く印象に残ったらしい。結果的に、UFO=皿型という認識が固定してしまい、「空飛ぶ円盤」という名称が一般的となった。

アーノルドのUFO
ケネス・アーノルドの証言をもとに画家が描いたスケッチ。
右上にはアーノルド自身の署名もある。

 しかし、非常に興味深いことだが、皿型UFOはケネス・アーノルドの意志とは無関係に多くの人々に目撃され続けた。これはUFOの正体は心理的なものに原因があるとか(例えばユング)、一種の集団ヒステリーだと主張する学者たちの説を裏付けることになる。
 
 しかし、今も世界中で目撃されているUFOが、全て心理的な原因で説明がつくのかといえば、それははっきり言ってあり得ない。目撃者が一人だけならそれもあり得よう。しかし、数ある事例の中には、数百・数千の人々が同時に目撃した場合がそれこそ掃いて捨てるほどあるのだ。
 
 また、軍・政府の公式資料に正式に記録された事例はどうか?レーダーに探知されたばかりか、迎撃目的で戦闘機が発進したことさえあるのだ。これでも嘘とか、幻とか、彼らは自信をもって言えるのだろうか?ここで、わたしの態度をはっきりとさせておこう。UFOは間違いなく物理的に存在する物体――それも、機体内部で高度な知的生命体が操縦するスペース・クラフトなのだ!